「100万ドルの五稜星」をネタバレ解説!犯人と衝撃のラストシーンや「寝た子を起こすな」の意味とは…?【コナン映画2024】
2024年4月12日から公開がスタートした『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。 この記事では本作のあらすじや重要情報をネタバレありで徹底解説!今回主役を飾る怪盗キッドと服部平次はどんな活躍をするのか、そして作中で明かされたコナンとキッドに関する秘密とは何なのか。気になる情報をあますことなくお伝えしていきます!
タップできる目次
- 2024年映画「100万ドルの五稜星」のあらすじ【ネタバレなし】
- 【ネタバレ注意】衝撃のラスト!本作で明かされた重大な真実とは
- 「100万ドルの五稜星」犯人は誰?【ネタバレ注意】
- 盗一が残した言葉「寝た子を起こすな」の真の意味とは…?
- 解説:沖田と共闘したスキンヘッドの剣豪はだれ?
- 『まじっく快斗』『YAIBA』からの参戦キャラクターを解説!
- 服部平次と怪盗キッドのキスの因縁とは?
- 「100万ドルの五稜星」を全編解説【ネタバレ注意】
- 【起】土方歳三の刀にまつわる秘密とは
- 【承】コナンたちのもとに集まり始めるヒント
- 【転】ついに明かされる宝の在り処
- 【結末】衝撃のラスト!事件と恋の決着は?
- 「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に登場するキャラクターを紹介
- 今作で描かれる恋愛関係を相関図で分かりやすく解説!
- 主題歌はaikoの「相思相愛」
- 2024映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が面白すぎた
2024年映画「100万ドルの五稜星」のあらすじ【ネタバレなし】
今回の舞台は函館。北海道を拠点とする斧江(おのえ)財閥に、新撰組副長・土方歳三にまつわる刀を盗むと怪盗キッドから予告状が届きます。コナンと平次は偶然函館にいたため、小五郎や警察とともにキッドと対峙することに。しかしこの事件は思いもよらぬ方向に展開します。 なんと武器商人ブライアン・D・カドクラや謎の剣士が土方ゆかりの刀を追っていると判明し、斧江家の関係者が殺される事件にまで発展してしまうのです。どうやらこの騒動には、斧江財閥初代当主が隠したとある宝が絡んでいる様子。ここからコナンたちはとんでもない事件へ巻き込まれていきます。
【ネタバレ注意】衝撃のラスト!本作で明かされた重大な真実とは
コナンとキッドは従兄弟だった
なんと本作のエンドロール後の映像でコナンとキッド、つまり工藤新一と黒羽快斗が従兄弟だったと判明します。作中では何度も「新一とキッドの顔が似ている」と匂わされていたのですが、終了間際に新一の父である工藤優作が登場し「実は双子の兄がいる」と発言したのです。 兄とはメールのやりとりしかしていないとのことですが、そこに丁度兄からのメールが届きます。その文章にはイニシャルT.Kの文字が。これはTOUICHI KUROBA、快斗の父である黒羽盗一のイニシャルと一致します。 そしてその答え合わせをするように、ラストシーンで盗一が登場。ここで優作と盗一が双子の兄弟だったと確定し、新一と快斗が似ている理由がはっきりしたのです。
死んだはずの黒羽盗一が生きていた
盗一が登場したことで、彼の生存が確定しました。快斗が主人公を務める漫画『まじっく快斗』では、盗一=故人として扱われています。彼はかつて初代怪盗キッドとして暗躍していましたが、ビッグジュエルという宝石を狙う組織パンドラにより殺されてしまったのです。 そんな父の遺志を継ぎ、快斗は2代目怪盗キッドとしてビッグジュエルを追っていた……はずなのですが、「100万ドルの五稜星」のラストで盗一が変装を破り捨てて登場。これまでの設定を全て覆してしまったのです。 しかも彼は真っ黒な怪盗キッド衣装を着用していました。『まじっく快斗』に登場するキッドの因縁の相手・怪盗コルボーにそっくりです。もしかしたら盗一はキッドと対立するような形で暗躍する……?彼の生存が確定したことで、コナンのストーリーが大きく動き出すかもしれません。
「100万ドルの五稜星」犯人は誰?【ネタバレ注意】
弁護士・久垣澄人を殺したのは福城良衛
物語序盤で殺害された、斧江財閥の顧問弁護士・久垣澄人。作中では映画オリジナルキャラの福城聖が犯人として疑われていましたが、物語終盤で真犯人が聖の父・良衛と判明します。彼は友人である斧江財閥2代目当主・斧江忠之のために、斧江家の宝を見つけようとしていました。 そんななか久垣は斧江家を裏切り、財宝発見の鍵となる刀をカドクラへ売ろうとします。それを知った良衛は久垣を殺害し、さらに聖が疑われるように仕向けて彼を警察に保護してもらおうと画策したのです。 良衛の計画は完璧に思われましたが、コナンは被害者に残る太刀筋や良衛の手に残る居合い特有の傷から犯人と察知。見事事件を解決へと導くのでした。
星稜刀を盗んだのは過去の黒羽盗一
作中で数年前に盗まれたと判明した星稜刀ですが、エンドロール後の映像でその犯人は黒羽盗一だったと判明します。彼は盗んだ星稜刀を工藤夫妻に贈っており、刀は現在工藤邸に飾られていました。 ちなみにこちらの刀は、斧江財閥が隠した宝の在り処を示す重要なカギになっています。盗一は当然この宝を見つけていたのですが、それを盗むことはしませんでした。実は宝の正体は戦時下に使用されていた暗号機と暗号解読機。 当時は戦況を覆すほどのとんでもないお宝だったのですが、今となっては使い道のない無意味な道具にすぎません。盗一はそれを知り、何も盗まずにその場をあとにしたのです。
盗一が残した言葉「寝た子を起こすな」の真の意味とは…?
映画終盤で暗号機のもとに辿り着いたコナンたち。そこには「寝た子を起こすな」と書かれた盗一からのメッセージカードが残されていました。いったいここにはどんな意味が込められていたのでしょうか。 ここからは言葉の元ネタやストーリーの流れをベースに、盗一の真意や伝えたかった思いを考察していきます。
①「余計なことはするな」という意味のことわざ
そもそも「寝た子を起こすな」は「余計なことをして問題を起こすな」という意味のことわざとして用いられています。「ぐっすり眠っている子を起こして、泣かせたりしてはいけない」ということを示しているんですね。 それを踏まえた上で「寝た子」に「暗号機」を対応させてみると、盗一の隠されたメッセージが浮かび上がってきます。
② 価値のない宝に振り回されて争いを起こすな、という意味
本来であれば暗号機は無価値なものとして、永い眠りにつくはずでした。しかしそれを起こそうと目論む人々が現れ、予想外の大騒動へと発展してしまいます。かつて暗号機を発見した盗一はそういった展開を予想して、「寝た子を起こすな」とメッセージを残したのではないでしょうか。 価値のないお宝に振り回されても、何の意味も得もありません。それどころか、誰かが命を落とせば損するだけになってしまいます。盗一は「そんな無意味なことはするな」と警告を出していたのです。
③自身の消息を探る息子へのメッセージ
暗号機に関するメッセージととらえる一方で、この言葉は息子に向けた「死んだはずの父を探すな」というメッセージではないかという声もあがっています。盗一はビッグジュエルを狙う組織に殺されたことになっており、これまで故人として扱われてきました。 しかし本作で盗一の生存が確定し、そのうえ怪盗コルボーだったと判明します。自身の死を偽装して暗躍していた盗一は、快斗にその消息を探って欲しくなかったのかもしれません。
解説:沖田と共闘したスキンヘッドの剣豪はだれ?
物語終盤、コナン側に加勢した沖田総司とスキンヘッドの男。この男の名前は鬼丸猛。作者の青山剛昌が描いていた漫画『YAIBA』に登場するボスキャラです。 実は鬼丸は『名探偵コナン』にもわずかに登場しており、こちらの世界では剣道で2年連続全日本優勝をしている最強高校生として描かれていました。ちなみに沖田も『YAIBA』に登場していたキャラ。つまり彼らが共闘した場面は『YAIBA』キャラの貴重な共演シーンになっていたのです。 また沖田はこのシーンで、鬼丸の背後に土方の姿を見ています。沖田と土方、新選組繋がりでこんな幻覚を見たものと思われますが、そこにはもうひとつの理由が。なんと土方と鬼丸の声優はどちらも津田健次郎が担当。この場面はそれを匂わせる意味もあったのかもしれません。
『まじっく快斗』『YAIBA』からの参戦キャラクターを解説!
黒羽快斗/2代目怪盗キッド
『まじっく快斗』の主人公を務める黒羽快斗。謎の組織に殺された父の遺志を継ぎ、2代目怪盗キッドとして伝説のビッグジュエルを追い求めています。キッドとして活動する際はクールな言動をしているものの、普段は明るく飄々とした好青年。 その振る舞いから軽薄でとぼけた人物に見られがちですが、実際はIQ400を誇る天才的頭脳の持ち主です。さらに高度な変装技術と高い身体能力まで持ち合わせており、作中でもその能力を遺憾なく発揮し様々な盗みを成功させています。 ちなみにコナン版キッドは当初ゲスト出演の予定でしたが、現在も継続して登場中。「コナン」シリーズのなかでもトップクラスの人気キャラとなっています。
黒羽盗一/初代怪盗キッド
快斗の父にあたる黒羽盗一。世界的に有名なマジシャンとして活躍していましたが、とあるマジックショーの最中に事故死してしまいます。しかしそれはあくまでも表向きの理由。彼は初代怪盗キッドとして暗躍しており、ビッグジュエルを狙う組織に殺されていたのです。 そのため『まじっく快斗』では当初から「盗一=故人」として扱われていたのですが、彼の生存を匂わせるヒントも描かれていたためファンのあいだでは「盗一生存説」が囁かれることに。 さらにコナンファンからは「黒の組織の関係者」とも噂されていた謎多き人物です。
怪盗コルボー
『まじっく快斗』に登場する怪盗コルボー。キッドと似通った衣装を着ていますが、フランス語で「カラス」を意味するコルボーの名前通り、その服はすべて黒に塗り替えられています。 彼は作中で盗一に変装してキッドに接触しているほか、「黒羽盗一の兄弟弟子」だと意味深な発言をしていました。そのためファンのあいだで「コルボーの正体は盗一ではないか」、はたまた「コルボーは快斗の母である千影ではないか」と様々な憶測が飛び交うことに。 そしてその疑問に答えるかのように、「100万ドルの五稜星」でコルボー=盗一がほぼ確定。今後は「コナン」シリーズ登場の機会も増えていきそうです。
中森青子
快斗の幼馴染にあたる、同級生の中森青子。蘭にそっくりな見た目をしていますが、彼女とは正反対の運動音痴でかよわい女の子です。また頭脳明晰で勉強を得意としている反面、自分を「青子」と呼ぶなどかなり子どもっぽい性格をしています。 その幼さゆえか恋愛ごとにはかなり疎いようで、快斗とは互いを大切に想いながらもじれったい関係を継続中。そのうえ彼女は警察官である父を困らせる怪盗キッドを毛嫌いしており、2人の関係性はかなり複雑なものになっています。
中森銀三
青子の父親にあたる中森銀三。警視庁刑事部捜査二課に所属している警部で、知能犯捜査係として怪盗キッドを追い続けています。他の事件をほとんど無視してキッドを狙っているものの、作中では逮捕に至らず噛ませ犬を演じるハメに……。 その一方でキッドの行動を読み犯行を未然に防いだこともあり、さらに『名探偵コナン』登場時には高い推理力を披露するなど優秀さを発揮したシーンも存在しています。 ちなみに仕事中は高圧的な言動が目立ちますが、家では青子を大事にする優しい父。また快斗を夕食に招待するなど、よき理解者として子どもたちに接しています。
沖田総司
青山剛昌が描いた現代ファンタジー漫画『YAIBA』に登場する沖田総司。彼は物語終盤に登場し、様々な猛者が集う織田信長御前試合編で主人公の鉄刃と戦っています。剣術の天才と称されるその腕前は芸術的で、初代沖田総司でも成しえなかった五段突きを会得。 さらに自身の刀に込めた気を放出する必殺技まで使用し、刃を終始苦しめていました。最終的に敗北してしまいましたが、沖田の強さは作中でもトップクラスと言っていいでしょう。ちなみに『名探偵コナン』と『YAIBA』は別の世界を描いているので、コナン版沖田とYAIBA版沖田は別人だと思われます。
鬼丸猛
『YAIBA』のボスキャラ・鬼丸猛。主人公のライバルとして活躍した主要キャラクターのひとりです。もともとは剣道に打ち込む真面目な青年でしたが、不思議な力を持つ風神剣に取り込まれなんと本物の鬼になってしまいます。 鬼丸は雷神剣を持つ刃と熾烈な戦いを繰り広げていき、最終的には人間に戻って刃と対峙。初期の彼とはまったく違う、心身ともに成長した姿を見せていました。ちなみに沖田同様、コナン版の鬼丸はYAIBA版とは別の世界線の鬼丸だと思われます。
服部平次と怪盗キッドのキスの因縁とは?
「100万ドルの五稜星」の序盤で、平次がキッドに対し「キスの恨み」を語るシーンが存在。このセリフは単行本96巻に収録されている平次&キッドの初共演回に由来しています。このなかでキッドは和葉に変装しているのですが、なんと平次はそれを本物の和葉だと思い込みキスをしようとするのです。 最終的にキスはせずに終わったものの、平次はこの騒動を今でもしっかり根に持っている様子。共演回数の少ない2人ですが、そのあいだには深い「キスの因縁」が隠されていたんですね。そんな彼らの関係性を知っていると、「100万ドルの五稜星」をより楽しむことができそうです。
「100万ドルの五稜星」を全編解説【ネタバレ注意】
ここからは「100万ドルの五稜星」のストーリーについて解説していきます。ネタバレありで内容を紹介していきますので、読み進める際はご注意ください。 果たして本作の事件はどう展開し、どんな決着を見せるのか。さらに事件と並行しながら描かれる平次の恋模様はどうなってしまうのか。作品の重要ポイントをピックアップし、気になる情報をしっかりご紹介していきます。
【起】土方歳三の刀にまつわる秘密とは
北海道に居を構える斧江財閥に怪盗キッドから「土方歳三にまつわる2本の刀を頂戴する」という予告状が届きます。偶然函館に来ていたコナンは平次たちとキッドを迎え撃ちますが、刀を1本盗まれることに。 その翌日、函館で斧江財閥の顧問弁護士・久垣澄人が殺される事件が発生します。さらに武器商人のカドクラが、久垣から土方ゆかりの刀を受け取っていたと判明!キッドはその刀を奪取したものの、狐面を着けた謎の剣士に襲われてしまいます。 コナンと平次に助けられたキッドは、そこで刀にまつわる秘密を告白しました。なんとこれらの刀は斧江財閥初代当主が隠した宝を示すカギになっており、計6本集めればその謎が解けると言うのです。
【承】コナンたちのもとに集まり始めるヒント
土方ゆかりの刀を所持している福城家。そこには剣道大会で和葉と知り合っていた福城聖、そしてその父にあたる良衛がいました。コナンと平次はここでヒントを手にし、北海道東照宮に秘密が隠されていると推理します。 この推理を変装して聞いていたキッドは一足早く現地に向かい、宝が入った木箱を奪取。そこにカドクラたちも現れ、激しい争奪戦へと発展していきます。しかしそのなかで肝心の木箱が空っぽだったと発覚したのです。 東照宮の巫女に話を聞いてみると、そこに隠されていた星稜刀は数年前に盗まれたとのこと。先行きが不透明になりますが、そこからコナンたちは星稜刀とともに保管された地図をはじめとする重大なヒントを手に入れるのでした。
【転】ついに明かされる宝の在り処
真実に近付いたコナンたちのもとにカドクラから連絡が。彼は良衛を人質にとり、宝の在り処を教えろと脅迫してきたのです。しかも街じゅうに爆弾まで仕掛けており、コナンは断ることができませんでした。 コナンと平次はカドクラを夜の五稜郭に呼び出し、その推理を披露。数あるヒントから辿り着いた答えは函館山、コナンはその山中に宝の隠し場所があると導き出したのです。 それを知ったカドクラは、さらに聖もその場所へと向かいます。実は聖の父・良衛は斧江家2代目当主・忠之の友人。忠之はその宝の正体が「とんでもない兵器」と知り、破壊したいと考えていました。良衛はその思いを汲み宝の発見及び破壊を目論み、その意志を聖に引き継がせていたのです。
【結末】衝撃のラスト!事件と恋の決着は?
函館山に向かうカドクラを止めたコナンと良衛。コナンはそこで良衛の太刀筋を見て、久垣殺害及びキッド襲撃の犯人ではないかと推理します。コナンは自身の正体を認めた良衛と宝を確認しに行きますが、そこには戦時下で使用していた暗号機と暗号解読機があるのみ。 かつては驚異的な影響力を持つ宝のような機械でしたが、今は使い道のないガラクタにすぎません。良衛はこんなもののために必死になっていたのかと泣き叫びます。 その一方、聖を止めるためにセスナへ乗り込んでいた平次は、空の激戦を制しパラシュートで函館山に到着しました。そこには平次が呼び出していた和葉の姿が。100万ドルの夜景を前に想いを伝える平次……ですが、やっぱり邪魔が入り告白は失敗!2人の関係はまるで進展せずに終わってしまうのでした。
「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」に登場するキャラクターを紹介
怪盗キッド
キッドは世界中を騒がしている神出鬼没の怪盗ですが、その正体は黒羽快斗という高校生。快斗は父を殺害した謎の組織が集めている「ビッグジュエル」を組織よりも先に集めるため、2代目怪盗キッドになりました。 本作では宝石ではない土方歳三にまつわる日本刀・星稜刀(せいりょうとう)を狙います。
服部平次
平次といえば、工藤新一と対をなす「西の高校生探偵」。作中でコナンとともに、何度も事件を解決に導いています。しかも、頭がいいだけでなく、剣道の腕前もピカイチです。文武両道とはまさにこのことですね。 しかし、そんな平次ですが、想いを寄せている和葉が絡むと途端にポンコツになってしまいます。96巻での因縁も、平次はポンコツを発揮させ、キッドが和葉に変装しているのに気づきませんでした。
遠山和葉
平次の幼なじみである遠山和葉も登場。 和葉は合気道を特技としており、その腕前はなんと二段の有段者です。作中では犯人相手にその腕前を見せたこともあります。「100万ドルの五稜星」ではその腕前は見れませんでしたが、些細な刀の音を違いを聞き分けるという武道家らしい離れ業を見せ、事件解決に大きく貢献しています。
中森青子
中森青子は、怪盗キッドである黒羽快斗の幼なじみです。お父さんはいつもキッドを追っている中森警部で、青子はお父さんを苦労させるキッドを毛嫌いしています。 「100万ドルの五稜星」では父・中森警部の看護時に登場。コナンの顔を見て、「幼馴染(黒羽快斗)の小さい頃にそっくり」と意味深な言葉を残していました。
大岡紅葉
服部平次に一途な想いを寄せており、何かとアプローチをしかける大岡紅葉も今作に登場。平次が和葉に告白するのを阻止すべく、執事の伊織と共にヘリコプターで北海道に参戦しました。 ラストシーンでは、意図せずではありますが服部の告白の阻止に成功。まだこの3人のドタバタ告白劇は続くようです。
伊織無我
伊織無我(いおりむが)は紅葉に付き従う執事です。普段は紅葉の指示で平次と和葉の邪魔をしていますが、実は元公安だった有能な人物。 当時はゼロ所属で潜入捜査もしていた切れ者です。そんなデキる彼が高校生の恋路の邪魔に真面目に取りかかっているのがシュールで面白いですよね。劇場版への登場は、アニメ初登場となった「から紅の恋歌(ラブレター)」以来、2度目となります。
沖田総司
沖田総司(おきたそうし)はもともと『YAIBA』のキャラクターで、新撰組の沖田総司から数えて6代目にあたる高校生剣士です。平次とは剣道のライバルで、平次の耳の傷は彼がつけたものです。大岡紅葉とは同じ高校のクラスメイト。 蘭も認めるほど新一とは顔がそっくりですが、推理力はてんでありません。劇場版には初登場となります。服部とタッグを組んだアクションシーンは熱すぎました!
鬼丸猛
鬼丸猛(おにまるたけし)は『YAIBA』のキャラです。「コナン」では鬼ほど剣道が強い高校生として登場。今作のゲストキャラ・土方を演じる津田健次郎が鬼丸も演じています。 劇場版「名探偵コナン」には初登場。平次たちの助けに現れた鬼丸は心強すぎました!
黒羽盗一
快斗の父親であり、初代怪盗キッドとして活躍していた黒羽盗一。「コナン」本編ではあまり登場回数の多くない彼ですが、今作では警官に変装して影から息子と甥を手助けします。 盗一が生きていたとなると、似た境遇にある赤井秀一の父・赤井務武(あかいつとむ)の生存の確率もかなり高そうですね…!
土方歳三(ゲストキャラクター)
ゲストキャラクターは幕末を生きた土方歳三(ひじかたとしぞう)です。史実での愛刀は和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)ですが、今作では彼にまつわる刀として星稜刀が登場します。 彼の最期の地となった五稜郭がカギになる今作。過去の回想シーンでの登場となりますが、彼の痺れる剣技は必見です!
福城聖(ゲストキャラクター)
本作のゲストキャラクターとして登場する福城聖(ふくしろひじり)。函館にある八幡坂大学医学部に通う秀才で、そのうえ数々の居合道大会で優勝している文武両道な人物です。 聖は剣道大会で知り合った和葉を気に入り、それ以降平次とライバルのような関係を築いていきます。2人がセスナ上で剣を交えるシーンは、本作における山場のひとつ。スリル満点なバトルシーンを是非ともチェックしてみてください。
福城良衛(ゲストキャラクター)
聖の父親にあたる福城良衛(ふくしろりょうえ)。かつては高校教師をしていましたが、病気により体調を崩し隠居の身となっています。また居合道の名門である福城家に生まれたものの、剣の才には恵まれずその道は諦めたと語っていました。 しかし物語終盤でそれが嘘だと判明し、彼が一連の騒動の主犯格だと明かされます。良衛の強さは歴代キャラのなかでもトップクラス。狐面をかぶり、コナン・平次・キッドを相手取ったシーンは必見です。
川添善久(ゲストキャラクター)
北海道警察捜査一課の刑事・川添善久(かわぞえよしひさ)。ボサボサ頭と黒ぶち眼鏡が特徴的で、ドジなところが目立つ頼りない人物です。彼は一連の捜査に参加していたものの、それほど目立つポジションではありませんでした。しかし、終盤で衝撃の事実が判明します。 なんと序盤から登場していた川添は、盗一が変装した偽物だったのです。これには驚いたひとも多かったはず。この事実を踏まえて映画を見ると、川添の行動に違和感を感じるシーンもあるかもしれません。
今作で描かれる恋愛関係を相関図で分かりやすく解説!
服部平次×遠山和葉
平次と和葉は幼馴染で、まだ付き合ってはいません。和葉が登場する際は必ずといっていいほど平次とペアでの登場で、周りから見ても2人のやりとりはまるで夫婦のよう。 序盤は超鈍感な平次に和葉がアプローチをかけることが多めでした。ですが、あまりに肩透かしを食らうことが多かったせいか、和葉のほうがどんどん鈍くなってしまっている様子。 一方の平次は中盤からようやく恋心を自覚するようになり「オレの和葉に何さらしとんのじゃ!」と切れたことも。平次は何度も告白のチャンスを探していますが、いまだ実現していません。
怪盗キッド×中森青子
怪盗キッドこと黒羽快斗と中森青子は幼馴染で、まだ付き合っていません。2人ともあまり素直になれるタイプではなく、快斗が青子をからかってドタバタするというのがお決まり。 青子はかなり天然なところがあり、恋愛沙汰も鈍いようです。対する快斗は意外と積極的にアプローチしていますが、残念ながら当の本人にはあまり伝わっていない様子。恋の進展はゆっくりめです。 ちなみに青子は快斗がキッドだとは知りません。青子の父・中森警部をあざ笑うかのように暗躍するキッドをかなり嫌っており、このあたりも恋の障害になりそうです。
沖田総司×鉄諸羽
沖田総司は『YAIBA』主人公・鉄刃の妹、鉄諸羽(くろがねもろは)に想いを寄せています。ちなみに諸羽は灰原哀のモデルとなったキャラクターです。 沖田が試合のときに持参するお守りには想い人・諸羽の写真が入っており、兄である刃を倒したら彼女に告白しようと思っているとのこと。諸羽は「コナン」にはお守りの中の写真としてしか登場していないため、彼女が沖田をどう思っているかは不明です。
大岡紅葉→服部平次
大岡紅葉は和葉の恋敵として登場します。 紅葉は子供の頃に平次から言われた言葉をプロポーズと勘違い。それがきっかけですっかり平次に惚れてしまった紅葉は、長年彼への想いを募らせてきたのです。その結果、紅葉は平次を「未来の旦那さん」と呼び、平次と和葉の関係は「恋愛ごっこ」だと評しています。 恋に強気な紅葉は、執事の伊織無我を使って2人の邪魔をしていますが、平次の心は和葉に向いているため片想いで終わりそうです。
主題歌はaikoの「相思相愛」
「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の主題歌は、aikoの新曲「相思相愛」!aikoは1998年に「あした」でデビューして以来、「カブトムシ」や「花火」、「ボーイフレンド」など、国民的なヒット曲を量産してきた女性シンガーソングライターです。 aikoがコナンの主題歌を担当するのはこれが初めて。ラブソングの名手が主題歌ということから分かる通り、「100万ドルの五稜星」は平次と和葉の恋愛模様がメインに描かれます!
2024映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が面白すぎた
2024年4月12日公開のコナン映画「100万ドルの五稜星」についてネタバレありで解説しました!怪盗キッドと平次の対決はもちろん、本作で明かされるキッドの真実も気になる本作。ミステリーだけでなく、平次と和葉の恋の行方も注目が集まります。 100万ドルの夜景のなかでどんなキュンが展開されるのか、ぜひ劇場で確かめてみてください!