チャン・ドンゴンについて知っておきたいこと【出演映画】
チャン・ドンゴンの魅力を徹底紹介!
韓流四天王の一人で日本でも絶大な人気を誇る俳優チャン・ドンゴン。彼の代表作を紹介すると同時に、プライベートや現在の活躍を徹底解説しちゃいます!
チャン・ドンゴンのプロフィール
1972年3月7日生まれソウル出身。高校卒業後に学費を稼ぐためにエキストラとしてCMに出演したことが芸能界入りのきっかけとなったそうです。 93年にテレビドラマ『われらの天国』への出演で徐々に注目を浴び、続いて出演した『最後の勝負』でブレイクします。その後アイドル俳優路線をまっしぐら、と思いきや芸能活動を休止し韓国芸術総合学校に入学。2年間基礎から演技を学び、その後ドラマ『アイシング』で芸能界に復帰を果たしました。 その後は映画界へと活躍の場を移し、『友へ チング』(2002年)へ出演。4人の幼馴染の友情と悲劇を描いた本作は、韓国で観客動員数記録を塗り替えるほど大ヒット。葬儀屋の息子ドンスを演じたドンゴンは、実力派スターとしての地位を不動のものにしました。 その後も朝鮮戦争の悲劇を描いた『ブラザーフッド』(2004)や中国・アメリカ・韓国合作のファンタジー映画『PROMISE 無極』(2006)、日本統治下の挑戦を舞台にした『マイウェイ 12,000キロの真実』(2012)などに出演しています。
韓流四天王とは?
2000年代に日本で大ブームとなった韓国ドラマや映画。その中でも、日本で特に人気のある韓流俳優4人を指して「韓流四天王」と呼ばれるようになりました。 韓流四天王は、ドラマ『冬のソナタ』で韓流ブームの火付け役となったペ・ヨンジュン、その後ハリウッド進出を果たしたイ・ビョンホン、日韓合作ドラマ『フレンズ』(2002)で主演をつとめたウォンビン、そしてチャン・ドンゴンです。
チャン・ドンゴンの代表作をご紹介!
4人の幼馴染の成長と悲劇を描いた『友へ チング』(2002)
1976年、ヤクザを父に持つジュンソクは、貧しい葬儀屋の息子ドンス、優等生のサンテクとお調子者のジュンホの小学生4人組は、いつでも一緒に遊ぶ幼なじみでした。仲良しだった彼らが、成長しやがて別々の道を進み、運命のいたずらから対立するようになる悲劇を描いた本作。 韓国では観客動員数818万人を記録する大ヒットとなりました。ドンゴンは、友人思いだが影のあるチンピラのドンスを熱演し、「イケメンの貴公子」のイメージを脱却。彼のキャリアのターニングポイントとなった作品です。
朝鮮戦争に翻弄される兄弟の絆『ブラザーフッド』(2004)
朝鮮戦争の悲劇を描いた本作。貧しくも幸せに暮らすジンテ(チャン・ドンゴン)とジンソク(ウォンビン)の兄弟は、過酷な戦場に送り込まれます。弟ジンソクを故郷に帰すため、自らを犠牲にして危険な任務に身を投じる兄ジンテ。しかし弟は変わってしまった兄に不信感をいだき、二人の溝は深まります。 やがて故郷ソウルにも戦火が迫り、ジンソクは兄が家族を守るため北朝鮮側の軍に入隊したことを知ります。兄を探すため、ジンソクは戦闘の最前線トゥミルリョン高地へ向かいますが…… ドンゴンは、本作で弟思いの兄ジンテを悲劇的に演じました。
オダギリジョーとの共演が話題に『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011)
『シュリ』(2000)『ブラザーフッド』(2004)のカン・ジェギュによる作品。 日本統治時代の朝鮮で、日本から越してきた裕福な家庭の少年辰雄と使用人の息子ジュンシク。陸上選手取としてともにオリンピックを目指すライバルであり親友だった二人ですが、戦争が彼らの友情を引き裂きます。 オダギリジョーとチャン・ドンゴンをダブル主演に据えた本作。ドンゴンのセリフの多くは日本語ですが、イントネーションなどで非常に苦労したそうです。
日本のCMにも出演!
2005年には、日本の化粧品メーカーのCMに出演したドンゴン。 片言の日本語で「あなたが好きです。あなたの肌が大好きです。いつまでも変わらないで。死ぬほど好きだから。」と真剣な眼差しで叫ぶ姿がネット上で非常に話題になりました。彼の独特の言い回しは、その後松本人志や岡村隆史など多くのお笑い芸人にも物真似されました。
妻は女優のコ・ソヨン
スターとなったあとも熱愛報道が殆どなかったチャン・ドンゴン。そのプライベートは謎の包まれていましたが、2009年にドラマ『恋風恋歌』で共演した同い年の女優コ・ソヨンとの交際を発表。2010年春に結婚を発表し、5月にはソウル新羅ホテルで挙式しました。 結婚式には美男美女カップルのウェディング姿を一目見るため、韓国国内のみならず日本や中国からもファンや報道陣も駆けつけました。
『紳士の品格』でドラマ復帰!
映画界でトップスターの地位を築いたチャン・ドンゴンですが、2012年に制作された『紳士の品格』で12年ぶりにドラマ復帰を果たします。 アラフォー男4人組の友情と恋の行方を描いたラブコメの本作。映画でのシリアスなたたずまいから一転、偏屈で気難しい主人公をおちゃめに演じました。
チャン・ドンゴンの現在の活躍は?
現在のチャン・ドンゴンは、プライベートでは妻で女優のコ・ソヨンとの間に生まれた2児の父親となっています。 『マイウェイ 12,000キロの真実』(2011)以降の出演作品は、『八月のクリスマス』(1999)のホ・ジノ監督による『危険な関係』(2014)や『アジョシ』(2011)のイ・ジョンボム監督による『泣く男』(2014)などがあります。 近年では、イ・ジョンソクと共演した『V.I.P』、『王になった男』(2013)のチュ・チャンミン監督による人気小説の映画化『7年の夜』へ出演していますが、いずれも日本未公開です。