2018年4月2日更新

『秘密戦隊ゴレンジャー』スーパー戦隊の第1作目が今でも愛される理由【キャスト・あらすじ】

1975年4月から2年間にわたって放送された特撮ドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』。毎年新作を発表し、今や世界中で放映されている「スーパー戦隊シリーズ」の記念すべき第1作目についてあらすじ・キャスト・見どころを紹介します。

スーパー戦隊の歴史はここから始まった!『秘密戦隊ゴレンジャー』

1958年『月光仮面』の放映開始とともに始まった日本の特撮テレビドラマの歴史。『月光仮面』以降、数々の作品が世に送り出されました。 その中でも、1966年の『ウルトラQ』『ウルトラマン』や、1971年の『仮面ライダー』など、「怪獣ブーム」や「変身ブーム」を生み出すほどの大ヒット作品が登場するようになっていました。 その流れを汲んで1975年に登場したのが『秘密戦隊ゴレンジャー』です。カラフルで個性的なヒーローたちが最初から5人揃い、5人全員が力を合わせてて戦うコミカルなストーリーは、当時の子どもたちの心を掴みました。

『秘密戦隊ゴレンジャー』のあらすじ

ある日、世界征服を企む悪の組織「黒十字軍」が、国際的平和組織「イーグル」の日本ブロックに総攻撃をしかけ、日本国内に5つ存在した各支部は全て壊滅してしまいました。そこで、イーグル日本ブロックのトップ江戸川権八総司令は、各支部で奇跡的に生き残った5人を集めました。 秘密工作や精密機械など各分野のスペシャリストから新米隊員まで揃った個性豊かな5人は、特別な訓練を経て「ゴレンジャー」となりました。彼らは新宿駅西口近くのスナック「ゴン」を拠点に、日々黒十字軍の野望を打ち砕くために戦います。

『秘密戦隊ゴレンジャー』のメインキャストを紹介!

アカレンジャー/海城剛役:誠直也

海城剛はゴレンジャーのリーダーで、秘密工作のスペシャリストでもあります。義理人情に厚い熱血漢で、優れた決断力と統率力でゴレンジャーを率います。 誠直也は1971年に映画『現代やくざ血桜三兄弟』でデビューしてから、映画やテレビで活動し続けるベテラン。テレビドラマ『特捜最前線』や『警視庁捜査一課9係』などへの出演で知られています。

アオレンジャー/神命明役:宮内洋

神命明はゴレンジャーのサブリーダです。様々な乗り物の操縦に長けており、ゴレンジャーの専用マシーンでは機長を務めます。クールな性格でキザな言動が目立ちますが、仲間思いという一面も持っています。 宮内洋は本作以外にも『仮面ライダーV3』や『快傑ズバット』、『ジャッカー電撃隊』で変身ヒーローを演じ、変身する役以外でも特撮作品に多く関わっています。

初代キレンジャー/大岩大太役:畠山麦

大岩大太はゴレンジャーのムードメーカーで、精密機械のスペシャリストです。大のカレー好きでスナックゴンでは必ず大盛りカレーを注文しています。中盤で栄転し、一時はゴレンジャーを離れますが、2代目キレンジャーの殉職により、ゴレンジャーに復帰します。 畠山麦は本作以前から数多くのテレビドラマに出演していました。本作の役柄が当たり役となり、本作以後の活躍も期待されていましたが、1978年に34歳という若さでこの世を去りました。

モモレンジャー/ペギー松山役:小牧リサ

ペギー松山はゴレンジャーの紅一点。武器開発と爆発物処理のスペシャリストです。非常に落ち着いた性格で、メンバーの抑え役に回ることもあります。格闘技の腕前も一流です。 小牧リサは本作への出演でブレイクしたものの、結婚・出産を経て引退。引退後はしばらく表舞台から遠ざかっていましたが、2016年に旗揚げされた劇団「桃色旋風」の活動に加わっています。

ミドレンジャー/明日香健二役:伊藤幸雄

明日香健二は関西弁が特徴的なイーグルの新人隊員。動物や自然をこよなく愛する少年です。17歳という若さゆえに未熟な部分もありますが、格闘能力の高さでゴレンジャーの勝利に貢献します。 伊藤幸雄はスーパー戦隊シリーズ第3作目『バトルフィーバーJ』の初代バトルコサック役や『ウルトラマンレオ』への出演で知られていますが、1988年に俳優業を引退しています。

どこか憎めない敵キャラクターたち

本作の人気に貢献した重要な要素の1つが、敵の黒十字軍の存在です。強大な戦闘力を持つ世界規模の悪の組織であるにもかかわらず、各回に登場する怪人たちにはどこか憎めないコミカルなキャラクターたちばかり登場しました。 その上、ゴレンジャーたちが怪人たちを倒す方法にもどこかクスリと笑える要素がありました。 見た目からして「ゆるさ」を感じる怪人の中でも特に有名なのは野球仮面です。野球仮面は2011年公開の海賊戦隊ゴーカイジャーの映画や、2017年に放映された『日曜もアメトーーク!!』の「スーパー戦隊大好き芸人」の回にも登場しました。

「バンバラバンバンバン♪」に聞き覚えはありませんか?

バラエティやラジオ番組で出囃子やジングルとして使用され、ウッチャンナンチャンの南原清隆の愛称「ナンバラバンバン」の元ネタでもあるフレーズ「バンバラバンバンバン」。これは本作『秘密戦隊ゴレンジャー』のエンディング曲「秘密戦隊ゴレンジャー」の冒頭のスキャットです。 また、オープニング曲の「進め!ゴレンジャー」の前奏部分も効果音としてバラエティ番組で多く使用されています。

「ゴレンジャー」は巨大ロボが登場しない戦隊?【ネタバレ注意】

スーパー戦隊シリーズのお約束の1つが巨大化した怪人との巨大ロボット戦です。しかし、巨大ロボットが登場するようになったのはシリーズ第3作目の『バトルフィーバーJ』からで、本作にロボットは登場しません。 その代わりにゴレンジャーの戦力として登場するのは、「バリブルーン」という戦闘機です。バリブルーンは空中からの攻撃や、捜索や救助の手段として大活躍しました。

そんな頼りになるバリブルーンも第42話の終盤で敵の鉄人仮面テムジン将軍に奪われてしまいます。ゴレンジャーの攻撃で既に死にかけていたテムジン将軍はバリブルーンと共に散って行きました。 しかし、ゴレンジャーたちはそれで終わりません。同じエピソードのラストで新しいメカ「バリドリーン」「バリタンク」が登場し、パリブルーンに代わる新たな戦力としてラストまで活躍します。 スーパー戦隊シリーズ第1作目としての記念碑的な立場にとどまらず、個性豊かなキャラクターや特徴的な音楽で40年以上経っても人々から愛され続ける『秘密戦隊ゴレンジャー』。そんな本作をBlu-rayや配信でもう1度触れてみるのはいかがでしょうか?