韓国ドラマ『暴君のシェフ』最終回までネタバレ!相関図でユナらキャスト解説

韓国ドラマ『暴君のシェフ』は最高視聴率17%超、Netflixでもグローバルランキングで1位を獲得し、大ヒットとなりました。 本記事ではそんな『暴君のシェフ』について、あらすじを最終回まですべてネタバレします。
ドラマ『暴君のシェフ』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
タイトル | 『暴君のシェフ』 |
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公開日 | 2025年8月23日 |
話数 | 全12話 |
キャスト | イム・ユナ , イ・チェミン |
監督 | チャン・テユ |
脚本 | fGRD |
原作 | ウェブ小説「燕山君のシェフとして生き残る」 |
あらすじ【ネタバレなし】
フランスの料理大会で優勝した腕利きのシェフ、ヨン・ジヨン(イム・ユナ)。韓国へ帰る飛行機の中でトイレに入ったジヨンは、皆既日食の瞬間、突然持っていた古文書「望雲録」が発した巨大な光に吸い込まれ……。 ジヨンが目を覚ますと、そこは森の中。そして目の前に現れたのは、朝鮮史上最も有名な暴君の1人として知られる燕山君(イ・チェミン)でした。 ジヨンは500年前の朝鮮王朝時代にタイムスリップしてしまったのです。
最終回まで全話ネタバレ!結末までのあらすじを解説
第1話「コチュジャンバタービビンバ」
2025年、天才シェフのヨン・ジヨンは、フランスの料理大会で優勝。しかしジヨンは帰国する途中、父親から持ち帰るよう頼まれた古文書「望雲録」に吸い込まれてしまいます。 見知らぬ森で目を覚ましたジヨン。出くわしたのは自分のことを王であると主張する男性イ・ホンと、鼻が利く女性ギルグムでした。ジヨンは、周囲の状況から朝鮮王朝時代にタイムスリップしたかもしれないと思い始めます。 そんな中、ジヨンはポケットにあったコチュジャンとバターを使ってビビンバを作りました。2人は見たことも食べたことのない料理の美味しさに驚きます。
第2話「真空調理」
王であるホンを探しに来た部隊によって捕らえられてしまったジヨンとギルグム。2人は高官にふるまう料理を作るよう命じられますが、厨房には食材がほとんどありません。 しかしジヨンは持ち前の知識と技能を駆使し、真空調理で煮込んだ牛肉料理を完成させました。料理を気に入ったホンはジヨンとギルグムを宮殿に連れて行きます。 そんなホンの様子を見た側室カン・モクジュは、ジヨンに敵意を向け……。
第3話「オート・キュイジーヌ」
ホンに料理を作るよう命じられたジヨンは、鹿肉を使ったフランスの伝統料理「オート・キュイジーヌ」を披露。そんな彼女に廃妃となった亡き母を重ねたホンは、ジヨンを水剌間(厨房)の最高責任者である「待令熟手」に任命したのです。 これに怒りが収まらないモクジュは、大王大妃を頼り、ジヨンを宮殿から排除しようと企みます。そして大王大妃の命で水剌間の料理人ボンシク、マンスの2人と料理対決をすることになったジヨン。
第4話「****とホウレンソウのみそ汁」
ジヨンはシジミを使って清涼感のある味噌汁を作り、さらにホウレンソウで大王大妃の体調まで気遣いました。その結果ジヨンは見事対決に勝利し、正式に待令熟手として任命されます。 一方、モクジュが暗躍していたことを知り、憤るホン。そんな彼の心を癒すのは、やはりジヨンの料理でした。そしてジヨンから「望雲録」のこと聞いたホンは、ジヨンの料理を記した自分の日記帳にも「望雲録」という題をつけ……。 夜更けに泥酔したホンはジヨンを呼びました。そして彼女を抱き寄せ、口づけをしたのです。
第5話「パウダースノーカツレツ」
翌日、酔って口づけしたことを思い出したホンは、怒り心頭のジヨンに何をすべきか考えます。 一方、ジヨンに対して嫉妬心むき出しのモクジュ。ホンの健康診断に自分も料理を用意しますが、結局ホンが残さず食べたのはジヨンの作ったカツレツでした。 その後、都承旨イム・ソンジェからジヨンが探していたカバンを受け取ったホン。彼女を温室に呼び出してカバンを渡し、口づけのことを謝ります。ジヨンは嬉しさのあまりホンに抱きつき……。
第6話「黒ごまマカロン」
無事カバンが戻ったと喜んだのも束の間、肝心の「望雲録」が無く、ジヨンは「未来に帰れない」と嘆きます。 そんな中、王宮には明の使臣団が到着しました。使臣ウ・ゴンは気難しく、朝鮮の料理に手を付けません。そこでジヨンはマカロンを作り、見事ゴンの胃袋をつかみました。 ところがゴンの提案で、貢ぎ物を賭けて朝鮮と明が料理対決をすることになってしまいます。
第7話「雨の日の東莱パジョン」
料理対決に勝つため、朝鮮時代にまだない圧力鍋を求めるジヨン。腕利きの技術者チャン・チュンセンを探しに行くジヨンが心配でたまらないホンは、付き添うことにし……。 ジヨンは必死に説得しますが、王朝の冷酷さを知っているチュンセンは頑なに拒みます。しかし彼の方言に気付いたジヨンは、釜山式のパジョン(おやき)を作り、見事圧力鍋作りを引き受けてもらうのでした。 そんな時、反乱を目論むチェサン大君が仕向けた刺客たちがジヨンらを襲います。ホンやソンジェらの活躍で事なきを得たジヨンは、なんとか対決の場に間に合いました。
第8話「ライスワインブッフ・ブルギニョン」
いよいよ始まった料理対決。しかし朝鮮チームが用意した唐辛子粉とコチュジャンが紛失し、ジヨンは急遽「ブッフ・ブルギニョン」という肉料理を思いつき、ホンとゴンの舌をうならせました。 ところが明のア熟手が朝鮮の唐辛子粉をチェサン大君から手に入れたことが判明。チェサン大君は言い逃れようとしますが、ホンは1回戦目を引き分けとし、3回戦とも引き分けの場合は明の勝利とすることに……。 そして2回戦目、朝鮮チームは北京ダックを完成させ、明チームは朝鮮の精進料理を披露します。
第9話「圧力鍋の烏骨鶏参鶏湯」
2回戦目もまさかの引き分けとなり、勝負は3回戦目に突入します。ぎりぎりのところで圧力鍋の蓋を完成させたチュンセンが到着し、ジヨンたちは無事に烏骨鶏の参鶏湯を完成させました。 熟手同士で点数をつけ合うことになり、見事朝鮮チームが勝利します。最後にタン熟手は、戦友ジヨンに「物事の端は見えにくいもの。眠る時は閂(かんぬき)をしっかりかけろ」というホンへの伝言を預けるのでした。 その後、ジヨンの料理を食べたチンミョン大君(ホンの異母弟)が倒れて昏睡状態に。そしてジヨンは拷問にかけられてしまい……!
第10話「朝鮮式レストラン」
ジヨンが拷問されたと知ったホンは、怒りに震えます。その後、ジヨンは大王大妃から3日以内に真実を暴くよう命じられ、一時釈放されました。ジヨンと再会したホンは、思わず抱きしめてキスをします。 そしてチェサン大君とモクジュが絡んでいることを突きとめた2人。ジヨンは回復を意味する「レストラン」でチンミョン大君の命を救い、無実を証明します。 そしてその夜、ジヨンを呼び出したホンは指輪を渡して「伴侶になってほしい」とキスをし……。
第11話「大豆ミートの九節板&ナスのパイ」
ホンのプロポーズに気持ちが揺れながらも、未来に帰らなくてはならないと話すジヨン。そして「また王様のもとに戻ってきます。だから暴君にならないと約束してください。」と続けます。 そんな中、チェサン大君とモクジュの企みによってホンの亡き母・廃妃が大王大妃の命によって亡くなったことが明かされたのです。ホンは怒り狂い大王大妃を殺そうとしますが、ジヨンが必死に阻止し、なんとか剣をおろしました。 しかしホンはチェサン大君の罠にかかり、森の中で刺客に襲われます。そんなホンをかばったソンジェは命を落とし……。
【最終回】第12話「還世飯」
ホンを廃位に追い込み、チンミョン大君を新たな王に据えたチェサン大君。しかし山の中で殺されかけたホンにジヨンたちが加勢し、チェサン大君たちを追い詰めます。モクジュもついに死を迎えました。 しかしチェサン大君はジヨンを人質にとって逃亡。ホンは1人でチェサン大君に立ち向かいますが、ジヨンは重傷を負い、日記帳「望雲録」に吸い込まれていきました。 現代に戻ってきたジヨン。「望雲録」を開いてホンのもとへ戻ろうとしますが、もう「望雲録」が光ることはありません。 しかし1か月後。ジヨンの働くレストランに現れたのは、なんとスーツを着たホンでした。2人は強く抱きしめ合い、何度もキスをします。ホンは約500年の時を越え、ジヨンとの再会を果たしたのでした。
【相関図】少女時代・ユナらキャスト・登場人物を解説

ヨン・ジヨン役/イム・ユナ(元少女時代)
ヨン・ジヨンは天才的な腕前を持つ現代のシェフです。朝鮮王朝時代にタイムスリップしてしまい、暴君イ・ホンと出会います。美食家であるホンの舌をうならせたジヨンは、待令熟手に任命され、次第にホンの心まで溶かしていました。 そんなジヨンを演じたのは、元少女時代のイム・ユナ。『ビッグマウス』(2022年)や『キング・ザ・ランド』(2023年)など数多くのドラマでメインキャストを務める人気女優です。
代役が立てられた?イ・チェミンが大ブレイクの予感

実は当初、イ・ホンは「イカゲーム」や『涙の女王』などで知られる俳優パク・ソンフンが演じる予定でした。しかしSNSにおける騒動があり、撮影の約1か月前、急遽イ・チェミンの代役が決まったのです。 しかしイ・チェミンは暴君でありながら人間味あふれるイ・ホンを魅力的に演じ、『暴君のシェフ』は大ヒット。次回作のオファーが30件以上もきていると話題になっています。
『暴君のシェフ』時代設定・背景を解説!モデルとなった暴君がいる
韓国ドラマ『暴君のシェフ』の舞台となっているのは、約500年前の朝鮮王朝時代です。日本でいうと室町時代にあたります。この頃の朝鮮では少しずつ経済や商業が発達し、対外貿易のおかげで経済的にも発展を遂げていました。 しかし一方で国王の政治力は絶大であったため、王宮内での勢力争いは激しくなっていきます。そんな勢力争いに巻き込まれ暴君となってしまった第10代国王・燕山君が、イ・ホンのモデルだとされているのです。
モデルは朝鮮王朝第10代国王・燕山君?
『暴君のシェフ』に登場する王イ・ホン。そのモデルとなっているのは、朝鮮王朝第10代国王である燕山君(ヨンサングン)です。 先述した通り、燕山君は暴君として有名で、朝鮮史上最も悪名高い人物だとも言われています。独裁的な圧政で王宮内外ともに苦しめた燕山君は、臣下たちにクーデターを起こされて廃位し、流刑の後にまもなく亡くなりました。 本作に登場するイ・ホンも絶対的な権力を持ち、臣下たちを支配しています。しかし一方でお茶目な笑顔や、不器用な一面を披露し、人間らしさが溢れたキャラクターになっていました。 なお燕山君が登場する作品には、他に『宮廷女官チャングムの誓い』や『七日の王妃』などがあります。
原作はウェブ小説「燕山君のシェフとして生き残る」
『暴君のシェフ』はウェブ小説の「燕山君のシェフとして生き残る」が原作となっています。原作では架空の人物イ・ホンではなく、実在した燕山君が主人公。さらにドラマのような三角関係は描かれず、ヨン・ジヨンとのラブロマンスに重きを置く構成です。 また結末で燕山君が現代にやってきてジヨンと再会する展開は同じですが、原作は燕山君が現代に適応していく過程をより詳しくコメディタッチで描いています。
韓国ドラマ『暴君のシェフ』時代設定や背景を知るとより面白い!
韓国ドラマ『暴君のシェフ』について、全話あらすじをネタバレありで解説しました。 モデルとなった人物や、時代背景を知ったうえで本編を観ると、より深く作品を楽しめます。ぜひ本記事をチェックして、『暴君のシェフ』の魅力にハマってください!