2018年2月19日更新

【平成が終わる前に】平成のヒットドラマ30作品を振り返る

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2019年4月30日で平成が終わることが決定しました。30年間続いた平成時代には数々のヒットドラマが誕生しています。平成が終わる前に、各時代のヒット作品を振り返ってみましょう。

平成のヒットドラマを振り返ろう

30年間続いた平成時代、数々のヒットドラマが誕生しました。流行語を産んだ作品や、社会現象を巻き起こした作品など時代ごとにどんな作品があったのか振り返ってみましょう。 今回は、特に視聴率にフォーカスして作品を紹介していきます!

平成元年〜平成10年のヒットドラマの紹介

平成元年のヒットドラマ『愛しあってるかい!』

陣内孝則主演の学園ラブコメディ。東京の原宿を舞台に、男子校と女子校の生徒だけでなく先生も一緒に繰り広げられるストーリーがヒットしました。ヒロイン役は小泉今日子です。平均視聴率は22.6%、最高視聴率は26.6%を記録しています。

平成2年のヒットドラマ『すてきな片思い』

中山美穂が海苔問屋に勤務する地味なOLを演じ、柳葉敏郎演じる小さなおもちゃメーカーに勤める会社員と恋に落ちるラブストーリーです。平均視聴率は21.8%、最高視聴率は26.0%を記録しています。

平成3年のヒットドラマ『101回目のプロポーズ』

武田鉄矢が主演したことも当時話題となったトレンディドラマ。ヒロイン浅野温子の役に向かって言った「僕はしにましぇん!」というセリフは同年の流行語大賞を受賞しました。主題歌となったCHAGE&ASKAの「SAY YES」も大ヒットしています。平均視聴率は23.6%、最高し両立は36.7%を記録しています。

平成4年のヒットドラマ『ずっとあなたが好きだった』

主演は賀来千香子。佐野史郎演じるマザコン男と結婚した主人公が、昔の恋人とよりを戻すというストーリー。佐野史郎の強烈なマザコン演技が社会現象にまで及び、役名をとって”冬彦さん現象”と呼ばれるブームを作りました。平均視聴率は20%以下でしたが、最終回は34.1%を記録しています。

平成5年のヒットドラマ『ひとつ屋根の下』

江口洋介演じる通称「あんちゃん」が生き別れた兄弟たちを集め同居生活を送る中で繰り広げられる人間ドラマ。あんちゃんのセリフ「そこに愛はあるのかい?」は流行語となりました。恋愛ドラマ人気だった時代に珍しくヒットしたホームドラマです。最高視聴率37.8%は、フジテレビのドラマ史上最高記録でもあります。

平成6年のヒットドラマ『家なき子』

安達祐実が貧乏やいじめ、虐待などと戦う少女を演じ、「同情するなら金をくれ!」というセリフが大流行したドラマです。激しすぎるいじめや暴力シーンは社会的な議論も巻き起こしました。平均視聴率は22.5%、最高視聴率は31.5%を記録しています。

平成7年のヒットドラマ『金田一少年の事件簿』

同名の人気漫画が原作のミステリードラマ。名探偵金田一耕助を祖父に持つ高校生、金田一一が幼馴染の美雪と様々な難事件を解決します。本タイトルは第四シリーズまで制作されており、それぞれ主人公とヒロイン役が異なりますが、第一シリーズにでは一を堂本剛、美雪をともさかりえが演じていました。一の「ジッチャンの名にかけて!」の決め台詞も流行しました。

平成8年のヒットドラマ『ロングバケーション』

通称「ロンバケ」で知られる木村拓哉演じるピアニスト瀬名と、山口智子演じる落ち目のモデル葉山が主役の恋愛ドラマ。瀬名の影響で、ピアノを習い始める男性が増えたりなど社会現象を巻き起こしたヒット作です。初回放送で30.6%という高視聴率を記録。そのまま最終回では36.7%を叩き出しました。

平成9年のヒットドラマ『ラブジェネレーション』

前年のヒット作「ロンバケ」に続き、同じ月曜夜9時の放送枠で、木村拓哉を主演にしたドラマです。本作のヒロインは松たか子。最初は反発し合う二人がやがて運命の恋の相手となっていくというストーリーです。平均視聴率が30.8%という人気ぶりでした。

平成10年のヒットドラマ『GTO』

同盟の漫画が原作のドラマで、主人公の元暴走族の教師鬼塚を反町隆史が演じました。ヒロインを演じたのは松嶋菜々子ですが、この共演がきっかけで二人は結婚しています。原作漫画では舞台は中学校でしたが、ドラマ版では高校に変わり、よりシリアスな学園ドラマがヒットにつながりました。最終回の視聴率は35.7%を記録しています。

平成元年〜平成10年、流行はトレンディドラマから社会派作品へと変化していった

バブル時代の名残があるこの十年。前半は、いわゆるトレンディドラマが流行しました。フジテレビの月曜9時代で放送された『すてきな片想い』、『東京ラブストーリー』、『101回目のプロポーズ』は純愛三部作と呼ばれ、”月9枠”の人気を確固たるものにしました。 後半になってくると、『ひとつ屋根の下』や『家なき子』など社会的なテーマを持った作品の人気が高まってきているのも特徴です。

平成11年~平成20年のヒットドラマの紹介 

平成11年のヒットドラマ『魔女の条件』

松嶋菜々子扮する高校教師広瀬が、滝沢秀明扮する17歳の教え子黒澤と禁断の恋に落ちるというスキャンダラスな設定の恋愛ドラマ。決して甘いラブストーリーでなく、二人に対する周辺人物からの辛辣な仕打ちを描いてヒットしました。平均視聴率は21.5%、最高視聴率は29.5%を記録しています。

平成12年のヒットドラマ『池袋ウエストゲートパーク』

宮藤官九郎脚本、長瀬智也主演の作品。池袋で起こる様々なトラブルを、主人公・真島誠が解決していく様を描いて流行し、窪塚洋介や妻夫木聡ら豪華な脇役陣も話題になりました。視聴率は平均視聴率14.9%、最高視聴率は16.2%です。なお、この年は、木村拓哉と常盤貴子が主演の恋愛ドラマ『ビューティフルライフ』も大流行し、そちらは最高視聴率41.3%です。

平成13年のヒットドラマ『HERO』

木村拓哉演じる型破りな検察官、久利生が主役のドラマ。久利生のコンビ役雨宮は松たか子が演じています。平均視聴率は34.3%、最高視聴率は36.8%だった本作は、人気を受けて後にシリーズ化。2006年に単発ドラマ、2014年に第二シリーズが制作された他、2007年と2015年に劇場版も公開されています。

平成14年のヒットドラマ『空から降る一億の星』

明石家さんまと木村拓哉のダブル主演という異色なキャスティングが話題となったドラマ。明石家さんまは、深津絵里演じる妹と二人暮らしの刑事役で、妹は木村拓哉演じる見習いコックの片瀬に惹かれます。しかし3人にはそれぞれ秘密があり、事態は思わぬ方向に向かっていくというサスペンスストーリーです。平均視聴率は22.6%、最高視聴率は27.0%でした。

平成15年のヒットドラマ『GOOD LUCK!!』

ドラマの舞台は全日空。木村拓哉演じる若手パイロット新海を主人公に、彼を取り巻く同僚達の恋愛と仕事を描いた作品です。ヒロイン役は柴崎コウが演じましたが、ありがちなキャビンアテンダントという設定ではなく、航空整備士という役柄が斬新でした。平均視聴率は30.6%、最高視聴率は37.6%を記録しています。

平成16年のヒットドラマ『プライド』

アイスホッケーに情熱をかける青年とOLが恋に落ちるラブストーリーですが、恋愛模様だけでなく、ホッケーチーム内の人間関係もリアルに描き、スポ根要素も楽しめたことがヒットにつながった作品です。主役のホッケー選手里中は木村拓哉、相手役のOL村瀬は竹内結子が演じました。平均視聴率は25.2%、最高視聴率は28.8%でした。

平成17年のヒットドラマ『電車男』

インターネットの掲示板に投稿された記事を元に、映画や舞台化などもされた人気作品のテレビドラマ版です。伊藤淳史演じるオタクの青年が、電車で出会った伊東美咲演じるOLに恋に落ち、ネット上でアドバイスを受けながら恋愛を進展させていくというストーリー。平均視聴率は21.2%、最高視聴率は25.5%でした。

平成18年のヒットドラマ『西遊記』

誰もが知る中国初のファンタジー、『西遊記』をモチーフにしたドラマ。孫悟空を香取慎吾、沙悟浄を内村光良、猪八戒を伊藤淳史、そして三蔵法師を深津絵里が演じました。内容は原作から大きく改変され、オリジナルキャラクターも多数登場しています。2007年には劇場版も作成されました。平均視聴率は23.2%、最高視聴率は24.7%です。

平成19年のヒットドラマ『華麗なる一族』

山崎豊子作の同名小説が原作のドラマ。1960年代の神戸を舞台に、財閥の万表家の顛末を描いた作品です。原作及び1074年に制作されたドラマでは、万表家の家長、大介が主人公でしたが、本作では大介の長男鉄平を主人公にするアレンジが加えられており、木村拓哉が熱演しました。平均視聴率は23.9%、最高視聴率は関西地区で39.3%を記録しています。

平成20年のヒットドラマ『CHANGE』

本ドラマの主人公は木村拓哉演じる朝倉。小学校の教師をしていましたが、衆議院議員だった父を亡くしたことをきっかけに出馬、政治の素人ながら内閣総理大臣となり奮闘するというストーリーです。ヒロイン役で秘書官として朝倉をサポートする美山は深津絵里が演じました。平均視聴率は22.1%、最高視聴率は関西地区で30.0%を記録しています。

平成11年~平成20年はキムタク無双、ドラマのストーリーも複雑化

木村拓也黄金時代と言っても過言ではないこの十年。各時代の視聴率トップ作品のうち、7本が木村拓哉主演という驚きの結果になりました。 ストーリー的には単純な恋愛ドラマではなく、スキャンダラスな設定やミステリー要素が含まれた作品が流行するようになっています。また、主人公も検察官やパイロットなど、普段垣間見ることができない職業の人たちが多くなっているのも特徴です。

平成21年~30年のヒットドラマの紹介 

平成21年のヒットドラマ『JIN-仁-』

大人気漫画を原作としたSF医療ドラマ。2000年の現代から、幕末時代へとタイムスリップしてしまった脳外科医の主人公、南方を大沢たかおが演じました。南方の居候先の娘で、彼を助けやがて結婚することになる女性、咲は綾瀬はるかが演じています。第一シリーズは最高視聴率29.8%を記録。ヒットを受け、よく年には第二シリーズが制作され、最高視聴率は31.7%を記録しています。

平成22年のヒットドラマ『月の恋人~Moon Lovers~』

人気作家、道尾秀介がテレビドラマ用に書き下ろした小説が原作の作品です。木村拓哉演じるインテリアメーカーの社長葉月が、中国市場進出のために渡った上海で、インテリアデザイナーの二宮、モデルの大貫、そして中国人のリュウという3人の女性と出会ったことで人生が変わっていくストーリー。 二宮は篠原涼子、大貫は北川景子、リュウはリン・チーリンが演じています。平均視聴率は16.8%、最高視聴率は22.4%でした。

平成23年のヒットドラマ『家政婦のミタ』

市原悦子主演のサスペンスドラマ『家政婦は見た!』をもじった本ドラマ。松嶋菜々子が、依頼を受ければ犯罪行為でもなんでもやる無表情の家政婦、三田を演じて大ヒットしました。本作に出演したことで、本田望結や中川大志と言った子役がブレイクするきっかけにもなりまいた。平均視聴率は25.2%、最高視聴率は最終回の40.0%という驚異の数字を叩き出しました。

平成24年のヒットドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』

米倉涼子主演、特定の病院に所属せずフリーランスで外科医として働く女性を描いた作品です。通常の医療ドラマでは、手術シーンは手元だけ専門家が行うのが常ですが、本作では米倉自身が演じています。追求したリアル感がヒットし、第五期まで制作される人気シリーズとなりました。

平成25年のヒットドラマ『半沢直樹』

銀行内部での不正を扱った経済ドラマ。恋愛ドラマなどに比べて視聴率が取りにくいジャンルでありながら、堺雅人演じる主人公半沢直樹の強烈なキャラクターが人気を博し大ヒットした作品です。半沢の「倍返しだ!」というセリフも大流行しました。最終話の視聴率は42.2%という高記録です。

平成26年のヒットドラマ『花咲舞が黙ってない』

『半沢直樹』の原作小説作家でもある池井戸潤による小説が原作です。杏演じる花咲と、上川隆也演じる相馬という東京第一銀行のトラブル解決係が、銀行内の様々な問題を解決していくというストーリー。平均視聴率は16.9%、最高視聴率は18.3%です。翌年には第二シリーズも制作されています。

平成27年のヒットドラマ『下町ロケット』

こちらも池井戸潤による小説が原作の作品。平成23年にも一度ドラマ化された人気原作です。阿部寛演じる小さな精密機械製造所の社長、佃が様々な逆境に立たされつつも、ロケット部品製作に奮闘するストーリー。平均視聴率は18.5%、最高視聴率は22.3%でした。

平成28年のヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』

通称「逃げ恥」として知られる本ドラマ。いわゆる派遣切りにあい、無職になった主人公の女性森山が、父親の紹介によりであった津崎と”契約結婚”をするというストーリー。森山役は新垣結衣、津崎役は星野源です。ドラマ本編に加え、星野源が歌う主題歌にあわせたダンスも”逃げ恥ダンス”として大流行しました。平均視聴率は14.5%、最高視聴率は20.8%です。

平成29年のヒットドラマ『陸王』

池井戸潤による同名の小説が原作です。創業100年の老舗足袋製造会社「こはぜ屋」が、技術力を活かしたランニングシューズ開発を決意、大手スポーツメーカーからの嫌がらせなどトラブルと戦いながら開発を邁進していく物語です。主役で、「こはぜ屋」社長の宮沢は役所広司が演じました。平均視聴率は16.0%。最高視聴率は20.5%です。

平成30年のヒットドラマ『BG~身辺警護人~』

ヒットドラマの常連である木村拓哉主演作品。かつて有名サッカー選手のボディーガードを務めながら、今は軽便として過ごしていた主人公島崎が、新設された身辺警護課に異動したことからストーリーは展開して行きます。島崎の周辺人物も斎藤工や江口洋介といった人気キャストが固めています。5話まで放送された時点の平均視聴率は14.4%です。

月9&恋愛ドラマの衰退と、サラリーマンが主役のドラマの流行

平成21年以降に入ると“月9枠”が衰退し、通常の恋愛ドラマは視聴率ランキングに並ばなくなってきます。 代わりにヒット作を生み出す場となったのが、社会派作品を得意とするTBSの日常劇場枠。医療ファンタジーの『JIN-仁-』や、驚異の視聴率40%越えを記録した『半沢直樹』などの名作を排出しました。『半沢直樹』のブームをきっかけに、この十年で池井戸潤原作小説が次々と映像化されたことも特徴的です。

平成を彩るヒット作

いかがでしたでしょうか?時代ごとにヒット作にも特徴があるのがわかります。視聴率で抜粋していくと、2010年代までは木村拓哉をはじめとするジャニーズ勢の活躍が目立ち、それ以降は多様な作品がヒットしていることが伺えます。 さて、これから迎える新しい元号の時代はどんなドラマがヒットするのでしょうか?