2017年7月6日更新

ドラマ『メンタリスト』のジワーッと効いてくる13の名言

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『メンタリスト』

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ドラマ『メンタリスト』の名言をご紹介!

かつてエセ霊能者として、テレビ出演をしていたパトリック・ジェーン。ところが、連続殺人鬼レッド・ジョンを挑発したことで、妻と娘を殺されてしまいます。復讐を誓ったジェーンは、CBI (カリフォルニア州捜査局) で犯罪コンサルタントとして働き始めます。 生まれ持った天才的な頭脳と優れた洞察力を生かし、数々の凶悪事件の真相を暴いていくジェーン。暗い過去とは裏腹に、他人をけむに巻くような飄々としたニヒルさと、歯に衣着せずズバリ相手の本質を見抜く言葉に周囲もタジタジです。 さて、ジェーンはいかに巧みな台詞で人の心に風穴を開けたのでしょうか。

1.パトリック・ジェーンの名言

「紅茶はどう?気持ちが落ち着くよ」

日本語だけを聞くと、なんてことのない平凡なセリフのようですが、英語では「It's like a hug in a cup.」と言っています。 紅茶を飲むという行為は飲み物を単に胃に流し込むとか、おいしいと感じるだけでなく、そのひと時をゆっくり楽しみ独り考え事をしたり、他の人と一緒に至福の時に浸る時間を作るとことなのです。それは、まさにハグされているような感覚なのかもしれません。 ちなみに、紅茶をこよなく愛するジェーン専用ティーカップはフェイエスタ社のターコイズブルーです。撮影中は頻繁に飲むので、カフェイン抜きのハーブ系紅茶に、マンゴー&パッションフルーツのブレンド紅茶を飲んでいたそうです。

2.パトリック・ジェーンの名言

「壊れた時計ですら、1日2回正しい時を刻む」

このセリフは、英語のことわざです。誰かが思わぬ幸運を得たり、偶然成功したときに使う表現で、壊れた時計のように信用できない者や事でも、皮肉にも、成功する事があるということを意味します。 逆に、時計が100%正しく機能していると思い込むことで、失敗につながる可能性が無きにしも非ず。ご用心! 死刑執行までのカウントダウン。無実の男が処刑されるのをただ待つだけなのか、それとも、真犯人が名乗りを上げるのか。まさに、時計がこのシーズン6第17話『銀の翼が時を越え』のストーリーの鍵を握っていました。

3.パトリック・ジェーンの名言

「これだ。最高ですよね。舌の上で天使が叫ぶ」

病気で禁酒中の老人の前で、隠し持っているであろう酒をせがんだジェーン。うーんたまらん、この1杯。目の前で酒をうまそうに飲む男。この誘惑にあなたなら勝てますか?

4.パトリック・ジェーンの名言

「何事もバランスが大事だ。陰と陽。優しさと意地悪。少しずつ併せ持つのがベストだ」

何事も我慢して、調和を乱さない。「人に合わせることが大切だから」という生真面目なグレース捜査官。「出世したいなら嫌なヤツになりなさい。君ならなれるよ」とアドバイスするジェーン。 嫌なヤツと言っても、ま、とことん「ビッチ(性悪女)」になりきれとは言いません。いい面と悪い面をすこしづつバランスとって小出しにしましょう。バランスこそが大事なのです。 この後、「優しさ」と「意地悪」に見立てたスプーンとフォークでやじろべえのようなバランスをとる妙技を見せてくれます。でもまさか、微妙なバランスを保つべく置いた爪楊枝にライターで火をつけるとは?全く予測不能な男であります。

5.テレサ・リズボンの名言

「馬鹿な人でも名案を思い付く、賢い人でも馬鹿なことを思い付く」

犯人逮捕に意気揚揚のリズボン(CBIの捜査チームを率いる捜査官)に、あんな小者にそんな小細工ができるとは思えないと苦い顔をするジェーン。 どんな人だって時には他人が思いもよらないようなことをやってのけるもの。「馬鹿にしないでよ!」とは思いつつも、型破りなジェーンの言葉にも耳を傾ける、よき上司だったりします。

6.テレサ・リズボンの名言

「あなたって嘘をつくのが本当に下手ね。私のタイプだわ」

普段はタフでジェーンのお目付け役としてキリッとしているリズボンですが、恋人の前ではもちろんロマンティックさ全開です。お相手はマーカス・パイクFBI捜査官。 一般的に男は女より嘘が下手と言われていますが、どうでしょうか?ジェーンはこう言っています。「男は皆、隠し事をしている。必ずね。」と。

7.パトリック・ジェーンの名言

「復讐は毒だ。まともな人間はしない」

タランテイーノ監督の『キル・ビル』では「復讐は冷まして出すのが最高の料理」つまり、復讐は急がず時を待ち、念入りに計画を立てて実行する方が恨みが晴れると言っています。 ジェーンは最愛の家族を殺したレッド・ジョンと名乗るシリアルキラーを見つけたらすぐに殺すと公言しています。 そんなジェーンの目の前に現れたのは、実際に復讐を遂げた男。しかし、ジェーンは復讐の連鎖を断ち切るべく、自分の父親を殺したその男を恨む娘にこう言って諭します。それはまるで自分自身に言い聞かせているようにも思えました。

8.パトリック・ジェーンの名言

「棒や石は骨を折るかもしれないが、言葉では傷つかない」

人から悪口を言われても怪我はしないのだから、気にしなければどーってことないのです。言いたい人には勝手に言わせておけばいいだけ。といっても心が折れるのが人ではありますが。 『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウもこのセリフを吐いています。会話では「何をいわれてもへっちゃらさ」だけでOK。エリザベスを犠牲にしてでもスタコラサッサ、自分が可愛いチャラい海賊なので、彼の場合は傷つかないですね。 ジェーンもしかり「この偏見野郎!」と言われたぐらいで、傷つくことはありません。もちろん挑発したのはジェーンです。

9.パトリック・ジェーンの名言

「平安を得るために人は極端な行動を取ることもある。僕もそうするよ」

寡黙ながらも執拗に調査を行うCBIの内部捜査部長J・J・ラローシュの秘密のタッパーが盗まれました。タッパーの中身がばれるとラローシュは何もかも失うというのです。長年謎だったタッパーの中身とはいったい? 「自分の母親のために」、そして「人間がどこまで下劣になれるのか、自分の戒めのために」タッパーを持っていると言うラローシュ。中身の秘密を最後まで死守したジェーン。レイプされ自殺したラローシュの母親のことを思うと中身が何であれ、詮索する必要はないのです。タッパーを持つことに意味があるのだから。 タッパーの中身が知りたい人は、シーズン5 21話『赤く腫れた手首』をご覧あれ。

10.パトリック・ジェーンの名言

「”自分を弁護する者は愚かなり”ってことわざがあったね。名言だ。でも、それって楽しいかも」

法関係で使われる格言です。弁護士でもない法律を全く知らない人間が裁判で自分を弁護するなんて有り得ません。負け戦に臨むようなもの。 でも、ジェーンなら、お得意の心理作戦で法律など詳しくなくても、その場に犯人がいるのなら、そいつの口を割らせることなどお手の物です。というわけで、この格言を逆手に取って、自分の弁護を裁判で始めたジェーン。鼻をこずいただけの罪なんですけどね。 余談ですが、アメリカでは自分を弁護することはできるそうです。 アメリカで最も有名なシリアルキラー、テッド=バンディ。頭脳明晰、ハンサム、大量殺人犯として大勢のファンまでいたとんでもない男ですが、国選弁護人が5人もいるにも関わらず、自己弁護をしました。結局は矛盾点を突かれて、死刑判決が下りました。

11.パトリック・ジェーンの名言

「君のことはよくわかっている。君自身よりもね」

姿をくらましていたジェーンが発見されました。自分から見つけて信号を発したのです。しょっぱなから捜査中の家で勝手にサンドイッチ作ってパクつたりと、何かにつけてよく食べる男です。 さて、このセリフに登場するキム・フィッシャーは、FBIオースティン支局の捜査官。かつて、柔和で心優しい女性を演じてジェーンに探りを入れていましたが、今は捜査官としてきつい性格丸出し。どちらがキムの本性なのか。ジェーンにすれば、キムの本質などとうにお見通しです。

12.キンブル・チョウの名言

「謝罪するのは簡単。でも、信頼は勝ち取るもの」

謝ってすむなら、警察いらんわ…ではないですが、確かに、信頼を得るのはそう簡単ではありません。 クールで職務に忠実なチョウ捜査官ですが、実は元軍人で、軍隊入隊前は筋金入りの不良少年。おまけにギャングの一員だったという強面です。危険な任務もお任せあれ。

13.フェリシア・スコットの名言

「幸せって簡単にはつかめない。つかんでもしがみついていないと、失ってしまう」

このセリフの後、ジェーンは「ええ、本当にそうですね」としんみりします。大切なものを失ったフェリシアのこの言葉を家族を殺された自分の過去と重ねたのでしょう。 シーズン1第19話『12本の赤いバラ』に登場するフェリシアを演じたレベッカ・リグはジェーン役のサイモン・ベーカーの妻で、この19話で、重要な役を演じます。実生活では二人はラブラブで3人の子供に恵まれ、幸せな家庭を築いています。