2017年7月6日更新

恋愛ドラマを見るならこれ!北川悦吏子脚本ドラマ14選

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運命に、似た恋

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「恋愛の神様」こと脚本家・北川悦吏子

北川悦吏子のプロフィール

1961年12月24日生まれ、岐阜県美濃加茂市出身です。早稲田大学第一文学部哲学科を卒業後、広告代理店に入社しました。コピーライターを目指すも挫折して退社します。その後、にっかつ撮影所に入社。脚本家・佐治乾の元で、プロットライターなどを経て、1989年、テレビ東京系列のドラマ『赤い殺意の館』で脚本家デビューしました。 その後手掛けた数々の恋愛ドラマが軒並み大ヒットし、「恋愛の神様」と呼ばれるに至ります。2000年にはTBS系列『ビューティフルライフ』で、ドラマ界では権威ある向田邦子賞と橋田賞をW受賞しています。 脚本の他、エッセイ、詩集などマルチな活躍を見せ、監督業にも挑戦。2009年公開の映画『ハルフウェイ』では、劇場映画の監督デビューを果たしています。 先ごろ、10年来「炎症性腸疾患」「聴神経腫瘍」という二つの難病を患っていることを公表しました。

1:『素顔のままで』(1992)

安田成美と中森明菜という意外な組み合わせで放送されたフジテレビ「月9」ドラマ。25歳の女性同士の友情を描き、平均視聴率26.4%の大ヒットを記録しました。 安田成美演じる、図書館司書の優美子が、お見合いの日偶然出会ったのが、中森明菜扮するミュージカルのスターを夢見るカンナ。まるで正反対の性格の二人が、奇妙な同居生活を開始し、衝突しながらもそれぞれ成長していくプロセスを描いています。 当時絶大なる人気を誇ったアイドル歌手・中森明菜の抜擢は話題を呼び、また、主題歌に使用された米米CLUBの「君がいるだけで」も大ヒットしています。

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2:『その時、ハートは盗まれた』(1992)

フジテレビ系列で放送された「ボクたちのドラマシリーズ」の中の一作。レズビアンという当時としては画期的題材に正面からぶつかり、話題を呼びました。 主人公の女子高校生に一色紗英、ファーストキスをするその相手役として内田有紀がドラマデビューを果たしています。また先輩役で、木村拓哉が本格的に連続ドラマデビュー。本作以降、主演・木村拓哉と脚本・北川悦吏子のコンビは数々の名作ドラマを生み出していくことになり、その一作目にあたる記念すべき作品です。

3:『あすなろ白書』(1993)

柴門ふみの人気漫画を原作にしたフジテレビ「月9」枠の青春ドラマです。女子大生の園田なるみを主人公に、5人の男女の恋、友情、微妙な関係を描き、最終回には30%を超える視聴率をマークしました。 なるみを演じたのは石田ひかり、その他、筒井道隆、木村拓哉、鈴木杏樹、西島秀俊の豪華キャストが揺れ動く5人の若者をみずみずしく演じました。 S.E.N.S.の切ないBGM、そして挿入歌に使用された藤井フミヤの「TRUE LOVE」も、ドラマと合わせて大ヒットしています。

4:『君といた夏』(1994)

放送当時大ヒットした松任谷由美の『Hello,my friend』が主題歌の青春ラブストーリーです。学生最後の夏休みに起こる男2人と女1人のハラハラドキドキの恋の物語は大人気となりました。 登場人物の筒井道隆(入江耕平)・いしだ壱成(杉矢稔)・瀬戸朝香(佐野朝美)は、ひょんなことから同居することになります。突然の同居生活から、3人は互いに揺れる思いを交錯させていくことになります。

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5:『愛していると言ってくれ』(1995)

TBS系列「金曜ドラマ」枠で放送され、高視聴率を記録したばかりか、ギャラクシー賞テレビ部門大賞ほか、多くの賞に輝いた秀作ドラマです。 聴覚障害者の画家と女優の卵の切ない恋愛を、豊川悦司と常盤貴子が熱演しました。主題歌に使用されたDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」は、ドラマのヒットと共に、約250万枚のセールスを記録する大ヒットとなり、オリコン年間第1位に輝いています。

6:『ロングバケーション』(1996)

「ロンバケ現象」なる言葉を生むほど、社会現象を巻き起こしたフジテレビ「月9」を代表するドラマです。 婚約者が失踪した落ち目のモデルと、婚約者のルームメイトだった売れないピアニストがやむなく同居することになり、反発し合いながらも次第に惹かれていきます。木村拓哉と山口智子が絶妙のコンビで二人を演じました。 木村拓哉にとっては、連続ドラマ初主演となった記念すべき作品。その他、竹野内豊、松たか子、広末涼子ら、今となっては信じられないような豪華キャストが脇を固めています。

7:『最後の恋』(1997)

主演はを務めたのはSMAPの中居正広と女優の常盤貴子。切ない恋物語をテーマにしたこのドラマでは、ラブストーリーのイメージがほとんどない中居が初めてキスシーンに挑戦したドラマだということです。 医大生の夏目透(中居正広)は、ある日「私を買わない?」と篠崎アキ(常盤貴子)に声を掛けられますが、相手にせずその場を去ります。 数日後、夏目が通う病院の中庭で再開する2人。実はアキの弟、篠崎潤が心臓病の為入院している病院でした。夏目はアキが弟の治療費の為、自分の身体を売っていることを知って…。 アイドルの中井正広と人気女優の常盤貴子、2人の会話やしぐさが可愛いと話題になったドラマです。

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8:『ビューティフルライフ』(2000)

TBSの「東芝日曜劇場」枠のドラマで、『ロングバケーション』の木村拓哉と、『愛していると言ってくれ』の常盤貴子が主人公の二人を演じるとあって、放送前から大変な話題になりました。結果、平均視聴率32.3%、最高視聴率41.3%と、記録的大ヒットとなり、放送文化基金賞本賞を受賞しています。 技術はありながらあまり人気のない美容師と、障害者でありながら車椅子で前向きに働く図書館司書の恋愛を描いた、切ないラブストーリーです。

9:『Over Time』(1999)

フジテレビ月9のドラマ主演は『GTO』の反町隆史と『ショムニ』の江角マキコ。それぞれ主演を務めていた2人が共演した大人のラブストーリーです。 北海道へ2人の友達、春子(西田尚美)冬美(石田ゆり子)とスキー旅行に行った笠原夏樹(江角マキコ)は泊まっていたホテルで偶然、楓宗一郎(反町隆史)と出会います。東京に帰ってきた夏樹ら友達3人は同居を始めることになるのですが、そこに転がり込んできた男は北海道で出会った宗一郎でした。実は宗一郎は春子の弟だったのです。 偶然の再開からしばらくするといつしか2人は恋仲になりますが、夏樹の元恋人久我龍彦(椎名桔平)が現れ夏樹の心は揺れ動きます。そんな夏樹の心を知った宗一郎はわざと嫌われるように仕向けるのでした……。

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10:『Love Story』(2001)

中山美穂をヒロインに迎え、TBS「東芝日曜劇場」枠で放送された、タイトル通りの王道ラブストーリーです。 スランプに陥った気難しい恋愛小説家に豊川悦司、その担当編集者を中山美穂が演じています。二人が、仕事の関係を超えて、やがて本物の恋に落ちていくプロセスを描きます。香取慎吾、優香、加藤晴彦、戸田菜穂らが共演しています。 恋愛小説の大家でありながら、愛を信じない男のキャラクターが秀逸でした。

11:『空から降る一億の星』(2002)

明石家さんまと木村拓哉がW主演した、フジテレビ「月9」枠としては珍しいサスペンスタッチのドラマです。とりわけ、かつて『男女7人夏物語』を大ヒットさせた明石家さんまの「月9」抜擢は、大変な話題を呼びました。 妹と二人暮らしの刑事を明石家さんま、妹が惹かれていくフレンチのコック見習いに木村拓哉が扮しました。微妙な関係に、各々が揺れ動く中、それぞれの秘密が明らかになっていきます。二人の他、深津絵里、井川遥、柴咲コウら豪華女優陣が共演しています。

12:『オレンジデイズ』(2004)

TBS「日曜劇場」で放送された、みずみずしいまでの青春群像ドラマです。 どこにでもいる平凡な大学生と、病気で聴覚を失い殻に閉じこもった少女の恋愛を軸に、モラトリアムから一歩踏み出す大学4年の若者たち5人が、それぞれ大人へと成長していく姿を描きます。 主人公の二人には妻夫木聡と柴咲コウ、その他、成宮寛貴、白石美帆、瑛太、小西真奈美らがフレッシュな演技を見せています。主題歌となったMr.Childrenの「Sign」が印象的なシーンに流れ、胸を切なくしました。

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13:『たったひとつの恋』(2006)

土曜の夜、日本テレビ系列で放送されたドラマで、KAT-TUNの亀梨和也が単独初主演したことも話題になりました。ヒロインを演じたのは綾瀬はるかです。 父の遺した横浜の小さな造船工場を必死に支える男と、宝石店を経営する社長令嬢が出会い、反発と葛藤、さまざまな障害を乗り越えながら、愛を育んでいく姿を描きます。 亀梨の親友役で、当時KAT-TUNの田中聖が共演しているほか、平岡祐太、戸田恵梨香、田中好子、余貴美子ら、若手からベテラン俳優が脇を固め、見応えのあるドラマとなりました。

14:『運命に、似た恋』(2016)

2016年9月23日から、NHK総合・ドラマ10枠にて放送のドラマ『運命に、似た恋』。北川悦吏子がNHKで初執筆した今作は、原田知世と斉藤工のW主演で境遇のちがうシングルマザーと若手の超一流デザイナーが恋に堕ちていく様子を描いた、大人のラブストーリーとなっています。 高校生の息子を持つ45歳のシングルマザー桜井香澄(原田知世)は、富裕層向け配達クリーニング店ブランシェスで働きながら生計を立てるため必死に働いていました。 そんなある日出会ったのが、謎めいた男、小沢勇凛(斉藤工)。新進気鋭のイケメンデザイナーの勇凛は、何故か香澄に興味を示し不思議な行動に出るのです。 勇凛を取り巻く女性達との関係性、香澄を困らせる元夫の洋治の動向など、ハラハラドキドキが止まりません。そして明らかになる、香澄が胸の奥にしまっていた幼い頃の記憶とは…? 山口紗弥加、大後寿々花、小市慢太郎、渋谷謙人、西山潤ほか、個性豊かなキャスト陣が物語に花を添えています。 香澄と勇凛の恋の行方に目が離せません。