2018年3月6日更新
2017年朝ドラ『ひよっこ』モデル・ロケ地を徹底紹介!【有村架純主演】
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NHK 2017年前期の朝ドラ『ひよっこ』とは?
『ひよっこ』は2017年4月からスタートした、NHK朝の連続テレビ小説。『ちゅらさん』(2001)、『おひさま』(2011)を担当した脚本家・岡田惠和の作で、主演は有村架純です。
物語の舞台は東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)。ヒロインは茨城県の山間部で育った谷田部みね子という少女です。その父親が東京に出稼ぎに出たまま行方不明になってしまったことから父の消息を探すため、みね子は高校卒業後、「金の卵」として東京に集団就職をします。
時は高度経済成長時代、日本はまだ「ひよっこ」。新幹線開通とオリンピックで沸く東京でのみね子の生活はどうなるのでしょうか?父親は見つかるのでしょうか?無名の女性、谷田部みね子の青春と成長を描くドラマです。
『あまちゃん』で小泉今日子の少女時代を演じた、有村架純が満を持しての朝ドラ主演を飾ります!
『ひよっこ』のモデルは誰?
幼少時代の岡田惠和
(画像右が岡田惠和)
脚本を担当した岡田惠和は1959年、東京都出身です。東京オリンピック開催時には5歳でした。自分の幼少期を描きたかったと語っていることから、当時彼が見聞きしていた世相を記述していると予想されます。
主演の有村架純がモデル?
脚本は有村架純の当て書きで書かれたものだそうです。脚本の岡田惠和は、有村架純のデビュー当時から仕事をしているようで、彼女の正確などを熟知しているのかもしれません。有村架純の実像がヒロインにかなり反映されていることは、間違いないようです。
集団就職の「金の卵」たち
戦後間もなくから1970年頃まで、中学を卒業した男女が農村から都市部へと集団で上京し、就職するという「集団就職」という現象がありました。彼らは工員や店員など単純労働に就くことが多く、人手不足だった都市部では「金の卵」と呼ばれていました。
『ひよっこ』のヒロイン・谷田部みね子も、そうした無名の「金の卵」をモデルとしているのかもしれません。
『ひよっこ』のロケ地は主に茨城県
脚本の岡田惠和は東京都出身ですが、どうやら相当思い入れがあって敢えて茨城県を舞台に選んでいるそう。
東京から見て、東北ほど遠くありませんが、さほど近いわけでもないという微妙な距離感にある種の魅力が感じられ、日本の故郷の原風景があると考えているようです。
『ひよっこ』のロケ地1:茨城県高萩市
農作業のシーンや谷田部みね子が自転車に乗るシーンをロケしたのは、茨城県高萩市のようです。みね子の幼なじみの母親・助川君子役の羽田美智子がInstagramで紹介しています。
高萩市は茨城県の北東部に位置し,大部分を山が占めています。花貫渓谷で知られていて、秋は紅葉が美しいそうです。昔は炭鉱がありましたが、閉鎖後は木材加工を主な産業としています。
『ひよっこ』のロケ地2:茨城県大子町・諏訪神社
聖火リレーのシーンなどが撮影されたのは茨城県大子町。エキストラを募集して大々的なシューティングが行われたようです。
また、そこにある諏訪神社でも撮影されたようで、ここは地元で「おすわさん」と呼ばれて親しまれています。茨城県の最北部に位置するこの町は温泉で有名です。
『ひよっこ』のロケ地3:茨城県常陸太田市
高校の陸上部のシーンなどは、常陸太田市で撮影されたようです。ここは映画『ディア・ドクター』のロケ地でした。
茨城県で最大の面積を誇る細長い市で、特産品は蕎麦屋やちまきです。また。梵天山古墳、川中子温泉などの観光スポットもあります。
『ひよっこ』のロケ地4:長野県松本深志高
『ひよっこ』でみね子たちが通う高校の校舎は、茨城県ではなく、長野県にある松本深志高校で撮られています。そのレトロな校舎でどうしても撮影したかったのだと思われます。
ここ、実は映画『ひるなかの流星』や『さよなら、クロ』でも撮影に使われた校舎だそうです。その懐かしい造りの校舎が視聴者の間で話題になりました。卒業生には映画監督の熊井啓や歌人の窪田空穂などがいます。
広くボランティア・エキストラを公募
『ひよっこ』の撮影に参加するエキストラは、茨城県のフィルム・コミッションなどを通じて公募されていました。ただし、時代設定が1960年代なので、長髪NGや茶髪NGなどの規制があったようです。
また、静岡県の浜松市内でもエキストラが募集されていたようです。ここでは、恐らく昭和40年の上野駅を再現する撮影が行われたと思われます。