1.壮大なオープニングに胸打たれる【1984年】
dankrin
小学校の頃から、何度となく観てきたけど、何度観ても素晴らしい。まさに子供から大人まで楽しめんじゃなかろうか。もちろん子供のときには完全に、その意味を理解していなかったけど、それでも分かる範囲で楽しんでいたんだと思う。
斬新な世界観と、それを壊さない音楽。
久石譲の音楽の秀逸さは言うまでもない。
場面によってはナウシカのカッコ良さに胸が踊るし、オームや巨神兵の圧倒的な迫力に圧倒されるし、もちろんラストのシーンに感動もする。
もちろん星5つ。今後、これを超えるアニメ映画が出てくることに期待するが…、難しいかな…。
久石譲がスタジオジブリ作品に楽曲を提供するきっかけとなった、記念すべき作品です。オープニングからの音楽が壮大な世界観を印象づけて、作品世界へと導いてくれます。
千年前の最終戦争の結果、菌類が猛毒を出す腐海と呼ばれる世界が広がっていました。風の谷の族長の娘ナウシカは、強く、美しいだけでなく、巨大化した昆虫とも心を通わせることが出来る不思議な力を持っていたのです。大国トルメキアの皇女クシャナは、最終戦争時に使用された兵器、巨神兵を風の谷で復活させ、腐海を焼き払おうとしていました。森と昆虫守るために、ナウシカは立ち上がります。一度倒れて復活したその姿は、伝説の救世主のようでした。
作中幼い声で歌われた『遠い日々』、当時四歳だった久石謙の娘が歌っています。
2.美しい主題歌は今も耳に残る【1997年】
Sally
音楽が素晴らしい
映像も素晴らしい
自然と人間
ジブリ映画の中で1番好き。
人間が環境破壊をすることによって
たたり神なるものが出たり、
人間を恨む古き神々たち。
でも人間も生きるために必死で。。
映画を通して人間と自然のあり方を
深く考えさせられる
テーマ曲となった『アシタカせっ記』ですが、宮崎駿男監督はこの曲名をそのまま映画のタイトルにしたかったようです。深い森、澄み切った空、聳える山々、そんな自然を思わせる、美しい楽曲が心に響きます。
腕に呪いを受けたアシタカは、呪いを解くために生まれ故郷を旅立ちます。たどり着いたのはエボシ御前が支配するたたら場でした。鉄から武器である銃を作る人間に、シシ神の支配する森に住む犬神モロは反発しています。人間だがモロの娘として育ったサンは、たたら場を襲いアシタカと出会いました。人ではない、もののけだと言うサンと、呪われた身でありながらもなお、人々やサンを救おうとするアシタカ。二人は身勝手な人間と、森の生きものとの戦いに巻き込まれていきます。
カウンターテナーの米良良一が歌う主題歌『もののけ姫』も話題になりました。
3.「あの夏へ」の調べが夢幻の世界に誘う【2001年】
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大人になって観れば観るほど好きになる。ぜにーばの家に行くシーンが大好き。かわいい。音楽もいいし。大好きな映画。
どこかもの悲しい懐かしさに溢れた異世界。そこに迷い込んだような気持ちにさせてくれる数々の名曲に心が洗われます。
荻野千尋は引っ越しの途中、両親とともに不思議なトンネルから異世界に入ってしまいます。豚に姿を変えられてしまった両親を助けるために、湯屋で働き出した千尋はハクという少年と出会いました。何かと力になってくれるハクですが、湯屋の経営者である老魔女、湯婆婆の弟子であり、不本意ながら悪事の手助けをしています。名前と自由を奪われた二人は、自分を取り戻して元の世界に帰れるのでしょうか。
海のシーンで使われた『6番目の駅』、宮崎監督のお気に入りだそうです。
4.残酷で美しい北野ワールド【1993年】
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残酷だけど笑える、悪人だけど憎めない、くだらなくて不条理で報われない、なのに愛おしい、北野武監督による魅力的なヤクザ映画です。
彼はヤクザを徹底的にバカにしているとしか思えない映画を沢山作っていますが、今回もそんな感じ。それでいて、構図や色合いが美しくて、キャラクターは愛らしい。
好きです。
北野武監督の映画では、久石作品が多く使われています。この作品はバイオレンス映画なのに、沖縄の海を思わせる三線の音色が穏やかに流れ、命を感じさせられます。
村川組の組長村川は、同じ北島組傘下の中松組が沖縄の阿南組と抗争になったので、応援のために沖縄に向かいます。いきなり襲撃され、生き残った数名の組員とともに隠れ家に身を潜めますが、やることもなく子供のように遊ぶ日々が続きました。
やがて一人ずつ、殺し屋によって組員は殺されていきます。村川は最後に一人だけ残った組員を逃がし、自ら敵陣に一人乗り込んでいくのでした。
5.メインテーマ「Kids.Retun」は疾走する若さそのままの曲【1997年】
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ずっと観たかった映画の一つであり、大好きな映画の一つ。
落ちこぼれ高校生のマサルとシンジのそれぞれが歩む道と挫折。二人の関係性が何とも切ない。特にマサルをマーちゃんと慕うシンジが本当に切ない。もしかすると、シンジはただマサルと一緒に居たかっただけかも知れない。
青春時代の葛藤や苦悩、淡い夢や希望を巡って、時間は止まる事なく動き続ける。 ラストシーンの台詞は本当に秀逸。思春期の足掻いても無力な様、大人になりきれないもどかしさ、頑張っても報われない事、挫折、 そんなすべてが詰まった映画です。
久石 譲による「Kids Return」が最高に良い。
ボクシングをテーマにした青春映画らしく、音楽も躍動感に溢れています。マサルとシンジが自転車の二人乗りをするシーンに、まさにぴったりの音楽でした。
高校生のマサルとシンジは、何の目的もなく日々過ごしていました。それがふとしたきっかけでボクシングを知ったことで、それぞれの道が分かれていきます。本当にボクシングをやりたかったのはマサルなのに、才能があったのはシンジのほうだったのです。試合で勝ち上がっていくシンジ。ボクシングから逃げて、ヤクザの道に進むマサル。
駆け足するように、急いで大人になっていく二人の姿には、子供時代と決別しようとする悲しみが感じられるのでした。
6.少年の一夏を彩る名曲「SUMMAR」【1999年】
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久石譲のSummerとのシンクロが半端ない良い映画。北野武の映画全部見ようと決めました。
タケシが出演するCMにも使われたのが、テーマ曲の『SUMMER』。北野監督の希望で、ピアノの旋律が美しい曲になっています。
父はすでに亡くなり、祖母に育てられている小学三年生の正男は、遠くで働いているという母に会おうと決意して、夏休みのある日、少ない小遣いを手に旅立ちます。祖母の知り合いのおばさんは、そんな正男を心配して、自分の夫菊次郎を同行させることにしました。けれどこの菊次郎がとんでもない男で、正男は何度も窮地に追い込まれます。それでも旅を続けられたのは、行く先々で出会う、親切な人々の善意でした。
母の家までやってきたけれど、そこには正男にとって辛い事実が待ち構えていました。菊次郎はそれを正男に気付かせないために、嘘を吐きます。優しい嘘に慰められ、家に戻る正男。別れ際、初めて正男は菊次郎の名を知りました。
7.美しいチェロの旋律が悲しみすら癒やす【2008年】
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大好き。
曲がいいよね。
今度の演奏会であの曲やります。
チェロの伴奏させてもらいます。
第81回アカデミー賞外国映画賞を受賞した、滝田洋二郎監督の名作。主人公が元チェロ奏者という設定なので、曲にもチェロの名演奏が散りばめられています。
チェロ奏者だった小林大悟は、所属していた楽団の解散を機に、田舎に戻ることになりました。再就職先に選んだのは「旅のお手伝い」、旅行会社かと思っていたのに、実際は亡くなった人の納棺を手伝う仕事だったのです。
妻や友人からは、そんな仕事をするなと言われますが、大悟は日々腕を磨き、おくりびととしての職務を全うしていきます。その姿にやがて妻も友人も理解を示すようになりました。
そして何十年も前に生き別れた父の訃報が届きます。大悟は父への複雑な思いを胸に、納棺の手伝いをするのでした。
8.どこか懐かしいレトロな曲【2014年】
Yukari__Nakao
いい映画だったのだけど
結局、タキちゃんは板倉さんが好きだったのかな?
それとも時子さん??
大好きな2人が道を踏み外すのが
許せなかったのかな?
音楽もさすが久石譲。
ちょっとジブリ映画をみてるような
気持ちになりました。
山田洋二監督が初めてラブストーリーを手がけたという映画。ノスタルジックな曲が物語りの雰囲気をよく伝えてくれています。
昭和11年、タキは平井家に女中として奉公します。家は建てたばかりの赤い屋根の洋館で、主人と妻の時子、一人息子の恭一が暮らしていました。恭一は小児麻痺を患っていましたが、それ以外には何も不幸などないような家庭でしたが、平井が常務を務めるおもちゃ会社で働く、板倉正治が訪れるようになっておかしくなってきます。
大好きな奥様が不倫の恋に走るのを阻止するため、タキはあることをしますが、それはタキが死ぬまで秘密のままとなりました。