2018年3月12日更新

ドラマ『ホームランド』にまつわる興味深い15の事実

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ホームランド

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『ホームランド』とは?【人気海外ドラマ】

8年間、アルカイダに拘束監禁されていたアメリカ兵のニコラス・ブロディが救出され、アメリカに帰還するところから物語が始まります。 CIAエージョントのキャリー・マティソンは以前に、アメリカ兵がアルカイダに寝返ったと言う情報を得ていたため、ヒーローとしてもてはやされているブロディを疑問視します。 ドラマはフィクションですが、本当に世界のどこかで起こっているのでは?と思わせる演出とストーリー展開、迫真の演技に目が離せなくなります。注目のドラマ『ホームランド』に関する気になる事実を紹介します。

1.ドラマ『ホームランド』はイスラエルのドラマに基づいている

ドラマ『ホームランド』はイスラエルのドラマ『Hatufim(原題)』に基づいたものになっています。17年前にレバノンで捕虜になったイスラエル兵が母国に帰還するというストーリーです。 ドラマ『ホームランド』のブロディと似た設定です。

2.キャリーの双極性障害は台本になかった!?

主人公のCIAエージェントのキャリーは双極性障害(躁うつ病)を患い、薬が手放せない設定になっています。最初の台本にはキャリーにそのような設定はなかったのですが、クレア・デインズがキャリー役に決定し、急遽、設定を変えました。

3.視聴者がキャリー役のクレアを心配して、TV局に抗議の手紙を送った

クレアの演じた双極性障害を持つキャリーが、あまりにもリアルだったため、TV局に視聴者から「クレアにお休みをあげて」という内容の手紙・メールが届いたそうです。

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4.バラク・オバマ前アメリカ大統領は『ホームランド』の大ファン

オバマ前大統領は夕食会に、ニコラス・ブロディを演じたダミアン・ルイス夫妻を招待しました。DVDセットも持っているそうです。

5.キャリー役クレア・デインズとジェシカ役モリーナ・バッカリンは同じ中学校

ブロディの妻・ジェシカ役のモリーナ・バッカリンはインタビューで、クレアと同じ中学校で、同じクラスだったと話しています。また、モリーナはクレアがモリーナのボーイフレンドをとったとも話しています。 ドラマの中でも、キャリーとジェシカはブロディを巡って対立することになります。数奇な縁だと話題になりました。

6.オープニングシーンに注目!

『ホームランド』のオープニングシーンは、歴史的事件の写真や世界情勢を垣間見れる写真、子供の写真とナレーションで構成されています。写真の一部にクレア・デインズ本人の子供時代の写真があります。 また、ナレーションには歴史的事件の当時のアメリカ大統領のスピーチや声明の一部が採用されています。

7.人気急上昇!ピーター・クイン役ルパート・フレンド

ピーター・クインはシーズン2から登場するCIAの現場職員。影からキャリーをサポートします。シーズン5では、クインが命を彷徨うシーンがあるのですが、SNS上やファンサイトではクインの危機にハラハラすると盛り上がりました。 気になるクインを演じたのはルパート・フレンド。イギリス出身、2004年ジョニー・デップ主演の映画『リバティーン』でデビューし、2005年『プライドと偏見』のウィッカー役で注目されました。『ホームランド』は連続ドラマ初出演の作品です。

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8.『ホームランド』ロケ地にこだわる!

『ホームランド』シーズン4はオール、南アフリカでロケを行いました。アメリカ郊外の住宅街のシーンも、実は南アフリカである場所で撮影しています。シーズン5では、全エピソード、ドイツ・ベルリンで撮影、アメリカのドラマ史上初のことで、話題になりました。

9.本当は、ブロディは2度も死んでいるはずだった?!3度目は?

『ホームランド』の脚本家は、ニコラス・ブロディをシーズン1の最後に自殺するというシナリオを計画していました。そして、シーズン2のエピソードの途中でもブロディが口に銃口を向けて死ぬという計画を立てていました。 2017年1月現在、アメリカではシーズン6が放送中ですが、そこにブロディはいるのでしょうか。今後の展開が気になります。

10.批評家から高い評価を受けている

視聴率はよくとも批評家からの評判はあまりよくないというテレビドラマが多い中で、『ホームランド』は数多くあるアメリカのテレビドラマの中でも批評家から高い評価を得ているドラマの一つと言えるでしょう。 特に第1シーズンは特に評価が高く、2011年最高のテレビ番組とも評され、その中でもダミアン・ルイスとクレア・デインズの演技は特に高く称賛されました。 またアメリカのドラマや映画、音楽を評価とレビューを集積するウェブサイトであるメタクリティックにおいて、30人近い評価者から91/100の評価を得て、幅広く評価されました。新聞や雑誌の評価欄でもAランクの評価を得ました。

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11.数々の賞を受賞

先の項目でも紹介したとおり、『ホームランド』は高い評価を受けているドラマで、それを裏付けするかのように、今までに数多くの賞を受賞しています。 毎年アカデミー賞の前哨戦とも言われるゴールデングローブ賞では、2012年クレア・デインズがドラマ部門テレビ主演女優賞を受賞、2013年には再び同賞を受賞、そしてダミアン・ルイスがドラマ部門テレビ主演男優賞を受賞しています。 それ以外にもプライムタイム・エミー賞やブライムタイム・クリエイティブ・エミー賞で、毎年のように作品賞や主演女優賞、男優賞、そして監督賞を受賞しています。 これだけ多くの賞を毎年のように受賞しているドラマはアメリカのテレビドラマの中でも珍しいことです。

12.打ち切った方がよいという声も多い?

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『ホームランド』は批判されることの多いアメリカテレビドラマ界の中では評価も高く、また視聴者からの評判も良いテレビドラマと言えますが、それでもドラマを打ち切った方が良いという声が何度も聞かれました。 というのもアメリカ人が最も関心を示す対テロ戦争の最前線を取り扱ったサスペンスものであるものの、シーズンを重ねていくごとにあまりにも荒んだ、望みのない展開に対してストーリーが暗すぎるなどの理由から視聴者が離れ始めてしまったからです。 そのため、シーズン1では高く評価していたものの、シリーズ化せずにシーズン1で終了させた方がよかったと言い出す批評家もいたほどです。

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13.『ホームランド』は世界各国でロケをしていた!

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『ホームランド』の舞台はアメリカやイランですが、撮影は世界各国で行われました。主な撮影はアメリカノースカロライナ州で行われましたが、シーズン2はイスラエス、シーズン3はモロッコ、プエルトリコ、シーズン4は南アフリカ、シーズン5はドイツ、シーズン6はモロッコなどが撮影地に加えられました。 またアメリカ国内もノースカロライナ州のみならずニューヨークやリッチモンドなどでも撮影が行われました。

14.劇中に謎のアラビア文字?

『ホームランド』で登場する難民キャンプはロケではなく、屋内のスタジオで作り上げられたものでした。そのため臨場感を出すため、崩壊寸前の建物の壁などに、スプレー缶で落書きが施されることもよくありましたが、第5シーズン製作中にとある事件が起こり、ニュースで取り上げられたほどです。 というのも第5シーズンに登場したセットの建物にスプレー缶でアラビア語の文字が書かれていたのですが、その文字が「ホームランドは人種差別者だ」という意味だったのです。 そして実はこれは偶然的に発生したものではなく、そのアラビア語の文字を描いたアーティストが意図してこの文字を描いたものだったのです。 そのアートを施すため雇われたそのアーティストは常日頃から『ホームランド』ではイスラム教、イスラム教徒に対して偏見の描写がされていると感じており、また長く続いている人気番組のため、その描写がよくない影響を人々に与えてしまうのではと危惧していたとのことでした。 製作陣はセット全体の雰囲気を完璧に仕上げることに注力しており、またアラビア語を理解しなかったため、放送前にそのアラビア語の意味に気がつくことがなかったようです。

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15.『ホームランド』人気の秘密は内容のリアリティさ

オバマ前アメリカ大統領、またビル・クリントン大統領もDVDセットを注文してしまうほどのもファンという『ホームランド』。多くの視聴者を惹きつける魅力はなんでしょうか?  その魅力はリアリティさが溢れているということと言われています。というのも、通常このような緊迫する国際情勢を扱ったドラマやスパイが活躍するドラマでは、実際では起こりえないであろう大げさな爆破シーンや核や化学兵器が登場し、あまりにも現実の世界からかけ離れているということが多々あります。 しかし『ホームランド』ではそのような大げさなシーンは登場せず、どちらかというと登場人物の心理描写を中心に、人間ドラマとして仕上げていることが多くの視聴者を引きつけている、大きな理由の一つと言えるでしょう。 もちろん出演俳優、女優の演技力の素晴らしさもこのドラマを魅力的にしている理由の一つであることも間違いありません。