内田有紀のプロフィール
内田有紀は1975年11月16日生まれ、東京都出身の女優です。血液型はO型。1992年に女優デビュー、1994年にはドラマ『時をかける少女』で連続ドラマ初主演を飾り、以降は映画やドラマ、CMなどに数多く出演し一躍人気女優となりました。 2000年1月に、演技の勉強を基礎からやり直す目的で『北区つかこうへい劇団』に入団、一時期は活動の場を舞台へと移して活躍していましたが、現在は舞台だけでなくドラマや映画にも多数出演、今や日本にはなくてはならない女優の1人として、これからの活躍がますます期待されています。
『時をかける少女』1994年
『時をかける少女』は1994年にフジテレビ系列の『ボクたちのドラマシリーズ 第2シーズン』の4作目として制作・放送された作品で、筒井康隆原作のSF小説をドラマ化したものです。ある日突然、ひょんなことから時空を飛び越える能力(テレポーテーション・タイムリープ)を身につけたヒロイン・芳山和子が、27世紀の未来からやって来た青年・深町一夫や様々な出来事との出会いを経験していく物語で、内田有紀はヒロイン・和子を演じ、連続ドラマ初主演を果たしています。
『踊る大捜査線番外編「湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」』1998年
『踊る大捜査線番外編「湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」』は、大ヒットシリーズ『踊る大捜査線』の番外編として、1998年に放送されたスペシャルドラマです。刑事である父親を目指して警察学校を卒業したものの、まだまだ新人臭さが抜けないヒロイン・篠原夏美と、湾岸署を引き締めるために所轄署の交通課から出向してきた巡査部長・桑野冴子の活躍を描いた物語で、内田有紀がヒロイン・夏美を演じているほか、冴子役として渡辺えりが出演しています。
『氷の世界』1999年
『氷の世界』は1999年に、フジテレビ系列で放送された作品です。とある女子校の女教師が転落し亡くなった事故の調査を進める保険調査員・廣川英器が、女教師の同僚で謎多き女性・江木塔子と出会い、彼女を愛した男性が次々と不審死を遂げている事実を知りながらも恋に落ちていく姿を描いた物語で、主人公・英器を竹野内豊、ヒロイン・江木塔子を松嶋菜々子が演じています。 この作品で内田有紀は英器の恋人で、職務違反と知りつつ英器に内部情報を提供してしまう婦人警官・庄野月子を演じました。
『誰よりもママを愛す』2006年
『誰よりもママを愛す』は2006年に、TBS系列で放送された作品です。大の愛妻家で専業主夫の父、“頑固親父”気質で弁護士の母、そしてそれぞれに問題を抱える3人の子供たちからなる嘉門家の日常を、次男で末っ子・薫の視点から描いたホームドラマで、主人公・嘉門一豊を田村正和、妻・千代を伊藤蘭が演じています。 内田有紀はこの作品で、口より手が早い性格のために職を転々とする嘉門家長女・雪を演じました。
『バンビ~ノ!』2007年
『バンビ~ノ!』はせきやてつじ原作の同名漫画を、2007年に日本テレビ系列でドラマ化した作品です。一流のイタリアンシェフになるという夢を抱いて上京した福岡出身の大学生・伴省吾が、押し寄せる様々な試練や困難を切り抜けながらシェフとして成長していく姿を描いた物語で、主人公・伴省吾を嵐の松本潤が演じています。 この作品で内田有紀は、省吾が勤めるレストラン「バッカナーレ」のやり手支配人・宍戸美幸を演じました。
『医龍-Team Medical Dragon-2』2007年
『医龍-Team Medical Dragon-2』は2006年に放送され大ヒットを博した『医龍-Team Medical Dragon-』の第2弾として、2007年に制作・放送された作品です。心臓移植手術を学びアメリカから帰国した主人公・朝田龍太郎が、倒産寸前の病院で新しい「チームドラゴン」を結成するべく奮闘する姿を描いた物語で、主人公・朝田を前作に引き続き坂口憲二が演じています。 内田有紀はこの作品で、朝田が勤める北洋病院に投資する外資系投資会社「イーグル・パートナーズ社」の重役・片岡一美を演じました。
『最後から二番目の恋』2012年ほか
『最後から二番目の恋』はフジテレビ系列で2012年に連続ドラマの第1弾、同年11月にスペシャルドラマ、そして2014年に連続ドラマの第2弾が放送された大ヒット作品です。 TV局の敏腕プロデューサーとして活躍する一方で長く続く独身生活に一抹の寂しさを覚えることもあるヒロイン・吉野千明が、鎌倉の古民家に移り住み、隣家に暮らす長倉和平をはじめとする長倉家の面々と交流していく中で、自分の居場所を見つけ充実した日々を送る姿を描く物語で、ヒロイン・千明を小泉今日子、長倉家の長男・和平を中井貴一が演じているほか、坂口憲二・飯島直子などが長倉家の人々として出演しています。 内田有紀はこの作品で、性別を超えて千明を慕う長倉家の次女・長倉万理子を演じました。
『ドクターX~外科医・大門未知子~』2012年ほか
『ドクターX~外科医・大門未知子~』は2012年から2016年にかけて、連続ドラマが4シリーズとスペシャルドラマが1本放送された大ヒットドラマシリーズです。天才的な腕を持つフリーランスの女性外科医・大門未知子の活躍を描いた物語で、彼女の決めゼリフである「私、失敗しないので」という言葉は大きな反響を呼びました。ヒロイン・大門未知子を米倉涼子が演じています。 この作品で内田有紀は、未知子が指名するほどに腕が立つ麻酔科医・城之内博美を演じました。
『サキ』2013年
『サキ』は2013年にフジテレビ系列で放送された作品で、主人公・網浜サキがようやく再会を果たした生き別れの母親を間接的に死に追いやった男たちを翻弄し復讐していくという物語です。サキが復讐を遂げた直後に穏やかな笑みをたたえてステーキを焼き、復讐相手の生まれ年に作られたワインで乾杯する姿に戦慄した視聴者も多く、サキを演じた仲間由紀恵の演技力が高く評価されました。 内田有紀はこの作品で、三浦翔平演じるサキの生き別れの弟・隼人の上司で、石黒英雄演じる部下の岩城と共にサキに関わった男たちの不審死の真相を追いかける記者・濱田直美を演じています。
『Dr.倫太郎』2015年
『Dr.倫太郎』は2015年に日本テレビ系列で放送された作品で、大学病院に勤める心優しい精神科医・日野倫太郎が新橋の芸者・夢乃と出会うところから始まる物語です。それまで穏やかに暮らしていた倫太郎の日常が夢乃と出会い医師として寄り添っていく中で少しずつ変化していく様子を、ゆっくりとしたテンポで描き話題となりました。主人公・倫太郎を堺雅人、芸者・夢乃を蒼井優がそれぞれ演じています。 この作品で内田有紀は、倫太郎を医師として尊敬し信頼する看護師で、発達障害を抱える息子を育てながら働くシングルマザー・桐生薫を演じました。
『偽装の夫婦』2015年
『偽装の夫婦』は2015年に、日本テレビ系列で放送された作品です。かつて唯一愛した男性・陽村超治に逃げられた経験を持つヒロイン・嘉門ヒロが、25年ぶりに再会した超治から実は同性愛者であることをカミングアウトされた上、「病床にいる母のために」と頼み込まれて偽装結婚を決意するところから始まるラブコメディで、ヒロイン・ヒロを天海祐希、超治を沢村一樹がそれぞれ演じました。 この作品で内田有紀は、超治が園長代理を務める幼稚園に娘を預けるシングルマザーで、ヒロに思いを寄せる同性愛者の女性・水森しおりを演じています。
『ナオミとカナコ』2016年
『ナオミとカナコ』は奥田英朗原作の同名小説を、2016年にフジテレビ系列でドラマ化した作品です。“ナオミ”こと小田直美と“カナコ”こと服部加奈子という親友同士の2人の女性が、DVによって加奈子を苦しめる夫・達郎を力を合わせて殺害し、その後達郎の失踪を不審に思った姉・陽子の激しい追及によって徐々に追い詰められていく様子が描かれ、解釈の分かれるラストシーンが話題となりました。ヒロイン・直美を広末涼子、2人を追い詰める達郎の姉・陽子を吉田羊が演じています。 内田有紀はこの作品で、直美と共に夫を殺害するもう1人のヒロイン・服部加奈子を演じています。 いかがでしたか?様々な役柄を確かな演技力で巧みに演じ分ける女優・内田有紀の今後の活躍から、目が離せませんね!!