2018年1月17日更新

吉岡秀隆、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで知られる渋俳優!【尾崎豊との関係性とは】

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吉岡秀隆のプロフィール

吉岡秀隆は、1970年8月12日生まれの埼玉県蕨市出身で、5歳の頃に“吉岡ひでたか”の芸名で劇団若草に所属後、間もなくしてテレビ時代劇『大江戸捜査網』で子役デビューを果たします。 その他にも、NHKの歌番組『みんなのうた』で放送された『山口さんちのツトム君』のツトム君役として、歌を歌ったりなど、多方面で活躍していました。 1994年に主演した、映画『ラストソング』では同名の劇中歌を作詞作曲し、オリコン最高7位、売り上げは47万枚を記録するなど、歌唱力にも恵まれていることが窺えます。

吉岡秀隆の魅力はラジオにあり……?

吉岡秀隆は華奢な見た目から、若い頃は繊細な等身大の青年役を演じることが多く、自身もあまり人前で話すことが苦手なシャイな性格から、テレビのバラエティ番組やトーク番組への出演は控えていたようです。 ラジオ番組には度々出演し、自身のスタジオジブリアニメ好きや失敗談など、自身のプライベートな話題を多く語っています。演技に関してはとてもストイックで、子役時代か自分の演技に納得がいかないと悔し涙を流したりなど、負けず嫌いで努力かな面も持ち合わせています。

子役時代に培われた演技力は本物!過去多数の賞を受賞

小さい頃から培われた演技力で、吉岡秀隆は数々の賞を受賞しています。日本アカデミー賞では、優秀助演男優賞を4度、最優秀主演男優賞を2度受賞しており、日本の映画界にその名を轟かせました。 吉岡秀隆は子役時代から現在に至るまで、変わることなく見る人すべてを魅了する演技力で、「男はつらいよ」シリーズ、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズなど数多くの代表作を持っています。

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元妻は内田有紀!「北の国から」の共演がきっかけで2002年に結婚

吉岡は、2002年に内田有紀と結婚しています。二人の出会いは、同年に放送されたドラマ『北の国から 2002遺言』での共演がきっかけとなり交際がスタートした2人。このドラマの出演を最後に、内田有紀は芸能界の引退を発表し、吉岡秀隆との結婚生活をスタートさせます。 作品中でも、恋に落ちる役どころであった吉岡と内田。ドラマの撮影中にプロポーズがされたと言うので、スピード婚、電撃結婚でああることが伺えます。内田有紀の希望で、北の国からのロケ地である富良野で結婚式が行われました。 電撃結婚をした2人でしたが、3年後の2005年には離婚を発表。内田有紀は2006年から再び女優活動を再開させました。結婚当初は仲良く買い物に出かける姿なども見られましたが、短い結婚生活の中で、子供はもうけていなかったようです。

吉岡秀隆といえばドラマ『北の国から』

吉岡は、1982年から2002年まで連続ドラマとスペシャルドラマにて構成され、21年もの長きにわたり愛され続けてきた国民的ドラマ『北の国から』に黒板純役で出演しています。 物語は、妻の不倫がきっかけで住んでいた東京から故郷の北海道に帰郷した主人公・黒板五郎(田中邦衛)とその子供、兄の純(吉岡)と妹の蛍(中嶋朋子)が北海道富良野で繰り広げる親子愛や登場人物たちの成長を描いた、北海道の大自然も感じられる魅力的な作品となっています。 半年間の放送のために1年2か月にも及ぶ長期ロケを敢行し、映画製作と同じくらいの予算と期間を費やして作成された、まれにみる大作に仕上がりました。テレビ大賞も受賞し、日本の誰もが知るドラマとして、吉岡秀隆の存在も広く世間に知れ渡り、自身の代表作とも言える作品となりました。

ただ、幼い子供時代に長期ロケを経験した吉岡は、遠足や運動会など自身の学校行事に参加できないことを大変不満に思っていたことを後に語っています。また、台本になかった“マイナス20度の川に入るシーン”には、台本に書いてないじゃないかと激怒したことも明かしています。 今となっては笑い話として語られていますが、撮影当時は演出の杉田成道に心の底から殺意を覚えていたそうです。感動的なドラマの裏には、制作者たちの陰ながらの我慢や努力があったことを、過酷な撮影スケジュールからうかがい知ることができます。

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吉岡秀隆の代表作「Dr.コトー診療所」シリーズで魅せる絶妙な演技

ドラマ『Dr.コトー診療所』

山田貴敏による同名の漫画を原作とする本作。2003年に第一期を放送以来、2004年に特別編と『Dr.コトー診療所2004』、2006年には第二期を放送するなど、人気シリーズとなった医療ドラマです。 物語は、沖縄にあるとされる架空の島、志木那島(しきなじま)を舞台に、離島での過酷な医療現場の現状や、島で過ごす人々の交流をロケ地となった与那国島の美しい自然と共に豊かに描いています。 都会から来た人間と島の人間の感じ方から、時に衝突し、傷つけあう人々が少しずつ信頼関係を築いていくまでの描写も見どころです。 吉岡秀隆は、都会からやってきた医師・五島健助役を演じており、医者の役務めるにあたり、オペシーンが拙いものにならないよう、医療器具を自宅に持ち帰り自主練習をするなど、最終的には盲腸の手術くらいできるのではないかと周囲のスタッフに思わせるほど、完璧な技術を身に着けたといわれています。 『Dr.コトー診療所』は、吉岡が長年出演してきた長寿ドラマ『北の国から』の最終話を終え、ぽっかりと空いてしまった時に出会ったドラマで、彼自身、コトー先生と出会えたことで救われたと語っています。 それほど吉岡にとって思い入れの強かったこのドラマは、その熱演からか第一、第二とシリーズ化し、特別編が放送されるまでの人気ドラマとなりました。子役からのイメージを新たに一新することができたドラマともいえます。

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吉岡秀隆を見るだけで泣けてくる映画『ALWAYS三丁目の夕日』

東京タワー建設中の昭和33年を舞台にした、個性豊かな下町の人々が繰り広げるアットホームな日常を描いた作品です。今までに『ジュブナイル』『リターナー』などのSF映画を撮影してきた山崎貴監督が、今までに培ってきた現代の高度なVFX技術を生かして、昭和時代の町並みを完全に再現していることでも話題を呼びました。 人情味あふれる作品は人々に懐かしさや家族の大切さを伝え、大きな反響を呼び、3作にも及ぶ人気シリーズとなりました。吉岡秀隆は作中で売れない小説家・茶川竜之介を演じ、1作目、2作目で初めてとなる日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得しました。

吉岡にとって、この『ALWAYS 三丁目の夕日』は新鮮な現場だったようで、今までは昔から知っている監督と仕事をすることが多く、監督が求めるものを早い段階でくみ取ることができたそうですが、今回初共演となった山崎貴監督からはどんな注文が来るのかなど、想定できないことが多く、最後まで緊張感あふれる現場だったと語っています。 また、みんなが支えあい、助け合う時代を描いたこの作品は、今までありそうでなかった作品で、日ごろ忘れがちな何かを思い出させてくれる素晴らしい映画だとも語っています。日常を描いた映画だからこそ、吉岡秀隆の“自然な演技”がより映えた作品となりました。

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『男はつらいよ』で渥美清と共演

1977年に、野村芳太郎監督の映画『八つ墓村』の主人公・寺田辰弥の少年時代役で映画デビュー後、『遙かなる山の呼び声』の武志役オーディションでその演技が山田洋次監督の目にとまり、不朽の名作『男はつらいよ』に寅次郎の甥・諏訪満男役でシリーズ第27作『浪花の恋の寅次郎』から最終作と特別篇までレギュラーとして出演します。 寅次郎を演じた渥美清と吉岡秀隆は本当の叔父と甥のように親しかったようで、日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞した際のコメントでも、芝居から逃げ出したくなった時に心の中に渥美清がいつも笑顔で現れてくれると語っていました。 11歳からの大事な時期を渥美と過ごしたことで、その背中から多くのものを受け継いだのではないでしょうか。 子役時代から目覚ましい活躍を魅せた吉岡秀隆は、大人になった今でも数多くのドラマや映画に出演し、その演技力で自身の絶対的な存在感を見せつけています。

『小さいおうち』でも絶品の演技

山田洋次監督と吉岡秀隆の関係はその後も続き、『虹をつかむ男』『釣りバカ日誌』などにも出演。2004年には『隠し剣鬼の爪』にも出演しました。 その後9年間もの間、山田洋次作品に参加していなかった吉岡ですが、2014年『小さいおうち』にてカムバックを果たしました。 本作はベルリン国際映画祭のコンペティションに選ばれ、黒木華が最優秀女優賞を獲得し、日本でも大きな話題となりました。 吉岡演じる板倉正治はおもちゃ会社に入社したデザイナー。上司である平井雅樹に誘われ彼の家庭に案内されます。そこで平井の妻である時子(松たか子)、および女中(黒木華)のタキと出会ったことで物語が大きく動き始めます。 キーパーソンとなる役柄を演じた吉岡。

記者会見では「ちゃんとできてないかも」と不安な様子を吐露する場面もありました。映画での繊細な演技は、この発言が謙遜であったことの裏付けと言えるでしょう。

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吉岡秀隆と尾崎豊とのただならぬ関係とは?

10代の代弁者とも言われ、未だに熱狂的なファンを持つカリスマアーティスト尾崎豊と、吉岡秀隆は親友同士だったと言われています。きっかけは、吉岡が中学三年生の頃に聞いた尾崎の「シェリー」に感動し、自分から会いに行ったことから交友が始まりました。 尾崎豊も、吉岡のことを気に入り、周りに「俺の弟」と紹介するほどだったそうです。また、仲が良すぎるためか、吉岡は飲んで喧嘩をすると、尾崎を朝方のゴミ捨て場によく捨てていたというエピソードもあるようです。

尾崎豊が他界した際には、葬儀に参列もしているそうで、尾崎からもらったというネックレスは今でもプライベートの際に身に着けているそうです。二人の絆は深かったようで、冒頭でもお伝えした、吉岡秀隆作詞・作曲の『ラストソング』は尾崎を意識し、捧げた歌だともいわれています。

『海賊とよばれた男』で山崎貫と再タッグ

映画『海賊とよばれた男』

2016年12月に公開された映画『海賊とよばれた男』は、2013年度本屋大賞第1位を獲得した上下巻で成り立つ作家・百田尚樹のベストセラー小説を実写化したものです。 岡田准一演じる主人公・国岡鐡造が、明治・大正・昭和の激動の時代を生き抜き、名もなき一青年から、やがて戦後の日本に石油事業で大きな希望を与える人物になるまでを描いた映画です。 監督は、『ALWAYS 三丁目の夕日』でタッグを組んだ山崎貫がメガホンをとっており、久々の再タッグとなっています。その外にも、染谷将太や堤真一など、監督曰く“山崎組アベンジャーズ”が勢ぞろいした作品です。

吉岡秀隆は、主人公・国岡鐡造が営む“國岡商店”を若き日から支え続ける、店員・東雲忠司を演じています。 記者会見で吉岡は、「『永遠の0』がライバルと聞いて三丁目から駆け付けました」とコメントしました。

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豪華キャストに期待が高まる映画『追憶』への出演も決定!

『鉄道員』の降旗康男監督がメガホンをとった2017年公開の映画『追憶』。主演・岡田准一をはじめ、小栗旬、柄本佑、安藤サクラ、木村文乃ら豪華キャストと共に吉岡秀隆も出演しました。 封印した過去から逃れるために刑事になった主人公が、幼少期を共に過ごした少年たちと刑事、容疑者、被疑者というそれぞれの形で再会してしまうという衝撃的な展開から始まる物語。 吉岡の役どころはかつての少年たちが家族同然に慕っていた、軽食喫茶「ゆきわり」を営む山形光男という人物です。 事件の真相とは?過去のある事件とは? そして、その先にある隠された秘密とは……? 脚本家・青島武と映画監督瀧本智行による完全オリジナルストーリーです。物語のカギを握っているであろう人物を吉岡秀隆がその演技力でどう表現するか、注目です。