『天装戦隊ゴセイジャー』のモチーフは天使!ゴセイカードで悪しき魂を駆逐せよ!【キャスト・あらすじ(ネタバレあり)】
シリーズ34作目『天装戦隊ゴセイジャー』のモチーフは「天使」
スーパー戦隊シリーズ34作目に当たる『天装戦隊ゴセイジャー』。戦いとは無縁と思われる「天使」見習いたちが、地球を護るため「悪しき魂」に立ち向かいます。 本作のキーワードとなるのは、カードバトルと「悪しき魂」と総称される複数の敵組織です。シリーズ初となるカードバトルシステムを導入した他、一つの敵組織を倒したら新たな敵組織が現れるという敵組織交代スタイルをとることで他作品との差別化を図りました。 それでは、2010年2月から2011年2月に放送された『天装戦隊ゴセイジャー』のあらすじ・メインキャスト・見どころをまとめて紹介します。
『天装戦隊ゴセイジャー』のあらすじ
太古の昔から地球を見守ってきた種族「護星天使」。地球侵略を目論む組織「ウォースター」が、護星界と地上とを繋ぐ「天の塔」を破壊したことによって、彼らは地上に降り立つことができなくなってしまいました。 しかし地球には5人の見習い天使たちが残されており、彼らは地球を護るため「天装戦隊ゴセイジャー」となって悪しき魂と戦うべく立ち上がります。 5人はウォースターを倒しますが、幽魔獣と言われる敵のボス・ビッグフットの筋グゴンが現れ地球を毒に侵そうとします。そこに6人目の戦士・ゴセイナイトが現れ共に闘っていくことになるのです。
『天装戦隊ゴセイジャー』のメインキャスト
ゴセイレッド/アラタ:千葉雄大
「とにかくやってみる」が口癖のスカイック族の青年。おおらかさを特徴とするスカイック族の中でも、とりわけのんびりとした性格をしています。感受性が強く、不穏な空気や人の心を感じ取る能力を持っています。 アラタ役を演じた千葉雄大は、18歳の時、Toppaモデルオーディションに合格したのを機に芸能界入り。本作が俳優デビュー作となります。2018年に放送されたドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』では執事見習いの楠木役を演じ、コメディの才能を発揮しています。
ゴセイピンク/エリ:さとう里香
「何とかなるなる」が口癖のスカイック族の女性で、アラタの年上の幼なじみ。肝が据わっていて面倒見がいい、メンバーのお姉さん的存在です。 エリ役を演じたさとう里香は、2000年後半にバラエティ番組を中心に活躍したグラビアアイドル・タレント。プライベートでは、2017年に女児を出産しています。
ゴセイブラック/アグリ:浜尾京介
ランディック族の青年。直情的で怒りっぽい反面、常に自分を鍛えることを怠らない努力家です。妹・モネとのコンビネーション攻撃は絶大な威力を持っています。 アグリ役を演じる浜尾京介は、16歳の時、舞台『ミュージカル・テニスの王子様』の菊丸英二役で俳優デビュー。その後も、映画、舞台を中心に活躍しましたが、2014年公開の映画『クジラのいた夏』の出演をもって芸能界引退を発表しています。
ゴセイイエロー/モネ:にわみきほ
「よっしゃー!」が口癖のランディック族の女性でアグリの妹。熱血漢を特徴とするランディック族らしく、猪突猛進で思ったことをすぐ口に出してしまうため仲間とぶつかることも……。 モネ役を演じたにわみきほは、2003年にニコラモデルオーディションでグランプリを獲得した元ニコラモデル。2013年には情報番組『ZIP!』のお天気キャスターを務め、翌年の「好きなお天気キャスターランキング」で総合2位に選ばれました。2016年には日本テレビアナウンサーの田中毅との結婚を発表しました。
ゴセイブルー/ハイド:小野健斗
シーイック族の青年でゴセイジャーのリーダー的存在。冷静沈着で生真面目というシーイック族の特徴を体現したような性格で、融通が利かない頑固な一面を持っています。 ハイド役を演じた小野健斗は、2006年舞台『ミュージカル・テニスの王子様』の柳蓮司役で俳優デビュー。その後も舞台を中心に活躍しています。
「ゴセイジャー」に協力するキャストたち
天地望/中村咲哉
アラタが出会った小学4年生の男の子。通常ゴセイジャーは、混乱を避けるため戦いの度に地上の人間から自分たちの記憶を消去していますが、友達となった望に限っては記憶を消していません。 天地望役を演じたのは元子役の中村咲哉。本作と同じ2010年放送のドラマ『怪物くん』に高杉よし江の弟役で出演した他、ドラマや映画を中心に活動しています。
天地秀一郎/山田ルイ53世(髭男爵)
アマチュア天文学者で望の父親。アラタ達が護星天使見習いであることを知らないまま、自宅に下宿させ面倒を見ています。 天地秀一郎役を演じたのは、お笑いコンビ髭男爵のツッコミ担当・山田ルイ53世。2015年に開催された「第一回 一発屋オールスターズ選抜総選挙 2015」で初代王者に選ばれています。
敵対勢力「悪しき魂」とは?
1番目の敵:宇宙虐滅(ぎゃくめつ)軍団ウォースター
地球侵略を企てる宇宙人集団。モンス星の大王モンス・ドレイクが様々な星の精鋭たちを引き連れ、宇宙母船インデベーダーに乗ってやってきました。キャラクターデザインのモチーフは飛来する昆虫です。
2番目の敵:地球犠獄集団幽魔獣(ちきゅうぎごくしゅうだんゆうまじゅう)
地球汚染を目的とする邪悪な怪人集団。1万年前にゴセイジャーの先祖である護星天使によって地中深く封印されていましたが、ウォースターの流れ弾が当たったことで復活を遂げました。デザインモチーフとなったのはUMA(未確認生物)です。
3番目の敵:機械禦鏖帝国(きかいぎょおうていこく)マトリンティス
地球と人類の支配を目論むロボット軍団。4500年前に海底に沈んだマトリンティス大陸の生き残り皇帝ロボゴーグが、自身が開発した戦闘ロボット・マトロイドを従えて侵攻してきました。デザインのモチーフは魚介類です。
「ゴセイジャー」6人目の戦士、ゴセイナイトとは?
幽魔獣復活と共に突如現れた謎の戦士・ゴセイナイト。その正体は、1万年前に護星天使と共に幽魔獣を封印した、最強のゴセイヘッダー「グランディオンヘッダー」でした。氷河に埋もれて眠っている間に、地球の「ゴセイパワー」を浴びて超進化していたのです。 ゴセイナイトの使命は、地球汚染源を排除し地球を護ること。当初は地球を害すると判断すれば、人間を危険に晒すことも躊躇しませんでしたが、ゴセイジャーと交流を重ねるうちに考えを改めるようになりました。 同じ使命を掲げるようになってからはゴセイジャーと完全に共闘。6番目のゴセイジャーとして、戦力面はもちろんのこと精神面でも頼もしい味方となったのです。
「ゴセイジャー」の合体ロボは天装巨人
天装巨人とは?
ゴセイマシンやヘッダーが変形、合体することによって誕生する合体ロボのこと。合体する位置や構成するマシンによって能力や技が大きく変化します。ゴセイグレートの他に、ワンダーゴセイグレート、ゴセイグランド等。
ゴセイグレート
ゴセイジャー5人の専用のマシン、ゴセイドラゴン、ゴセイスネーク、ゴセイシャーク、ゴセイタイガー、ゴセイフェニックスが天装合体して誕生する天装巨人。集合コクピットを持ち、全員で操縦します。
【ネタバレ注意】ブレドランの正体とは?
宇宙虐滅軍団ウォースターでは「彗星のブレドラン」、地球犠獄集団・幽魔獣では「チュパカブラの武レドラン」、機械禦鏖帝国マトリンティスでは「サイボーグのブレドRUN」と悪の組織を構成する一員としてブレドランという怪人が存在します。 その正体は、1万年前に幽魔獣を封印した伝説の護星天使「救星主・ブラジラ」。ゴセイナイトの本来の持ち主でもあります。幽魔獣を封印する際、身勝手な理由で仲間の護星天使の命を奪ったため護星界に拘束されていましたが、自ら拘束を解いて1万年後の現代へと逃れてきたのです。 その後、様々な組織へと潜入を繰り返し新たな力を得たブラジラは、救星主となるべくゴセイジャーの前に立ちはだかったのです。
「ゴセイジャー」でブラジラが掲げた地球救星計画とは?
現在の地球を破壊し、新たな星を創ろうという「破壊」と「救星」の計画。幽魔獣を倒し封印した自分の功績を認めないばかりか、地球の環境悪化に対し何の手も打たない護星界に深い憎しみと憤りを抱き、地球もろとも滅ぼそうと考えています。 弱く愚かな者は強く賢い者に傅くことが正義であるという思想を持ち、自らが新しく創った星の「救星主」となって全てを支配するというのが最終的な目的でした。