怪盗キッドの父親・黒羽盗一の生存が判明！工藤優作との衝撃的な関係とは…？【名探偵コナン】

様々なメディアで爆発的なヒットを記録し、国民的人気を獲得している漫画『名探偵コナン』。 本作には魅力あふれるキャラクターたちが多数登場しますが、この記事では大人気キャラ・怪盗キッドと関わりが深い黒羽盗一(くろばとういち)について徹底解説！プロフィールや登場回などを紹介するほか、生存説やその正体についてもしっかり言及していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』及び『まじっく快斗』の重要なネタバレを含みます。

『名探偵コナン』に登場する黒羽盗一(くろばとういち)。この名前を見てピンと来る方も多いと思いますが、何を隠そう彼は怪盗キッドこと黒羽快斗の父親。そして快斗にその座を譲る前は初代・怪盗キッドとして世間を騒がせていた人物だったのです。 普段の彼は世界的に有名な天才マジシャンですが、裏ではその技術や変装術を使い怪盗として暗躍していました。ちなみに彼は快斗が主人公を務める漫画『まじっく快斗』で死亡したとされていますが、それについては様々な考察が存在。ここからはその真相を含め、気になる情報を解説していきます。

盗一が『名探偵コナン』本編に登場した回は非常に少なく、漫画版では55巻収録の『落日』、アニメ版では472話～473話の『工藤新一少年の冒険』となっています。こちらは新一と蘭が幼少期に遭遇した不思議な事件を描いたストーリー。 このなかで新一の母にあたる工藤有希子がとある人物とお茶をしているのですが、なんとその相手こそが盗一だったのです。有希子はかつて盗一に変装術を教えてもらったことがあり、かねてより親交があるようでした。 ちなみに20巻に収録されている『奇術愛好家殺人事件』では盗一の名前のみ登場しています。

盗一は『まじっく快斗』のなかで故人として扱われています。彼は世界中で人気を博す天才マジシャンとして活躍していましたが、マジックショーをしている最中に不慮の事故で死んでしまうことに……。 しかしこれはあくまで表向きの理由。盗一は不死に関連する謎の宝石パンドラを狙う、とある組織に殺されていたのです。そしてこのことをきっかけに、快斗は2代目怪盗キッドとしてパンドラを見つけ出そうと奔走し始めます。 ですが原作者の青山剛昌は読者からの質問コーナーで「盗一は殺されていない」と発言！さらに『まじっく快斗』の5巻にも生存を匂わせるような展開が……。もし盗一が生きているのであれば、彼はいったいどこで何をしているのでしょうか。

2024年公開の新作映画「100万ドルの五稜星」のラストシーンで、なんと黒羽盗一が変装を解いて登場！予想外の演出に、終演後は劇場がざわついていました。生存が明らかになった黒羽盗一ですが、怪盗キッド(黒羽快斗)は父の生存を知りません。『異次元の狙撃手』の「了解」と同じく、映画を見ている私達にのみ、謎が明かされた形になります。 そして、本作では盗一と工藤優作との衝撃的な関係性も明らかになり…。 ↓の記事では、映画「100万ドルの五稜星」の内容をネタバレありで解説しています！

新一の父親にあたる工藤優作。有名推理小説家としてその名を馳せる優作ですが、なんと彼は盗一に怪盗キッドと名付けた張本人！盗一はもともと「怪盗1412号」と呼ばれていましたが、若き日の優作は乱暴に書かれた「1412」という字を「KID」と読んでしまいます。 そしてここから彼らの因縁がスタートし、優作は警察と協力関係を結ぶなど盗一と対立していくことに。さらに作者の青山剛昌はインタビューで2人の顔が似ていることについて言及。そこでは単なるデザイン被りではなく、「明確な理由があって似ている」と答えています。 そして、2024年公開の映画「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」にて、2人が双子の兄弟であることが明かされました！これなら、新一と快斗の顔がそっくりの事も説明がつきます。両親は離婚し彼らは20年以上も会っていないようですが、メールで連絡は取り合っており、優作の怪盗を主人公にしたミステリー小説「闇の男爵(ナイトバロン)」は盗一の経験から着想を得たとのこと。今後2人の関係が深掘りされるかも知れませんね！

実は盗一にはかねてより「黒の組織のボス説」が囁かれていました。彼の名前には「黒」が入っており、そのうえ盗一が変装術を教えた弟子シャロン・ヴィンヤードは組織の一員ベルモットとして暗躍しています。 他にもそれを匂わせるような要素が数多く散りばめられており、盗一＝ボスという説はかなり信憑性が高そう……？そしてこの説が真実であれば、盗一が快斗たちの前に現れないことにも納得がいきます。 ただ盗一には『まじっく快斗』に登場した怪盗コルボーの正体説も存在。今後の展開に要注目です。

アニメ版『名探偵コナン』及び『まじっく快斗』で黒羽盗一の声を担当しているのは池田秀一です。彼はコナンに登場する人気キャラ・赤井秀一の声も担当。コナンになくてはならない重要人物となっています。 池田秀一は上記のキャラ以外にも、「機動戦士ガンダム」シリーズのシャア・アズナブルなどの人気キャラを数多く担当。1970年代から活動する大ベテランですが、未だに声優界の第一線で活躍を続けています。

登場回数は少ないものの、『名探偵コナン』のキーパーソンになりそうな黒羽盗一。 生存が匂わされたことで、これからも様々な活躍を見せるのではと推測できます。これを機に『名探偵コナン』や『まじっく快斗』をチェックし、今後の展開に備えてみてはいかがでしょうか！