『ナウシカ』クロトワは最後にどうなった?刺客としての正体や平民出身の過去に迫る

1984年公開のジブリ映画『風の谷のナウシカ』に登場するトルメキア軍の軍人クロトワ。この記事では、クロトワについて基本プロフィールと声優キャストを紹介し、クシャナ殿下との関係や最後はどうなったのかなど解説していきます。
『ナウシカ』クロトワのプロフィール

『風の谷のナウシカ』に登場するクロトワは、トルメキア王国の軍隊で指揮官クシャナの次席を務める参謀将校です。年齢は27歳という設定で、やや割と老け顔である模様。 貴族出身が多いトルメキア軍において平民出身の叩き上げであり、一見するとずる賢く飄々とした利己的な男に見えますが、その本質はきわめて優秀な実務家。高い操縦技術や優れた危機管理能力、そして深い人間味を持ち合わせており、隠れファンも多い人気のキャラクターです。
クロトワは平民出身のエリート?過去に迫る

トルメキア王国は、王族や名門貴族が支配する厳格な階級社会。その中でクロトワは、後ろ盾が一切ない平民の出身です。劇中で彼自身が語る「うだつの上がらねえ平民出」という言葉の通り、いくら有能であっても血筋がなければ出世はおろか、まともな扱いすら受けられない過酷な環境で育ちました。 クロトワはトルメキアのエリートが通う「軍大学院」を卒業しており、この学歴からも彼の上昇志向がうかがえます。また、16歳の時からコルベット(飛行戦艦)に乗っていた経歴があり、「昔取った杵柄」ではあるものの操縦技術も高いようです。
クロトワはクシャナ暗殺に送られた刺客だった

クロトワがクシャナの副官となったのは、純粋な人事ではありません。トルメキアの国王であるヴ王が、あまりに優秀で邪魔な実の娘クシャナを監視し、あわよくば失脚させるために「軍目付(スパイ・監視役)」としてクロトワを送り込んだという経緯があります。 しかしクロトワは冷酷な本国の陰謀に付き合うよりも、現場で圧倒的なカリスマ性を放つクシャナに賭けた方が生き残れると判断し、彼女の真の右腕になっていくことを選びました。
クロトワとクシャナの目的は?

巨神兵を手に入れようとするクシャナとクロトワにはそれぞれの目的がありました。 クシャナの目的は「腐海の根絶」です。蟲に脅かされ、腐海の毒に侵食されていく人類の現状を憂い、巨神兵の力を使って腐海を焼き払おうとします。また王族間の争いに終止符を打つべく、巨神兵という絶対的な力を掌握して乱世を終わらせようと画策していました。 一方でクロトワは巨神兵とクシャナに自身の生き残りをかけており、己の出世と生存のチャンスと捉えています。「うだつの上がらねえ平民出にやっと巡ってきた幸運か」というセリフの通り、クシャナを出し抜いてでも巨神兵を後ろ盾に「天下を取りたい」という野心を持っていました。
クロトワは最後にどうなった?

映画のクライマックスでは、まだ肉体が復活していない未完成の巨神兵を、クシャナは迫り来る王蟲の群れを止めるために無理やり起動させました。その結果、巨神兵はプロトプラストの光線を数発放っただけで崩れ落ちていきました。 巨神兵を失ったことで、クシャナの「腐海を焼き払う」という目的も、クロトワの「巨神兵を背景に出世する」という野心も同時に潰えることとなりましたが、この失敗を経て2人は風の谷から撤退し、新たな関係性へと進んでいくことに。原作ではクロトワは最後までクシャナの忠実な副官として活躍しています。
クロトワの声優は家弓家正
『風の谷のナウシカ』でクロトワ役を務めたのは、昭和のアニメ・洋画吹き替え界を代表する名優・家弓家正です。彼の渋く知的ながらも、どこか人間臭さとユーモアを感じさせる声が、クロトワの「ずる賢いけれど憎めない叩き上げの軍人」という魅力を最大限に引き出しました。 宮崎駿監督作では、テレビアニメ『未来少年コナン』のレプカ役でも知られています。
『風の谷のナウシカ』のクロトワは実はかっこいい理想の上司

映画ではクロトワの背景やその後は詳しく描かれていませんが、原作漫画では実はかなり活躍しており「かっこいい理想の上司」としても知られています。映画と合わせて原作漫画でもぜひクロトワの魅力に触れてみてください!








