怖すぎて戦慄!日本のホラー映画おすすめランキング36 トラウマ級ジャパニーズホラーを集めました【2023年最新】
タップできる目次
- 1位『リング』(1998年)
- 2位『仄暗い水の底から』(2002年)
- 3位『黒い家』(1999年)
- 4位『残穢 住んではいけない部屋』(2016年)
- 5位『来る』(2018年)
- 6位『呪怨』(2002年)
- 7位『CURE キュア』(1997年)
- 8位『着信アリ』(2003年)
- 9位『八つ墓村』(1977年)
- 10位『聖地X』(2021年)
- 11位『女優霊』(1996年)
- 12位『ノロイ』(2005年)
- 13位『オーディション』(2000年)
- 14位『牛首村』(2022年)
- 15位『“それ”がいる森』(2022年)
- 16位『回路』(2001年)
- 17位『らせん』(1998年)
- 18位『人魚伝説』(1984年)
- 19位『犬鳴村』(2020年)
- 20位『サイレン FORBIDDEN SIREN』(2006年)
- 21位『クロユリ団地』(2013年)
- 22位『貞子VS伽椰子』(2016年)
- 23位『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(1970年)
- 24位『事故物件 恐い間取り』(2020年)
- 25位『カルト』(2012年)
- 26位『震える舌』(1980年)
- 27位『この子の七つのお祝いに』(1982年)
- 28位『地獄』(1960年)
- 29位『トリハダ-劇場版-』(2012年)
- 30位『輪廻』(2005年)
- 31位『シライサン』(2020年)
- 32位『感染』(2004年)
- 33位『富江』(1998年)
- 34位『グロテスク』(2009年)
- 35位『エクステ』(2007年)
- 36位『アイアムアヒーロー』(2016年)
- 日本のホラー映画は怖すぎる!邦画だからこその恐怖を体験しよう
1位『リング』(1998年)
日本ホラーの代名詞「貞子」という発明
ホラー要素 | 悪霊 , 呪い |
---|---|
キャスト | 松嶋菜々子 , 真田広之 |
見たら1週間後に死ぬというビデオテープの噂を耳にした、テレビディレクターの浅川玲子。当初は半信半疑だった彼女でしたが、姪の死をきっかけに調査をすることに。
しかしその過程で、彼女自身もビデオを見てしまいます。1週間後に迫る死の恐怖に怯えながら、彼女は元夫の大学教授・高山とともにビデオを分析することになり……。
ここがおすすめ!
日本のホラーアイコン・貞子を生み出した本作。その見た目の恐ろしさやスリリングな展開で、大ヒットとなりました。
Jホラーの金字塔!意外とミステリー要素も強いし、怖さもあるけどストーリーにも引き込まれる。後味の悪さも良い。今観ると画質の粗さにも怖さが増す。
(50代男性)
2位『仄暗い水の底から』(2002年)
子どもを失うという恐怖!
ホラー要素 | 怪奇現象 , ミステリー・サスペンス , ヒューマンドラマ |
---|---|
キャスト | 黒木瞳 , 菅野莉央 |
『リング』の鈴木光司の短篇を原作として、映画『リング』の中田秀夫監督がメガホンをとりました。『ダーク・ウォーター』(2005)として、ハリウッド・リメイクもされた作品です。
主人公の母娘は古い賃貸マンションに引っ越してきます。そこで彼女たちは、雨漏りや上の階の子どもの足音に悩まされるように。さらに2年前に行方不明になった少女の亡霊につきまとわれ始めます。
ここがおすすめ!
逃れられない恐怖を、水を使って表現した秀作。原作者によると、我が子を失うのではないかという親の不安から構想された作品だそうです。
じわじわくる怖さもありながら、ラストには切なさも感じうるっとしてしまった。個人的にエレベーターのシーンが衝撃すぎ!
(20代女性)
3位『黒い家』(1999年)
大竹しのぶの鬼気迫る演技に震えが止まらない
ホラー要素 | サイコ , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 内野聖陽 , 大竹しのぶ |
『悪の教典』などで知られる貴志祐介による同名小説を映画化した作品。2007年には、韓国でリメイク作品も製作されました。
京都で保険金査定を担当する若槻は、保険加入者である菰田家を訪問しますが、そこで首を吊っている子供を発見してしまいます。事件の疑いが濃厚であったため、若槻は保険金の支払いを保留したのですが……。
ここがおすすめ!
本作の恐ろしさは幽霊などの超自然的なものではなく、人間の怖さにあります。異様な雰囲気を放つ菰田幸子を演じた大竹しのぶの怪演は、ホラー映画史に残るものと言っても過言ではないでしょう。
大竹しのぶがマジで怖すぎる!殺人の動機も本当にありそうでゾッとした……。
(20代男性)
4位『残穢 住んではいけない部屋』(2016年)
静かに迫り来る正攻法ジャパニーズホラー
ホラー要素 | 悪霊 , ドキュメンタリー風 . サイコ |
---|---|
キャスト | 竹内結子 , 橋本愛 |
『屍鬼』で話題となった人気作家・小野不由美のホラー小説『残穢』をもとに、中村義洋監督がメガホンを取った作品。
あるときミステリー作家である主人公のもとに、とある女子大生から「部屋から奇妙な音がする」という手紙が届きます。好奇心から依頼者とともに調査に乗り出した主人公でしたが、そのうらには日本全国に広がる「穢れ」がありました。
ここがおすすめ!
静かにじわじわと迫り来る、小野不由美作品らしいリアルな恐怖が見どころの本作。謎の究明とともに、私の家ももしかしたら、と思わずゾッとしてしまいます。
ミステリーとしてパズルのように少しずつピースがはまっていくのが楽しい。ごく普通のマンションや一軒家を舞台にストーリーが進んでいくので、自分の日常とリンクさせてしまい鑑賞した日の夜は電気を消して寝られませんでした。
(30代女性)
5位『来る』(2018年)
豪華俳優陣が繰り広げるジャパニーズ・ホラーの新境地!
ホラー要素 | 呪い , 悪霊 , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 岡田准一 , 黒木華 , 松たか子 |
第22回日本ホラー小説大賞作品『ぼぎわんが、来る』を、映画『告白』で知られる中島哲也監督が映像化。再びタッグを組んだ松たか子のほか、岡田准一や小松菜奈、妻夫木聡など豪華俳優陣が勢ぞろいし、話題となりました。
幸せな新婚生活を送る田原の会社に、ある日謎の訪問者が訪れます。対応した後輩によると「知沙さんの件で」と話していたとのこと。しかしそれは妊娠した妻がこれから生まれてくる娘につけた名前で、2人以外は知らないはずでした。
そして訪問者が誰かわからないまま、後輩は謎の死を遂げます。それから2年後、田原の周囲で不可解な現象が頻発するようになり……。
ここがおすすめ!
冷たく湿った空気のあるジャパニーズホラーとはうって変わって、エンターテイメント性が強く、思わず引き込まれてしまうのが本作品の魅力。俳優陣の迫力ある演技や、登場人物1人1人の描かれ方にも注目です。
豪華キャストがそれぞれ濃〜いキャラを演じるホラーコメディ?後半のバトルはお祭り騒ぎ!松たか子と柴田理恵がかっこよすぎるんだよね。
(30代女性)
6位『呪怨』(2002年)
日本人のツボを押さえた完全無欠のジャパニーズホラー
ホラー要素 | 呪い , 悪霊 |
---|---|
キャスト | 奥菜恵 , 伊東美咲 , 上原美佐 |
寝たきりの老婆・徳永幸枝の世話をするためにやって来た、介護ボランティアの仁科理佳。そこで彼女は、俊雄と名乗る少年と、黒い影の女の幽霊に遭遇します。数日後、理佳から連絡がないのを心配した福祉センターの上司が、死んでいる老婆とそのそばで呆然としている理佳を発見。さらに連絡を受けた警察によって、天井裏から老婆の息子夫婦の変死体が発見されました。
実は9年前、その家では忌まわしい事件が起きており、住人や関係者の死や失踪が頻発していたのです。
ここがおすすめ!
この世に強い怨念を残して死んだ佐伯伽椰子の霊が、人々を呪い殺していくオムニバス作品の劇場版。伽椰子は『リング』の貞子に並ぶ、ホラーアイコンとなりました。もともと劇場未公開のビデオ作品として展開されていたもので、伽椰子の背景について知りたい人には、ビデオ版1作目もおすすめです。
家に入っただけで呪われるとか理不尽すぎ……。布団や階段のシーンは確実にトラウマになる。
(10代男性)
7位『CURE キュア』(1997年)
訳が分からないという恐ろしさ、それが「癒やし」?
ホラー要素 | サイコ , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 役所広司 , 萩原聖人 |
海外でも評価が高い黒沢清監督のサイコ・サスペンスで、この作品で国際的な知名度が上がりました。フィルモグラフィの大半をホラー映画が占める黒沢清は、「怖い」とは何かということを追求している監督です。
被害者が鈍器で殴られた後、首から胸にかけてX字型に切り裂かれるという連続殺人事件が発生。しかし加害者は複数いて、全員が殺人の動機を覚えていませんでした。
刑事の高部は捜査を続けるうちに、謎の男が犯行直前に加害者たちと接触していたことが判明します。
ここがおすすめ!
主演の役所広司と萩原聖人の怪演が光る本作。萩原聖人演じる間宮が語る言葉の謎にゾワッとさせられます。
役者の演技から演出、カメラワークや効果音まで全部が恐怖を煽ってくる。鑑賞後、タイトルの意味と内容を考えれば考えるほど怖くなる。
(30代男性)
8位『着信アリ』(2003年)
多くの日本人の背筋を凍らすあの着信音
ホラー要素 | 呪い , 都市伝説 |
---|---|
キャスト | 柴咲コウ , 堤真一 |
携帯電話という現代的なデジタル機器が恐怖の対象になるというところが、このシリーズの新機軸でしょう。携帯電話が必需品となって、それから逃れられないことも怖さを煽ります。
友だちの携帯電話が奇妙な音で着信を知らせるのを聞いた由美。着信記録は3日後になっており、留守録には友人の悲鳴のような声が録音されていました。そして3日後、友人は同じような悲鳴をあげて死んでしまいます。次々と同じようなことが起こり、由美はその謎を解明するために動き出すのでした。
ここがおすすめ!
「死の予告電話」という設定で、観客を震え上がらせた『着信アリ』。最後の最後まで目が離せない展開が魅力です。その人気からシリーズ化され、続編2作が制作されました。
この着信音、流行ったな〜。自分の電話にこんな着信があったら……と思うと本当に怖い。事件解決と見せかけて、残り30分でたたみかけてくるので安心できない。
(30代女性)
9位『八つ墓村』(1977年)
横溝正史シリーズ史に残る大ヒット作
ホラー要素 | サイコ , スリラー , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 渥美清 , 荻原健一 |
寺田辰弥は空港誘導員として働いていましたが、多治見家の跡継ぎとして出生地の岡山へ呼び戻されることに。多治見家は戦国時代毛利に敗れた尼子義孝という武将ら落ち武者を欺き財を成した過去があり、この村は八墓村と呼ばれていました。そんないわくつきの村で、辰弥の父も28年前に恐ろしい事件を起こしていたのです。
そして28年後、再び起こった連続殺人事件を捜査するため、探偵・金田一耕助が八つ墓村にやって来ます。
ここがおすすめ!
『八つ墓村』はこれまでに何度も映像化されていますが、本作では金田一耕助役を「寅さん」シリーズで有名な渥美清が演じています。推理要素が強い原作をオカルト、ホラー色を打ち出して制作されたことが高評価の理由の1つ。
前半の大量殺人のシーンが想像以上に過激です。謎解き要素は薄いから渥美清演じる金田一はのんびりした雰囲気なのですが、逆に山崎努の顔が怖すぎる。
(50代男性)
10位『聖地X』(2021年)
忌まわしい土地に足を踏み入れた兄妹の運命は?
ホラー要素 | 呪い , SF |
---|---|
キャスト | 岡田将生 , 川口春奈 |
夫との暮らしに嫌気が差し、兄・輝夫が暮らす韓国の別荘を訪れた要。そんな兄妹はあるとき、「聖地X」と呼ばれる奇妙な力の宿った土地に、知らずに足を踏み入れてしまいます。そこに入った者は精神を蝕まれ、謎の死を遂げていくと言われていました。輝夫と要は、「約束された死」から逃れようと奔走しますが……。
ここがおすすめ!
『22年目の告白 私が殺人犯です』の入江悠監督が、劇団「イキウメ」の同名舞台を映画化。オール韓国ロケで徹底的に作り込まれた画と、予想を裏切るストーリー展開を原作舞台ファンも高く評価しています。
観たことないタイプの映画で面白かった!「世にも〜」みたいなオカルトが好きだから、かなり楽しめた。
(20代女性)
11位『女優霊』(1996年)
『リング』監督の出世作
ホラー要素 | 悪霊 , ヒューマンドラマ |
---|---|
キャスト | 柳憂怜 , 白鳥靖代 |
『リング』に先行して、中田秀夫監督&高橋洋脚本のコンビがリリースした、ジャパニーズホラーの原点とも言うべき作品です。
映画監督・村井俊夫は、自身のデビュー作の製作中、カメラテストのフィルムの中に、古いフィルムが紛れ込んでいることに気づきます。その気味の悪い映像を、なぜか監督は子どもの頃に見た覚えがあるのでした。それ以降、撮影現場では奇妙な現象が起こり始めます。
ここがおすすめ!
撮影所やスタジオにはよく幽霊が出る、という定番の設定をうまく利用した本作。『リング』の貞子は、本作に登場する幽霊が原型ですが、本作への反省から貞子の顔はなるべく見せないようにしたそうです。
ジャパニーズホラー特有のイヤな雰囲気が最高。幽霊の存在感が強すぎなくて、ひたひたと忍び寄ってくるのも良い。
(20代男性)
12位『ノロイ』(2005年)
戦慄の怪奇現象が多発するモキュメンタリー
ホラー要素 | 呪い , 悪霊 , ドキュメンタリー風 |
---|---|
キャスト | 松本まりか , アンガールズ , 荒俣宏 |
主人公・小林雅文はホラー番組のプロデューサー。怪奇現象の関係者にインタビューを続けるうちに、自らも奇妙な体験をするようになります。
そして取材の中で、ダムの底に沈んでしまった長野県のある村の奇祭に行き当たりました。鬼を鎮める祭りなのですが、その鬼は「禍具魂(かぐたば)」と呼ばれるのです。
ここがおすすめ!
果たして「禍具魂」とは何か? 一見関係ないような映像が、物語が進むにつれある物事に繋がっていく、その繋がりに気づいた時のゾワッと感はこの作品でしか味わえません。
かなりリアルなモキュメンタリーだった!民俗的な怖さだったので、どちらかと言うとヒトコワ系かな〜。
(30代男性)
13位『オーディション』(2000年)
本当に怖いのは人間……というのもジャパニーズホラーの特徴?
ホラー要素 | スプラッター , サイコ |
---|---|
キャスト | 石橋凌 , しいなえいひ |
この作品は国内での知名度はいまひとつですが、三池崇史監督の名を世界に知らしめたと言ってもいい映画です。
三池監督がカメオ出演した、イーライ・ロス監督の『ホステル』(2005)を思わせる残虐なシーンが頻出し、ロッテルダム映画祭で上映された際は、記録的な途中退場者が出たそうです。しかも女性客が「悪魔!」と三池監督に詰め寄ったという逸話もあるそう。
ビデオ制作会社の社長が映画制作のためと称してオーディションを開催。しかし実際の目的は、再婚相手を探すためでした。そこに現れた魅力的な女性は急速に社長と親しくなるのですが......。
ここがおすすめ!
ジョン・ランディスやロブ・ゾンビといったホラー映画の旗手たちも、「目を背けたくなった」という感想を漏らしているほど残酷な作品です。
ホラー映画はたくさん観てきたけど、久しぶりに本当に「怖い!」と思える作品だった。視覚的にも精神的にも攻めてくるから、観た後の疲労感がハンパなかった……。キリキリキリ……。
(30代女性)
14位『牛首村』(2022年)
『呪怨』の清水崇監督が手掛ける「村シリーズ」3作目
ホラー要素 | 都市伝説 , 悪霊 |
---|---|
キャスト | Koki,, 萩原利久 |
清水崇監督の「恐怖の村シリーズ」第3弾。キムタクの次女Koki,が映画初出演・初主演という点でも話題を呼びました。ある日自分そっくりの女子高生が牛首マスクを被せられている心霊映像を主人公・奏音は目にして驚愕します。
胸騒ぎが起きた奏音は、撮影現場の心霊スポットにやってきました。撮影されたと見られるエレベーターに到着すると、怪奇現象が彼女を襲い……。奏音と顔の同じ女子高生の正体は?そしてなぜ牛首とは何なのか?そこには忘れていた思い出と町の忌まわしき過去が関係していました。
ここがおすすめ!
映画の舞台となった坪野鉱泉は、1996年に失踪事件が起きた本物の心霊スポット。空想と現実が入り混じった不気味さが画面全体から伝わる王道ジャパニーズ・ホラーです。
村シリーズ3作で一番怪談っぽさがある作品。ホラーの中では怖さは控えめでラストシーンをさまざま解釈ができる映画なので友人や恋人と観て盛り上がれる作品だと思う。
(20代女性)
15位『“それ”がいる森』(2022年)
森に潜む「それ」の正体とは?
ホラー要素 | SF , 怪奇現象 |
---|---|
キャスト | 相葉雅紀 , 松本穂香 |
『リング』(1998)の中田秀夫監督が手掛ける新感覚ホラー。ホラー初挑戦となる相葉雅紀が演じる主人公・田中淳一のもとにある日、離婚した妻の家から息子が1人でやってきます。家出をした息子・一也は学校の友達と森の秘密基地に向かいました。
その森で謎の物体を目にします。2人は襲われてしまい……。森で見た「それ」は何なのか。ジャパニーズホラーの王道とは一味違う恐怖が襲いかかります。
ここがおすすめ!
本作は中田監督自身が「企画そのものが『それ』ありきではじまった」とインタビューで答えているように「それ」の正体が分からない点が醍醐味。ネタバレを食らう前に視聴することを強くおすすめします。
音で怖がらせるジャンプスケアが多いので、苦手な方は要注意。ホラー単体で見ると物足りなさはあるけどホラー寄りのSF作品として見れば、ホームドラマも含め楽しめた。
(20代女性)
16位『回路』(2001年)
インターネットを舞台にしたホラー映画
ホラー要素 | 悪霊 , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 加藤晴彦 , 麻生久美子 |
大学生の亮介は、パソコンで「幽霊に会いたいですか」という気味の悪いサイトにアクセスして以来、身の回りでおかしなことが起こっていました。一方でOLのミチは、同僚が自殺してからというもの、身の回りの人々が次々と黒い影を残し消えていく事態に巻き込まれます。
気味の悪い現象かの原因を調べるため、それぞれ動き始める2人。どんどん親しい人たちがいなくなっていく中で2人は出会い、共に逃げようとするのでした。
ここがおすすめ!
インターネットが一般に広く普及し始めた2000年に公開され、観客を震撼させたサイコ・サスペンス。黒澤清がメガホンをとり、「孤独」をテーマにした奥の深い作品です。
「生と死の違いってなんだろう?」と考えさせられる映画。粗い画質で不気味さを演出しているのは、『CURE』と同じだけど、なんとなく美しさがある。
(20代男性)
17位『らせん』(1998年)
傑作邦画ホラーの続編
ホラー要素 | 呪い , SF |
---|---|
キャスト | 中谷美紀 , 佐藤浩市 |
『リング』の続編です。現代に貞子が復活できるか?というSF的な展開になっています。
佐藤浩市演じる主人公の安藤は、不注意から息子を溺死させたことを気に病んでいました。その息子の復活を条件に、恐ろしい契約を結んでしまうのです。原作者・鈴木光司の子どもを喪失することへのコンプレックスが、ここにも反映されています。
ここがおすすめ!
貞子の「呪いのビデオ」というオカルト的なアイテムが、科学的・医学的な解説をされ現実味を帯びており、前作とは違った恐怖の切り口になっている作品。派手なクライマックスを迎える前作『リング』とは裏腹に、地味にじわじわとくる恐怖も味わい深いでしょう。
「呪いを科学する」というストーリーなので、ホラーというよりマッドサイエンティストものって感じ。『リング2』とはパラレルワールド的な位置づけらしいけど、こっちのほうが1作目とのつながりや、理屈が通っている感じがして好きかな。
(10代男性)
18位『人魚伝説』(1984年)
血まみれマーメイドの悲しい復讐譚
ホラー要素 | バイオレンス , スプラッター |
---|---|
キャスト | 白都真理 , 江藤潤 |
『天使のはらわた 赤い淫画』や『湯殿山麓呪い村』などの池田敏春が、同名劇画を映画化した作品。主演は白都真理です。
海女として夫と暮らしていた、みぎわは夫を殺された上、夫殺しの濡れ衣を着せられます。そしてみぎわは孤島に身を隠しながら、復讐の鬼と化すのです。
この復讐のシーンがとにかく血みどろ。白都真理が血で真っ赤に染まりながら、警官や無関係の人間も含め、銛でメッタ刺しにしながら殺していくのです。そして待っているのは、悲しい結末。
ここがおすすめ!
一部のホラーファンの間でカルト映画となっているこの作品。しかも監督の池田敏春は本作のロケ地、三重県志摩半島の海岸で変死体として発見されており、何もかもが「怖い」作品だと言えるのではないでしょうか。
前半はよくある復讐もの。中盤からテンポとテンションが異常に上がって、タランティーノ並のバイオレンス映画に!みぎわ強すぎ、怖すぎ。でも海の青や返り血の赤など、印象的な色彩は綺麗。
(20代女性)
19位『犬鳴村』(2020年)
「この先、日本国憲法通用せず」
ホラー要素 | 都市伝説 , 悪霊 |
---|---|
キャスト | 三吉彩花 , 坂東龍汰 |
子どもの頃からこの世のものでないもの“見える”臨床心理士の森田奏。そんな彼女の周囲で、あるときから次々と奇妙な出来事が起こり始めます。
突然死した女性が最後に残した言葉を頼りに、奏は絶対にその先に足を踏み込んではならないという、犬鳴トンネルに向かうのでした。
ここがおすすめ!
「日本最凶の心霊スポット」と言われる福岡県の旧犬鳴トンネルと、都市伝説として人気となった「犬鳴村伝説」を織り交ぜ、独自のストーリーを展開していきます。
怖いというか、ちょっと物悲しい話だった。ちょいちょいでてくる歌がすごく不気味。
(30代男性)
20位『サイレン FORBIDDEN SIREN』(2006年)
島という閉鎖的空間で繰り広げられる人間狩り
ホラー要素 | ゾンビ , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 市川由衣 , 森本レオ |
1976年、ある島で島民全員が姿を消し、唯一の生存者は発狂していて「サイレンが鳴ったら外に出てはならない。」と繰り返すばかりでした。29年後、主人公の由貴はその島に移住するのですが、様々な怪異に遭遇します。
閉鎖的な空間の中で、ゾンビのような「半屍人」に襲われ、逃げ惑う恐怖が描かれます。しかも、その半屍人が自分の肉親だったとしたら?
ここがおすすめ!
人気ホラーゲームの『SIREN2』をベースとした作品。監督は「20世紀少年」シリーズの堤幸彦。音の恐怖にこだわって製作された作品です。
原作ゲームとは全く違った切り口のホラー。村人の写真が出てくるところがむちゃくちゃ怖かった……。謎が多いまま終わるのも、それはそれで良い。
(10代男性)
21位『クロユリ団地』(2013年)
孤独と共に描かれる忍び寄る恐怖の数々
ホラー要素 | 都市伝説 , 悪霊 |
---|---|
キャスト | 成宮寛貴 , 前田敦子 |
13年前から謎の死がつづいているクロユリ団地に、そうとは知らずに引っ越してきた介護士の明日香。しかし彼女はすぐに、隣の部屋から聞こえる不気味な物音に悩まされるように。あるとき目覚まし時計の音が鳴り止まないのを不審に思い、隣室を訪ねた彼女は、老人が1人きりで死んでいるのを発見しました。
老人を救えなかった罪悪感と、次々と起こる不気味な出来事に、神経をすり減らせていった明日香は、特殊清掃員の笹原と協力し、老人が伝えようとしていた事実を探り始めます。
ここがおすすめ!
ジャパニーズホラーを代表する奇才・中田秀夫監督が手がけた作品。単なるホラー映画ではなく、日本における社会問題でもある孤独に着目したストーリー展開も見もの。『リング』や『仄暗い水の底から』で中田監督に興味を持った人は必見です。
主人公や団地で出会う少年など、どんでん返しの展開が多くて好き。怪奇現象のシーンは多いけどそれほど怖くないので、ホラー苦手な人にもおすすめ。
(40代女性)
22位『貞子VS伽椰子』(2016年)
ジャパニーズ・ホラー2大巨頭が夢の共演!
ホラー要素 | 呪い , 悪霊 , スリラー |
---|---|
キャスト | 山本美月 , 玉城ティナ |
ジャパニーズホラーの代表格である「リング」シリーズで知られる貞子と、「呪怨」シリーズで知られる伽椰子の2人による恐怖を同時に味わえる作品。
観た者に貞子から電話がかかってきて、2日後に死ぬという「呪いの動画」を観てしまった女子大生の有里。一方で、女子高生の鈴花は、入ると必ず死ぬという「呪いの家」に入ってしまいます。2つの呪いを解くため、霊媒師の経蔵は、貞子と伽椰子を激突させる作戦に打って出ますが……。
ここがおすすめ!
それぞれの作品に漂っていたジャパニーズ・ホラー的怖さだけではなく、ある種のエンターテイメント性も楽しめるのが魅力。夢の共演と言っても過言ではない2人の戦いをお見逃しなく!
アクションホラー映画。ホラー映画慣れてる人は大爆笑で、怖いけど怖くないという不思議な体験ができる。オチにはびっくりさせられた。
(10代女性)
23位『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(1970年)
ジャパニーズホラーの始まり!?雨の中死んだはずの恋人が現れて……
ホラー要素 | 悪霊 , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 松尾嘉代 , 中尾彬 |
海外出張から帰ってきた男は、土砂降りの雨のなか恋人の自宅である山奥の洋館を訪ねます。しかし彼女の母によれば、恋人は半年前に死んでしまったとのこと。
男は落胆しますが、彼の目の前に死んだはずの恋人が現れます。そのまま失踪してしまった男を追って、妹とその恋人は洋館を訪ねるのでした。
ここがおすすめ!
1970年に公開された本作は、設定などに海外ホラーの影響を色濃く受けながらも、いわゆる「ジャパニーズホラーらしさ」を初めて確立したとも言える作品です。
昭和のホラー独特の雰囲気がいいね!設定もなかなかぶっ飛んでるけど、サスペンス要素強めで謎解き感覚で楽しめる。
(40代男性)
24位『事故物件 恐い間取り』(2020年)
売れない芸人が事故物件に住んでみたら……
ホラー要素 | 悪霊 , 怪奇現象 |
---|---|
キャスト | 亀梨和也 , 奈緒 , 瀬戸康史 |
売れない芸人・山野ヤマメは、「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と言われ、家賃の安さとテレビに出たい一心で殺人事件が起こった物件に引っ越すことに。その一見普通の部屋を撮影した映像には、謎の白いものが映り込んだり、音声が乱れたりと、彼が出演した番組は大盛りあがり。
新たなネタを求めて事故物件を転々とするヤマメは、住む部屋、住む部屋で怪奇現象に遭遇し、「事故物件住みます芸人」として大ブレイクしていきますが……。
ここがおすすめ!
実際に9軒の事故物件に住んだ芸人・松原タニシの実体験を記したノンフィクション「事故物件怪談 恐い間取り」を亀梨和也主演で映画化。
途中まではとっても怖かったのに、クライマックスから急に様子が変わって大爆笑!ホラー苦手な人でも楽しめるかも。
(20代女性)
25位『カルト』(2012年)
B級ホラーを観たいならこの作品
ホラー要素 | ドキュメンタリー風 , 悪霊 |
---|---|
キャスト | あびる優 , 岩佐真悠子 , 入来茉里 |
心霊番組のレポーターを務めることになった、あびる優、岩佐真悠子、入来茉里の3人。霊能者同行のもと、心霊現象に悩むある母娘のもとを訪れます。しかし強力な霊を前に、除霊はことごとく失敗。
ついに最強の霊能者と言われるNEOが除霊に挑むことになります。
ここがおすすめ!
『オカルト』や『テケテケ』などで人気を集めた名監督、白石晃士の作品。グロテスクなシーンなどが少ないため、ホラーが苦手という人でも気軽に観られるのがうれしいポイント。きちんと怖さも感じながら、気楽に観られるB級映画を楽しみたい人におすすめです。人気タレント3人が本人役で出演している点にも注目。
「心霊特番」という設定だから、微妙な演技や大げさな演出が醸し出す胡散臭さも笑える!後半のNEOの無双っぷりが最高。
(20代男性)
26位『震える舌』(1980年)
お化けも殺人鬼も出てこない。出てくるのは病に苦しむ女の子
ホラー要素 | ヒューマンドラマ |
---|---|
キャスト | 渡瀬恒彦 , 十朱幸代 |
埋立地での泥遊びが原因で破傷風になってしまった少女。この病気は死亡率が非常に高く、光や音などの刺激により、激しい痙攣を起こすものでした。その看病の困難さと疲労から、母親は次第に精神を蝕まれていきます。
ここがおすすめ!
幽霊も連続殺人鬼も登場しない「難病もの」のヒューマンドラマですが、描き方は完全にホラーです。その内容の恐ろしさゆえか、長い間ソフト化されていませんでしたが、2011年にDVDが発売されました。
難病に罹った娘と看病する両親の壮絶な闘病生活。『エクソシスト』のような発作のシーンがすさまじい。ホラーではないけど、トラウマになりそう……。
(40代女性)
27位『この子の七つのお祝いに』(1982年)
怖い毒親に育てられた娘の恐怖
ホラー要素 | ミステリー・サスペンス , ヒューマンドラマ , 呪い |
---|---|
キャスト | 根津甚八 , 岩下志麻 |
原作は斎藤澪による、第1回横溝正史ミステリ大賞受賞小説です。人間の強い情念の恐ろしさに、ぞっとせざるを得ません。
昭和25年、真弓は娘に「お父さんは私たちを捨てた悪い人だから、絶対に復讐をして。」と、毎晩教え込んでいました。そして、娘が7歳のときに自殺。35年後、残忍な手口の殺人事件を皮切りに、娘の復讐が始まるのです。
ここがおすすめ!
メガホンをとったのは名匠・増村保造。主演は岩下志麻ですが、なんと言っても岸田今日子演じる狂気の母親が恐怖を煽ります。
岸田今日子の怪物感がすごい。子どもの頃に観てたらトラウマになってたかも。麻矢さんの人生、完全に毒親にめちゃくちゃにされてて、かわいそうすぎる……。
(40代女性)
28位『地獄』(1960年)
悲しくも恐ろしい地獄の責め苦
ホラー要素 | 怪談 , スプラッター , ヒューマンドラマ |
---|---|
キャスト | 天知茂 , 三ツ矢歌子 |
大学生の清水四郎は、恩師のひとり娘・幸子と婚約していました。しかし同窓の田村がしつこくつきまとってくるため、彼から逃れようとして次々と罪を重ねていきます。その後、幸子を交通事故で亡くした四郎は実家に帰りますが、そこで画家の娘で幸子にそっくりなサチ子と恋に落ちてしまいました。
しかし田村や四郎にひき逃げされたヤクザの志賀恭一の恋人が彼を追ってやって来ます。彼は吊り橋でもみ合っているうちに、2人を殺害してしまいました。
ここがおすすめ!
『怪談かさねが淵』や『東海道四谷怪談』など、怪談映画に定評がある中川信夫監督による作品。日本の土着的な不気味さと、サイケデリックで幻想的な映像が入り混じった映像も見どころです。
生きてても地獄、死んでも地獄。田村のキャラクターが本当に気持ち悪くていい味出してる。
(50代男性)
29位『トリハダ-劇場版-』(2012年)
眠れない夜にゾクッとできる怖い話
ホラー要素 | 都市伝説 , ヒューマンドラマ |
---|---|
キャスト | 谷村美月 , 木南晴夏 |
2007年からフジテレビ系列で放映開始された深夜ドラマ「トリハダ」シリーズ。
家電のコールセンターに務めるひかりは、日々クレーマーの対応に追われる地味で真面目な女性。しかし彼女には、上司と不倫中という大きな秘密がありました。ある日、中年女性のクレーム対応に疲れて帰宅した彼女は、隣の住人の名前がクレーマーと同じであることに気づきます。
ここがおすすめ!
都市部で生活していれば、誰もが経験するかもしれない怖い話をオムニバス形式で展開。一見関係のないストーリーのつながりと、衝撃のクライマックスから目が離せません。
ところどころゾクッとするところがあって面白い。やっぱり人間がいちばん怖い。
(10代女性)
30位『輪廻』(2005年)
キャッチ・コピーは「ようこそ、前世へ。」
ホラー要素 | 悪霊 , 怪奇現象 , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 優香 , 香里奈 |
「呪怨」シリーズの清水崇監督が、優香を主演に据えて発表した、Jホラーシアター第2弾。過去に起きた無差別大量殺人事件を、映画化しようとして起こる惨劇が描かれます。
群馬県の観光ホテルで、被害者11名を出す無差別大量殺人事件が発生。それから35年後、その事件を映画化しようとする映画監督が撮影準備を始めていました。主役に抜擢されたのは渚という新人女優。
しかしその後、彼女は不気味な幻覚に悩まされるようになります。
ここがおすすめ!
「生まれ変わり」をテーマにしたホラー。主演を務めた優香の演技と、少しずつ謎が明らかになる展開が魅力です。
謎解き要素もあって、怖さだけじゃなくストーリーも楽しめた。最後のどんでん返しがすごい!人形がめちゃくちゃ不気味。
(20代男性)
31位『シライサン』(2020年)
目を逸らしたらそれが最期
ホラー要素 | 都市伝説 , 呪い , スリラー |
---|---|
キャスト | 飯豊まりえ , 稲葉友 |
『失はれる物語』や『ZOO』などで知られる小説家・乙一が、安達寛高名義で監督・脚本を務めたホラー映画。
眼球の破裂した遺体が連続して発見される事件が発生。被害者の死因はいずれも心臓麻痺で、死の直前になにかに怯え、取り憑かれた様子だったという奇妙な共通点がありました。
親友を目の前で亡くした大学生の瑞紀と、弟を失った春男は、ともに事件を調べ始めます。
ここがおすすめ!
視線を逸らせば命を奪われるというシライサンの呪いが、ジャパニーズホラーならではのじっとりとした逃れられない恐怖と共に描かれています。
怪談話って普通にするし、日常に身近な感じはやっぱり怖い。シライサンのビジュアルも良くて、意外な解決方法が面白かった。
(10代男性)
32位『感染』(2004年)
深夜の病院にうごめくウィルス感染の恐怖
ホラー要素 | パニック , ヒューマンドラマ |
---|---|
キャスト | 佐藤浩市 , 高嶋政伸 |
『輪廻』と同じ「Jホラーシアター」の第1弾。『催眠』の落合正幸がメガホンをとりました。
予算がなくスタッフが疲れ切っている病院に、未知のウィルスに冒された急患が運び込まれました。医師や看護師が目を離した隙に、その患者がダクトに逃げ込んでしまうのです。そして、病院のスタッフは1人1人ウィルスに感染して……。
ここがおすすめ!
医療パニックものというよりも、『エイリアン』や『バイオハザード』に近いような怖さと気持ち悪さを持った作品です。
古い病院のイヤ〜な感じが不気味で良かった。登場人物がみんなだんだんおかしくなるところが怖い。
(20代男性)
33位『富江』(1998年)
男を狂わせる魔性の女・富江の正体とは
ホラー要素 | サイコ , 悪霊 , ミステリー・サスペンス |
---|---|
キャスト | 菅野美穂 , 中村麻美 |
泉沢月子は3年前の交通事故以来、記憶障害を患い、精神科医の細野辰子のもとで催眠療法を受けていました。あるとき、月子は催眠中に「トミエ」という言葉を口にします。そんな彼女のもとを訪れたのは、ある刑事。彼は月子の元友人・川上富江に関する怪事件を追いつづけていると言います。
一方、月子の住むアパートに1人の青年が引っ越してきました。しかし彼が大事そうに抱えている鞄には、恐ろしいものが入っていたのです。
ここがおすすめ!
貞子、伽椰子に並ぶホラーアイコンとして人気を獲得した富江。奇抜な設定とじっとりとした世界観で人気を獲得し、7作の続編が製作されました。
富江の満を持しての登場の仕方が良い。菅野美穂がめちゃくちゃかわいいのに笑顔が怖い。
(30代男性)
34位『グロテスク』(2009年)
日本にもこんなに凄まじいスプラッターホラーが
ホラー要素 | スプラッター |
---|---|
キャスト | 長澤つぐみ , 川連廣明 |
残虐な拷問を描いた作品ですが、「ソウ」シリーズのような物語性はあまりなく、ひたすら拷問のみが続きます。『ある優しき殺人者の記録』や『貞子vs伽椰子』など映像の美しさには定評がある白石晃士が監督を務めており、この作品も必見です。
会社員の和男とアキは、初デートの最中に何者かに襲われ、気がつくとどこかの地下室に監禁されていました。そこへ謎の男が現れ、「ふたりの愛に感動できたら解放する」と言い、さまざまな拷問を始めます。
ここがおすすめ!
あまりにも過激な内容にDVD販売が禁止される国もある本作。そのため「隠れた名作」として評価しているホラー映画ファンもいます。日本では珍しいスプラッターものとしても、海外の作品と引けを取らないという意見もあります。
とにかく痛そうなシーンがつづいてつらい。でもラストにはちょっと笑ってしまった。
(10代女性)
35位『エクステ』(2007年)
鬼才・園子温が描く「エクステ」をめぐる恐怖
ホラー要素 | 呪い , 怪奇現象 , パニック |
---|---|
キャスト | 栗山千明 , 大杉漣 |
2007年公開された和製ホラー映画で、監督・脚本は園子温が務めています。
美容室に勤める水島優子は、美容師を目指し仕事に励んでいました。ある時、優子の勤める美容室に山﨑という男がエクステを持って現れます。しかしそのエクステは臓器売買で死んだ少女の怨念が込められた少女の髪の毛だったのです。
ここがおすすめ!
タランティーノ映画『キル・ビル』にも出演した栗山千明が主人公の水島裕子を演じ、共演の大杉連が髪フェチの山崎ぐんじ役を強烈に演じています。
怖いと言うより気持ち悪い。大杉漣が演じる山崎が変人すぎて爆笑してしまった。シュールなホラーコメディと言ったほうがいいかも?
(40代男性)
36位『アイアムアヒーロー』(2016年)
日本を舞台にしたゾンビサバイバル!
ホラー要素 | ゾンビ , スプラッター |
---|---|
キャスト | 大泉洋 , 有村架純 |
花沢健吾による人気同名コミックを原作に、大泉洋が主演を務めた本作。監督は「図書館戦争」シリーズ、「GANTZ」シリーズなどを手掛けたヒットメーカー佐藤信介。
35歳の漫画家アシスタント鈴木英雄は、恋人とは破局寸前。退屈で平凡な日常を送っていました。ある日仕事を終えてアパートに帰ると、なんと彼女は「異形」の姿に!
街は謎の感染によって人々が変貌した生命体「ZQN(ズキュン)」で溢れ、日本中がパニックに陥ります。果たして彼はこの極限状態を生き残り、英雄(=ヒーロー)となることはできるのでしょうか。
ここがおすすめ!
B級ゾンビ路線ではなく、リアルかつグロテスクなゾンビが私たちの想像もしないような方法で逃げ惑う人間に襲いかかるのでドキドキしっぱなし。アクション系ホラーが見たい人におすすめ。手加減なしのサバイバル描写も見どころです。
大泉洋がかっこいい!ゾンビの外見はグロテスクだけど、動きがエキセントリックでちょっと笑えた。
(10代女性)
日本のホラー映画は怖すぎる!邦画だからこその恐怖を体験しよう
ジャパニーズホラーとひとくちに言っても、種類やストーリーはさまざま。典型的な暗く冷たい雰囲気のホラーもあれば、エンターテイメント性の高い新たなホラー作品も続々と公開されています。 「がっつり怖いホラーが観たい」、「気軽に観られるB級ホラーが観たい」など、その時の気分にマッチしたジャパニーズホラーを楽しんでみてくださいね。