「攻殻機動隊」トグサは死亡した?義体化の割合や愛する妻との離婚の真相を徹底解説
『攻殻機動隊』は近未来の日本を舞台に、主人公・草薙素子(くさなぎもとこ)率いる特殊部隊「公安9課」の活躍を描いた作品です。 科学技術の急成長により高度化した日本では、電脳化と義体化技術が普及。公安9課に所属する素子やバトーもほぼ全身サイボーグで、任務に特化した義体を使っています。 同じく公安9課に属するトグサは所属メンバーの中で唯一「普通の人」と称される人物です。そんなトグサについて、さらに詳しくこの記事で紹介していきましょう。 ※この記事はネタバレを含むので、読み進める際は注意してください。
「攻殻機動隊」トグサは公安9課の唯一の「普通のひと」

公安9課に属するトグサは所属メンバーの中で唯一の妻帯者で、元・警視庁捜査一課特務班の刑事です。元刑事として情報収集能力や直感力に優れており、正義感の強さから激情にかられる事もしばしば。超人的な能力を持つ人物が多い9課において、一般人に最も近い人物といえます。 TVアニメシリーズの続編を描く『攻殻機動隊S.A.C.SolidStateSociety』では、9課の隊長に就任。成長した彼の姿が描かれています。
トグサは死亡した?「トグサの死によってもたらされる事象」とは

トグサの死亡説に関しては、『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1の第8話「トグサの死によってもたらされる事象」というエピソードタイトルと内容に原因があるようです。 このエピソードでは、トグサが少佐から出された「内通者を暴く」というテストのため、自分の死を偽装して内通者の正体を確認していました。内通者に撃たれて海に投げ落とされますが、すぐにトグサ本人がこれが偽装であることを語りつつ現れます。 9課解体後、少佐率いる元9課メンバーたちは傭兵部隊「ゴースト」を立ち上げましたが、トグサは日本で警備会社に就職していました。9課再結成の話を荒巻(あらまき)から持ちかけられたトグサは、元メンバー達を追いかけ、少佐から出されたこのテストを鮮やかにクリアして合流します。 その際トグサは、少佐たちに仕事を依頼をしていたアメリカのエージェント・スミスから自身の記憶を消去しました。スミスの記憶からは消えましたが、トグサが大活躍する回となったのです。
トグサの愛する妻との離婚の真相は

9課唯一の妻帯者であるトグサは、とても家族を大切にしています。家族仲はとても良いようで、任務で家に帰れない際も毎日連絡を取り合い、妻に子供の写真を送ってもらうほど。その姿はまさに愛妻家です。 TVアニメ「S.A.C.」シリーズでは一男一女の2人の子供いて、住居は高層マンション。原作や劇場版では一人娘がいて、一戸建てに住んでいる設定です。非正規活動部隊である公安9課に所属していることは家族に黙っており、民間の警備会社勤務だと偽っています。 「S.A.C. SSS」では妻に公安9課のことを打ち明けたり、愛娘のために自決をしようとしたりと、トグサの家族への愛が色濃く描かれていました。 2020年制作の『攻殻機動隊 SAC_2045』では、妻との離婚を選択。子供の親権は元妻が持っており、家族から離れたトグサの姿は視聴者に衝撃を与えました。
離婚の理由とは
「SAC_2045」シーズン1の時点で、会話の中で「離婚した」という話が出てくるだけで、決定的な直接の離婚原因は明確に描写されていません。しかし9課が再集結する前のトグサは、「自分だけが少佐たちに置いていかれた」という強い喪失感と鬱屈を抱え込んでいました。 また、過去のシリーズでも事件に巻き込まれて重傷を負ったり、娘を人質に取られて自殺を強要されかけたりと、家族にも多大な危険が及ぶ生活を送っていました。 「SAC_2045」シリーズではこうしたトグサのジレンマを「離婚」という形で断ち切り、家族に後ろ髪を引かれることなく任務に集中できる環境となったこともそれとなく触れられています。
トグサはほぼ人間?義体化の程度が低いのは何故?

トグサは公安9課の中で最も生身に近い身体を持っています。通信のために脳を少しだけ電脳化してはいますが、それも最低限のみ。全身サイボーグの素子を筆頭に義体を駆使しているメンバーが多い9課の中では、異例な存在です。 またトグサは、9課唯一の妻帯者という点でも他のメンバーとは違っています。家族を大切にしている描写も印象的。ほぼ生身の人間という部分と併(あわ)せて、トグサの人間臭い一面を際立たせています。 彼が積極的に義体化しない理由は語られていませんが、公安9課に所属することになったのは彼がほぼ生身の身体だったからです。より強靭な組織を作るために多様性が必要と考えた素子が、あえて超人的ではないトグサを警視庁から引き抜きました。 「攻殻機動隊S.A.C.SSS」ではトグサも一部義体化したことが描かれていましたが、彼はほぼ生身の人間だったからこそ、9課に求められたのです。
「公安9課」メンバーとの関係は?
隊長・草薙素子との関係は、頼れる上司と部下

隊長である少佐こと草薙素子とは良好な上司と部下の関係を築いています。刑事だったトグサを公安9課に引き抜いたのも彼女です。 劇場版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』ではトグサが、超人揃いな9課になぜただの刑事である自分を引き抜いたのか、と彼女に問うシーンがあります。彼女は「お前のようなやつだからよ」とだけ返していました。 直感の効く彼女は、彼の人間味ある一面や正義感、そして刑事としての腕が9課に必要だと感じたのでしょう。実際に彼の正義感ゆえの暴走や、周りから青臭いと評される言動によって、任務が好転することも少なくありません。 義体化の面や性格的にも正反対の部分がある2人ですが、その違いが9課に良い刺激をもたらしています。
元レンジャー隊員・バトーとは良いコンビ

トグサがよくコンビを組んでいるのが、先輩のバトーです。バトーは元・陸上自衛軍レンジャー部隊出身で、ほぼ全身を義体化した腕っぷしの強い人物。 感情に流されてしまうことの多いトグサは、よくバトーに釘を刺されています。そのまま口論に発展してしまうことも日常茶飯事。逆にバトーが頭に血が上ってしまったときには、トグサは「お節介」と言われながらも優しい気遣いを見せていました。 この2人は事件に対する考え方や価値観の違いから、生身の人間と義体との差を表現していると言えるでしょう。
トグサの銃「マデバ」は実モデル

トグサは義体化率でいえばメンバーの中では最も低く、体を張るには限界があります。それを気にしている為か銃には強いこだわりを持っており、特に愛用しているのは「マテバ」という銃です。 シリーズごとに扱う「マテバ」は違うようで、「S.A.C.」第1シリーズではM2008とM2007スナブノーズを使用。劇場版『イノセンス』ではM2007バレルなど改造を施されたものを使用しています。 隊長に昇進した「S.A.C. SSS」では組織が採用したオートマチックのセブロM10を使用。しかしマテバも携行しており、その強いこだわりが感じられます。 これらはどれも実際に存在する銃がモデルです。
優しくて人間味溢れるトグサの名言集!
「俺は、別にヒーローになりたかったわけじゃない。だが、自分たちが信じる正義には、一点の曇りなく殉じてきたつもりだ」

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』26話より。この回では少佐が瀕死の状態に陥り、課の存続が危ぶまれていました。その中でトグサの回想シーンを経て登場したのがこのセリフです。 9課でも特に正義感の強い男・トグサ。それを印象づけるセリフで、9課のあり方についても考えさせられる名言となっています。
「俺はマテバが好きなの!」

リボルバー拳銃マテバを愛用しているというのは、トグサを象徴する個性です。マテバは弾数が少ないことを指摘されると「俺はマテバが好きなの!」と返し、援護射撃を頼まれた際も彼は「マテバでよければ」と口にしています。 彼とは切っても切り離せないマテバへの愛を感じるセリフです。
「死ぬな…… 必ず生き延びろ!」
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『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』24話より。事件の黒幕を捕らえようと画策する9課でしたが、逆に9課壊滅の危機に追い込まれてしまいます。 このセリフはトグサの運転する車に乗り込んだ荒巻が、通信で少佐に対して命令として伝えたもの。この後トグサは逮捕され、他のメンバーたちも次々と襲われていくことに。 トグサのセリフではありませんが、ここからの一連の動きの中でトグサは自身の無力感や正義の意味について自問自答していくことになります。
「女房と娘の顔が、頭いっぱいに広がっちまって……」

『イノセンス』でバトーとコンビを組み事件を追っていたトグサのセリフです。事件に関係している暴力団事務所に聞き込みに出向いた際、発砲はせず話を聞くだけと約束したにも関わらず、バトーは銃撃戦を繰り広げました。 幸い命は無事だったものの、トグサはバトーのやり方に命がいくつあっても足りないとこぼします。このセリフを言ったあと、バトーにそれは女房や娘ではなく「死神って奴だ」と冗談っぽく言われていました。トグサの家族思いな一面や、バトーとの関係性がよく分かるセリフです。
「それで世の中の何が変わるってんだ!!」

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』での、トグサのやるせなさと憤りが感じられるセリフです。このとき9課は壊滅状態で、マスコミでは9課が事件の黒幕のように騒がれていました。 ことの成り行きから、首謀者がこのまま逃げ切ってしまうことを予想したトグサは、テレビに向かって声を荒げます。このあと自ら模倣犯(もほうはん)となって真犯人を襲撃しようとするなど、トグサの正義感の強さがうかがえるセリフです。
トグサを演じたのは声優・山寺宏一

渋くかっこいいトグサを演じていたのは山寺宏一(やまでらこういち)です。山寺は1961年6月17日生まれで、アクロスエンタテインメントに所属しています。 1985年に『メガゾーン23』の中川真二役で声優デビューを飾った山寺。彼の代表作として『新世紀エヴァンゲリオン』の加持リョウジ役や『それいけ!アンパンマン』のチーズ役などがあります。 かなり広い声質の持ち主で「七色の声」と称されており、声優界では“困った時の山寺”と言われるほど引っ張りだこの声優です。 吹替作品にも数多く出演しており、担当俳優はウィル・スミスやエディ・マーフィ、そしてジム・キャリーなどの有名俳優揃い。声優界に欠かせない1人と言えるでしょう。
実写映画のトグサ役はシンガポール出身のチン・ハン
2017年公開の実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』でトグサ役を演じたのは、チン・ハンというアジア系の映画俳優です。 チンはシンガポール出身で、2000年以降ハリウッドで活躍しています。映画『ダークナイト』のラウ役や『2012』のテンジン役、『永遠の僕たち』のドクター・リー役などが有名。映画のほかにもテレビドラマ『FRINGE/フリンジ』や『リーサル・ウェポン』などに出演しています。 2017年当時チンは47歳でした。アニメでのトグサの印象よりもベテラン感あふれる実写トグサといえるでしょう。吹き替え版はアニメでトグサ役を演じる山寺宏一が担当しています。
優しくて癒される公安9課の愛妻家、トグサの活躍を見返そう!
超人揃いの公安9課において、最も視聴者に近い立ち位置にいるのがトグサです。彼の活躍を追っていくことで、どこか遠い世界のことのように感じる『攻殻機動隊』の世界観がより身近に感じられるでしょう。 本作はアニメや劇場版、実写版など様々な作品が展開されています。トグサの性格の違いなども楽しみながら、ぜひ全シリーズ網羅を目指してみてはいかがでしょうか。







