実写『秒速5センチメートル』あらすじ・キャスト解説!主演は松村北斗・相手役ヒロインは誰?
新海誠の代表作品の1つでもある人気アニメーション映画『秒速5センチメートル』が、松村北斗主演で実写映画化され、2025年10月10日に公開されます。 本記事では実写映画『秒速5センチメートル』のキャストやスタッフ、原作のあらすじなどを解説していきます。
実写版『秒速5センチメートル』作品概要
タイトル | 『秒速5センチメートル』 |
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公開時期 | 2025年10月10日 |
上映時間 | ₋ |
監督 | 奥山由之 |
脚本 | 鈴木史子 |
キャスト | 松村北斗 , 森七菜 , 青木柚 , 木竜麻生 |
原作は『君の名は。』(2016年)『天気の子』(2019年)、『すずめの戸締まり』(2022年)といった大ヒット作品で知られる新海監督が手がけた、2007年の劇場アニメ映画。新海のアニメーション映画が実写映像化されるのは本作が初めてです。 また原作映画は全63分の作品ですが、実写版は新海の意見も取り入れた新たな脚本を作成し、約2時間の長編映画になると発表されています。
原作『秒速5センチメートル』あらすじ

貴樹と明里はお互いに特別な感情を抱いている小学生。しかし卒業と同時に明里の引っ越しが決まり、2人は離ればなれになってしまいます。 それから2人は中学生になり文通を続けていましたが、今度は貴樹が引っ越すことに。貴樹はさらに距離が離れてしまう前に明里に会いに行こうと決意しました。 迎えた約束の日、生憎の大雪で電車が遅れ、貴樹は約束の時間を大幅に過ぎて駅に到着。そして降りしきる雪の中で貴樹が目にしたのは、自分を待ち続けてくれた明里の姿でした。 それから時は流れ、貴樹は高校3年生になり……。
実写版『秒速5センチメートル』主演は松村北斗
遠野貴樹役:松村北斗
本作の主人公・遠野貴樹(とおのたかき)。小学3年生の頃に親の仕事の都合で東京に引っ越し、同じく転校してきた明里と出会います。 生い立ちや趣味などの共通点が多く、一緒に過ごすうちにほのかな恋心を抱くように。大人しい性格ですが、同級生にからかわれる明里を助けるような強い一面も持ち合わせています。 主人公の貴樹を演じるのは、『ファーストキス 1ST KISS』(2025)や『夜明のすべて』(2024)など、話題作への出演が絶えない松村北斗(SixTONES)です。 映画の単独主演は本作が初めて。原作者である新海誠の映画『すずめの戸締まり』(2022)では、閉じ師の一族に生まれた青年・宗像草太役で声優に初挑戦しています。
実写版『秒速5センチメートル』相手役ヒロインのキャストは?

主人公の遠野貴樹を松村北斗が演じると発表され、そのほかのキャストも続々と明らかになるなか、ヒロインの篠原明里を演じるキャストはまだ発表されていません。SNS上ではヒロインの篠原明里を誰が演じるのか、様々な予想が飛び交っています。 SNS上で特に多く名前が挙がっていたのは、2024年の映画『夜明のすべて』で松村とW主演を務めた俳優・上白石萌音です。上白石は松村との共演も記憶に新しく、『君の名は。』でヒロイン・三葉の声優を務めた経歴の持ち主なので本作の配役にはぴったりだと言えるでしょう。 また松村も出演していた『すずめの戸締まり』にて、主人公・すずめの声を担当した原菜乃華も、明里役として名前が挙がっています。 新海誠作品に出演していた俳優の名前が多く挙がっていますが、いったい誰が選ばれるのでしょうか。
実写版『秒速5センチメートル』の追加キャストが発表!
遠野貴樹(幼少期)役 | 上田悠斗 |
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篠原明里(幼少期)役 | 白山乃愛 |
澄田花苗役 | 森七菜 |
遠野貴樹(高校生)役 | 青木柚 |
水野理紗役 | 木竜麻生 |
輿水美鳥役 | 宮崎あおい |
小川龍一役 | 吉岡秀隆 |
遠野貴樹(幼少期)役:上田悠斗
小学生時代の遠野貴樹を演じるのは、上田悠斗(うえだ はると)です。 2025年7月現在、11歳、小学6年生の上田は、スターダストプロモーション所属の新人・若手男性俳優集団「EBiDAN(恵比寿学園男子部)」の研究生選抜組織「EBiDAN NEXT」のメンバーで、ライブ活動などを行っています。
篠原明里(幼少期)役/白山乃愛
貴樹が小学生のときに出会った篠原明里を演じるのは、白山乃愛(しろやま のあ)です。 2023年には子役としてドラマ『Dr. チョコレート』で主演デビューを果たし、『ゆりあ先生の赤い糸』、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(2024年)などにも出演しています。
澄田花苗役/森七菜

澄田花苗(すみだ かなえ)は、鹿児島に転校してきた貴樹とクラスメイトになる少女です。貴樹に恋心を抱き、彼と同じ高校に進学するため猛勉強のすえ見事合格。貴樹とは高校で親しくなりますが、3年生になるまで告白することはできませんでした。 そんな花苗を演じるのは、『天気の子』(2019年)のヒロイン・天野陽菜役などで知られる森七菜です。
遠野貴樹(高校生)役/青木柚

高校生のころの遠野貴樹は、地球ではない惑星で明里によく似た女性と一緒にいる夢をよく見ており、宛先のないメールを入力しては消すという行為をくり返していました。 高校生のころの遠野貴樹を演じるのは、10歳のころから子役として活動をはじめた青木柚。NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(2022年)などへの出演で知られています。
水野理紗役/木竜麻生
貴樹が東京で働いてたころに3年間交際していた水野理紗(みずの りさ)。 理沙を演じる木竜麻生は、2014年に『まほろ駅前狂騒曲』で俳優デビュー。2018年には300人のオーディションの中から選ばれ、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』で主演を務めました。
輿水美鳥役/宮崎あおい

輿水美鳥は貴樹の高校の教員で、理沙の姉です。 美鳥を演じる宮崎あおいは、2006年にNHKの朝ドラ『純情きらり』でヒロインに抜擢。2008年には歴代最年少でNHKの大河ドラマ『篤姫』で主演を務めました。その後も映画・ドラマと幅広く活躍。 本作については、「種子島の豊かな自然に助けられながら、あの時あの場所でしか切り取れない瞬間も沢山詰まった作品になっていると思います。」とコメントしています。
小川龍一役/吉岡秀隆

小川龍一は、科学館の館長です。 演じるのは、子役時代から現在にいたるまで活躍をつづける吉岡秀隆。「北の国から」シリーズや「Dr.コトー」シリーズなどで知られ、近年では、『ゴジラ−1.0』(2023年)などにも出演しています。 吉岡秀隆は本作について、「奥山監督の手がける「秒速5センチメートル」に、自分が少しでも役に立てていたらいいなと思っています。」とコメントしています。
実写版『秒速5センチメートル』監督は奥山由之
実写映画『秒速5センチメートル』の監督を務めるのは、映像監督、写真家としても国内外から高い評価を得ている奥山由之です。 これまでにポカリスエットのTVCMや、米津玄師の『感電』『KICK BACK』、星野源の『創造』などのMVの監督を務めています。 なお長編映画作品でメガホンを握るのは、自主製作映画『アット・ザ・ベンチ』(2024)に続き本作が二作目。『アット・ザ・ベンチ』では広瀬すず、仲野太賀、草彅剛、神木隆之介といった錚々たる面々が集結し注目を集めました。
山崎まさよしの「One more time, One more chance」が再び劇中歌へ
アニメ版のヒットともに、多くの人に感動を与えた劇中歌「One More Time, One More Chance」。山崎まさよしのこの代表曲は、実写映画でも使用されることがわかっています。 山崎まさよしは「今回の実写化に際してもまた劇中歌として使用いただけるということで僕としても光栄に思います。こうして皆さまにかわいがっていただいて幸せな歌ですね。」と語っています。
ロケ地はアニメと同じ場所で撮影される?
実写映画『秒速5センチメートル』は、原作となるアニメ版と同じ東京や種子島でロケが行われました。 原作に登場する場所で実際にロケを敢行し、映像的にもアニメ版をしっかりと踏襲したものになると思われます。原作の重要なポイントとなる栃木県の岩船駅でロケをしたかどうかについては、今のところ情報はありませんが、ファンとしてはぜひ実際の駅でのシーンを観てみたいですね!
実写映画『秒速5センチメートル』は2025年10月10日公開

新海ワールドの原点ともいわれる『秒速5センチメートル』。原作の美しく印象的な情景描写と、胸を締め付けるようなセンチメンタリズムが、実写作品にどのように落とし込まれていくのか今から完成が楽しみです。 実写映画『秒速5センチメートル』は2025年10月10日公開予定です!