1:高校時代にぜんざい屋でのアルバイト中スカウトされる
国仲涼子は、沖縄県出身、1979年6月9日生まれの日本の女優・歌手です。高校時代に、地元の那覇市でぜんざい屋のアルバイトをしていたところをスカウトされました。
女優や歌手になりたいと考えたことはなかったものの、「じゃあ、東京に行ってみようかな」という軽い気持ちで上京したそうです。しかし現実はそう簡単ではなく、ボイストレーニングなどの傍らオーディションに落ち続ける日々が続いたのだとか。当時はホームシックになり、沖縄が恋しかったと振り返っています。
2:アイドル番組でレギュラー出演
1998年からフジテレビで放送された、アイドルの卵たちが女子高校生に扮するバラエティー番組『アイドルハイスクール 芸能女学館』にレギュラー出演していました。第1期と第2期に分けて放送され、第1期ではお笑いコンビのキャイ~ンが司会を務めました。
また、六本木ヴェルファーレにて「第1回芸能女学館学園祭」というイベントも開催されました。国仲涼子は、「チーム赤ん坊」に所属し、「キッチンミュージック ディズニーメドレー」という出し物を行ったそうです。
3:柴咲コウや平山あやが出演したドラマ『悪いオンナ』で初主演を果たす
1999年10月からTBSで放送されたオムニバス形式の深夜ドラマ。各月ごとに全4話完結で放送され、国仲涼子は「プレイヤー」でドラマ初主演を果たしました。その他、柴咲コウ、平山あやなどもそれぞれ主演を務めています。
世の男を破滅に導く悪女たちを主人公に、男たちを巧みに操り欲しいものを手に入れていく様を描いたサスペンス。国仲涼子は、婚約者のいる男を翻弄する美少女・真子を演じました。何重ものどんでん返しがあり、今とは違った演技が見られます。
4:上京して初めて電車に乗った?
沖縄県では、2003年に沖縄都市モノレールが開業するまで鉄道路線がありませんでした。そのため、東京での初めての電車体験に、「後ろの人をつっかえさせてはいけない」という脅迫観念に駆られたそうです。
上京してから2年間ほどは、「下車する駅までの金額よりも高い切符を買えば改札でひっかからない」と考え、必要な金額よりも高い乗車券を購入し続けていたのだとか。ゆったりした空気の沖縄に育まれた国仲涼子にとって、東京の人の波は脅威だったのかもしれませんね。
5:連続テレビ小説『ちゅらさん』で一躍有名に
2001年に放送された、NHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』のヒロイン・恵里を演じたことで一躍有名になりました。本作は、沖縄で育った少女が上京し、看護師として働きながら人々との交流を通して成長していく物語。大変な人気作となり、続編含め4期まで制作されました。
恵理役に抜擢された際にはとても驚いたのだとか。オーディションは記者発表の一ヶ月くらい前、もう落ちたと思って忘れてしまっていたそうです。何が何だかわからないままNHKに向かい、「今の気持ちは?」と聞かれても「わかりません!」と応えるしかなかったと言っています。
2011年に亡くなった田中好子とは撮影後も交流があり、お互いに「恵里」、「お母さん」と実生活でも呼び合っていたそう。通夜では、「いつもカワイイ声で『恵里』って呼んでくれた姿が印象的でした」と涙ながらに語りました。
6:ドラマ『ちゅらさん2』のテーマソングで歌手デビュー
2003年、NHK月曜ドラマシリーズ『ちゅらさん2』のテーマソング「琉球ムーン」で歌手デビュー。2004年にもアルバム「ふるさと」、『ちゅらさん3』の主題歌「めぐりあえたね」をリリースしました。「めぐりあえたね」は、オリコン最高21位を記録しています。
女優ながらのボイストレーニングの効果なのか、とてもきれいな歌声を披露しています。2004年以降は音楽活動をしていないようですが、また国仲涼子の歌が聞ける日が来ると良いですね。
7:向井理と結婚!
2014年12月28日に婚姻届けを提出し、俳優の向井理と結婚したことを発表しました。2012年に放送されたドラマ『ハングリー!』での共演から交際に発展。約2年半の交際期間を経てのゴールインでした。
さらに、2015年4月20日に第1子妊娠を発表。出生日は明らかにされていませんが、男児だったと所属事務所を通じて報告しました。妻となり母となった国仲涼子の今後にますます注目したいですね。
「今までの生活に母という大仕事が加わり、また新しい気持ちで頑張りますので、これからも宜しくお願い致します」