2023年3月28日更新

「ボクはグルート!」かわいい木のキャラは一度死亡していた?活躍・能力・言葉の意味を解説

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』グルート(ヴィン・ディーゼル)
©︎Supplied by LMK

マーベル・シネマティック・ユニバースの異色アウトローチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。その中でもグルートは、木のようなビジュアルと、「私はグルート」しか話せないという設定で、インパクト大! この記事では、そんなシリーズを通してぐんぐん成長するグルートの魅力に迫ります。

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グルートって何者?

名前 グルート
タイプ 初代ベビーティーンエイジヤングの4タイプ
能力 体の巨大化 , 欠片が残っていれば挿し木から全身再生 , 他の植物を使っての攻撃
俳優 ヴィン・ディーゼル(声)

「私はグルート(I’m groot)」に込められた意味

グルートは知性を持つ植物が住む世界からやってきた樹木型ヒューマノイド。話す言葉はたった一言「I am Groot」だけで、抑揚の付け方で感情を表現しています。 チームに入る前からの相棒ロケットはグルートの言葉を理解でき、他のメンバーの通訳のような役割も果たしています。またソーも理解できるようで、曰く「アスガルドの選択科目」だったとか!

初代・ベビー・ティーンエイジまで歴代グルートの活躍

初代グルートの仲間思いな雄姿!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
©︎Supplied by LMK

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ第1作目で、MCUに初登場したグルート。ロケットとともに賞金稼ぎをしており、賞金首のピーター・クイルを狙ってザンダーで騒動を起こし、一緒にキルン刑務所に収監されてしまいました。 「オーブ」を売って大金を山分けする計画に乗り、キルン刑務所を脱獄。しかしオーブの中身が「パワー・ストーン」だったことで売却に失敗してロナンに奪われ、世界を救うためにクイルたちに協力することに。 ロナンとの戦いの中で、最大限に伸ばした身体で仲間を包み込み、「We are Groot」と声をかけて守り抜きました。

グルートは死亡した?正体は?

1作目のラストで木っ端みじんに砕け散り、死んだかと思われたグルート。しかし欠片から挿し木で再生している様子も映し出されていました。2作目では幼い「ベビー・グルート」として登場しています。 ロケットがお世話しており、仲間たちからはまだ戦闘に参加しないよう言われていますが、これには不満顔。ベビー・グルートは初代グルートの欠片から再生したものですが、あくまで「親子」であってそれ以前の記憶はないようです。

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かわいすぎるベビー・グルートのデカい貢献

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ヴィン・ディーゼル(ベビー・グルート)
©︎Supplied by LMK

ベビー・グルートは音楽とダンスが好きな陽気な性格とはいえ、ロケットでさえお手上げの癇癪持ち。戦闘に参加できず、惑星ベアハートではロケットとともにミラノ号の留守番をしていましたが、捕えていたネビュラに騙されて解放してしまい、さらに追って来たラヴェジャーズに捕まってしまいます。 すっかりラヴェジャーズの「マスコット」となったグルート。しかしクラグリンとともにロケットとヨンドゥの解放を手助けし、ラヴェジャーズを倒しました。「エゴの星」ではエゴの脳髄に爆弾を仕かける重要な役目も果たし、大活躍を見せています。

反抗期?ティーンエイジ・グルートはゲーム三昧

2作目のエンドクレジットで登場した時には、反抗期のティーンエイジまで成長。ゲームに熱中しすぎて、仲間にはいつも怒られている様子でした。 「インフィニティ・ウォー」では、ガーディアンズに救出されたソーとともに、サノスを倒すため惑星ニダベリアへ。そこで自分の片腕の一部を柄として差し出し、ソーのストームブレイカー作りに一役買っています。 しかし地球のワカンダで、サノスの「デシメーション」によって消滅。「エンドゲーム」で復活すると、ワカンダからサノスとの決戦に赴き、ロケットとも再会して戦いに参加しました。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」では更に成長!

「エンドゲーム」の後、『ソー:ラブ&サンダー』にもガーディアンズは登場していますが、ここでのグルートはまだティーンエイジャーの反抗期真っ最中。次の「ホリデー・スペシャル」ではさらに成長していて、青年期に入った模様です。 そして3作目では完全に成長したヤング・グルートが登場!身体もかなり大きくムキムキになり、声も低くなりました。予告編ではクイルと背中合わせになって銃撃戦に臨む姿も。また相棒ロケットを肩に乗せて戦う姿も凛々しく頼もしい限り! 特報映像では1作目ラストを彷彿とさせる「We are Groot」発言があり、「死亡フラグでは!?」という声も続出。いずれにしても、3作目でも大いに活躍することは間違いなさそうです。

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グルートの俳優・声優はヴィン・ディーゼル!

シリーズを通してグルートの声を演じているのはヴィン・ディーゼル。なんと、ベビーグルートの声まで彼の声なんです。グルート役のオファーが来た時は、木を演じることに戸惑いもあったというヴィン・ディーゼル。しかし子どもたちの後押しもあり、迷いはすっかり消えたとか! ヴィン・ディーゼルによれば、「アイ・アム・グルート」というセリフは1000回以上言ったそう。これは彼が多言語で吹き替えをしなければならなかったためでしょう。グルートのセリフは翻訳するのに迷わなくてすんだようですね。 ヴィン・ディーゼルの生の声を世界中で上映される映画で使うために、「アイ・アム・グルート」というセリフをポルトガル語、中国語、フランス語、ロシア語、そしてスペイン語など、いくつもの言葉で録音したそうです。

グルートの強さ・能力は?死亡しても生き返る?

グルートの強さはなんといっても、自由自在に自身の身体を伸縮することができる能力。木のつるを鋭く伸ばして敵を倒したり、1作目ラストで見せたような強固なガードもできます。また、他の植物を使って戦うことも。 欠片になったとしても、そこから挿し木して新たな木として再生することも可能。たとえ木っ端みじんになっても、欠片さえ残っていれば完全に死んでしまうということはないようです。

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かわいいグルートを見るなら必見のドラマって?

『アイ・アム・グルート』
© Supplied by LMK/Zeta Image

可愛いベビー・グルートを堪能したいなら、マーベルのミニドラマ『アイ・アム・グルート』がおすすめ!1編が4分ほどの短編で、「グルート、初めての1歩」「グルート、お風呂に入る」「グルート、捜査する」「大傑作」の4本がディズニープラスで配信されています。 「初めの1歩」ではまだ鉢植えに入った状態のグルートが登場!温泉に入って身体が葉っぱでボウボウになるのを楽しむ「お風呂に入る」や、仲間たちの絵を描こうとして爆破までしてしまう姿がグルートらしい「大傑作」など、ベビー・グルートの魅力満載です。

グルートについて意外と知らない6つのこと

ジェームズ・ガン監督がベイビー・グルート?

ジェームズ・ガン
©WENN.com

ベイビー・グルートは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の最後で彼のジャクソン5の「I Want You Back」の素晴らしいダンスを披露し、人気をさらってしまいました。 色々な意味でそのシーンに感謝しなければならなかったのは、ガン監督のファンです。映画のクレジットを作り出し、撮影する他に、彼は自分のダンスのムーブも貸し出したのでした。 ちなみにベイビー・グルートがドラックスに踊りを頑なに見せようとしなかったのは、過去にドラックスが踊っているグルートを軽蔑したためなんだとか。ダンスはドラックスにとって滑稽なもので、おそらく過去のグルートのダンスはドラックスの逆鱗に触れるほど、おそまつなものだったのでしょう。

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3Dの等身大のグルートが作られた!

特殊メイクデザイナーであるディビット・ホワイトは、3Dで等身大のロケットとグルートの上半身を作ることを任されました。 これは映画製作者たちの視覚効果と照明のための参考にするためだけでなく、いかにキャラクターたちが実際に動くことができるかを見るためにも使われました。

グルートには別の名前がある!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』グルート(ヴィン・ディーゼル)
©︎Supplied by LMK

グルートには「モナーク・オブ・プラネットX」という名前があります。プラネットXの首都からやって来た、フローラコロッサスという人型の生きた木の種族に属しています。

グルートはもともとしゃべることができた!?

グルートはもともと話すことがでできました。彼がもともと話していたこととは、人間を脅やかす言葉だったのです。なぜなら彼は60年代に、地球にちょっかいを出しにきたクレイジーなエイリアンの1人だったからです。 『テールズ・トゥ・アストニッシュ#13 (原題)』で初めて地球にだどり着いた時、自分がモナーク・オブ・プラネットXだと叫び、小さな町を自分の惑星に研究のために持ち帰ろうとしました。彼は近くの森を自分の軍に変え、彼らを使ってどうにか町を宇宙にまで持って行こうとしたのです。 しかしレスリー・エヴァンズ博士という人間の科学者が彼の背後に忍び寄り、特別に繁殖させれたシロアリを大量に落としてしまいました。その後、2016年にリブートされ「アイ・アム・グルート」と声高に叫ぶまで彼は声を失っていました。

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オリジナルのチームメンバーではなかった!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』マイケル・ルーカー
©︎Supplied by LMK

残念ながらスター・ロードもロケット・ラクーンも、グルートもガモーラもドラックスも、ガーディアンズが1969年に出版された『マーべル スーパー・ヒーローズ#18』に初登場した時、全く何の関わりもなかったのです。 オリジナルの顔ぶれは、運良くヴァンス・アストロという名付けられた20世紀のアストロナウト(宇宙飛行士)、水晶の体を持つエイリアンであるマルティネックス、チャーリー27という木星にすんでいる人間、そしてブルーのエイリアンでアルファ・ケンタウリからやってきたヨンドゥ。 ヨンドゥはMCU版『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』にも登場し、スター・ロードとして知られるピーター・クィルのメンターとしてマイケル・ルーターが演じています。

偉大なグルート!?

木でできたガードの名前、グルートには色々な意味があります。オランダ語で“偉大な”を意味する言葉であると同時に、ツメナシカワウソという意味があります。それはともかく、この名前は彼にぴったり合うと思いたいですよね。

グルートにはかわいいだけじゃない魅力がある!

ベビー・グルートの可愛さだけではなく、ティーンエイジャーや青年に成長したたくましい姿にも大いに魅力があるグルートというキャラクター。3作目でシリーズは完結となりますが、今後もぜひMCUで活躍してほしいものですね!