「サカモトデイズ」殺連とは?前会長暗殺やスラーによる襲撃の真相も解説!【SAKAMOTO DAYS】

アニメ版も好評を博している大人気漫画『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。2026年ゴールデンウィークに実写映画の公開も予定されるなど、その勢いがますます加速しています。 この記事ではそんな本作における重要組織、殺連(さつれん)について徹底解説!基本的な情報はもちろん、前会長暗殺やスラー襲撃事件の真相など、気になるポイントをまとめて紹介していきます。 ※この記事は「サカモトデイズ」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「サカモトデイズ」殺連の基本情報
2巻9話でその存在が明らかになった日本殺し屋連盟、通称「殺連(さつれん)」。シンが倒した殺し屋の身元を探る際、初めて名前が登場しました。 殺連は殺し屋たちを統率している組織で、殺しに関する様々な仕事を請け負っています。ここにはプロの殺し屋が400名ほど在籍しており、構成員の総数は1000名以上。日本最大の殺し屋組織として知られています。 ちなみに、本作の主人公・坂本太郎とその相棒であるシンはもともと殺連の殺し屋です。現在は組織から離脱し、どこにも所属せず活動しています。
殺し屋に仕事を斡旋

殺連の主な業務は「殺しの斡旋」です。彼らは様々な殺人の依頼を受け、それを殺し屋たちに割り振っています。殺連は所属メンバーにライセンスを発行し、殺し屋界を徹底的に管理。 殺連に所属していない人物・企業は、誰かを殺しただけで30%のマージンを殺連へ収める必要があります。それを拒否すれば、殺し屋界の秩序を乱したと見なされ命を奪われることに。この横暴な振る舞いに、各所から不満が噴出しているようです。
政府との癒着
人々の命を脅かす「殺し屋組織」は言うまでもなく違法な存在です。しかし、殺連は政府関係者の邪魔者を排除することで、政府とのパイプを得ることに成功。殺連は汚れ仕事を引き受ける代わりに、多大な支援金と「国家公認」という後ろ盾を手に入れたのです。 そのため、殺連は表向き違法組織でも、国から処分を受けることはありません。ある種の合法組織として黙認されている状態です。
殺連の所属部隊!オーダーの役割に注目
殺連の番犬・ORDER(オーダー)

殺連直属の特殊部隊「ORDER(オーダー)」。組織が選定した危険人物などを排除する、殺し屋界の秩序を守る存在です。ORDERは殺し屋を相手にする場面も多いため、所属メンバーは誰も彼もがハイレベルな戦闘力の持ち主。普通の殺し屋では歯が立たない猛者ばかり揃っています。 ちなみに、メンバーの定員は10名ですが、入れ替わりが激しく定員に達したことはないんだとか。坂本もかつてここに在籍していましたが、のちに脱退しています。
反テロ組織・特殊分遣隊
殺連に所属する特殊部隊、反テロ組織・特殊分遣隊。「世紀の殺し屋展」に特殊護衛分遣隊の鮫島が登場し、シンたちを一瞬のうちに制圧していました。ORDERには及ばないものの、隊員の強さは一般的な殺し屋とは比べ物にならないレベルだと思われます。
フローター
殺しが終わった後の修繕・清掃をおこなうフローター。メンバーのほとんどが、殺し屋養成組織JCC所属のバイトたちで構成されています。殺し屋を目指す若者ばかり集まっているため、ガラが悪く態度の大きいメンバーが多いようです。
殺連の歴史!会長暗殺&本部が襲撃される!?

ここからは殺連の歴史について紹介。前会長暗殺やスラー襲撃事件など、組織における重要ポイントをピックアップ。その詳細を解説していきます。
発足は1949年
殺連は1949年に宇田満治ら7名の人物により設立されました。ORDERの詳しい発足時期は不明ですが、四ツ村暁(よつむらさとる)・キンダカの両名により作られたことがわかっています。
8年前に起こった前会長暗殺事件
殺連の会長を務めていた天羽宗一(あもうそういち)。高いリーダーシップを誇る人物でしたが、殺連内部は次第に「現体制派」と「新体制派」に分裂してしまいます。改革を目的とする新体制派は、天羽会長の暗殺計画をスタートさせました。 彼らは綿密な準備を重ね、8年前に計画を実行。天羽会長を殺害し、その罪を会長の側近である四ツ村へかぶせることに成功しました。 そののち、新会長に麻樹栖(あさきせい)が就任。それ以降、殺連の運営方針が大きく変化していくことに。殺連が殺し屋界を力づくで支配するようになったのも、これがきっかけだったと推測できます。
スラーによる殺連関東支部襲撃事件

かつてJCCに所属し、麻樹のもとで暗躍していた有月憬(うづきけい)。彼はのちに「スラー」と名前を変え、殺連の崩壊を目的に動き始めます。 スラーは手始めに、部下と共に殺連関東支部を襲撃しました。彼らは支部にいる殺し屋や職員たちを容赦なく殺害し、ビルを血の海に変えていきます。坂本やORDERメンバー・篁(たかむら)の介入があり騒動はストップしたものの、その被害は甚大。 死亡者176名・負傷者3名・行方不明者1名と、数多くの犠牲を出してしまうのでした。スラーはこの現場から離脱することに成功し、これ以降も殺連や坂本を苦しめていきます。
殺連の重要人物!会長は一体⋯⋯

血なまぐさい歴史を持つ殺連の上層部には怪しい人物が盛り沢山。政府と癒着していることからもわかる通り、現在の幹部たちは腐りきった人物ばかりなのです。ここからは過去のメンバーも含め、殺連の重要人物たちを紹介していきます。
現会長・麻樹栖
殺連の現会長を務める麻樹栖。うねうねと波打つような髪が特徴的な男性です。スラーこと有月の兄を自称しており、彼を自分の手足のように利用していました。残虐かつ狡猾な性格の持ち主で、前会長暗殺の首謀者と目されています。
前会長・天羽宗一
前会長の天羽宗一。周囲からの尊敬を集める優れた人物でしたが、8年前のクーデターで殺されてしまいます。
殺連幹部・武藤エリオ
金髪とホリの深い容姿が特徴的な武藤エリオ。会長の座を狙っていましたが、スラー一派の脅迫を受け彼らの麻樹暗殺計画へ協力することに。スラーは黙って彼の体内に爆弾を設置し、麻樹の近くでそれを起動。エリオはそこで爆散して死んでしまいました。
殺連関西支部長・福光
鋭い眼光とあごヒゲがトレードマークの老父・福光。殺連関西支部の支部長を務める猛者で、ORDERの南雲に対し「任務に失敗したORDERも粛清対象になる」と念押し。四ツ村の強さを知っているかのような話をしていたため、かなりのベテランメンバーと推測できます。
専属占い師・アタリ
長いツインテールが特徴的な占い師のアタリ。彼女の占いは的中率100%を誇っており、殺連が決定する事柄の8割はその結果に従ったものです。しかし、アタリの占いが外れる異常事態が発生し、彼女にスラーとの共謀疑惑がかけられることに。 殺連の裏切り者という可能性が出てきたアタリは、「殺連監獄」の最下層に収監されてしまいます。
元オーダーで殺連のNo.2・四ツ村暁
センター分けにした黒髪が特徴的な四ツ村暁。天羽会長の側近を務めており、かつては組織のNo.2、そしてORDERの一員として殺連を支えていました。しかし、クーデターにより天羽会長殺害の濡れ衣を着せられ、殺連から追われる身になってしまいます。
オーダーの創設者・キンダカ

四ツ村と共にORDERを設立したキンダカ。驚異的なスピードを武器にする肉体派の殺し屋で、学生時代の坂本や南雲を苦しめた作中上位クラスの猛者です。かつての戦いが原因で長らく植物状態になっていましたが、そののち復活を遂げることに。現在は坂本の協力者として活躍しています。
殺連の関連施設!本編に欠かせない施設ばかり
殺連の中枢・殺連関東支部
殺連は国内に37ヶ所、国外に4ヶ所の支部を持つ巨大組織です。そのひとつである関東支部は殺し屋の任務管理・斡旋・サポートのほか、任務により損壊した一般区域の修繕や武器の製造開発を担当。多岐にわたる業務を一手に担っている、いわば「殺連の中枢」のような存在です。 しかし、スラーたちの襲撃を受けたことで多数の職員が死亡。建物も半壊状態になるなど、大損害を受けてしまいます。
殺し屋育成機関・JCC
殺連が運営する殺し屋養成機関Japan Clear Creation、通称JCC。暗殺科・武器製造科・諜報活動科など複数の科に分かれており、入学には過酷な試験をクリアする必要があります。教員の数は35人で生徒数は約1000人。男女比は8対2で、男性が圧倒的多数です。 作中には卒業生や在校生が多数登場しており、本作の重要キャラである坂本・南雲・赤尾の母校としても知られています。ちなみに、坂本はスラーの情報を収集するため、変装をしたうえで教師として潜入。生徒として潜り込んだシンと共に、JCC内で暗躍することになります。
殺し屋のための監獄・殺連監獄
尾久旅城(おくたびじょう)の地下深くに存在する殺連監獄。内部は3つのエリアに分かれており、凶悪な囚人ほど下層に収監されることになります。 ここには凄腕の殺し屋ばかり囚われているため、治安は最悪の状態。並みの殺し屋だと初日で殺されてしまい、腕に自信のある殺し屋でも収監中に死んでしまうことがほぼ確実なんだとか。作中でも「刑期を終えて出た者はいない」と語られています。
児童養護施設・アルカマル
殺連直営の児童養護施設・アルカマル。表向きは普通の養護施設ですが、実際は「ORDERクラスの殺し屋を人工的に生み出すための殺し屋養成施設」です。 かつてのスラーもここで生活しており、彼はある事件をきっかけにアルカマルを襲撃。そこにいた職員たちを殺して仲間を救出し、彼らと共にスラー一派として活動を開始します。この襲撃事件をきっかけに、アルカマルは廃止に追い込まれたようです。
殺連はどうなる?「サカモトデイズ」の今後に注目
物語における重要組織として、随所に名前が登場している殺連。 本作の主要キャラである坂本・スラー・ORDERメンバー、殺連は全員と深い関わりを持っているため、今後も重要な役割を果たすと考えられます。殺連関係者がどんな活躍を見せてくれるのか。彼らの動向に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!