2023年5月3日更新

【涙の結末】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のネタバレあらすじ!ロケットの最後を感想込みで解説!

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023) 
©Supplied by LMK/Zeta Image

ちょっぴりアウトローな銀河の守護者(ガーディアン)たちが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で5月3日に帰ってきました!本作は、シリーズの集大成としておなじみのメンバーが最後の戦いへ赴きます。 この記事では、本作のあらすじキャラクターの辿った結末を、感想ありで熱く解説していきます! ※この記事には本作のネタバレがあります。

完結編の前に前作を

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の概要

タイトル 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
公開日 2023年5月3日
キャスト スター・ロード=ピーター・クイル役/クリス・プラット ガモーラ役/ゾーイ・サルダナ ハイ・エボリューショナリー役/チャック・イウジ アダム・ウォーロック役/ウィル・ポールター
監督 ジェームズ・ガン

ジェームズ・ガン監督による「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズは、この「VOLUME 3」が完結編!現行キャストでの最後の作品であり、ジェームズ・ガンのMCU最後の作品でもあります。 本作ではロケットがフォーカスされており、MCUからロケットがいなくなる可能性が高いということも大きな話題となっているようです。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のあらすじ【ネタバレなし】

サノスによって破壊された「ノーウェア」を買い取り、修復をしながらの暮らしに落ち着いたガーディアンズ。しかしロケットの過去のしがらみによって、その生活も突然終わりを告げます。 ピーター・クイルはいまだにガモーラを失ったことを引きずっていますが、ロケットの命を救うためにチームを率いて危険なミッションに挑むことに。ロケットの改造を行った宿敵ハイ・エボリューショナリーが、ガーディアンズの前に立ちはだかります。

シリーズの集大成としての評価・感想は?【ネタバレなし】

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
©︎Supplied by LMK
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』の総合評価
4.5 / 2人のレビュー
吹き出し アイコン

30代男性

とにかくガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの1人1人に活躍の場面があり、全員での戦闘シーンはかっこいいのに泣けてくる。3部作の集大成として「仲間」を強く思わせる内容です。ロケットの過去は胸が締め付けられる部分が多くて過去作でのロケットの活躍をもう一度見たくなりました。ハイ・エボリューショナリーは全MCUでもだいぶ悪人だと思います……。

吹き出し アイコン

20代女性

本作でも真面目な話の中にくすっと笑えるジェームズ・ガンらしい会話劇があって、ロケットの悲しい過去がテーマなだけにそのバランスが絶妙でした。ロケットの過去、クイルとガモーラの過去の恋愛、子を亡くしたドラックスの父性などみんなが過去と向き合い新たな道を選ぶ姿に感動しました。個人的にはガーディアンズシリーズで一番泣いた作品です。

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』結末までのあらすじ【ネタバレ】

【起】ガーディアンズの元へアダム・ウォーロックが襲来

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023) ウィル・ポールター(アダム・ウォーロック)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの基地があるノーウェア。クイルはガモーラへの思いを忘れられず、酒浸りの生活を送っています。そこに金色に光るアダム・ウォーロックがロケットを攫いにやってきました。ガーディアンズのメンバーが総出で戦うも圧倒的な力の前に苦戦します。 ロケットはウォーロックのビームを胸に喰らい重体に。治療を試みますが体内に制御機能が仕組まれており治療が不可能だと判明します。ネビュラの検査の結果、部品の多くはオレゴコープのものだと分かり、ロケットを救うためガーディアンズのメンバーはオレゴコープへ向かうのでした。

アダム・ウォーロックの背後にはハイ・エボリューショナリーの影

ロケット誘拐を計画していたのはハイ・エボリューショナリーという男。彼は惑星ソヴリンの女王・アイーシャに命令し、その息子アダム・ウォーロックを動かしていたのです。 完璧な世界を目指す遺伝学者ハイ・エボリューショナリーにソヴリン人は心酔しており、ロケットも彼の人体実験によって生み出された生き物でした。ハイ・エボリューションナリーは他の実験動物にない知能を持ったロケットの「脳」を求めて探し回っていたのです。

【承】オレゴコープへ潜入!想定外のキャラと再会?

オレゴコープの入り口でラヴェジャーズが船内に乗りこんできます。メンバーの中になんとガモーラの姿が……。ネビュラはクイルと出会う前、過去のガモーラと連絡を取っており、クイルには内緒にしていました。 ガーディアンズはオレゴコープに侵入、ロケットの過去を記録したファイルを手に入れます。しかし制御機能を解除するパスキーは直前でハイエボリューショナリーの側近の頭に移されていました。一行はパスキーのある「カウンターアース」へ目標を定めます。 ハイ・エボリューショナリーのいるカウンターアースは半獣半人の人々が暮らす地球そっくりの街。基地の場所を聞き出しクイールとネビュラ、グルートは基地へ、残りのガモーラ達はロケットの警護と分かれて行動を始めました。

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【転】ハイ・エボリューショナリーの居城、カウンターアースへ

ピーター、グルートがパスキーを入手

基地内に潜入したピーターとグルートは側近の頭からパスキーの入手に成功。ボウイ号に戻ったピーターはガモーラと合流しロケットを治療します。夢で亡き親友ライラに「あなたはやるべきことがある」と言われたロケットは息を吹き返しました。 しかしハイ・エボリューショナリーは「不完全」と見なしたカウンターアースを見限り、街を次々と爆破します。爆破に巻き込まれたアイーシャは、息子ウォーロックの前で死亡。ウォーロックの中で気持ちが揺らぎ始めていました。

ネビュラ達がハイ・エボリューショナリーに捕まる

ピーター達が脱出したとも知らず、ネビュラと合流したマンティス、ドラックスは基地内へ。そこには数百人の子供達が収監されていました。 ハイ・エボリューショナリーの前に3人は歯が立たず、捕まってしまいます。牢屋の中でドラックスは不安がる子供達を笑わせ、次の行動を指示するなど父親らしい一面を見せました。

【結末】ガーディアンズ集結!闘いの行く末とは?

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023) 

クラグリンに連絡し、ノーウェアを近づけて子供達を避難させる計画を立てます。ロケットも基地に向かうと、そこには小さなアライグマ達が……。自らの過去と重なり、涙を流すロケット。もちろん動物たちを救うことを決意しました。 ロケットはハイ・エボリューショナリーに攻撃されますが、重力解除装置で形成を立て直し反撃。そしてガーディアンズのメンバーもロケットを追いかけそれぞれの得意技で敵を粉砕し、ついにハイ・エボリューショナリーに勝利しました。 基地の爆破を逃れるためノーウェアに飛び乗るメンバーでしたが、ピーターは落としたミュージックプレーヤーを拾ったためノーウェアに届かず宇宙空間で凍り始めます。 助からないかと思われたその時、ガーディアンズの行動を見てきたウォーロックがクイルを救いガーディアンズ全員が無事戻ってきたのです。

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【その後】ガーディアンズはそれぞれの道へ……。

クイル 地球に戻り、長年会っていない祖父の元へ
ガモーラ ラヴェジャーズのメンバーに戻る
ロケット・グルート 新たなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを託される
ネビュラ・ドラックス ノーウェアで子供達の世話と街の統括
マンティス 自分探しの旅に出る

クイルは長年帰っていない地球に戻るとメンバーに告げます。そしてマンティスは他人に頼ってきた人生を変えるため旅へ出ると話しました。ドラックスは子どもたちの世話を引き受け、ネビュラもノーウェアに理想の街を作りたいと話します。 しかしガーディアンズは解散ではありません。クイルは新たなリーダーにロケットを指名、大切なミュージックプレーヤーも託しました。 そしてガモーラはクイルに別れを告げてラヴェジャーズの船に乗り、それぞれが新たな道へと進みはじめます。

エンドクレジット解説!MCUに帰ってくるのか?【ネタバレ】

【ミッドクレジット】新たなガーディアンズが誕生!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014) ブラッドリー・クーパー(ロケット)
©MARVEL STUDIOS / All Star Picture Library / Zeta Image

砂漠の惑星で座って会議するのは新たなガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々でした。 ロケットやグルートに加え、コスモやクラグリンも加入。対峙していたアダム・ウォーロックも加わりました。さらに白髪の女の子フィラ・ベルの姿も……。 原作のフィラ・ベルは、エターナルズとクリーのDNAを持ちキャプテン・マーベルにもなっている重要なキャラクターです。

【エンドクレジット】クイルと祖父が念願の再開!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』クリス・プラット,ピーター・クイル
©︎Supplied by LMK

母の亡くなった日、ヨンドゥに連れ去られて以来となった祖父と再会します。クイルは地球人としての平和な日々を送り始めました。その祖父が読む新聞には「ホリデー・スペシャル」でドラックスとマンティスが起こした事件の記事も……。 そして「伝説のスター・ロードは帰ってくる」の文字が現れます!ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでの主役は終わってもMCUで今後も活躍が見られそうです。 いつかロケットからクイルにミュージックプレーヤーが返される日が来るかもしれません。

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ヴィランは誰?ロケットやガーディアンズの最後を解説!

①裏の主人公・ロケットの壮絶すぎる過去

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023) ブラッドリー・クーパー(ロケット)

ジェームズ・ガン監督によれば、ロケットはガーディアンズの中でも一番重い過去を持っているキャラクターとのこと。今回はその過去が明らかになります。 劇中では度々回想シーンが挟まれます。幼いロケットは研究所でカワウソのライラ、セイウチのティーフス、うさぎのフロアと出会い親友となります。ロケットは高い知性に加え、他の動物にはない0から1を考えるひらめきも備えていたのです。 そして次の進化系動物を作る実験でハイ・エボリューショナリーさえ気づけなかった欠点を指摘します。その際、自分達は殺される運命だと聞かされました。 ロケットは仲間とともに脱出を試みます。しかし先回りされており、ライラ達は撃たれて死亡。怒りに震えるロケットはハイ・エボリューショナリーの顔を皮が剥がれるまで引っかき、失意のまま逃げ出したのでした。

②最強のヴィラン、ハイ・エボリューショナリー

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023) チャック・イウジ(ハイエボリューショナリー)

ハイ・エボリューショナリーの目的とは?強さは?

本作のヴィランとなるハイ・エボリューショナリーは無限の知識を誇るマッドサイエンティスト。そんな彼は、重力を操りガーディアンズの前に立ちはだかります。 ハイ・エボリューショナリーがロケットを追っていた理由は、ロケットにしかない知性があったから。その知性とは「ひらめき」です。 「カウンターアース」の住民が丸暗記はできても自ら考える知性がないことを「不完全」と思っていたハイ・エボリューショナリーはロケットの脳からその知性を研究し1から理想郷を作ろうとしていました。 知性が高く、平和主義な生物たちの「完全」な世界を作ろうとする一方で、創造主の自分より高い知性だと怒りだす厄介な性格。重力装置でアダム・ウォーロックやロケットを壁に貼り付けたような相手を弾く攻撃を度々披露しました。

予告に登場した半獣人とのかかわり

MCUでは、予告冒頭に登場する半獣人たちを生み出した張本人として登場しました。原作通り、この半獣人たちが「ニューメン」であり、彼らが住んでいるのが「カウンター・アース」でした。 ニューメンとはハイ・エボリューショナリーが動物を進化させた半獣人たちのことで、カウンター・アースは彼がニューメンたちを連れて創り上げたもう1つの地球です。

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③ガモーラとクイルの恋の行方は?再び結ばれたのか

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ゾーイ・サルダナ,ガモーラ
©︎Supplied by LMK

本作には「インフィニティ・ウォー」で死んだはずのガモーラが登場しています。しかしこれは生き返ったわけではなく、「エンドゲーム」の時に別バースからやって来たガモーラで、まだピーター・クイルと出会っていない2014年のガモーラなのです。 なんと、「エンドゲーム」後にラヴェジャーズの一員になっていました。以前のガモーラよりも強気な性格で残忍な殺し方も厭わなくなったガモーラ。そんな彼女は本作ではメンバーに窘められる事も度々......。 クイルは幾度となく自分達が「両思い」だったことを話しますが受け入れられず……。ただ仲間への思いは共に行動する中で変わっていきます。仲間を助けるために無茶をするメンバーに辟易していたガモーラが、終盤のロケットがハイ・エボリューショナリーのもとに向かう際には苦笑いしながら着いていきました。 クイルとの別れでは「私は変わらない」と過去の自分とはやはり違うことを伝え、クイルも理解した様子。ラヴェジャーズのもとに戻ったガモーラは、クイルたちとは交わさなかったハグで出迎えられます。ガモーラにとっての新たな家族は、ラヴェジャーズということなのでしょうか。

④ファン待望のアダム・ウォーロックがMCU入り!

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023) ウィル・ポールター(アダム・ウォーロック)

ハイ・エボリューショナリーの部下?

マーベルファン待望のキャラクターである「アダム・ウォーロック」が、今作でMCUに初登場!原作コミックでは人造人間で、宇宙を漂っているところをハイ・エボリューショナリーに拾われて、カウンター・アースにやってきます。 MCUでのアダム・ウォーロックはガーディアンズの誰も1対1では勝てないほど強力な能力を秘めています。戦闘では主に高速の空中移動とビームでの攻撃を披露していました。 始めはハイ・エボリューショナリー側でしたが、最後にはクイルを救い新たなガーディアンズのメンバーに迎えられています。 また母離れが出来ていなかったり、脅しのために「本気を見せてやれ」という言葉に対して本気で殺してしまったりと精神が未熟な人物で、ストーリーを通して人間として成長していきました。

原作とは異なるオリジンにはあのキャラが関係

アダム・ウォーロックは原作では悪の科学者集団によって創られた人造人間ですが、MCUではソヴリンの指導者アイーシャによって出産ポッドで創られています。2作目のエンドクレジットでアイーシャが「アダム」と呼んでいたことが、その根拠です。 原作では額にインフィニティ・ストーンの1つ「ソウルストーン」を持っている設定で、予告でもそれらしきものが確認できます。しかしソウルストーンは、MCUではすでにサノスのインフィニティ・ウォーで登場済。本作では、このストーンへの言及はなく、今後の再登場に期待したいですね。

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ジェームズ・ガン監督のMCU最後の作品

ジェームズ・ガン
©WENN.com

ジェームズ・ガンの深い思い入れとは?

ジェームズ・ガン監督はこの3作目を「ロケットの物語」にすることに、非常に重きを置いているようです。というのも、誰よりも重いトラウマを背負っているロケットには個人的に深く共感してきたキャラクターであり、監督復帰の原動力となったのも“ロケットの物語を描くこと”だったから。 「僕以上にロケットの物語をきちんと描ける人はいない」とさえ言い切っているジェームズ・ガン監督。脚本には1年をかけ、今までの映画に見られた行き当たりばったりの完結編にならないよう、ファンへ向け、「キャラクターへの誠実さ、愛情と敬意をもって作り上げることを、ファンのみんなに約束する」と公言していました。さらにジェームズ・ガン曰く、「最高の3部作にするために全力を尽くせた」とのこと。

ジェームズ・ガンの監督復帰までの道のり

シリーズを通して監督を務めるジェームズ・ガンですが、彼が3作目の監督になるまでにはある騒動が。しかし彼の過去の過激なツイートが原因で、ディズニー社によって一時は監督の務めをクビになってしまいました。 絶望的に思われていたジェームズ・ガンの復帰ですが、2019年3月、監督に復帰することが発表されました!「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ出演者の嘆願や、多くのファンから署名が集まったことも考慮されたのでしょう。 しかし2022年には「DCスタジオ」の共同会長兼CEOにジェームズ・ガンが就任することが発表され、本作でMCUをあとにすることも決まっています。

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シリーズに登場したキャスト一覧!MCUを卒業する人も?

スター・ロード=ピーター・クイル役/クリス・プラット

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』クリス・プラット,ピーター・クイル
©︎Supplied by LMK

2014年、ジェームズ・ガン監督からピーター・クイル役に抜擢されたクリス・プラット。2011年に『マネーボール』のメジャーリーガー役で注目を浴びるまでほぼ無名でしたが、「ガーディアンズ〜」シリーズのリーダーを射止めた事で一躍人気になりました。 「VOLUME 3」の撮影後、今作の感想を聞かれたクリス・プラットは、ジェームズ・ガン監督が「真の傑作」を生みだしたと自信を持って語っています。

ガモーラ役/ゾーイ・サルダナ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ゾーイ・サルダナ,ガモーラ
©︎Supplied by LMK

ガモーラを演じるゾーイ・サルダナは、2009年に大ヒットとなった『アバター』のヒロイン、ネイティリ役でブレイク。優秀なSFやホラー作品に送られるサターン賞で最優秀主演女優賞を獲得しました。

ゾーイ・ザルダナは「本作がガーディアンズの終わりだとは思いません。ただ私やガモーラにとっては終わりです」と語っており、本作が長年携わったMCUの卒業となりました。

ドラックス役/デイヴ・バウティスタ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』デイヴ・バウティスタ
©︎Supplied by LMK

天然で猪突猛進なドラックスを演じるのはデイヴ・バウティスタ。元WWEに所属するプロレスラーでしたが、2010年に引退。その後俳優業に転身し、2011年に『ライジング・サン 裏切りの代償』で初主演を務めました。 今作でMCUを卒業するデイヴ・バウティスタですが、「ドラックスには感謝している。彼のことが大好き」と振り返り、本作については「非常にエモーショナルで、ダークで、深みがあり、感動的な作品」だと語っています。

また「7本の映画作品でドラックスを演じきった」と満足感を口にしており、今後はコメディタッチよりドラマティックな作品に出たいと意気込んでいました。

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ロケット役/声:ブラッドリー・クーパー

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ブラッドリー・クーパー(ロケット)
©︎Supplied by LMK

ロケットの声を担当しているブラッドリー・クーパーは、1998年に人気テレビシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』でデビューを果たし、2009年に『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』でブレイク。その後3年連続でアカデミー賞にノミネートされています。

最終章の本作については「この「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」最終章で、ロケットの物語に焦点を当てられたのは、とてもすばらしいこと」とロケット役としての熱い思いを語りました。

グルート役/声:ヴィン・ディーゼル

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ヴィン・ディーゼル(ベビー・グルート)
©︎Supplied by LMK

知性を持った木であるグルートの声を担当するのはヴィン・ディーゼル。1998年に『プライベート・ライアン』でハリウッドデビューを果たし、その後「ワイルド・スピード」シリーズの主人公として有名になりました。

ネビュラ役/カレン・ギラン

カレン・ギラン『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
©MARVEL STUDIOS/zetaimage

サノスの養女でガモーラの義妹であるネビュラ。本シリーズ1作目ではガモーラとの確執を見せていたネビュラも、2作目でガモーラと和解し、3作目では彼らとともに行動しています。 演じるのは、スコットランド出身の女優カレン・ギランです。「ジュマンジ」シリーズのルビー役でも有名で、ネビュラ役で剃った髪の毛をウィッグにしてルビー役を演じていたそう!本作については「美しいストーリー、ガーディアンズの時代の終わり」と評していました。

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ハイ・エボリューショナリー役/チャック・イウジ

チャック・イウジ
© Joseph Marzullo/WENN.com/Zeta Image

「VOLUME 3」のヴィランであるハイ・エボリューショナリー。ロケットの改造手術を行った張本人で、すべての生物を「特別な種族」に進化させようとする科学者です。 演じるのは、ナイジェリア出身の俳優チャック・イウジ。ジェームズ・ガン監督のドラマ『ピースメイカー』(2022年)にも出演しています。

アダム・ウォーロック役/ウィル・ポールター

ウィル・ポールター
© Phil Lewis/WENN.com/zetaimge

ソヴリンの指導者アイーシャによって創られたアダム・ウォーロック。「VOLUME 3」では、ガーディアンズに対するアイーシャの復讐を担うことになるようです。 演じるのは、イギリス出身の俳優ウィル・ポールターです。『デトロイト』(2017年)や『ミッドサマー』(2019年)への出演で知られています。

MCUフェーズ5との関わりは?征服者カーンの影響はあるのか

フェーズ5の第1作目であり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』の1つ前に公開された『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で正式に登場した征服者カーン。 彼は今後のMCUの鍵を握る超ヴィランですが、本作はフェーズ5を含むマルチバース・サーガとの関係は薄いようです。というのも、本作は監督がシリーズの完結作として執筆していて、あくまで既存のキャラクターの物語を終わらせると発言しているから。 その為、征服者カーンに関する新たな情報よりもガーディアンズ一人一人の深掘りに期待したいですね。

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のトリビア・小ネタ

予告に登場したノーウェアって?

予告で登場している惑星「ノーウェア」は、「ホリデー・スペシャル」にも登場しています。サノスに破壊された後、ガーディアンズが買い取って修復をしながら暮らしている場所です。 ノーウェアは1作目に登場済で、コレクターのタニリーア・ティヴァンとオーブを取引するために訪れた惑星でした。

新たな船の名前は「ボウイ」

3作目で初めて登場したガーディアンズの新しい船の名前は、「ボウイ(Bowie)」とのこと。明らかにこれはデヴィッド・ボウイ(David Bowie)へのオマージュだと思われます!

マーク・ハミル出演の噂の笑撃の結末

マーク・ハミル
©︎Brian To/WENN.com

製作が進行していた当時、「スター・ウォーズ」シリーズに出演した経歴を持つマーク・ハミルが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』に参戦する可能性が浮上していました。 というのも、ジェームズ・ガン監督に対してマーク・ハミルを第3弾に出演させて欲しいとファンがツイートしたところ、まさかの交流がスタート。 さらに「ホリデースペシャル」でマークに酷似した俳優がいたことも噂の追い風に。しかし当の本人が否定しているため、残念ながらこの話はただの噂話だったようです。

予告で流れた音楽を紹介

シリーズのこれまでの予告動画で流れていた楽曲は、1作目ではノーマン・グリーンバウムの「Spirit in the Sky」、2作目ではフリートウッド・マックの「The Chain」が使用されていました。 そして3作目にはなんと、レインボーの「Since You Been Gone」が!「君が去ってから」という、まるでガモーラを失ったピーターの心情を歌ったかのような、あるいはガーディアンズが去ってしまうというファンの嘆きのような内容がすでに泣ける!

シリーズのあらすじをネタバレありで復習

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」リミックスまでのあらすじ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
©︎Supplied by LMK

幼い頃、地球から誘拐されてしまったピーター・クイル。成長を遂げた彼は「スター・ロード」と自らを名乗り、宇宙をまたにかけるトレジャーハンターとなっていました。 ある日無限の力をもつといわれる「オーブ」の存在を知り、手に入れるため策略を練ります。しかし同じくオーブを狙う者たちと争奪戦となり、刑務所へ。そこで出会った仲間と共にオーブを狙う悪・ロナンからオーブとザンダー人たちを守るのでした。 その出来事から仲間たちと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」としてチームを組み、銀河の平和を守り始めるようになります。 2作目ではピーターの父親と名乗る男「エゴ」と出会い、チームに亀裂が入ってしまいます。しかしエゴの真の目的が宇宙全体へと彼の存在そのものを“拡張する”ことと知り、それを食い止めるため再度チームの結束を固め敵に挑むのでした。

⑥「ホリデー・スペシャル」までに何があった?

『ソー:ラブ&サンダー』での活躍

『ソー:ラブ&サンダー』(2022年)クリス・ヘムズワース
© DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

2022年のMCU作品にガーディアンズが登場したのは、7月公開の『ソー:ラブ&サンダー』と前述の「ホリデー・スペシャル」。その前に「インフィニティ・ウォー」でガモーラを失い、「エンドゲーム」までサノスの指パッチンでピーターたちは消えていました。 「エンドゲーム」後にソーと一緒に宇宙に旅立ち、「ラブ&サンダー」の最初の方でシフの救難信号を受けたソーと別れることに。この後の「ホリデー・スペシャル」でもまだ、ピーターはガモーラを亡くした喪失感から抜け出せていない様子です。

「ホリデー・スペシャル」で発覚した新事実【ネタバレ】

『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラ クシー ホリデー・スペシャル』
© 2022 MARVEL

「ホリデー・スペシャル」では、元気のないピーターを励まそうとするマンティス&ドラックスが主人公。実はマンティスがピーターの腹違いの妹であることが明らかになり、兄にクリスマスプレゼントを贈ろうとして、彼のヒーローである「ケヴィン・ベーコン」を地球から連れて来てしまいます。 この新たな事実に加え、宇宙犬のコスモがガーディアンズのメンバーに仲間入り。ロケットと仲良くじゃれ合っている姿も見受けられます。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』のネタバレあらすじで映画を復習

MCUの中でもピカイチのギャグシーンが魅力の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。普段はお茶らけているメンバーたちが、どんな感動的なラストを見せてくれるのか期待が高まります。 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は2023年5月3日に日本公開予定です。

完結編の前に前作を