2017年9月25日更新
『イタズラなkiss』ドラマ・アニメ・漫画・映画を比較&紹介!
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(C)「イタズラなKiss THE MOVIE」製作委員会 (C)多田かおる/ミナトプロ・エムズ
『イタズラなKISS』各国でドラマ化!長年愛され続ける作品
イタズラなkissとは
『イタズラなKISS』は、1990年から1999年まで「別冊マーガレット」で連載されていた、多田かおる原作による長編ラブコメディです。
日本でのテレビドラマやアニメ化、映画化はもとより、台湾、韓国、タイなど海外でもメディア展開されている人気作品です。
コミック本は発行部数3500万部、全23巻にわたり刊行されましたが、1999年に原作者多田かおる急逝により、未完となっています。
原作漫画!通称、イタキス!
『イタズラなKISS』は当初、短編が予定されていた漫画でしたが、原作者の希望と読者からの人気を受けて、長編連載に変更された作品です。
主人公の落ちこぼれの女子高生相原琴子が、秀才の入江直樹に思いを寄せますが、話す機会を得ることなく2年の月日が経ちます。3年生になった琴子は、意を決して直樹にラブレターを渡すも、バカは嫌いといわれて撃沈。
直樹のあまりにも冷たい態度に、諦めようとした琴子ですが、ある出来事によって物語は以外な展開を迎えるのです。
原作漫画は、琴子が妊娠!?のところで、終わりを迎えてしまいます。原作者がこの後どんなストーリーを考えていたのかは不明ですが、産まれてくる赤ちゃんと、琴子と直樹の幸せな姿を描いていたのでしょうね。
最後の23巻の背表紙には、医者になった直樹の後を追うように、琴子が看護師になり、ふたりで同じ病院で働いていると記されています。琴子は相変わらずですが、それでも直樹と一緒にいられることが、とても幸せなのでしょう。
2008年放送アニメ版イタキス
2008年に放送されたアニメ版『イタズラなKISS』は、25話が番外編となっているので、24話が最終話となります。24話では臨月を迎えた琴子に女の子が生まれ、直樹は出産に立ち会えなかったものの、ふたりの深い絆が伺えます。
原作漫画では、琴子の妊娠で終わっており、その後のことは描かれていないので、アニメオリジナルストーリーとなっています。また25話では、家族3人で直樹の祖母の家に向かうシーンから始まり、琴子が嫁として祖父の家に来た時のことが、回想シーンとして描かれています。
日本で放送されたドラマ『イタズラなKISS』
1996年放送『イタズラなKISS』
日本では1996年に全9話にてテレビドラマ放送され、相原琴子役を佐藤藍子、入江直樹役を柏原崇が演じました。当時の佐藤藍子の髪型はショートカットだったので、原作ではロングヘアーの琴子とはイメージが少し違っています。
原作で、琴子の家が倒壊したのは地震によるものでしたが、ドラマでは隕石による倒壊に変更。ふたりが通う高校は、斗南高校ではなく聖・都南学園。小沢真珠が琴子の恋のライバル松本麗子役として出演するという設定になっています。
また、直樹は医者になるために大学に入りますが、琴子は秋田の看護士学校に入学し、実習で向かった病院で直樹と再会し、ハッピーエンドになるというのも原作とは違っている点です。
2013年放送『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』
2013年に放送された『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』は、相原琴子役を未来穂香、入江直樹役を古川雄輝のW主演で放送されました。
この作品は台湾や中国、フィリピンでもローカル放送され、海外での人気に火をつけるきっかけとなったものです。
原作を忠実に再現したドラマとなっており、イメージを壊さず『イタズラなKISS』という原作を大切に扱っているという点でも高い評価を得た作品です。2014年には同キャストによる続編『イタズラなKiss2〜Love in TOKYO』も放送されました。
2005年に台湾でドラマ化『惡作劇之吻〜Miss In Kiss〜』
2005年に台湾で放送された『イタズラなKiss 〜惡作劇之吻〜』は、当時台湾では視聴率ナンバー1となった大人気ドラマです。
相原琴子(台湾名ユァン・シャンチン)役は、中華圏で芸能活動しているアリエル・リン、入江直樹(台湾名ジャン・ジーシュー)役には、俳優でモデルのジョセフ・チェンが演じています。
この作品では、原作の前半部分が忠実に描かれており、2007年には後半部分となる『 〜惡作劇2吻〜』が放送されています。また、この作品でアリエル・リンは電視金鐘奨主演女優賞を受賞しています。
2010年には韓ドラ『장난스런 KISS』も
2010年には韓国で『장난스런 KISS』というタイトルで放送されていました。相沢琴子(韓国名オ・ハニ)役はモデルで女優のチョン・ソミン、入江直樹(韓国名ペク・スンジョ)役は、キム・ヒョンジュンが演じています。
この作品も、原作を忠実に描いたストーリー展開となっており、主人公たちの恋物語を中心にしつつ、周りの登場人物たちもユニークに描くなど、原作を十分に表現しているドラマとなっています。
日本でも『〜Playful Kiss』のタイトルで放送され、韓国ドラマ好きにとってもたまらない作品となっています。
2015年タイでもドラマ化『Kiss Me รักล้นใจนายแกล้งจุ๊บ』
2015年にはタイで『Kiss Me รักล้นใจนายแกล้งจุ๊บ』というタイトルで放送されました。入江直樹(タイ名:テンテン)役は、日本で山下智久らと期間限定ユニットを組んだことでも知られている兄弟ユニット、ゴルフ&マイクのマイク=ピラット ニティパイサーンクンです。
そして相沢琴子(タイ名オーム=スシャー マーナイン)役は、人気のアイドル女優オーム=スシャー マーナインが演じています。このふたりは韓国ドラマ『フルハウス』のタイ版の主人公を務めており、息のあった演技が注目されました。
またタイ版では、原作に沿ったストーリーで展開されていますが、韓国や台湾など他のドラマと比べると、琴子と直樹が同居するまでが、少し長くなっているのが特徴です。これまでに何度もリメイクされてきた『イタズラなKISS』ですが、各国のストーリー展開や演技の違いにも注目ですね。
映画『イタズラなKiss THE MOVIE』3部作で公開予定!
Part1 『イタズラなKiss THE MOVIE~ハイスクール編~』
日本だけではなく海外からも高い人気を誇る、本作が初めて実写映画化されました。2016年11月25日に公開されたのは、映画『イタズラなKiss THE MOVIE~ハイスクール編~』。相沢琴子役は、2014年にデビューした新人女優の美沙玲奈。
入江直樹役は、映画『HiGH&LOW』のテッツ役で知られる、劇団EXILEのメンバー佐藤寛太が務めています。また、陣内孝則や石田ひかりなど、ベテラン俳優陣で脇を固めています。
原作と違う点では、琴子の家の崩壊理由が地震倒壊の原作に対して、ガス管工事によるものと変更されているのは、当然の配慮なのでしょう。
2017年1月27日には、Part2『イタズラなKiss THE MOVIE2 キャンパス編』が公開予定です。
以下の記事では、『イタズラなkiss THE MOVIE』の詳細な情報を随時更新しているので、ぜひ合わせてご覧ください。