2017年7月6日更新

『風の谷のナウシカ』のヒロイン・ナウシカについて知るべき14のこと

宮崎駿監督の代表作『風の谷のナウシカ』のヒロイン、ナウシカ。美しく思いやりあふれる人柄は、誰もが憧れる映画のヒロインです。そんな彼女について知っておくべきことを、ご紹介します。

1:風の谷のナウシカの生い立ち

ヒロインであるナウシカは、風の谷の娘で、16歳の少女です。母や兄たちは、腐海の毒に犯され亡くなっています。

幼少の頃から虫たちに強い興味があり、腐海の巨大な虫であるオームの子どもを隠していたことが父親に見つかり、叱られた経験もあります。谷の民を家族のように愛し、16歳ながらも強いリーダーシップを発揮して人々に指示される、理想的な族長となっていきます。

2:「こわくない」全てを平等に愛するお姫様

彼女は全ての人に平等に接し、その優しさを惜しみません。初めて遭遇した、キツネリスに指を噛まれた時も、落ち着いて対処したことにより、“テト”と名付け、後々もずっと一緒にいる相棒のような存在になりました。

父親を殺害された敵国のクシャナに対しても、1人の人間として平等に接しています。

3:ナウシカの愛した腐海

腐海の植物は、瘴気という5分で肺が腐ってしまうほどの猛毒を空気中に放出する植物の集まる森のことをいいます。人間や家畜は、腐海に入る時には必ずマスクを装着し、腐海の放出する胞子の付着にも注意が必要になります。

物語を観ていくと腐海の存在は、自然界の空気を浄化していくためにできたものだと分かるのですが、彼女はそれをいち早く察知し、腐海の植物の研究を地下室で進めていました。

4:風の谷

彼女の生まれ育った風の谷は、辺境に位置する小国で、人口はわずが500人ほどです。腐海に近い位置にもかかわらず、海から吹く風により、胞子の侵蝕から守られていました。

その風を動力として、地下水を汲み上げ農業に生かしているため、風車がたくさん存在しています。

5:【ネタバレ注意】風の谷の長であるジルの末娘

風の谷のナウシカ 豪華装幀本(上巻)

風の谷の長であるジルには、妻と11人の子供がいました。ですが、ナウシカとジル以外の妻と子供たちは、腐海の毒で亡くなってしまいました。その為ジルはただ一人の残された家族であるナウシカに深い愛情を注ぎ、強く美しい今の姿に大切に育て上げました。

ネタバレになりますが、映画内でジルはトルメキア兵の手にかかって殺害されてしまいます。一方で、原作では妻と子供たち同様に自身も腐海の毒で侵され、寝たきり状態となってしまったため、ナウシカが新たな谷の長となりました。

6:ユパ様が師匠

彼女の父であるジルの旧友であるユパ。腐海辺境一の剣士といわれ、師匠でもあります。剣の腕は相当なものでありながらも、争いを好まない立派な人格を持ち、人々から好かれています。

風の谷では子供の名付け親となり、皆からユパ様と慕われています。腐海の謎を解くために旅を続けている途中、ナウシカと再会しました。

7:母性にあふれる風の谷のお姫様

ジブリの教科書〈1〉風の谷のナウシカ (文春ジブリ文庫)

彼女は母親の愛情を知らず育った為、人一倍谷の少女たちを可愛がっておりました。人々に対しての”愛情”と”優しさ”を最も大切にし、強い心で人々を導いていました。

また、ナウシカの胸の大きさにも監督の宮崎駿なりの思いがあるそうです。宮崎駿監督は公開時のインタビューで「風の谷で死んでいく城ジイやおばあさんたちをその胸の上で抱きとめてあげるために大きい」と話しています。

8:アスベルとナウシカの関係

アスベルはペジテの王子で16歳の青年。双子の妹、ラステルを殺され、自国を滅ぼされた復讐心から、トルメキアをひどく憎んでいます。トルメキアの艦隊を襲撃した際に、墜落した腐海で虫に襲われそうになっていたところをナウシカに助けられ、共に行動します。

劇中では壊れたメーヴェを修理している場面もあり、機械整備の腕に長けている様子が伺えます。ナウシカの考えに影響され、劇中のエンディングでは、ユパと共に旅にでる様子が描かれています。

9:トルメキア兵として戦うナウシカ

風の谷にトルメキアの輸送機が墜落した後、彼女は捕虜となり、トルメキアの輸送機で谷を離れます。その際突然表れた戦闘機の襲撃を受け、彼女の乗る輸送機も被弾して堕ちていきますが、腐海不時着し、一命を取り留めます。

10:ナウシカの名ゼリフ

“マスクをしなければ5分で肺が腐ってしまう死の森なのに”

冒頭場面で口にするセリフに、腐海の毒性の強さに驚いた人も多いのではないでしょうか。

“ほら、こわくない”

テトに初めて遭遇し、指先を噛まれた時のセリフ。攻撃された時は、相手が自分を恐れている時だと考え、自分が相手の敵ではないことを、ゆっくり時間をかけて伝えます。

“神様。風の神様。どうかみんなを守って”

大量のオームが風の谷に向かって突進している時のセリフ。風の谷の民を心から愛する気持ちが伝わってきます。

11:テレパシー能力を持っている!?

彼女は腐海の虫たちと、心が通じ合っているようなシーンが何度かあります。

映画では少ない描写ですが、虫笛を使って虫の向かう道を誘導したり、原作では実際にオームとテレパシーを使って話をしているシーンがあります。

12:ナウシカの乗り物凧(メーヴェ)

ナウシカの乗りこなす乗り物、メーヴェに乗ってみたいと思った人は多くいるのではないでしょうか。メーヴェはドイツ語でカモメを意味していて、その形もまるで鳥のようなすっきりとした姿をしています。

風に乗りながらまるで凧のように、空を飛び、風使いにとって重要な乗り物となっています。ナウシカが使っているメーヴェはエンジン付きのもので、発着時の補助として使用される他は、風を利用して飛んでいきます。

13:ナウシカ役の声優

彼女の声優を務めるのは、1954年生まれの声優島本須美です。宮崎駿作品では他に『ルパン三世 カリオストロの城』でヒロインのクラリス役を演じています。

優しい滑らかな声が、ナウシカの正義感あふれる柔らかいキャラクターにピッタリです。

14:『風の谷のナウシカ』ナウシカの海外版の声はアリソン・ローマン

『スペル』

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アメリカで活躍するハリウッド女優のアリソン・ローマンは、ホラー映画『スペル』や『ビッグ・フィッシュ』に出演し、様々な映画で重要な人物を演じています。そんな彼女がブレイク前に声優として抜擢されたのが、『風の谷のナウシカ』のナウシカだったのです。

幼さの残る声で、強い気持ちを持ち続ける少女を巧みに演じています。