『バケモノの子』楓(かえで)はいらないヒロイン?九太とのその後や嫌われる理由を徹底解説
『バケモノの子』(2016)のヒロイン・楓は、主人公の九太が人間界に戻った際に出会った女子高生です。 いじめを助けてくれた九太への恩返しとして、勉強を教える先生役に。人間とバケモノの2つの世界を知った九太が「自分とは」と、もがく姿を一番近くで支える存在となります。 この記事では、そんな楓の活躍や九太とのその後、さらに「うざい」と言われている理由まで、まとめて紹介します! ※『バケモノの子』のネタバレを含みます。
『バケモノの子』楓(かえで)の九太とのその後は
九太さんにとっての楓さんは、熊徹さんとは対照的な“人間界の師匠”だと細田守監督。広瀬すずさんが、ヒロインでありながら、九太と魂で共鳴し合える同士としての楓さんを表現してくれて驚いたそうですよぉーーーー #金ロー #バケモノの子 #楓 #九太 #広瀬すず #真守 pic.twitter.com/FlGnzqdqBQ
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) July 27, 2018
渋天街から帰ったあとの「楓のその後」は映画や小説で描かれていません。 ラストでは、祝賀会で九太に高認試験の紙を手渡しました。楓が九太の先生役でもあるため、試験終了までは確実に一緒にいるでしょう。 そして、九太が2度と渋天街に戻っていないと語られていることから、お互いが心の支えとなった楓と九太は結婚しているかもしれませんね。
『バケモノの子』楓はいらないヒロイン?なぜ嫌われるのか
楓に対しては一郎彦闇落ち後からの行動や言動が「うざい」と言われる大きな理由です。 特に、一郎彦の境遇を知らずに「等しく闇を抱えている」と発言した点が軽率だったと感じる方が多いよう。また、楓が戦いの場について行ってしまったために「一郎彦と2人だけで決着をつける」という九太の計画を妨害する形になっている、との意見もあります。 一方で、楓がいなければ九太は勉強を始める機会も、父親との再会もなかったかもしれません。何より一郎彦と同じように闇落ちしていた可能性もあります。九太にとっては"なくてはならない存在"であることは確実です。
『バケモノの子』楓の声優は広瀬すずが担当

楓の声優を担当したのは、今では国民的女優へと成長した広瀬すず。公開当時は17歳でした。本作以外に『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』(2017)や『ルパン三世 THE FIRST』(2019)で、声優を担当しています。 2025年は、『ゆきてかへらぬ』や『片思い世界』、『遠い山なみの光』で主演、そして『宝島』でメインキャストを務めるなど大活躍。2026年には『汝、星のごとく』の主演も決定しています。
『バケモノの子』楓は九太を支える重要なヒロイン

『バケモノの子』のヒロイン・楓のプロフィールやその後、そして「うざい」と言われる理由を解説しました。 九太と一郎彦の対峙に割り込む形になってしまったことで、一部の作品ファンからは否定的な意見も寄せられています。しかしその一方で、もし楓がいなければ、九太も心の闇に飲まれていた可能性は否定できません。 ぜひ「バケモノの子」を再鑑賞して、楓が果たした役割を振り返ってみてはいかがでしょうか。


