2018年5月28日更新

伝説のカルトコメディドラマ『俺がハマーだ!』リブートが企画中!?

お騒がせ刑事スレッジ・ハマーが巻き起こす騒動をコミカルに描く1986年のテレビドラマ『俺がハマーだ!』がリブートされるかも?というニュースが、往年のファンを賑わせています。オリジナル版を愛してやまない筆者が、復活する理由を考察します。

カルト的人気を博したテレビドラマ『俺がハマーだ!』が復活する?

アメリカで1986から88年に放送されたコメディ刑事ドラマ『俺がハマーだ!』。日本でもカルト的人気を博したこのドラマがリブートされるかも?というニュースが飛び込んできました。 なぜ21世紀の今になって、『俺がハマーだ!』が復活するのか?現在明るみとなっている情報を元に、その理由を考察してみましょう。

おバカ刑事が大暴れ!コメディドラマ『俺がハマーだ!』とは?

サンフランシスコ市警の刑事スレッジ・ハマーは、マギーという名を付けた愛用の拳銃と寝食を共にし、何かしら理由をつけてはすぐ発砲したがるトラブルメーカー。上司のトランク署長に日々怒られながらも、彼は相棒の女性刑事ドローと共に捜査にあたります。 『ダーティハリー』『刑事ジョン・ブック/目撃者』などの刑事モノから、『博士の異常な愛情』『マックス・ヘッドルーム』といったあらゆるジャンルの映画のパロディを盛り込みつつ、なりふり構わず捜査を進めるハマーの活躍が人気となりました。特にシーズン1最終話でのラストの衝撃は、今なお語り草となっています。

「動くなよ、タマが外れるから!」などのハチャメチャ吹き替えも話題に

『俺がハマーだ!』は日本でも1987年にテレビ放送されました。吹き替えでは、オープニングの「動くなよ、弾丸(タマ)が外れるから!」に代表される“超”意訳セリフに加え、さらにハマー役の羽佐間道夫を中心としたアドリブ演技を多用。元々ハチャメチャな内容を、さらに過激にパワーアップさせたことが好評を博しました。 DVDは2004年にボックスセットが発売されるも即完売。その後2012年と15年にも再リリースされましたが、こちらもすぐに品切れ状態に。ブルーレイによる再発売が望まれるところです。

オリジナル版「ハマー」のクリエイターがリブート版も手がける?

『俺がハマーだ!』は、テレビ脚本家にしてプロデューサーのアラン・スペンサーによって生まれました。彼は、コメディ俳優にして映画監督のメル・ブルックスに憧れてエンタメ業界に入ります。そして、10代の頃から基本プロットを考えていたという、この『俺がハマーだ!』で一本立ちし、瞬く間にヒットメーカーの仲間入りをしました。 噂される今回のリブート版も、生みの親であるスペンサーが大きく関わる模様。彼は、「スレッジ・ハマーというキャラクターが、あらゆる意味で先見性を持っており、復活させるには今が一番良いタイミング」と語っています。 では、そのハマーが持つ先見性とは、一体なんだったのでしょうか?

『俺がハマーだ!』の復活はトランプ大統領の発言がきっかけ?

アラン・スペンサーがリブート版『俺がハマーだ!』の製作を決意した大きな理由として、ドナルド・トランプのアメリカ大統領就任があるようです。というのも、2018年2月にフロリダで発生した高校乱射事件を受け、トランプは「銃を上手く扱える教師がいれば、こうした事件はたちまち終わるかもしれない」と発言、物議を醸しました。 実は、オリジナル版「ハマー」のシーズン1の21話「親はなくとも子は育つ!不良生徒の危険な体験」で臨時の高校教師になったハマーも、「校内暴力を防ぐには学校側も武装すべき」と、トランプと似たようなことを喋っているのです。 もちろん、ハマーのこのセリフはギャグの一環としてのもの。しかし、脚本を書いたスペンサーはトランプ発言を受け、「30年前にハマーが提唱したことが現実になるかも」と思ったそうです。

「トランプがスレッジ・ハマーに見えた」

また、主人公のハマーが銃器をこよなく愛するため、彼が銃保有権を推進する圧力団体「全米ライフル協会(NRA)」のメンバーであるという見方もされています。さらには、前述のトランプ発言がNRAの思想とも通じることから、「トランプとハマーがダブって見えた」という反応もあったといいます。 しかしながら、スペンサーはトランプ支持者でもNRA会員でもありません。それは、彼が自身のツイッターで頻繁にトランプを揶揄するツイートをしていることからも伺い知れます。 リブート版『俺がハマーだ!』が、トランプ政権下の現代アメリカを皮肉った内容になる可能性は高そうです。

リブート版『俺がハマーだ!』は配信サービスで放送される?

スペンサーによると、『俺がハマーだ!』の映画化やリメイクの話は過去にもあったとか。しかし、作品に関する著作権を21世紀フォックスとスペンサーの両者が保有していた関係上、思うように進展しなかったそうです。 現在スペンサーは、権利問題に関してフォックス側と建設的な話し合いをしており、それがクリアになり次第、ケーブルネットワークや配信サービスでの放送を目指し、リブート版製作に着手するようです。 はたして、スレッジ・ハマーの破天荒な活躍が再び見られるのか?今後の動向に注目しましょう!