2018年3月27日更新

原作漫画『響』を徹底解説&映画キャスト!【ネタバレ注意】

響~小説家になる方法~ 1

柳本光晴の大人気コミック『響〜小説家になる方法〜』が、このたび『響-HIBIKI-』として実写映画化されることが決定。今回は気になる原作コミックについてご紹介します。

実写映画化が決定!『響 〜小説家になる方法〜』の魅力とは

『響〜小説家になる方法〜』は、2017年に「マンガ大賞2017」の大賞を受賞した大人気コミック。本作が2018年秋、『響-HIBIKI-』のタイトルで実写映画化されることが決定しました。 2014年から現在(2018年3月)まで小学館の「ビッグコミックスペリオール」にて絶賛連載中の本作品。本記事では、そんな気になる原作コミックの魅力をご紹介します。

「マンガ大賞2017」大賞を受賞した原作コミック

2018年3月現在、8巻まで単行本が発売されている『響〜小説家になる方法〜』。小説家になることを夢見る、ちょっとかわった性格をもつ15歳の女子高生が主人公です。 原作は不況に苦しむ文学誌「木蓮」の編集部が舞台。新人賞の応募規定に沿わなかったためゴミ箱に捨てられた手書きの作品に、ある編集者が目を留めるところから物語が始まります。

あの尾田栄一郎がオススメする作品!

世界的に大人気マンガ『ONE PIECE』の作者として知られる、尾田栄一郎。そんな彼が今回映画化されるコミック『響〜小説家になる方法〜』を絶賛しています。 世界の尾田先生が、新しい主人公の形だとコメントしている本作品。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください!きっと後悔しないでしょう。

原作者、柳本光晴とは?

『響-HIBIKI-』として実写化される、原作のコミック著者は柳本光晴。以前の作品には『きっと可愛い女の子だから』や『女の子が死ぬ話』などを発表しています。 マンガ大賞2017の授賞式では、受賞の連絡を聞いた当時、「マンガは絵じゃないってことが証明されましたね!」とアシスタントのひとりがコメントしたことを振り返り、取材陣を笑わせていました。

小説家をテーマに選んだ理由が気になる!

作品のテーマについて考えた際、メジャーなスポーツがテーマだと書くために相当な勉強が必要ですし、しかも好みのネタじゃなければ連載は難しいと考えた作者の柳本光晴。 そしてマンガで「まだ取り扱われていないテーマ」を考えたときに、絵に起こすのが難しいとされる小説文芸のジャンルをひらめいたそう。キャラクターさえ活かせれば成立するかも、と『響~小説家になる方法~』執筆当時の構想を語っています。

主人公は圧倒的な文才を持つ15歳の響(ひびき)

原作『響 〜小説家になる方法〜』の主人公は、たった15歳にして周りとは比べものにならないほどの文才と、独特の感性を持つ女子高生・鮎喰響(あくいひびき)です。 黒髪のショートヘアに眼鏡で一見おとなしく見える彼女ですが、実際は冗談が通じなかったり、自分の考えを曲げられない"ちょっと変わった"性格の持ち主。身長154センチメートル、体重42キロととても小柄な一方で喧嘩っ早いところもあります。 クラスメイトや編集部のメンバーたちは、天才的な才能を持つ響を理解しようと努力しますが、常識はずれな彼女の行動にいつも振り回されています。

原作コミック『響〜小説家になる方法〜』あらすじ

不況に悩む文芸誌「木蓮(もくれん)」編集部の、新人賞宛に送りつけられたある手書きの原稿用紙。入社3年目・若手編集部員の花井ふみが、応募条件を満たさずゴミ箱に捨てられていたその封筒を偶然見つけます。 封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説で衝撃を受ける花井。鮎喰響(あゆくいひびき)と作者の名前が書いてありますが、それ以外のプロフィールは一切記載が見当たらず……。

若き天才小説家・響役の実写キャストは平手友梨奈

響
(C)2018映画「響 -HIBIKI-」製作委員会 (C)柳本光晴/小学館

天才小説家・響役を演じるのは、欅坂46の平手友梨奈。響は自分の信念を曲げず、自分と意見が対立する人に対しては手をあげるほど。 平手が映画で主演を務めるのは今作が初となります。オファー時には、役を受けるか悩んだそうですが、最終的には響というキャラクターに惹かれ、彼女のことを届けたいと思い、本作への出演を決意したと明かしています。

映画「響」の実写キャストが豪華だと話題!

北川景子、柳楽優弥、アヤカ・ウィルソンら

本作は共演者にも豪華な面々が揃っています。 響の才能を見出す編集者・花井ふみ役は北川景子、小説家を目指しつつも響との才能の差に悩む・祖父江凛夏役をアヤカ・ウィルソンが演じます。 さらに、その他の出演者にも高嶋政伸、柳楽優弥、野間口徹、小松和重、黒田大輔、板垣瑞生(M!LK)が名を連ねており、映画への期待値が否応無しに上がります。

小栗旬も出演!苦労し続ける小説家を演じる

小栗旬が演じるのは小説家・山本春平。山本は芥川賞候補に3回ノミネートされるものの、いつも受賞を逃し、経済的に苦しい生活を送りながら4度目のノミネートに情熱をかけるという役柄です。 小栗は月川作品の『君の膵臓を食べたい』にも出演しており、「言うまでもなく最も信頼している俳優」と監督がコメントしているように、絶賛されています。

監督は『となりの怪物くん』の月川翔&脚本は『とと姉ちゃん』の西田征史

そんな本作の監督を務めるのは、映画『となりの怪物くん』『センセイ君主』など、話題作を次々と手掛けている月川翔。そして、脚本は『TIGER & BUNNY』『とと姉ちゃん』の西田征史が担当します。旬なキャストを、実力派監督たちがどのように演出していくのか、要注目です!

平手友梨奈が明かす撮影現場の雰囲気

平手友梨奈は自身の睡眠エピソードを語っています。お昼ご飯後にすやすやと寝ていたことが監督にバレたそう。また、彼女のマネージャーが毎日オフショットを撮影してるだとか。オフショットも寝顔ばかりが激写されていると平手友梨奈は語っています。 なんとも穏やかな現場なのが伺えますね。

【ネタバレ】映画『響-HIBIKI-』の見どころは?

色々な場面で他者を圧巻する天才文学作家の誕生

映画は、鮎喰響(平手友梨奈)が出版社に送った新人賞への応募原稿を編集者・花井ふみ(北川景子)が偶然手に取ることから物語が展開していきます。 原稿を読んだふみは、その内容から衝撃を受け、絶対に小説にして世に送り出したいと決意。しかし、原稿が入っていた封筒には名前しか書かれておらず、連絡が取れることをただただ祈ります。 一方、幼馴染の椿涼太郎(板垣瑞生)と高校の文芸部に入部した響は、有名小説家の娘で文芸部部長・祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)と出会います。

暴力も厭わない?!ミステリアスな天才作家に周囲が困惑

凛夏と仲良くなり、家にまで遊びに行くようになった響。ある日、凛夏の父・祖父江秋人(吉田栄作)の原稿を取りに来たふみは、響に会い、編集者として猛烈にアタックし、新人賞への応募の了解を得ます。 新人賞候補として最終選考まで残った響。その天才的な構想・文章力から、選考委員の作家らも原稿を読み、息をのみました。 しかし、ふみは、響が納得いかないことを言われたり、友達の悪口を言う人間に対して簡単に暴力を振るうことを知り困惑。その後、響は新人賞に選ばれるも、同時入賞した新人作家・田中康平(柳楽優弥)が叩いた軽口に納得いかず、表彰式でパイプ椅子を手に暴行をはたらき問題となります。

【ネタバレ】「響」の結末は?天才小説家の運命が決まる瞬間

新人賞受賞よりも暴行が問題となった響ですが、作品が賞賛されたことから、次は直木賞・芥川賞とWノミネートを果たします。 人格的な問題から担当になることを悩む出版社や、過去に何度も芥川賞を狙ってきた小説家など、様々な人が思いを寄せる日本小説界の称号。そこでも、賞に無頓着な響がW受賞を果たし、やがて時の人となります。 エンディングでは、暴行問題から本の出版がためらわれていたものの、100万部の刷行が決定。そして、新たに書きたい話ができたと、響はふみに電話で伝えました。

「暴力」というマイナスな面が輝かせた「天才」の姿

すぐに手を出してしまうものの、人を納得させる何かを持っている響。自らの力で色々な人と様々な折り合いをつけていくエピソードの数々も映画の見所のひとつです。 殴る蹴るの描写の頻度には賛否あるかもしれません。しかし、否定的なこの一面が「天才・鮎喰響」を際立たせていたのではないでしょうか。