2017年7月6日更新

未公開の伝説シーン10選【映画通にはたまらない】

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博士の異常な愛情

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1.キューブリック監督のブラックコメディ『博士の異常な愛情』

bluegirl_beer 冒頭でアメリカが「このような事態は決して起こらないことを約束する」的なメッセージを写していたのが印象的。 この時代の空気感がリアルに伝わった。 僕の中の皮肉センスがアップデートされた作品。
obaover 立った!ストレンジラブ博士が立った!と爆笑した後のまさかのラスト。諸々通り越して美しい。 ありえない設定(R作戦とかw)で淡々と進んでいく展開。笑い所満載で個人的には大満足です!
恐らくもっとも有名な未公開シーンと言えば、スタンリー・キューブリックが冷戦を皮肉った映画『博士の異常な愛情』の、作戦室での11分のパイ投げシーンでしょう。 このシーンが削除された理由についてキューブリック監督と脚本家のテリー・サザーンは、シーンが長すぎる事やこの映画に合っているシーンではなかったと言っています。 その上、ジョージ・C・スコットの「諸君!我々の勇敢な若き大統領は最高の日に倒れたぞ!」という重要なセリフがシーン中にありましたが、試写会の日にジョン・F・ケネディ暗殺事件が起きました。 その事件に考慮しての事だったとも説明しています。

2.考古学者の冒険活劇『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』

Pit7775Pit ハラハラ、ワクワク、ドキドキが止まらないアクションファンタジー映画。音楽が素晴らしく、新天地に行くときは常にこの曲を聴きたい。キャラもそれぞれの設定がいいですね。女優と子役がいい味を出してると思います。虫のくだりは強烈でした。トロッコは自分が乗っているような錯覚。 カットバックがとてもいい。何回やんのかしつこいと思わせるくらいが余計にハラハラさせるのですね。シーン変わりでの繋がりのカットが多く削っていてコンパクトにまとめ上げ次の展開が楽しめる。
edinburghttt ディズニーのアクションのなかで一番の作品!見てて楽しいし、見終わった爽快感がすごい。
現在58歳のムンバイで隠居している二ズワ・カラ二によると、スティーブン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で生贄の犠牲者の役を受けた時、全身ギプスで固定された役だったそうです。 体が溶岩の中に沈むシーンを撮る為にその役が必要であり、そして目がガラスで出来ているカラ二にそっくりな顔も作っていました。 檻を溶岩の穴の中に入れ、体がバラバラになり顔が浮かんでくるように見せたかったそうですが、このシーンは恐ろしすぎて検閲に引っかかる為、カットされる事になりました。

3.空前の大ヒットとなった伝説のゴリラ『キング・コング』

Satoko_Suzuki ぎこちない動きがグッド!!
検閲によってカットされたシーンは近年になって放送されるようになりましたが、最初の放映の前にカットされたシーンは、二度と戻りません。 キング・コングは木の橋を揺らし、4人の水平を峡谷に落とします。そこで水平達は巨大な蜘蛛に食べられてしまいます。この”蜘蛛のシーン”は1933年の1月にカリフォルニアのサンバーナーディオで一般試写会で1度上演されています。 しかしそのシーンは視聴者にとって衝撃的過ぎたのです。その次の日には監督のメリアン・C・クーパーはスタジオに戻り、そのシーンを削除したそうです。 70年後に、『キング・コング』はピーター・ジャクソン監督によってリメイクされ、蜘蛛のシーンも新しく作られオリジナルの『キング・コング』のDVDのスペシャル・エディションに収録されていますが当時撮影されたものは失われたままです。

4.スティーブン・キング原作のホラー映画『シャイニング』

tetsuaki 伝説のジャック・ニコルソンの怪演をやっと鑑賞。 この映画、キューブリックのこだわりの映像美が◎だが、やはりジャック・ニコルソンの演技、強烈なインパクトに尽きるのでは… 恐怖より人間の狂気を描いた傑作。 奥さんの顔がとてもインパクトがあり恐怖(笑)
Pit7775Pit スタンリー・キューブリック✖️スティーヴン・キング。長い廊下がとても印象的でした。ただグロいだけの海外のホラー映画と違い、静かで恐怖を演出で見せている。
スタンリーキューブリック監督は『シャイニング』が公開された後でしたが、どうにかして映画の内容を変える事が出来ないかと考えていました。公開の3日後に、配給会社のワーナー・ブラザーズが映画技師に最後の2分間のシーンを取り除くよう指示します。 その最後のシーンとは、ホテルの支配人のスチュアート・アルマンが病院にいるウェンディを訪れ、当局はジャックの死体を発見する事は出来なかったと伝える場面です。 映画館は忠実にそのシーンを取り除き、それからそのシーンが上映される事がありませんでした。

5.「それ」か「人間」か?SFホラー映画『遊星からの物体X』

cla_sta SFとパニックホラーをいい感じに融合できた1作。物体Xが予想よりえげつない能力でびびった。いいラスト。
Yuzukappa 圧倒的なビジュアル。 当時よくこのクリーチャーを思いついたなと思う。寄生獣とかガンツとか、これが大元だったのね。鉄男とかとも似てる。 最近では人狼なんてゲームが流行ってこの映画の誰が仲間か、っていうサスペンスに目新しさを感じられなかったが、公開当初はすごいインパクトだったろうな。 話に無駄がなく、淡々とすすんでいくのがいい。 ラストの台詞はすばらしい。終わり方これででいいと思う。品がある。 もっと若い時にみたかったなぁ。 何気に犬の芝居がすごかった。 現代のいろんな作品の元ネタを見れて恐縮なおもあ。
最後のシーンで、生き残った2人の男で飲み物を分けます。凍死するのを待つか、彼らの内の1人が本当の生物である事が明らかにするか。妄想症と人間性の欠如を題材にしている話としてはこれは良い終わり方です。 『遊星からの物体X』では、生き残った2人の男が共に酒に飲み、凍死する運命を待ち、またはどちらかが「それ」であることが明らかにならないままで終わります。しかしこのラストに不満が出ることを制作会社は予想し、ジョン・カーペンター監督はハッピーエンドを撮ります。 チャイルドは『それ』ではなく、マクレディは血の検査をし人間だとわかります。しかしジョン・カーペンター監督はそのエンディングを見せるつもりはなく、今日までも見られていません。

6.今でも人気のSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

oden 不朽の名作。何回見ても面白い。これが1985年の映画とは…
watadon_46 1985年 監督:ロバート・ゼメキス やはり素晴らしい。面白い。この言葉に尽きる。これが1980年代に作られたとは思えない完成度の高さ。過去を変えることで少しずつ現在に影響が及んでくる。タイムパラドックス系の原点にして最高傑作。
監督のロバート・ゼメキスは、マイケル・J・フォックスにマーティ・マクフライを演じてほしいと考えていましたが、当時フォックスはテレビドラマの『ファミリータイズ』の撮影で忙しかったのです。 そこでゼメキスはエリック・ストルツを起用し、6週間の撮影にのぞみました。しかし、ゼメキスはストルツは映画に対してはシリアスすぎる為、役にあっていないと考え製作総指揮のスティーブン・スピルバーグに撮影したものを見せます。 スピルバーグはゼメキスに賛成し、役者を変え新しく撮影をすることに。幸運なことに、その時フォックスは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の撮影に入ることが可能になっていた為、マイケル・J・フォックスのマーティ・マクフライが誕生したのでした。 エリック・ストルツのマーティ・マクフライは数えられるくらいの写真でしかみることが出来ませんでしたが、少しだけ映像が収録されているブルーレイディスクが発売されています。

7.アメリカンコミック「バットマン」の実写化『ダークナイト ライジング』

Maaaaaaboou ノーラン監督のバッドマンシリーズで1番面白く感じた。映像の迫力が素晴らしすぎる。 BDで観たからそう感じただけなのでしょうか。ジョーカーという悪役が素晴らしかった前作。今回の悪役は圧倒的な力、武力を持っていて相手にならないバッドマン。 うーん、やっぱり映像の迫力が上がっていたのが1番な理由な気がします。楽しかった。
amano_yui 印象的だったのが、最後の方のベインとバッドマンの殴り合いのシーン。 普通は、仮面ライダーみたいに役者のハッ!グハっ みたいに声を当てるんだろうけど、あえて静寂のなかで吐息しか聞こえないような形にしたのは、譲れない決意の現れだったのかな。
コスチューム担当者が明かす未公開シーンは、ベインの過去に関するものでした。囚人によってうけた攻撃や初期のマスクだけでなく、「影の同盟」での訓練なども明らかにしていたそうです。 この訓練のシーンはバットマンが『バットマン ビギンズ』で行ったものと同じものであり、二人をつなぐものでした。 クリストファー・ノーラン監督は、おそらくベインの謎を残しておいた方が良いと判断したのでしょう。

8.シルベスター・スタローン主演、熱い男の戦い『ロッキー』

Shingo__Takasato 不器用で優しい男、ロッキー。 アメリカが産んだヒーローですね。
ririri511 まずエイドリアンの不器用なキスシーンが可愛いらしい(笑) チャンピオンとの試合シーンは途中で映画を見ている事を忘れてロッキーを応援してしまいました。 主人公が最後のギリギリでチャンピオンをノックダウンでハッピーエンド…というオチではなく結果的に負けだけど、15ラウンド諦めずに限界までリングに立てていた事に意味がある、勝つ事だけが本当の勝利では無いという深い物を感じました。
ロッキーのエンディングは映画史に残るものです。しかしもともと撮影されていたエンディングは、違うものでした。 ロッキーはアポロとの試合の後エイドリアンと控室で会ったロッキーは手を握り合い、着替え室へと歩いていきます。そして最終ラウンドまで戦いぬくことが出来たロッキーは、普通の生活へと戻ります。 しかしこのエンディングに観客がひどく落胆した為、今のエンディングに変更されました。

9.ギャングへの復讐『デスペラード』

Pit7775Pit アントニオバンデラスの顔の表情が特徴的であり、銃撃戦がかっこいいとともにポップな感じがして見やすかった。駆け引きも好きです。
Hiroki_Nagasima 最初っからドカンとかましてくれてて すんごい魅力たっぷりな感じ 簡単に言うと、 ドーン!ジャラーン!バンバン!ドッカーン!って感じ。 ギターのシーンやばい 銃撃戦のシーンなんかもおめちゃやばい 仲間がなんかめちゃめちゃ、いかれててめちゃやばーい! タランティーノでてきて笑った笑めちゃやばーい!
アントニオ・バンデラス演じるマリアッチとギャングのボスとの最後のシーンでは、二人が少しの間口論した後、マリアッチがボスを撃ち殺します。 オリジナルのシーンでは、この場面では血みどろの銃撃戦が繰り広げられます。しかし、暴力的な表現によるR指定の問題があがった為、ロバート・ロドリゲス監督はこのシーンを取り除くことを決定しました。

10.ウディ・アレン監督のロマンスコメディ『アニー・ホール』

Kae_Seki 切り口や視点、手法、すべてにこだわり(ひねくれ)が反映されているところが好きだった。
southpumpkin ウディ・アレンの代表作とも言える映画。ウディ・アレンに限りなく近い男の一生を一人称で描く作品。同時期に公開されたウディ・アレン監督作品「マンハッタン」も同時に鑑賞しましたが、個人的には「マンハッタン」に軍配(というよりも「マンハッタン」かっこよすぎた)。今作もかなり変わっていて、ウディ・アレンが直接観ている人に語りかけ同情を誘ったり、映画という垣根を越えようとする意欲が存分に感じられます。しかしそれが全くしつこくなく、あっさりと気の抜けた感じなので観ていてとても心地よいのです。 悪く言えば、ウディ・アレンの自伝とも言えます。彼自身の反省も「アニー・ホール」に勝るとも劣らない波乱に満ちた一生なので、少し背景も知っているとなお楽しめるかと思います
ウディ・アレン監督は、キューブリック監督と同様にDVDなどで未公開シーンを視聴者に公開する事を良しとしない監督ですが、この映画で使われなかったシーンは他の映画で使用されています。 『アニー・ホール』では、まとまりに欠けてしまった不必要な部分をカットし、最終的にロマンス映画として公開された時には約1時間も短くなりました。 悪魔がアルビーやアニー、ロブを丘に連れていくシーン、下に向かうエレベーターの各階からウディ・アレン監督のお気に入りの敵が乗り込んでくるシーンなどがカットされました。 そのエレベーターのシーンは、ウディ・アレン監督の『地球は女で周っている』で地獄の住人が乗り込んでくるシーンに変え再度使用されています。