映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』原作ネタバレあらすじ!
2025年4月25日公開の映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』。ジャルジャル・福徳秀介が原作を手掛けた「今日空」の概要やあらすじ、ネタバレ感想を本記事で紹介していきます!
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』作品概要
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』のあらすじ

冴えない日々を送る大学生・小西徹(萩原利久)の日常は、女子大生・桜田花(河合優実)との出会いで変化が訪れます。花に目を奪われた徹が彼女に声をかけたことをきっかけに、2人は意気投合。 一緒に過ごす時間が楽しいのはもちろん、花がふとこぼした言葉が徹の胸に刺さります。それは徹の亡き祖母がくれた言葉と同じで、ますます徹の中で花の存在が大きくなるのでした。 ところが、2人をある悲劇が襲います。
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』キャスト・登場人物解説
小西徹役/萩原利久

主人公・小西徹(こにしとおる)は、キャンパス内でボッチなのをごまかすようにいつも日傘をさしているちょっと変わった大学生。華やかなキャンパスライフを夢見ていたものの、現実は孤独な大学生活と銭湯掃除のバイトをする日々を送っています。 徹を演じるのはドラマ『美しい彼』(2021)で一躍注目を浴び、朝ドラ『おむすび』(2024)にも出演する期待の新星・萩原利久(はぎわらりく)です。
桜田花役/河合優実

徹が惹かれる大学生・桜田花(さくらだはな)は、学生の輪を離れて1人で行動するお団子頭がトレードマークの人物。1人でも凛としている彼女の姿に、徹は惹かれることになります。 ヒロイン・花を演じるのは朝ドラ『あんぱん』(2025)への出演でますます注目度が上がるであろう河合優実(かわいゆうみ)。ドラマ『不適切にもほどがある!』(2024)で話題となった河合にとって今作は、2度目の大九監督作品となります。
さっちゃん役/伊東蒼
さっちゃんは徹がバイトをしている銭湯のバイト仲間です。 さっちゃん役は子役時代から活動する伊東蒼(いとうあおい)。最近ではドラマ『新宿野戦病院』『宙わたる教室』(ともに2024)などに出演しました。
⼭根役/黒崎煌代

山根(やまね)は徹にとって大学で唯一の友人です。 山根を演じるのは朝ドラ『ブギウギ』(2023)で俳優デビューした黒崎煌代(くろさきこうだい)。『さよなら ほやマン』(2023)では「第33回日本映画批評家大賞 新人男優賞」「第21回シネマ夢倶楽部 推薦委員特別賞」を受賞しました。
原作はジャルジャル・福徳の小説

原作小説を手掛けたのはお笑いコンビ・ジャルジャルの福徳秀介(ふくとくしゅうすけ)です。中学時代から文章を書くことが好きだったという福徳は、ジャルジャルとして活動する傍ら関西大学文学部を卒業。2020年に本作で小説家デビューを果たしました。 彼が小説を書く原点に挙げているスピッツの楽曲も、原作通り劇中に登場します。
原作『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』ネタバレ感想
孤独だけどそうであることを受け入れきれない徹が、孤独に前向きな花に惹かれる展開が、ありきたりだけど心に刺さります。序盤はほのぼのとしたボーイミーツガールかと思いきや、徹に思いを寄せるさっちゃんがまさかの不慮の事故に……。 よりいっそうの孤独を突きつけられた徹がもがく姿はしんどいものの、人に向き合って生きることの難しさや大切さを教えてくれます。 本作の見どころは、福徳の独特な言葉の感性でしょう。作中では徹の亡き祖母の言葉、花の亡き父の言葉がとくに印象的です。 「嫌いな人が困っていたら、『ざまあみろ』と思うな。嫌いな人が困っていたら助けてあげなさい。そして、『私に助けられて、ざまあみろ』と思いなさい」は、花の父の言葉。 また、幸せを「さちせ」、好きを「このき」と読む不思議なフレーズも登場しました。これは「『幸せ』を少しでも早く伝えたくて、『好き』を少しでも時間をかけて伝えたいから」という理由。 こういったオリジナルのセンスが詰まった金言が多く登場しており、言葉の力を感じさせてくれる作品でした。
映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の公開日は2025年4月25日!
今日見た空を好きと思えるように、その日を生きられたか。そんな問いが柔らかく胸を締め付ける切なくも温かい恋愛映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』について紹介しました。出会いの春、ぜひ出会ってほしい作品の1つです。