2019年7月10日更新

ブラピことブラッド・ピットの素顔 俳優人生と恋愛遍歴を振り返る

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ブラピことブラッド・ピットの俳優人生と恋愛遍歴を振り返る

ブラッド・ピット
WENN.com

今やアメリカだけでなく、世界中で名の知られるハリウッド俳優・映画プロデューサーのブラッド・ピット。様々なヒット映画への出演やプロデューサーとしての手腕、アカデミー賞の受賞歴は彼の偉大さを物語っています。 日本でも“ブラピ”と呼ばれて愛されていますが、可愛い一面や家族思いなどといった意外な側面を数多く持ち合わせています。ここではブラッド・ピットの俳優人生を振り返り、恋愛遍歴やアンジェリーナ・ジョリーとの事実婚・離婚騒動、子どものことなどプライベートも紹介していきたいと思います!

ブラッド・ピットの生い立ち

ブラッド・ピットは1963年12月18日、アメリカ・オクラホマ州ショーニー生まれ。本名をウィリアム・ブラッドリー・ピットといい、トラック運送会社を経営する父親のビル、高校のカウンセラーをしていた母親のジェーンの元に生まれました。下には弟のダグラス、妹のジュリーがいます。 幼少期に引っ越し高校まで過ごしたミズーリ州スプリングフィールドでは、中学時代はバスケットボール部に所属。高校に入るとレスリングや水泳などのスポーツや生徒会や弁論大会など、多彩な活動を始めます。 高校卒業後にはミズーリ大学コロンビア校でジャーナリズムを専攻。ところが卒業の2週間前に大学を中退し、俳優を目指して所持金わずか325ドルでロサンゼルスへ向かいました。

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ブラピの意外な血縁関係とハリウッドでの交友関係

ブランジェリーナの意外な血縁者

アンジェリーナ・ジョリー
Rampelot/Newscom/Zeta Image

『Mr.&Mrs. スミス』(2005)で共演したアンジェリーナ・ジョリーと、おしどり夫婦として知られていたブラッド・ピット。2016年に離婚してしまいましたが、実はこの二人には意外な血縁関係があったのです。 ニューイングランド歴史系図協会の調査で、元アメリカ大統領のバラク・オバマがブラッドの9世代離れた“いとこ”にあたり、元大統領候補のヒラリー・クリントンはアンジェリーナの9世代離れた“いとこの孫”にあたることがわかりました。

ブラピの友だちの顔ぶれも豪華!

ジョージ・クルーニー
©︎Daniel Deme/WENN.com

ブラピと親交があるハリウッドの著名な友人には『オーシャンズ11』で共演したジョージ・クルーニーとマット・デイモンがいます。 また、ドラマ『21ジャンプ・ストリート』で共演したジョニー・デップとも連絡を取り合う仲。尊敬する人は『スパイ・ゲーム』などで共演した俳優・監督であるロバート・レッドフォードを挙げており、師匠として尊敬していると明かしています。

駆け出し時代から『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)までのブラピ

ロスでエージェント契約し、リーバイスやケロッグのCMに出演するとテレビのゲスト出演や映画のエキストラの仕事も来るようになったブラピ。1990年には初主演のテレビシリーズ『グローリー・デイズ』や、ジュリエット・ルイスと初共演した同年の『トゥルー・ブルース』でキャリアを築き始めます。 1991年にはブラッド・ピット初の主演映画『ジョニー・スエード』が公開。ロカビリー歌手を目指す大きなリーゼントが印象的な主人公ジョニーを演じました。さらに同年にイケメンのヒッチハイカー・J.D.役で出演した『テルマ&ルイーズ』で注目を浴びます。 翌1992年にはロバート・レッドフォード監督・製作の『リバー・ランズ・スルー・イット』で主人公の弟ポール役を瑞々しく演じ、ブレイクのきっかけとなりました。

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『トゥルー・ブルース』(1990)で共演したジュリエット・ルイスとの恋愛報道

下積み時代から数々の恋愛が度々噂されてきた“モテ男”ブラピ。『トゥルー・ブルース』で共演したジュリエット・ルイスとは撮影後に同棲を始めましたが、1993年に再共演した『カリフォルニア』の後に別れてしまいました。 とはいえ、この間も『テルマ&ルイーズ』で共演したジーナ・デイヴィスやチェコ出身モデルのイトゥカ・ポロデックとも短期間交際していたとか。

サスペンス映画史に残る傑作『セブン』(1995)が初期の代表作に

俳優活動も恋愛も大忙しだった1994年、アン・ライス原作の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でヴァンパイアのレスタトを演じるトム・クルーズと共演することに。長髪でゴシック衣装に身を包んだ美青年ルイ役はブラッドのターニングポイントとなり、さらにファン層も広がっていきました。 そしてブラッド・ピットは1995年、デヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』に、七つの大罪になぞらえた連続殺人事件を追う若手刑事デイヴィッド・ミルズ役で出演。怒りを抑えつつ爆発する抑揚ある演技で強い印象を残し、作品もクライム・サスペンス映画の傑作として現在も高い評価を受けています。

『セブン』で共演したグウィネス・パルトローと婚約

グウィネス・パルトロー
©︎FayesVision/WENN.com

『セブン』で夫婦役を演じたブラッド・ピットとグウィネス・パルトローは撮影中に恋愛に発展し、1994年から1997年まで交際しています。 婚約まで結んだものの、1997年には破局してしまいました。グウィネスは「私はあの頃まだ子どもで、重大すぎる決断だった」と当時の婚約について振り返っています。

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『12モンキーズ』(1995)でアカデミー賞助演男優賞にノミネート

これまで演じてきたどんな役柄とも違う異色のキャラクターを演じ、ファンをも驚かせたのが1995年公開の映画『12モンキーズ』。ブラピが演じたのは、精神病患者のジェフリー・ゴインズです。本当に精神を病んでいるようにも見える狂気を帯びた目が印象的。 しかし当初テリー・ギリアム監督からは、ゴインズ役を演じられるのか疑問視されていたようで、撮影前にゴインズ独特のアクセントを習得すべく、ボイス・トレーニングが課されていたとか!撮影を始めると不安はあっさり払拭され、ゴインズを見事に演じ切ってゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、アカデミー賞でも助演男優賞にノミネートされました。

ブラピの肉体美も話題に!『ファイト・クラブ』(1999)が大成功

ブラッド・ピットがその肉体美を惜しげもなく披露した1999年の映画『ファイト・クラブ』は、奇抜な着想とスタイリッシュな映像、出演者たちの怪演によってカルト的人気を獲得しました。 デヴィッド・フィンチャー監督とは『セブン』以来2回目の顔合わせで、カリスマ性を持つ謎の男タイラー・ダーデンを演じたブラピ。タイラーというキャラクターは映画公開後も人気を維持し、あまりにもその影響力が強すぎたのか、タイラーを模倣したスタバ爆破事件なども起こってしまいました。 ブラピはこの役作りのために、前歯を除去して撮影に挑んだといいます。撮影後には元に戻したそうですが、その役者魂は素晴らしいですね!

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2000年、『フレンズ』で知られるジェニファー・アニストンと結婚

ジェニファー・アニストン
©︎FayesVision/WENN.com

グウィネス・パルトローと1997年に破局した翌年、ブラピはドラマ『フレンズ』で有名な女優ジェニファー・アニストンと出会います。その2年後には結婚した二人ですが、今度はアンジェリーナ・ジョリーとの出会いによって破局が訪れました。 ハリウッドでは珍しく成功したカップルとして知られていたブラピとジェニファー。2002年には二人で映画製作会社「プランBエンターテインメント」を設立するなど、公私ともに順調だったはず。 しかしブラッド・ピットは2004年に『Mr.&Mrs. スミス』で共演したアンジェリーナ・ジョリーと恋に落ちてしまい、2005年1月にはジェニファーと正式に離婚することになりました。

「オーシャンズ」シリーズ(2001~)が新たな代表作となる

名実ともにハリウッドスターとして名を高めていったのが、主人公オーシャンの右腕ラスティ・ライアンを演じた2001年の『オーシャンズ11』。作品は興行的にも批評的にも大成功し、その後『オーシャンズ12』(2004)と『オーシャンズ13』(2007)でも同役を務めて世界的人気を誇りました。 オーシャン役のジョージ・クルーニーとはこのシリーズで共演して以来親交が深く、ジョージの監督デビュー作『コンフェッション』にカメオ出演したことも。実は二人は『テルマ&ルイーズ』のオーディションで、あのJ.D.役を争った仲でもあります。 「オーシャンズ」シリーズで共演した“オーシャンズ・ファミリー”は、スティーブン・ソダーバーグ監督を含め仲が良く、いつも楽しい撮影現場だったとか。ブラッドはソダーバーグ監督の『フル・フロンタル』で、“ブラッド・ピット”役としても出演しています。

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『トロイ』(2004)では足を負傷していたブラッド・ピット

2000年にガイ・リッチー監督の『スナッチ』にボクサー役で出演し、相変わらずの肉体美を見せつけたブラピ。2004年には歴史大作『トロイ』でギリシャ神話に登場する勇将アキレス役を、スタントなしで臨みました。 しかしなんとブラッド・ピットは、撮影中に左アキレス腱を裂くというケガを負ってしまいます。激しいアクションシーンでの出来事だったようですが、アキレス役でアキレス腱負傷とは、偶然にしても出来すぎ!そんな努力の賜物か、『トロイ』は全世界で4億9700万ドルをあげる大ヒットを記録しました。

『Mr.&Mrs. スミス』(2005)で共演したアンジェリーナと事実婚関係へ

ジェニファー・アニストンと別れ、『Mr.&Mrs. スミス』で共演したアンジェリーナとは事実婚関係となっていたブラッド・ピット。作品自体の評価はイマイチでしたが、恋に落ちていた“ブランジェリーナ”の息はぴったりで、興行的にはヒットとなりました。 女性ファンたちの受けがいいこともあり、過去には様々なラブシーンを演じてきたブラピですが、アンジェリーナと結婚してからは、妻への敬意のためにもうラブシーンを撮らないことを公言していました。

ブランジェリーナには6人の子供たちが

ブランジェリーナには2006年に実娘シャイロが生まれましたが、この時すでに養子の長男マドックスと長女ザハラがいました。2007年にさらに次男パックスを養子に迎え、2008年には男児ノックスと女児ヴィヴィアンの双子を出産。事実婚時代にすでに、子どもが6人もいる大家族となっていました。 ブラッド・ピットは過去に何度か来日していますが、『ワールド・ウォーZ』(2013)のプロモーションで来日した際には、妻のアンジェリーナと3人の子どもたちとともに来日を果たしています。 また自分たちの子だけでなく、世界の子どもたちに対しての慈善活動に意欲的に取り組んできたブランジェリーナ。2006年には「ジョリー・ピット基金」を設立し、子どもたちを貧困とエイズ蔓延から守るための寄付を継続的に行っています。

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子供思いの優しい性格のブラピ

ブラッド・ピットはどんなに疲れていても子どもたちが起きる時間に起き、一緒に朝ごはんを食べるようにしていたといいます。 さらに子どもたちと毎晩一緒に寝るようにしているらしく、ファミリーサイズのベッドよりも大きいベッドを独自に作り上げたそうです。 映画で見せるかっこいいブラピとは違った、優しい一面ですね。

ブラピとアンジェリーナ・ジョリーの離婚騒動

そんな模範的なハリウッドスターのカップルとして尊敬を集めていたブラッドとアンジェリーナ。事実婚の状態からついに2012年に婚約し、ようやく2014年に正式に結婚したばかりだったというのに、その2年後、アンジェリーナが突然離婚を申し立てたのです。このニュースは全世界に驚きとともに広がりました。 2016年9月、アンジェリーナが「和解しがたい不和」を理由に離婚を申請。その原因は、ブラッドが機内でアルコールを摂り過ぎ、アンジェリーナと口論になった際に仲裁に入った長男を怒鳴って突き飛ばしたこと。アンジェリーナはこれを虐待ととらえたようです。 しかし後に彼の子どもへの虐待容疑は晴れ、何よりも愛している6人の子どもたちの共同親権を求めていたブラッド・ピットの要求が認められ、監視なしで子どもたちと会えるようになりました。

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2019年、2度目のタランティーノ作品でディカプリオと共演

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ポスター

『イングロリアス・バスターズ』(2009)のアルド・レイン中尉や『フューリー』(2014)のドン・“ウォーダディ”・コリアー車長、『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』(2017)でのグレン・マクマホン大将と、戦争映画で“戦う男”といった役柄が目立った2010年代。そういえば『ワールド・ウォーZ』でもゾンビと戦っていましたね。 その間にも高い評価を受けたヒット作『マネーボール』(2011)に主演し、アカデミー賞主演男優賞にノミネートもされました。2018年には『デッドプール2』にパニッシャー役でカメオ出演したことでも話題に。 2019年8月30日公開のタランティーノ最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、レオナルド・ディカプリオとW主演を務めます。役柄はディカプリオ演じるハリウッド俳優リック・ダルトンのスタントマン、クリス・ブース。どんな作品になっているのか、楽しみですね!

肉体も性格もかっこいいブラッド・ピット!今後のブラピの活躍に期待

ブラッド・ピット『アド・アストラ』
©️Supplied by LMK/zetaimage

ブラッド・ピットについての気になるプライベートや意外と知らなかった事実、そして俳優人生までまるっと紹介しました! 今後アンジェリーナとの復縁はあるのか、新しい恋の噂や3度目の結婚があるのかなどなどプライベートの動きから、2019年9月公開の主演作『アド・アストラ』での俳優・プロデューサー活動まで、今後のブラピにも注目していきたいですね。