『名探偵コナン』中森警部の登場回は？娘・青子との関係やキッドの正体に気づいているかも解説

アニメや映画でも大人気を博し、今や国民的漫画のひとつとなっている『名探偵コナン』。 本作には個性豊かなキャラクターが多数登場しますが、この記事ではそのなかでも意外な人気を獲得する中森銀三(なかもりぎんぞう)について徹底解説！基本的なプロフィールはもちろん、彼の娘や小五郎・キッドとの関係性など、気になるポイントをしっかり紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』及び『まじっく快斗』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

警視庁刑事部捜査二課に所属する中森銀三。知能犯捜査係として怪盗キッドを追い続けている警部です。彼らの因縁は非常に深く、銀三はキッドが主人公を務める漫画『まじっく快斗』でも幾度となく対決。そのたびに敗北を喫し、煮え湯を飲まされています。 キッドに手玉に取られるシーンが多いため無能に見られがちですが、随所で鋭い推理や高い洞察力を発揮するなど優秀な一面も見せています。ただぶっきらぼうで高圧的な言動が目立つため、周囲から反感を買うことも多い人物です。

銀三には中森青子という一人娘がいます。青子は怪盗キッドの正体である黒羽快斗の幼馴染で、彼と甘酸っぱい関係性を築いている『まじっく快斗』のヒロインキャラです。 快斗と青子の仲睦まじい様子は『名探偵コナン』でも確認でき、単行本16巻に収録されている『終極』というエピソードには快斗と夫婦漫才のようなやりとりをする青子の姿が描かれていました。 また青子は新作映画「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」にも登場しており、そこでは怪我を負った銀三をしっかりと看病。中森親子の深い絆がうかがえるシーンになっていました。

名探偵コナンのメインキャラとして活躍する毛利小五郎。実は彼と銀三には数多くの共通点が存在しているんです。まずパッと見ただけでも、目元・口ヒゲ・スーツ姿など似ているポイントが多数目につきます。 さらに内面を見ても2人はぶっきらぼうで口が悪く、3枚目キャラなところもそっくり。そのうえ彼らはヒロインの父という共通点まで持っています。ここまで似ていれば気も合いそうなものですが、実は2人の仲はかなり険悪。 銀三は自分が追い続けるキッドの事件に絡んでくる小五郎を邪魔者扱いしているのです。似た者同士でありながらライバル同士。彼らのいがみ合いはこれからも続いていきそうです。

銀三は快斗の父・盗一が扮していた初代怪盗キッドの頃から彼を追い続けている生粋のライバルです。その期間はなんと18年にも渡り、銀三にとってのキッド追跡は一種の生きがいになっています。しかしながら彼は1度もキッドを逮捕できず、「へっぽこ刑事」呼ばわりされることに……。 ただ『まじっく快斗』のなかではキッドの行動を読み、銀三が犯行を防いだこともありました。捕まえるのはまだまだ先になりそうですが、彼はキッドのよきライバルとして今後も様々なシーンで活躍してくれそうです。

長年にわたり怪盗キッドを追い続けている銀三ですが、その正体にはまったく気付いていません。なんなら2代目に代替わりしたことにも気付いておらず、彼はずっと初代キッドを追っているつもりのようです。 ちなみに2代目キッドの正体である快斗は青子の幼馴染で、銀三ともしっかり面識があります。銀三は近所に住む快斗を気にかけており、自身の家に招待し夕食を振る舞ったこともありました。もし正体がばれてしまったら、2人の良好な関係は一気に崩れてしまいそうです。

アニメ版で銀三を演じた声優はこれまでに2人います。まず1人目は石塚運昇です。「ポケットモンスター」シリーズのオーキド博士を担当した人気声優ですが、2018年8月に食道ガンにより逝去しています。 そのバトンを受け取り、2019年以降は石井康嗣が声優を担当。渋みのある低音ボイスで、中森の声をしっかりと再現しています。

キッドのライバルとして、なくてはならないキャラになっている中森銀三。 今後も彼は怪盗キッド回に顔を出すお馴染みの人物として、『名探偵コナン』の様々なエピソードに登場するはず。これからも本作のチェックを続け、中森警部の活躍に備えてみてはいかがでしょうか。