2018年2月12日更新

死因は何だったのか?俳優パク・ヨンハについて知っておきたいこと【おすすめ映画・ドラマ】

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パク・ヨンハの魅力を徹底紹介!

ドラマ『冬のソナタ』で一世を風靡した韓国人俳優パク・ヨンハ。日本でも多くのファンを持つ俳優です。 2010年に32歳の若さで自殺した彼の、出演作やプライベート、死にまつわる噂などをまとめてみました。

パク・ヨンハのプロフィール

パク・ヨンハ
©Yonhap News/YNA/Newscom/Zeta Image

1977年8月12日生まれ、ソウル出身の俳優・歌手です。高校在学中の1994年に俳優デビュー。 2002年に放送開始されたドラマ『冬のソナタ』でのサンヒョク役で大ブレイク。本作は日本でも放映され韓流ブームの火付け役となったため、日本でもファンクラブができるほど人気が高まります。 歌手としても活躍し、2008年には第22回日本ゴールドディスク大賞で「シングル・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)」「ザ・ベスト・エイジアン・アーティスト」を受賞しました。 韓国内でも演技賞を受賞するなど、順風満帆なスター街道を進んで行くかと思われた矢先、2010年6月30日に自宅で遺体で発見されます。死因は自殺でした。 日本人ファンが葬儀や法要に駆けつけ、追悼イベントも行われました。

パク・ヨンハの出演ドラマ

『冬のソナタ』

日本でも2003年から放映され「冬ソナ」として知られ、韓流ブームを巻き起こしたことでおなじみの本作。 交通事故で帰らぬ人となった初恋の相手への思いを心に封じ、幼馴染と婚約したヒロイン。しかし初恋の彼と瓜二つの人物があらわれたことから、彼への思いを押し殺せずに三角関係となります。 やがて彼らの両親たちの意外な過去が明らかになり、ドラマチックなストーリーへと展開していきます。 パク・ヨンハはチェ・ジウ演じるヒロインの婚約者で、ペ・ヨンジュンの恋敵となる役どころを演じました。ヒロインの気持ちが離れていることに気づくと、食事をとらずに衰弱して生死をさまようという衝撃的な展開は視聴者にインパクトを与え、日本でもファンクラブができるほどファンを増やしました。

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『Loving You』

2002年に放映されたパク・ヨンハ初の主演ドラマ。女性アイドルグループ<S.E.S.>元メンバーのユジンと共演しています。 明るく心優しい済州島の海女ダレ(ユジン)は、嵐の日に波にのまれた青年ヒョク(パク・ヨンハ)を救出しますが、同じ頃謎の事故により父親を失います。1年後に再開した二人は、嵐の日に出会っていたことを知らないまま惹かれ合っていきます。 しかしヒョクの異母弟ミンもダレに好意を抱き、ダレの友人スギョンもヒョクに近づき、複雑な四角関係に。さらにダレの父の死にまつわる陰謀も徐々に明らかになっていくのでした……。 パク・ヨンハが、自分の命を救ってくれた名前も知らない女性を一途に愛する青年を演じています。

『オンエアー』

パク・ヨンハの5年ぶりのドラマ主演作。プロデューサーやタレント事務所のマネージャー、人気放送作家など、韓国のデレビ業界に携わる人物の裏側と本音をリアルに描いた本作。 SBS演技大賞で最優秀演技賞やドラマスペシャル演技賞を受賞するなど、韓国国内の賞を総なめにしました。 ヨンハはお世辞が言えず要領の悪いプロデューサーを演じました。他にも、ドラマ『ホテリアー』のソン・ユナが気難しい放送作家を、映画『彼女を信じないでください』(2004)のキム・ハヌルが高飛車な人気女優を演じるなど、出演陣も豪華です。

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『ザ・スリングショット〜男の物語』

陰謀により刑務所に入れられ、家族、恋人、自由すべてを失った男の復讐劇をスリリングに描いた本作。 ネット上の風評被害により会社経営者の兄が自殺し、自らも殺人未遂の容疑をかけられ収監された青年シン(パク・ヨンハ)。すべては巨大企業の御曹司チェ・ドウ(キム・ガンウ)による陰謀であることを知った彼は、出所後に刑務所で知り合った詐欺師や相場師とともに、復讐のマネーゲームを挑みます。 パク・ヨンハの最期の主演ドラマとなる本作では、今までとは違ったワイルドでアウトローな主人公を熱演。幅広い役柄を演じる演技力の高さを示し、俳優として期待が高まった矢先に亡くなったことが、非常に残念ですね。

パク・ヨンハの出演映画

『クリスマスに雪が降れば』(1998)

パク・ヨンハの映画デビュー作となる本作。 幼くしてバイオリニストだった父を亡くしたヒロインのソンヒ。寄り添ってくれた幼馴染の少年スアンとの初恋を実らせますが、スアンはアメリカへ引っ越してしまいます。 12年後、幼稚園教諭となったソンヒの前にスアンは姿をあらわしますが、彼には天才的バイオリニストの婚約者がいました。スアンは婚約者のためにソンヒの父の形見のバイオリンを譲ってくれるよう頼みますが、そのときにソンヒが出した条件とは……。 メガネ男子でエリート弁護士となったスアンを、パク・ヨンハが演じます。ヒロインのソンヒ役は、今では多くのファンを持つベテラン女優キム・ヒョンジュ。彼女の映画デビュー作でもあるのです。

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『憎くても、もう一度』(2002)

1968年に公開された同名映画のリメイク作品。がんで余命わずかとなったシングルマザーの最期の日々を描いた感動作です。 5歳の娘ジヘを女手一つで育てる新聞記者のスジョン(イ・スンヨン)。実はジヘは既婚者ジファンとの間の子で、ジファンには妊娠も出産も知らせぬまま別れたのでした。 健康診断で余命数ヶ月のがんに侵されていると宣告されたスジョン。娘にその事実を知られたくない彼女は、ジヘを育ててくれるよう頼むため、ジファンとその妻に会いに行く決意をします。 パク・ヨンハはスジョンの現在の恋人で、母子を献身的に支える男性役で出演しています。

『作戦 The Scam』(2010)

デイトレーダーの主人公の活躍を描いた金融サスペンス。 デイトレーダーのヒョンス(パク・ヨンハ)は、ヤクザの仕手株に手を出したことからその才覚を見込まれ、60億を投じた巨額の仕手戦に参加することになります。 パク・ヨンハの7年ぶりの映画復帰作でもある本作。韓国映画では初めて株の世界を本格的に扱い、観客動員150万人を超えるヒットを記録しました。

パク・ヨンハの彼女は?

2002年にドラマ『Loving you』での共演をきっかけにアイドルグループ<S.E.S.>元メンバーのユジンと交際していたとされるパク・ヨンハ。交際中は熱愛報道を否定していましたが、後にユジンはそれを認めています。 二人は1年半ほどで破局したとされていますが、その後も友人としての関係は続いたようです。元恋人の自殺を知らされたユジンは自宅から出られなくなるほど大きなショックを受けた様子でしたが、その後ヨンハの葬儀を訪れたとされています。

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パク・ヨンハの自殺の真相は?

2010年6月30日にソウル市内の自宅で遺体で発見されたパク・ヨンハ。電源コードで首をつったことによる自殺と発表されました。 大スターの突然の死は、韓国国内のみならず日本や中国のファンへも大きな衝撃を与えました。彼を死に追い込んだ原因は何だったのでしょうか? 死後に憶測されていることをまとめてみました。

末期がんの父の介護疲れ?

ヨンハの父は末期の胃がんに侵されており、その介護疲れからうつ状態になっていたのではないかとの予想がされています。親孝行な彼は自殺の直前まで父の病室で看病を行っていたそうです。 ヨンハの自殺の数日後に息を引き取った父は、息子のお墓のすぐ近くに埋葬されたとのことです。

事務所の経営難を苦に?

2008年に個人事務所を設立しましたが、その経営に悩んでいたのではないかとの予想もあります。 自身の人気をもとにブランド製品事業や外食事業に進出を目指していたものの進展がなく、長年のビジネスパートナーであり苦楽をともにしたマネージャーとも決別することになり、不安定な精神状態だったとの証言があったためです。

人気低迷を思い悩んで?

韓国内で彼自身の人気が低迷していることに思い悩み、プレッシャーを感じていたのではないかとの説もあります。『ザ・スリングショット〜男の物語』や『作戦 The Scam』(2010) に強い思い入れを込めて挑んでいたにも関わらず、期待していたほどの結果が出せなかったと、知人に話していたとの証言もありました。 一方で、その年の8月から撮影開始予定だった出演ドラマのことを嬉しそうに話していたとの証言もあり、彼の演技への情熱は死の直前まで尽きることはなかったのではないかと想像できます。

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ネット上のバッシングを苦に?

日本で絶大な人気を誇ったパク・ヨンハは親日家として知られ、それにより一部のネットユーザーからバッシングを受けていたからではないかとの噂もあります。彼は先天的な眼の水晶体異常から兵役を免除された過去があり、それを非難する声がネット上で挙がっていたこともあるようです。 どんなに有名なスターであっても、バッシングに傷つかない人はいないでしょう。もしこれが直接的な原因でなくとも、彼の苦しみは計り知れません。