2023年3月2日更新

【2023年】ミュージカル映画おすすめランキングTOP50!感動の名作から最新作まで紹介!

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2023年公開予定!最新のミュージカル映画は?

『シング・フォー・ミー、ライル』(3月24日公開)

アメリカで出版された絵本「ワニのライル」シリーズを映画化した作品。 珍しいものを探し求めるショーマンのヘクターは歌を歌う不思議なワニのライルと出会います。ライルをステージに立たせようとしますが、彼はステージ恐怖症で歌えないことが発覚。ヘクターはライルを見捨てて去ってしまいます。 傷付いたライルですが、それから月日が経ちある少年と出会うことに。それをきっかけにライルは歌声を取り戻し、少年と心を通わせていきます。 『グレイテスト・ショーマン』(2018年)の楽曲に携わったペンジ・パセックらが音楽を担当するとあり、ミュージカル映画ファンの熱い注目が集まっている期待の新作です!

『リトル・マーメイド』(6月9日公開)

世界的に愛されるディズニーの名作映画『リトル・マーメイド』(1989年)が待望の実写化! アニメ版では外の世界にあこがれ続ける人魚のアリエルを主人公に、彼女が恋した人間の王子に会うために地上へ行く物語を描きました。実写版の詳細なあらすじはまだ発表されていませんが、大まかなストーリーはおそらく変わらないと思われます。 アニメ版『リトル・マーメイド』でアカデミー賞主題歌賞を手にしたアラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』(2017年)でグラミー賞を獲得したリン=マニュエル・ミランダが音楽を担当するとあり、その楽曲の完成度の高さに期待が集まる作品です。

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1位『ラ・ラ・ランド』(2016年)

ラ・ラ・ランド
©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

21世紀に生まれた新たなミュージカル映画の傑作!

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストライアン・ゴズリング , エマ・ストーン

2014年の『セッション』で大成功を収めたデイミアン・チャゼル監督が、得意の音楽を題材に、夢を追う2人の男女の姿を描いた『ラ・ラ・ランド』。

主人公のミアは昔からの夢だった女優になるため、映画スタジオのカフェで働きながらオーディションを受け続けていました。ある日彼女は、バーでピアノを弾いていたセバスチャンと出会います。

彼もジャズピアニストとして、いつか自分のお店を出すことを夢見ていました。そんな2人は恋に落ち、お互いの夢を叶えるため応援し合いながら、夢に向かって進んでいきます。

ここがおすすめ!

夢に進む2人のストーリーをミュージカルにしたことにより、映像のバックから聞こえてくる音楽とストーリーの融合が素晴らしいと、高い評価を得ています。エマストーンが演じるミアの可愛らしく豊かな表情に魅了されること間違いなしです。

2位『グレイテスト・ショーマン』(2018年)

ヒュー・ジャックマンが実在の興行師を演じた愛と成功の物語

ジャンルヒューマンドラマ
キャストヒュー・ジャックマン , ザック・エフロン

本作は、19世紀半ばに「世界1偉大なショーマン」と称された実在のアメリカ人興行師、フィニアス・テイラー・バーナムの半生を華麗なスケールで描いた感動作です。『レ・ミゼラブル』に続きヒュー・ジャックマンが主演し、相棒をザック・エフロン、愛妻をミシェル・ウィリアムズが演じました。

貧しい家の出のフィニアスが、愛する家族のためショービジネスの世界に挑戦します。大男や結合双生児などのメンバーを集めた型破りなショーで成功を掴むものの、その先には反発のみならず乗り越えなければならない波乱が待っていました。

ここがおすすめ!

音楽を手掛けたのは『ラ・ラ・ランド』で数々の賞に輝いたベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。人それぞれの個性が放つ輝き、夢と挑戦、そして愛と希望に満ちた感動の物語を美しい旋律で彩ります。

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3位『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)

ミュージカル映画の金字塔

ジャンルファミリー , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストジュリー・アンドリュース , クリストファー・プラマー

修道女見習いマリアは、トラップ邸にいる7人の子供達の家庭教師を任されます。

トラップ邸に通う中で次第に一家の主・ゲオルクに恋をし、2人は惹かれあっていきます。身分の差、そして当時の戦争による情勢の悪化でマリアに様々な試練がたちはだかります。しかし彼女は歌を歌い、上を見ながら強く生きていくのでした。

ここがおすすめ!

1965年にロバート・ワイズ監督によりアメリカで公開された愛と感動のミュージカル映画。『ドレミの歌』など有名な歌もいくつも出てきます。ストーリーと歌の両方を楽しめる作品です。

4位『レ・ミゼラブル』(2012年)

超名作ロングランミュージカルを待望の映画化!苦難のなかで生きる人々

ジャンルヒューマンドラマ
キャストヒュー・ジャックマン , ラッセル・クロウ

貧困の苦しみからパンを盗み、19年間投獄されていたジャン・バルジャン。釈放された後も生活に苦しみ、盗みを働いてしまいました。しかしそれを見つけた司教にその罪を赦されたことで、彼は心をいれかえ、人として生まれ変わるのでした。

その後も周囲の人の死、子育ての喜び、革命に向かう若者たちの姿など、様々なことをバルジャンは経験していきます。

ここがおすすめ!

ブロードウェイをはじめ、世界中で上演された超名作ミュージカルを映画化した本作。人としてのバルジャンの成長、そして困難に立ち向かう姿が見所です。

5位『メリー・ポピンズ』(1964年)

50年以上経った今でも愛される、ディズニーのミュージカル作品!

ジャンルコメディ , ファミリー , ファンタジー
キャストジュリー・アンドリュース , ディック・ヴァン・ダイク

銀行家のバングスは気難しい性格で、バンクスの奥さんも婦人参政権運動に夢中になり育児を放棄していました。子どもたちはベビーシッターが面倒を見ていましたが、わんぱくな子どもたちにベビーシッターが一向に居つきません。

ある日子どもたちは、夢の優しくて美しい、親切で若いベビーシッターを条件と書いて父に渡しますが、その紙切れもストーブに放り込まれてしまいました。そしてそれは煙突から空高く飛んでいきます。

次の日の朝、パラソルで空から降り立った女性メリー・ポピンズが、子どもたちの書いた紙切れを持ってやってきました。彼女とともに冒険に出た子どもたち。それからは家の中が朗らかになり、笑顔で溢れるようになります。そしていつしか両親にも影響を及ぼしていくのでした。

ここがおすすめ!

主演のジュリー・アンドリュースとディック・ヴァン・ダイクの息のあった歌とダンスが素晴らしいです。2人が子どもを連れて道路にチョークで描いた絵の中に飛び込むと、そこはディズニー・アニメの世界!デジタル技術に引けを取らない実写との融合に驚かされます。

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6位『美女と野獣』(2017年)

ディズニーアニメの名作を完全実写化

ジャンルファミリー , ファンタジー , 恋愛
キャストエマ・ワトソン , ダン・スティーヴンス

ロココ時代のフランス、お城の近くに住む美女・ベルは物語を読んで冒険の夢に浸る女性です。そんな彼女は村人からは理解されず、野蛮なガストンから結婚を迫られても断り続けています。

ある日ベルは、魔女の呪いによって変身させられた王子であり城の主でもある野獣と出会いました。野獣の恐ろしい外見にもかかわらず、ベルは彼の優しさを感じ交流を深めていくのですが……。

ここがおすすめ!

楽曲はほぼオリジナルを踏襲しながらも、主題曲『Beauty and the Beast』をアリアナ・グランデとジョン・レジェンドが改めて収録。アニメ版のセリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソンとはまた違う感動を生みます。そしてなにより、エマ・ワトソンが演じるベルの歌声がとても魅力的でした。

7位『バーレスク』(2010年)

大人のためのショーを繰り広げるクラブで、ピュアな情熱を描く

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャストシェール , クリスティーナ・アギレラ

2010年公開の映画『バーレスク』は、スティーブン・アンティン監督による、1人の女性が夢を叶えてゆく過程を描いた作品です。歌手を夢みる主人公アリは、クラブ「バーレスク・ラウンジ」の舞台に憧れてウエイトレスとして働きます。
ある日、正式なメンバーが舞台に出られなくなり、アリが1人で舞台に出るチャンスが。観客は初めて見るアリの歌声に魅了されて舞台は大成功しました。しかし「バーレスク・ラウンジ」には多額の負債があり、経営難の壁が彼女たちの前にたちはだかるのでした。

ここがおすすめ!

きらびやかな衣装に眼を奪われる映画『バーレスク』。ミュージカルとしての最大の見どころは、シェールとクリスティーナ・アギレラという2大歌手が共演したことです。彼女たちが歌うサウンドトラックは贅沢としか言えません。

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8位『アラジン』(2019年)

ディズニーアニメの名作をガイ・リッチーが見事に実写化

ジャンルファミリー , ファンタジー , 恋愛
キャストメナ・マスード , ナオミ・スコット

1992年に公開されたディズニーの名作アニメーション映画『アラジン』を実写化した本作。「シャーロック・ホームズ」シリーズなどで知られるガイ・リッチー監督がメガホンを取り、名曲の新たなアレンジと新曲、アニメ版とは違う結末で人気となりました。

生きるために盗みをはたらきながらも、まっすぐな心をもつ青年アラジン。ある日彼は、強い好奇心と自立した精神を持つ王女ジャスミンと出会います。その後アラジンは邪悪な大臣ジャファーの誘いにのり、魔法の洞窟へランプを取りに行く仕事を引き受けますが……。

ここがおすすめ!

映画史上に残るロマンチックな名曲の数々を、オリジナルの良さを残しつつヒップホップ調などでモダンにアレンジ。特に美しいナオミ・スコットが力強く歌い上げる「スピーチレス〜心の声」に涙がこみ上げてきます。

9位『シカゴ』(2002年)

人気の踊り子と彼女に憧れる女性は、意外な場所で出会い……。

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ
キャストレネー・ゼルウィガー , キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

キャバレーのスター、ヴェルマと、彼女に憧れるロキシー。ある日2人は、それぞれに殺人を犯して逮捕されてしまいます。

彼女たちは悪徳敏腕弁護士ビリーと出会い、彼に弁護してもらおうと競い合うことに。ビリーの戦略で、ヴェルマもロキシーも一時は世間の同情を集めるのですが……。

ここがおすすめ!

2人の女優の波瀾万丈な人生を描いたロングランヒットのミュージカルを、ロブ・マーシャル監督が映画化。ミュージカル映画としては珍しく、ストーリー部分と歌唱部分の演出が大きく違っていることもポイントです。

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10位『マンマ・ミーア!』(2008年)

ABBAのヒットナンバーに乗せて送るハッピー・ミュージカル

ジャンルコメディ , 恋愛
キャストアマンダ・セイフライド , メリル・ストリープ

結婚式を明日に控えたソフィー。彼女は、顔も知らない本当の父とバージンロードを歩く時を夢みていました。そこでソフィーは、母であるドナの日記を読み、父親らしき男性サム、ハリー、ビルの3人にドナの名前で式の招待状を送ります。

ここがおすすめ!

ブロードウェイの人気ミュージカルをイギリスの女性監督フィリダ・ロイドが映画化した作品です。聞いたことのある曲の歌詞の素晴らしさに気付かされて感動。ABBAの数々の名曲とギリシアの島の美しい風景、元気の出るストーリーが完璧にマッチしています。

11位『ピッチパーフェクト』(2012)

「ピッチ・パーフェクト」
(c)2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.

アカペラ部の個性豊かな女性たちの青春物語!

ジャンルヒューマンドラマ , 青春
キャストアナ・ケンドリック , スカイラー・アスティン

音楽好きで音楽プロデューサーを目指すレベッカは、ひょんなことから大学の女性アカペラグループに参加することに。そこで彼女は個性豊かな部員たちと出会います。

それまでは学校に楽しみを感じられなかったレベッカ。ですがこれをきっかけに、少しずつアカペラにのめり込み日々がどんどん色づいていきます。アカペラ全国大会を目指す女性たちの、友情と成長が描かれた元気をもらえる青春ストーリー!

ここがおすすめ!

音楽を題材に扱った王道の青春映画!迫力ある歌やダンスはもちろん、アカペラに取り組む彼女たちの熱意に感動すること間違いなしの名作ミュージカル映画です。落ち込んだ気持ちを盛り上げたい、そんなときには特にオススメの作品!

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12位『ウエスト・サイド・ストーリー』(2022年)

あの名作ミュージカルが最新技術で再び映画化!

ジャンル青春 , 恋愛
キャストアンセル・エルゴート , レイチェル・ゼグラー

過去にも映画化された名作ミュージカル『ウエスト・サイド物語』をスピルバーグが改めて映画化!

舞台は1950年代のニューヨーク。多くの移民が集まるウエスト・サイドでは、出自の近い若者により作られた様々なチームが対立。そんななか、かつてジェッツというチームのリーダーを務めたトニーは、別チームのリーダーの妹マリアに恋をしてしまいます。

2人の恋が巻き起こす、様々なドラマを描いた青春恋愛ミュージカル!

ここがおすすめ!

様々な障壁に立ち向かう王道恋愛ストーリーは今の時代にも色褪せない魅力を持っています。そして何より卓越したカメラワークで繰り広げられる、一糸乱れぬダンスシーンは必見です!

13位『バンドワゴン』(1953年)

とても贅沢なステージシーンが楽しめる傑作コメディ

ジャンルコメディ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストフレッド・アステア , シド・チャリシー

当時50代半ばになっていた大スター、フレッド・アステアが、自らの人生をなぞるかのように半引退状態のミュージカルのトップスター、トニー・ハンターを演じたミュージカル映画が『バンド・ワゴン』です。半分人生をあきらめかけていたトニーが、新しい生きがいを見つけることから物語が動き始めます。

年齢を感じさせない優雅な立ち居振舞いは、さすがのひと言。初めは互いに嫌い合っている美女ダンサー、ギャビーとの次第に信頼しあっていく関係を美しいデュエットで巧みに表現した『Dancing in the dark』は、とくに印象的です。

ここがおすすめ!

トニーと仲間たちの地方巡業では、さまざまなステージが展開されます。それぞれに魅力的な歌とユニークな演出は、本当に贅沢。中でもオススメは3人の「赤ちゃん」が登場する『Tripls』でしょう。エンターテインメントの素朴な魅力を感じることができる、とてもキュートな舞台です。

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14位『ヘアスプレー』(2007年)

ジョン・トラボルタが母親役!?ブロードウェイでも上演された映画のリメイク

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャストジョン・トラヴォルタ , ニッキー・ブロンスキー

人種差別が色濃く残る60年代初頭のボルチモア。おしゃれとダンスが大好きなトレイシーは、いつか憧れの人気ダンサーと踊ることを夢見ていました。彼が出演している番組のオーディションが開かれると知った彼女は、母エドナの反対を押し切って参加します。

しかし、彼女は大きすぎる体型を理由に落とされてしまいます。あるとき学校で黒人の生徒たちが踊っているのを見かけたトレイシーは、その輪に飛び込み楽しく過ごします。

ここがおすすめ!

『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977年)のダンスで大人気を博したジョン・トラボルタが、トレイシーの母エドナを熱演。アップテンポの楽曲で楽しく踊るシーンが多い本作ですが、作品が訴えているのは様々な差別に立ち向かう勇気です。

15位『ハイスクール・ミュージカル』(2006年)

青春ミュージカル映画の決定版!

ジャンルコメディ , ファミリー , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストザック・エフロン , ヴァネッサ・ハジェンズ

バスケットボールが得意なトロイ、そして彼とは正反対に成績トップの優等生ガブリエラ。2人は大晦日のパーティーで出会い、その場のノリでデュエットすることに。全く正反対の2人は歌で一体感を覚え、お互いに惹かれあうようになります。

歌にのめり込み、ミュージカル出演を目指すようになる2人。しかしライバルのシャーペイや、今までと違うトロイに戸惑う友人たちによって、その道は困難を極めるのでした。

ここがおすすめ!

本作は音楽によって生まれるパワー、そして恋と青春を描いた、ケニー・オルテガ監督による作品です。エンディングにキャスト皆で踊って歌うシーンが大きな見どころ。その場面ではいがみ合っていたライバルもみんなで1つになって踊り、後腐れないエンディングを迎えます。

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16位『シェルブールの雨傘』(1982年)

戦争で引き裂かれる愛。悲しくも美しい名作ミュージカル

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャストカトリーヌ・ドヌーヴ , ニーノ・カステルヌオーヴォ

第17回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した、ミュージカル映画の先駆け的作品です。

自動車修理工として働いている青年ギイと、傘屋の娘であるジュヌヴィエーヴは恋人同士でお互いを愛し、結婚の約束をしていました。

そんな中、ギイには召集令状が届き2年の兵役を命じられてしまいます。残されたジュヌヴィエーヴは遠くに行った彼を思いながらも、他の男性と生きていくことを決意。ギイも帰還後に他の女性と生きていくことに。

ここがおすすめ!

主演のカトリーヌ・ドヌーヴの衣装やセットなど、美術面でも絶賛された本作。全てのセリフが歌になっている点でも、伝説的な名作です。

17位『雨に唄えば』(1952年)

黄色いレインコートが印象的な名作ミュージカル映画

ジャンルコメディ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストジーン・ケリー , デビー・レイノルズ

サイレント映画からトーキー映画に移り変わる時代のハリウッド。サイレント映画のスターであるドンとリナは、トーキー映画に出演するために発音のレッスンを受けることになりました。

しかし、リナの方はなかなかうまくいかず、新人女優のキャシーが吹き替えすることになってしまいます。さらに彼らは三角関係に。彼らの恋の行方はどうなるのか、彼らは俳優として成功を収めることはできるのでしょうか。

ここがおすすめ!

ハリウッドを代表するミュージカルスター、ジーン・ケリーが主演を務め、彼が雨の中傘もささずに歌い踊るシーンはあまりにも有名です。

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18位『グリース』(1978年)

青春!突っ張る男とけなげな美少女のキラキラな恋愛物語

ジャンルコメディ , 恋愛
キャストジョン・トラヴォルタ , オリヴィア・ニュートン=ジョン

高校生のダニーとサンディは夏休みの避暑地でひと夏の恋に落ちます。夏休みが終わって迎えた新学期、ダニーの学校にサンディが転校してきました。

再会を喜ぶサンディに恥ずかしがり屋のダニーはそっけない態度を見せます。しかし、傷ついたサンディが別の男子と付き合い出すと、ダニーも負けまいとスポーツにチャレンジして大失敗。ダニーの努力を認めてよりを戻したサンディは、彼とペアを組んで高校のダンス・コンテストに出場します。

ここがおすすめ!

キラキラと輝くような高校生活が、元気なナンバーと弾けたダンスシーンで彩られます。クライマックスで遊園地に現れたオリヴィアは、思いっきり色っぽい女性に「成長」していました。目を丸くしながらも嬉しそうなトラボルタとふたりで綴る『You’re the one that I want』は、観ているだけでハッピーになれます。

19位『ドリームガールズ』(2006年)

女性3人のサクセスストーリー

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ
キャストジェイミー・フォックス , ビヨンセ

歌手としての成功を目指すエフィー、ディーナ、ローレルの3人のコーラスグループ「ドリームメッツ」は、ライブハウスの出演を目指してオーディションを受けます。そこで中古車ディーラーとプロデューサーをしているカーティスの目に止まり、デビューする事になりました。

彼女たちは順調に成功へ近づいているはずでしたが、メンバーの中では少しずつすれ違いが生じてしまい……。

ここがおすすめ!

トニー賞6部門受賞の人気ミュージカルを、『ゴッド・アンド・モンスター』で知られるビル・コンドン監督が映像化。歌手のビヨンセや、オーディション番組『アメリカン・アイドル』出身のジェニファー・ハドソンらの歌唱力が遺憾なく発揮された傑作です。

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20位『イン・ザ・ハイツ』(2021年)

『イン・ザ・ハイツ』
© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved #インザハイツ

ラテン系移民の歌とダンスの色彩とパワーに驚嘆

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストアンソニー・ラモス , コーリー・ホーキンス

ニューヨーク・マンハッタン島ワシントン・ハイツに住むラテン系移民の老若男女の姿を描いた群像劇です。子どものころ親とともにアメリカに来たラテン系の移民・ウスナビは、そのままアメリカで成長しました。彼はワシントン・ハイツで雑貨店を経営しており、近くのサロンで働くヴァネッサに思いを寄せています。

ある日、ウスナビはドミニカ共和国の父親の商売を引き継げそうなことを知り、アメリカを去るかどうか迷い始めました。

ここがおすすめ!

2008年トニー賞最優秀ミュージカルに選ばれたリン・マニュエル=ミランダによるミュージカルの映像化。ニューヨークの暑い夏、プールや街角を使った大人数のダンスシーンの色彩の豊かさは圧倒的です。

21位『ロケットマン』(2019年)

エルトン・ジョンの名曲が彩る傑作ミュージカル

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ
キャストタロン・エガートン , ジェイミー・ベル

本作は、「史上最も売れたアーティスト」で5位にランクインするなど、世界的に有名なミュージシャン「エルトン・ジョン」の伝記ミュージカル映画。常識はずれなエルトン・ジョンの人生をファンタジックなミュージカル映画として描いています。

彼が音楽の才能を開花させた幼少期から、デビューを経た1970年代の全盛期、精神的に不安定だった1980年代後半、そして1990年代の復活が描かれます。

ここがおすすめ!

『キングスマン』(2014年)などで知られるタロン・エガートンがエルトン・ジョンを演じ、美声を披露。特に名曲『Your Song』を演奏するシーンは、作中屈指の名場面です。

22位『アリー/ スター誕生』(2018年)

レディ・ガガの演技力に眼を見張る

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストレディ・ガガ , ブラッドリー・クーパー

アリーは歌手になることを夢見て、昼はレストランで働き、夜はバーでウェイトレスをしながら、そこのステージで歌っています。そんな彼女の目の前に、国民的カントリーロック歌手であるジャクソン・メイが現れました。

アリーの歌声ばかりでなく、彼女の純粋な心に惚れ込んだ彼は、自分のコンサートに彼女を起用。ジャクソンとアリーのデュエットは大喝采を浴び、この出会いをきっかけにアリーの人生は大きく動き出すのですが……。

ここがおすすめ!

主役に抜擢された歌手のレディ・ガガは本作が映画初出演!にもかかわらず、歌はもちろん、彼女が本作で見せた演技力も高く評価されています。レディ・ガガはアリーの物語にデビュー前の自分の姿を重ね合わせていたのかもしれません。

23位『RENT/レント』(2005年)

苦しい生活の中でも命を輝かせる若者たちの群像劇

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャストロザリオ・ドーソン , アダム・パスカル

80年代末、ニューヨークの片隅に集った若きアーティストたち。彼らの生活は苦しく家賃(=レント)すら満足に払えない日々がつづいていました。そんな彼らがさまざまな困難に向かい合いながら、ひたむきに日々を生き抜く姿を描きます。

また、様々なセクシャリティを持つ彼らの何人かはHIV保持者。いつ尽きるとも知れない命を輝かせながら、日々を懸命に生きる姿に胸を打たれます。

ここがおすすめ!

抜群の映像センスがスタイリッシュな楽曲の数々とともに、物語を感動的に彩っています。トニー賞に輝いた本作は、一部を除くオリジナルミュージカルキャストの多くが映画版にも出演。そういった意味でも特別な作品として、今も多くのファンに愛されています。

24位『ウエストサイド物語』(1961年)

現代のロミオとジュリエット!2人の運命は?

ジャンルヒューマンドラマ , 恋愛
キャストジョージ・チャキリス , ナタリー・ウッド

『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)を手がけたロバート・ワイズ監督、そして多くのミュージカル作品を誕生させたジェローム・ロビンス監督がおくる禁断の愛を描いた物語です。

不良グループ「シャーク団」のリーダー・ベルナルドの妹マリアと、兄のグループと対立する「ジェット団」の元リーダー・トニーは、ある夜ダンスパーティーで出会います。グループのメンバー達が競うように踊る中、マリアとトニーの恋が始まるのでした。

ここがおすすめ!

彼らの許されない恋が、美しい歌とダンスで綴られる本作。特に、不良グループ同士が繰り広げるダンスバトルは必見です。

25位『魔法にかけられて』(2007年)

アニメの世界からやってきたプリンセスの冒険

ジャンルコメディ , ファミリー , ファンタジー , 恋愛
キャストエイミー・アダムズ , パトリック・デンプシー

『シンデレラ』(2015年)や『美女と野獣』(2017年)に先駆けて、実写版のディズニーヒロインとして登場したのが、この『魔法にかけられて』(2007年)のジゼルです。

ジゼルは、アニメの世界で幸せに暮らしていましたが、ある日、魔法使いによって現実のニューヨークへと送られてしまいます。やり手の弁護士とその幼い娘に助けられたジゼルは、彼女の世界と現実の世界の違いに驚きながらも、その素晴らしさに気づき始めるのでした。

ここがおすすめ!

全編を彩る楽曲はどれも優しく、耳に心地よい名曲揃い。中でもフラッシュモブのように、セントラルパークを舞台に大人数が繰り広げる『That’s How You Know』のシーンは圧巻。ディズニーのセルフパロディ満載の本作は、子どもから大人まで多くの人が楽しめる作品になっています。

26位『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』(2018年)

ABBAのヒット曲満載のハッピーミュージカル 10年ぶりの続編!

ジャンルコメディ , 恋愛
キャストリリー・ジェームズ , アマンダ・セイフライド

ABBAのヒット曲を全編に散りばめた大ヒットミュージカル映画の続編です。

前作の物語から数年後、ギリシアのカロカイリ島で、母ドナと共にホテルの開業準備で忙しくしているソフィ。そんな最中、ニューヨークにいる夫とぎくしゃくし始めた上、自身の妊娠まで発覚します。予期せぬ事態に戸惑うソフィたちの現在と、1979年当時の母の若き日の物語を交差させて描きます。

ここがおすすめ!

メリル・ストリープやアマンダ・サイフリッド、コリン・ファースら主要キャラクターを演じた豪華キャストが、10年ぶりに再結集した『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』。新しく娘時代のドナ役でリリー・ジェームズ、ソフィの祖母ルビー役で歌手のシェールが登場します。

27位『ANNIE/アニー』(2015年)

名作ミュージカル映画を黒人キャストでリメイク

ジャンルコメディ , ファミリー , ヒューマンドラマ
キャストジェイミー・フォックス , クヮヴェンジャネ・ウォレス

4歳のときに両親と別れ、施設で暮らす少女アニー。彼女は10歳になれば両親と再会できると信じて、置き去りにされたレストランに毎日通っていました。そんなある日、アニーは事故に遭いそうになったところを市長候補のスタックスに助けられます。

アニーの存在が選挙に有利になると考えた選挙参謀のすすめで、彼女を引き取り一緒に暮らすことになったスタックス。はじめは嫌々アニーを引き取った彼でしたが、次第に彼女の明るい性格に心を癒やされて行くのでした。

ここがおすすめ!

1982年にも映画化された大ヒットミュージカルを、黒人キャストをメインに据えてリメイクした本作。製作を務めるウィル・スミスやJay Zがプロデュースした「Tomorrow」などの名曲も必聴です。

28位『オズの魔法使』(1939年)

魔法の国の仲間たちと繰り広げる夢と友情の冒険談

ジャンルファミリー , ファンタジー
キャストジュディ・ガーランド , フランク・モーガン

カンザスの農場に住む少女・ドロシーは、ある日竜巻に巻き込まれて魔法の国へ運ばれてしまいました。そこで出会った北の魔女・グリンダは、「エメラルド・シティにいるオズの魔法使いに頼めばカンザスに帰してもらえる」と言います。

エメラルド・シティへの道中で出会った脳みそが欲しいカカシ、心が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しいライオンたちと協力して悪い魔女と戦うドロシー。やがて彼女が見つけ出した「オズの魔法使い」の正体とは……。

ここがおすすめ!

名曲中の名曲として知られる『虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)』を含め、サウンドトラックに収録されているのは全26曲。嵐のために魔法の国に迷い込んでしまった少女が、自分の家に帰るまでの大冒険を華やかに彩ってくれます。

29位『マイ・フェア・レディ』(1964年)

ロンドンの花売り娘が一流の”レディ”に成長していく物語

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストオードリー・ヘプバーン , レックス・ハリソン

ロンドンの花売り娘イライザは、あるとき言語学者のヒギンズ教授と出会います。教授から「下品な下町訛りを直せば立派なレディになれる」と言われたイライザは、彼の家に泊まり込み、話し方からマナーまで厳しいレッスンを受けることに。

そのおかげで完璧なレディとなり、社交界デビューも果たしたイライザ。しかし、そのことで教授との関係は変わっていくのでした。

ここがおすすめ!

オードリー・ヘプバーンの代表作として知られる『マイ・フェア・レディ』。アカデミー作品賞を受賞した本作では、イライザが最初に発音を矯正するために歌う『Rain in Spain』が有名です。

30位『オペラ座の怪人』(2004年)

名作ミュージカルを待望の映画化!豪華絢爛な映像と歌声に圧倒される

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ , 恋愛
キャストジェラルド・バトラー , エミー・ロッサム

1870年、パリのオペラ座で劇場下の地下墓地に住むと噂される「オペラ・ゴースト」に悩まされていた主役歌手のカルロッタが出演を拒否。ダンサーのクリスティーヌが代役に立てられました。

ダンサーなのに歌の上手な彼女は、「音楽の天使」という謎の指導者のもとで密かに声楽を勉強した、と言います。やがて劇場の新しい後援者で初恋の相手でもあるラウルと愛し合うようになったクリスティーヌは、彼女を愛する「音楽の天使」にさらわれて……。

ここがおすすめ!

時代を遡っていく冒頭の映像はまさに驚異的。華やかな表舞台はもちろん、怪人が暮らす地下まで怪しい映像美を楽しみながら『エンジェル・オブ・ミュージック』『オペラ座の怪人』『マスカレード』など名曲の数々に酔いしれる、まさに至福の2時間20分です。

31位『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018年)

あの名作ミュージカル映画54年ぶりの続編!

ジャンルコメディ , ファミリー , ファンタジー
キャストエミリー・ブラント , リン=マヌエル・ミランダ

本作は、1964年に公開されたミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の続編です。

大人になったバンクス家の長男マイケルは、妻を亡くしたばかりで経済的余裕もなく、3人の子供を抱え不安な日々を送っていました。そこへ追い打ちをかけるように次々とトラブルが発生。大ピンチの彼の前にかつてナニーとして世話をしてくれたメリー・ポピンズが再び現れます。

ここがおすすめ!

50年以上前に製作された前作の作風を尊重した、実写と手書き風アニメを使い分けた映像がとにかく美しいです。マーク・シャイマン作曲の音楽は、前作の名曲をリスペクトしつつ、メッセージ性のある感動的なものに仕上げられています。

32位『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)

歌う時だけ世界は優しくて。孤独な女性の運命とは

ジャンルヒューマンドラマ
キャストビョーク , カトリーヌ・ドヌーヴ

1964年、アメリカ西部ワシントン州にチェコから移民してきたセルマは、息子のジーンとトレーラーハウスで暮らしています。セルマは先天性の病気で視力を失いつつありますが、同じ病気の息子が手術を受けられるように、工場で働いた金を貯金していました。

そんなセルマはミュージカル映画を観たり、『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台公演に参加するため歌と踊りの練習をしたりするときだけ現実を忘れられます。やがて病気が悪化したセルマは工場を解雇され、殺人の罪まで着せられるのですが……。

ここがおすすめ!

音楽は、主役も演じたアイスランドの人気歌手・ビョークが担当。独特の音楽世界が、物語に深みを与えます。ラストで彼女が歌う「最後から二番目の歌」は途中で途切れてしまいますが、直後に画面に流れる作り手からの強烈なメッセージが観客の心を揺さぶります。

33位『ムーラン・ルージュ』(2001年)

パリのキャバレーを舞台にしたラブストーリー

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストニコル・キッドマン , ユアン・マクレガー

作家を目指してパリにやってきたクリスチャン。なかなか作品を書き上げられない彼は、作家オードリーと画家のトゥールーズ・ロートレックと出会います。

クリスチャンは彼らが構想中の舞台のために楽曲を書き下ろしました。するとその才能を買われ、キャバレー「ムーラン・ルージュ」に出入りするようになります。そこでクリスチャンは人気スターのサティーンに出会い、恋をしてしまうのでした。

ここがおすすめ!

『ロミオ+ジュリエット』(1996年)や『華麗なるギャツビー』(2013年)などの作品を手がけたバズ・ラーマン監督が送る『ムーラン・ルージュ』。主演のユアン・マクレガーとニコール・キッドマンの歌声、そしてそのハーモニーに心を奪われること間違いなしです。

34位『紳士は金髪がお好き』(1953年)

マリリン・モンローの歌声と演技に圧倒される

ジャンルコメディ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストマリリン・モンロー , ジェーン・ラッセル

ニューヨークでショーの舞台に立つ金髪美人・ローレライは、結婚相手には愛よりも経済力を求めるタイプ。一方、彼女の親友・ドロシーは、男性のお金よりも見た目を重視します。

大富豪の跡取り息子・ガスは、パリでローレライと結婚するため豪華客船の船室を予約しますが、親の反対で乗れなくなってしまいました。ローレライはドロシーを連れて乗船、船旅の間2人は結婚相手に良さそうな男を物色することに……。

ここがおすすめ!

撮影当時27歳だったマリリン・モンローをブレイクさせた名作。テクニカラーでよく映える真紅の舞台でピンクのドレスに身を包んだモンローが歌う「ダイヤモンドは女の親友」は、米国映画協会から「映画史上の12大映画楽曲」のひとつに選ばれています。

35位『パリの恋人』(1957)

オードリー・ヘプバーンの歌声に酔いしれる

ジャンルコメディ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストオードリー・ヘプバーン , フレッド・アステア

『パリの恋人』では、1930年代から1950年代に活躍したハリウッド・ミュージカル映画の大スター、フレッド・アステアの熟練したダンスと、オードリー・ヘプバーンのフレッシュな歌声が楽しめます。

共産主義かぶれのジョーはひょんなことから、ファッション雑誌のモデルにスカウトされます。撮影地はパリ。ジョーは戸惑いながらも「パリに行けば共産主義の元祖フロスト教授に会える!」とパリ行きを決意しました。雑誌編集長のマギー、カメラマンのディックとともにパリに向かいます。

ここがおすすめ!

のちにヘプバーンが主演したミュージカル『マイ・フェア・レディ』(1964年)では、歌は吹き替えになったので、本作は彼女の実際の歌声が聞ける、珍しい作品です。

36位『ロッキー・ホラー・ショー』(1975年)

狂気とエロとロックが炸裂する元祖カルトムービー

ジャンルコメディ , ファンタジー , ホラー , SF
キャストティム・カリー , スーザン・サランドン

舞台はいかにも怪奇現象が起こりそうな城。婚約中のカップル・ジャネットとブラッドが嵐で城に迷い込むと、そこでは「トランシルヴァニア年次総会」の大宴会が繰り広げられていました。

マッドサイエンティストのフランク・ン・フルターは、「生命の秘密」を見つけた、と言ってブロンドで肉体美の人造人間・ロッキーに生命を吹き込みます。そこへUFOを研究する別の科学者が侵入して、宴会は宇宙人も登場する狂宴へと発展していきます。

ここがおすすめ!

倒錯的な衣装やB級SFのテイストが漂うストーリーなどで、のちに「史上初のカルト映画」と呼ばれるようになるこの映画。真っ赤なルージュで彩られた唇が画面いっぱいに浮かび上がる冒頭シーンから、狂気とエロとロックの世界に引きずり込まれます。

37位『ザ・プロム』(2020年)

ブロードウェイ・スターたちが田舎の高校のパーティに乱入!

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ
キャストメリル・ストリープ , ジェームズ・コーデン

タイトルの「プロム」とは、アメリカの高校生の人生最大のイベントともいえるダンスパーティーです。

舞台はアメリカ・インディアナ州の田舎町。17歳のレズビアン女子高生・エンマは、保守的なPTAの反対にもめげず、同性愛者でも誰でも参加できる「プロム」を実現させようと奮闘しています。

そこにブロードウェイ・スター・ディーディーとその仲間たちが、自分たちのPRのためにコーラスまで連れて乗り込んできたことから、事態は思わぬ方向に進展していくことに。

ここがおすすめ!

劇場の舞台のようにコーラスやダンサーをふんだんに使った豪華な演出が最大の見どころ。メリル・ストリープの華麗なステップや、ニコール・キッドマンの脚線美といったスターの活躍も、花をそえています。

38位『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993年)

恐怖より笑顔を届けたい!サンタクロースになろうとしたハロウィンの王

ジャンルファミリー , ファンタジー
キャストダニー・エルフマン , クリス・サランドン

『シザーハンズ』(1990年)などで知られるティム・バートン監督によるストップモーションアニメのミュージカルです。ハロウィンの王・ジャック・スケリントンは、人を怖がらせたり脅かしたりする日常にうんざりしていました。そんなある日、クリスマスの国に迷い込み初めてクリスマスの存在を知ります。

サンタクロースになると決意するジャックですが、ハロウィン流のやり方しか知らない彼にとって、それは簡単なことではありませんでした。

ここがおすすめ!

幻想的なストップモーションの技術が素晴らしく、人形であることを忘れてしまうほどの滑らかさです。有名なオープニング曲をはじめ色褪せない楽曲や、ウギー・ブギーなど個性的なキャラの人気も衰えることを知りません。

39位『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007年)

凄惨な復讐劇を彩る美しい音楽

ジャンルホラー , ヒューマンドラマ
キャストジョニー・デップ , ヘレナ・ボナム=カーター

悪徳判事・ターピンの企みでオーストラリアに15年間島流しになっていた理髪師・ベンジャミン・バーカー。「スウィーニー・トッド」と名を変えた彼は、フリート街の自分の店に帰ってきました。

彼は妻・ルーシーがターピンに強姦されて自殺したうえ、ターピンが娘・ジョアンナの後見人になっていることを知ります。彼を愛するラヴェット夫人が保管していた商売道具の西洋カミソリを手にしたベンジャミンは、ターピンへの復讐を誓うのでした。

ここがおすすめ!

アカデミー賞美術賞に輝いた耽美な雰囲気の映像とは対照的に、美しい旋律と優しい歌詞の挿入歌が多いことがこの作品の特徴。ラヴェット夫人の不気味な見た目とは裏腹の、優しい歌声はとても印象的です。不遇な若者が素直な恋心を歌った『ジョアンナ』も、残酷な描写が多い中で際立って美しく響き渡ります。

40位『ファントム・オブ・パラダイス』(1974年)

名作ミュージカルを下敷きにした悲劇の男の物語

ジャンルコメディ , ファンタジー , ホラー , 音楽・ライブ
キャストポール・ウィリアムズ , ウィリアム・フィンレイ

『ファントム・オブ・パラダイス』は、名作ミュージカル『オペラ座の怪人』をベースにしたロックミュージカルです。

売れないながらも天才作曲家のウィンスロー・リーチは、音楽業界で大成功を収めているデス・レコードの社長スワンに楽曲の権利を盗まれてしまいます。復讐に向かったレコードプレス工場で事故に遭い、顔が潰れてしまったウィンスローは、スワンが建設したクラブ「パラダイス」の屋上に隠れ住み、復讐の機会をうかがうのですが……。

ここがおすすめ!

名曲揃いの本作の音楽は、カーペンターズなどの有名ミュージシャンをプロデュースしてきたポール・ウィリアムズが担当。レトロなロック、ポップス系ロック、グラムロックからカントリーロックまで、あらゆるロックが楽しめます。

41位『チキ・チキ・バン・バン』(1968年)

聞き覚えのある楽曲と楽しいダンスが魅力のミュージカル映画

ジャンルコメディ , ファミリー , ファンタジー , 音楽・ライブ
キャストディック・ヴァン・ダイク , サリー・アン・ハウズ

RPGさながらの壮大な世界感で大人から子供まで熱狂させたファンタジーミュージカル映画の大作。タイトルの『チキ・チキ・バン・バン』とは、劇中で大活躍する古いレースカーの名前です。主人公ポッツが子供たちとドライブに出たところから始まる冒険を描いています。

ストーリーは、夢見がちでちょっと変人な父親が、子どもたちに話して聞かせる冒険活劇を映像化したもの。そこでチキ号は、船や飛行機に変形して主人公たちを助けます。冒険には美しい令嬢が加わり、シングルファーザーとの淡い恋模様も。

ここがおすすめ!

主題歌の『Chitty-Chitty-Bang-Bang』は、たとえば運動会の行進曲などでもおなじみになっています。ほかにもワクワクするような物語世界を彩る、素敵な楽曲が次々に奏でられます。

42位『巴里のアメリカ人』(1951年)

圧巻の18分間のダンスシーンは必見

ジャンルコメディ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストジーン・ケリー , レスリー・キャロン

主人公のジェリーはパリで画家として有名になることを目指すアメリカ人の青年。彼の友人で同じアパートに住むアダムはコンサート・ピアニスト志望の青年です。

ある日、金持ちの女性・ミロがジェリーの個展のスポンサーになると言って近づいてきました。しかし、ミロと一緒に訪れたバーで、ジェリーは隣のテーブルに友人たちと座ったリズに一目惚れします。ところが、リズはアダムの友人で有名な歌手・アンリの彼女だったのです……。

ここがおすすめ!

楽曲はクラシック音楽とポピュラー音楽の両方で活躍し、アメリカ音楽を確立したジョージ・ガーシュウィンが担当。クライマックスに名曲「パリのアメリカ人」をバックに踊る18分間のダンスシーンは圧巻です。

43位『嫌われ松子の一生』(2006年)

悲劇的ながらもファンタジックなコメディミュージカル

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ
キャスト中谷美紀 , 永山瑛太(瑛太)

川尻松子は父に振り向いてもらいたい一心で教師になりますが、修学旅行中に盗難事件を起こした教え子をかばってクビになってしまいます。

そのことで家族ともうまく行かなくなった松子は家を出て男性遍歴の末、殺人罪で8年間刑務所に収監されることになりました。

刑務所で美容師の資格を取得した松子は、出所後銀座の美容室に勤め始めます。しかし、盗難事件の犯人である教え子と再会したことで彼女の人生は再び狂っていくのでした。

ここがおすすめ!

山田宗樹の小説を原作に、『告白』(2010年)、『渇き。』(2014年)などで知られる中島哲也がメガホンを取った本作。松子の転落と悲劇の人生を、CGを多用したファンタジックな映像でコメディミュージカルに仕上げています。

44位『ダンス・ウィズ・ミー』(2018年)

三吉彩花『ダンスウィズミー』ポスター
(c)2019「ダンスウィズミー」製作委員会

ミュージカル苦手女子が、なぜか日常生活で歌って踊る!?

ジャンルコメディ , 音楽・ライブ
キャスト三吉彩花 , やしろ優

一流商社で働く主人公の鈴木静香は、幼いころの苦い思い出からミュージカルを毛嫌いしていました。そんな彼女は、ある日姪っ子と訪れた遊園地で、怪しい催眠術師に“曲が流れると歌って踊らずにはいられない”という「ミュージカルスターの催眠術」をかけられてしまいます。

その日から携帯電話の着信音など、ちょっとした音楽にも反応し、歌い踊るようになってしまった静香。困り果てた彼女は催眠術を解いてもらおうと、遊園地で彼の助手をしていた千絵とともに催眠術師を探しますが……。

ここがおすすめ!

三吉彩花が吹替なしで歌と踊りに挑戦し、コミカルな主人公を熱演。手足のすらっと伸びた彼女はダンスシーンも見栄えがします。ドタバタな展開に少し昔の誰でも知っている歌謡曲の組み合わせも絶妙です。

45位『NINE』(2009年)

天才に訪れたスランプを癒すのは美女たちの微笑みか

ジャンルヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストダニエル・デイ=ルイス , マリオン・コティヤール

主人公のグイドは1965年、イタリア・ローマのチネチッタ・スタジオで活躍する50代の映画監督。天才と言われるグイドですが新作映画のアイデアが浮かばず困っています。インスピレーションを求めて、グイドは妻のルイザを始め彼がこれまで愛してきた女性たちを思い浮かべました。

新作映画の記者会見を適当にごまかしたグイドは海沿いのホテルに愛人のカルラを呼び寄せます。やがて、彼の居場所を嗅ぎつけた映画のクルーや彼の妻がホテルにやってきて、グイドはさまざまな女性たちに翻弄されていくのでした。

ここがおすすめ!

妻のルイザ役を演じたマリオン・コティヤールをはじめ、ペネロペ・クルス、ニコール・キッドマン、ケイト・ハドソンなど、男性が思わず惹かれるフェロモン系女優が勢ぞろい。彼女たちの渾身の歌声は、それぞれに一聴の価値ありです。

46位『世界中がアイ・ラヴ・ユー』(1996年)

未婚も既婚も老いも若きも、誰もが誰かを愛してる

ジャンルコメディ , 恋愛
キャストウディ・アレン , ゴールディ・ホーン

マンハッタンの中上流階級の一家の恋愛模様を描いた群像劇。ニューヨーク、パリ、ベネチアの美しい街並みを背景に、個性的な登場人物たちが絡み合い、歌って踊ります。

ボブとステフィは、それぞれの家族とニューヨークで何不自由なく暮らす裕福な再婚カップルです。ステフィの前夫・ジョーは離婚後も彼女のことを諦められません。夏から冬にかけて、彼らの子どもたちはさまざまな恋愛模様を繰り広げます。そうして迎えたクリスマス、パリに居る一家をジョーが訪れるのでした。

ここがおすすめ!

とくに印象的なのは、イブの夜にセーヌ川の橋のたもとで、ウディ・アレンとゴールディ・ホーンが互いの愛を確かめ合うシーン。実は独身の元夫と再婚している元妻という微妙な関係なのですが、素敵なデュエットとダンスに魅せられます。

47位『舞妓はレディ』(2014年)

舞妓を目指す少女の成長物語

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ
キャスト上白石萌音 , 長谷川博己

上白石萌音主演の『舞妓はレディ』は、京都の花街で舞妓を目指す地方出身の少女の成長物語。きつい訛りの鹿児島弁と津軽弁を話す春子は、あるとき舞妓になることを夢見て老舗のお茶屋・万寿楽にやってきます。

誰の紹介もない春子を女将の千春は門前払いしますが、なじみの客である言語学者の京野は逆に興味を惹かれます。彼はもう1人のなじみ客である北野と、春子を立派な舞妓に育て上げることができるかどうか、賭けをすることに。

ここがおすすめ!

タイトルはミュージカル『マイ・フェア・レディ』のもじりだそうですが、音楽は日本音楽を取り入れたオリジナル和風ミュージカル。オーディションを勝ち抜いた主演の上白石の綺麗な声で歌われるメインテーマに鳥肌が立つほど感動します。

48位『キャッツ』(2019年)

映画『キャッツ』_フランチェスカ・ヘイワード
© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

不朽の名作ミュージカルを最新CGIで映像化

ジャンルコメディ , ファンタジー , ヒューマンドラマ
キャストジェームズ・コーデン , ジュディ・デンチ , フランチェスカ・ヘイワード

舞台は20世紀前半のロンドン。街角に捨てられた白い子猫のヴィクトリアの周りにたくさんの野良猫たちが集まってきました。彼らは「ジェリクル・キャッツ」という特別な猫たちで、今夜は「遥かなる天上の世界」に生まれ変わる幸せな猫が選ばれる夜である、と言います。

ヴィクトリアは、ジェリクルのリーダーであるマンカストラップに案内され、候補者の猫たちと知り合います。しかし、マキャヴィティという悪猫が、競争相手を次々と誘拐して大混乱を巻き起こすのでした。

ここがおすすめ!

主役を演じるフランチェスカ・ヘイワードは、英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルを務める超一流のダンサー。CGIで作り出した華麗な背景のなかで展開される豪華なダンスシーンが大きな見どころです。

49位『アニー』(1982年)

永遠不滅の幸せ探し物語。明日はたぶんもっと楽しい

ジャンルコメディ , ファミリー , ヒューマンドラマ
キャストアルバート・フィニー , アイリーン・クイン

新聞の連載漫画を原作にブロードウェイでミュージカル化、以来3回にわたって映像化された名作中の名作です。1982年に制作されたこの『アニー』は初めて映画化されたもので、原作どおり1930年代の不況にあえぐニューヨークが舞台です。

孤児院で育ちながらも明るく前向きに生きる赤毛の少女アニーと、偏屈で人を信じない大富豪との心の交流を描いた物語を盛り上げるのは、美しく希望に満ちた歌声の数々。アニーの歌声は子どものものとは思えないほどエネルギーに満ち溢れています。

ここがおすすめ!

『Tomorrow』は「明日はきっと幸せになれる」そんなアニーのひたむきな想いは果たして叶うのでしょうか。その時、彼女のことを愛してくれるのは?いつ観てもきっと温かい気持ちを取り戻すことができるヒーリングムービーなのです。

50位『ラスト5イヤーズ』(2014年)

オフ・ブロードウェイの大ヒットミュージカルを映画化

ジャンルコメディ , ヒューマンドラマ , 音楽・ライブ , 恋愛
キャストアナ・ケンドリック , ジェレミー・ジョーダン

女優を目指すキャシーと新進作家ジェイミーの、カップルの出会いから破局までの5年間を歌で描いた作品。キャシーのナンバーは離婚から始まって初デートまで時間を遡り、ジェイミーの方は出会いから始まって離婚を切り出すまでを描く、2つの時間軸が絡み合う構造です。

作家を目指すジェイミーは、キャシーと交際を始めた直後に処女作の出版が決まり順風満帆。一方、キャシーはオーディションに落ちまくり、なかなか芽が出ません。やがて、自分のキャリアを優先したい2人の間には亀裂が入っていくのでした。

ここがおすすめ!

トニー賞受賞のシンガーソングライター、ジェイソン・ロバート・ブラウンのミュージカルの映像化。ほとんどの楽曲は「ピッチ・パーフェクト」シリーズのアナ・ケンドリックとミュージカル界のジェレミー・ジョーダンが歌うソロナンバーです。

おすすめの名作から最新ミュージカル映画をチェックしよう!

素敵なミュージカル映画に共通しているのは、たとえそれが映画館で観ている時だとしても、気がつけば音楽に合わせて身リズムを取り、体が動いてしまいそうになるということ。 圧倒的な映像の力と全身に訴えかける音楽の力には、人はたぶん抗えません。映画館ならできるだけ、迷惑にならないように気をつけましょう。もしも家のテレビで観ているのなら、家族にあきれられない程度に踊ってしまいましょう。 あなただけの物語をぜひ見つけてみてください。