松ちゃんがドラマ主演?『伝説の教師』を知ってる?
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— 松本人志 (@matsu_bouzu) January 3, 2016
金髪に鍛え上げられた肉体という風貌の現在の松本人志ですが、2000年頃には今からは想像もつかない風貌で連続ドラマ主演をしていたことはご存じでしょうか。 自ら執筆したエッセイ『松本坊主』そのものと言っていいような、坊主頭に細身の体型が特徴的だった松本人志。その彼が初めて主演を飾ったのが、ドラマ『伝説の教師』です。
『伝説の教師』って?あらすじを紹介
このクソの誕生日。 pic.twitter.com/8vEUYev9cG
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松本人志の初主演作品であり、中居正広との共演も大きな話題となったドラマ『伝説の教師』。気になるそのあらすじは、一体どのようなものなのでしょうか。 高学歴のエリート教師であるものの、全くと言っていいほど教職に熱意を感じることができない風間大輔(中居正広)は、日々の仕事をマニュアルどおりに淡々とこなしていました。そんな折、彼の務める学校には新しい教師が担任として赴任してきます。 赴任してきた教師は南波(松本人志)という男で、実は問題の多いクラス2年D組のために他校から連れてこられた名物教師だったのです。 噂とは裏腹に、南波はめちゃくちゃな男でした。誰かれ構わず暴言を吐き、独自の理論を展開する南波に呆れる風間でしたが、彼と行動を共にするうちにしだいに影響され、最終的には彼の教師人生は大きな転機を迎えるのです。
ドラマ初主演!主人公南波を演じるのは松本人志
ええやろ〜。 pic.twitter.com/2yAto1YV2O
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ドラマ出演を頑なに拒否し続けてきた松本人志が、この作品でついに主演を飾ることになります。松本演じる南波次郎は、借金だらけのだらしない毎日を送る中年男でありながら、他校でも噂されるほどの「伝説の教師」。 この問題だらけの男のどこが伝説なのか、ドラマ『伝説の教師』では回を追うごとに明らかになっていきます。 小学生の頃からの幼なじみ、浜田雅功とお笑いコンビを目指してNSCに入学した松本人志。コンビ名をダウンタウンとし、漫才界の注目の若手となると共に、テレビ番組にも多数出演しました。 1989年には2018年現在も続いている長寿番組『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』がスタートしています。 お笑いの賞レースである『M1グランプリ』や『キングオブコント』などでは審査員を務める傍ら、松本自ら企画したトーク番組『人志松本のすべらない話』ではメイン司会を行っています。
問題のクラスの副担任、風間に扮するのは中居正広
私立十二社学園には、教師たちが頭を悩ませるほどの問題クラスがあります。その問題クラス2年D組には、他校でも噂の教師・南波が担任としてあてがわれました。そのクラスの副担任となったのは、風間です。 高学歴で、どんな仕事も卒なくこなすエリートですが、全く熱意や愛情のない空っぽの教師です。 そんな風間を演じるのは中居正広。アイドルグループの「SMAP」に16歳で加入、1991年にはCDデビューも果たしました。アイドル活動と並行して役者としても精力的に活動し、1995年にはドラマ『味いちもんめ』で初めての主役を演じます。 その後も多数のドラマに出演し、バラエティ番組での司会業でも活躍。人気芸人と中居がトークやさまざまな企画を繰り広げる番組も多数ありました。 2016年をもって、SMAPは解散し、中居はソロタレントとしての新しいキャリアをスタートさせました。
永作博美
十二社学園のスクールカウンセラーで、風間にとっても良き相談相手である神宮寺絹香を演じるのは、永作博美です。 永作博美は女性アイドルグループの「ribbon」のメンバーとして芸能活動をスタートさせました。グループ解散後は女優としての活動を本格的に。1995年の『カケオチのススメ』や1998年『冷たい月』などの人気ドラマに出演し、1999年『週末婚』では連続ドラマ初主演を果たしました。 映画にも数多く出演、2013年公開の『四十九日のレシピ』、2015年の『夫婦フーフー日記』で主演を務めています。
竹中直人
多額の借金を抱えている南波は、いつも借金取りに追われています。南波を連日のように追い詰める借金取りの浅井。扮するのは竹中直人です。 お笑いタレントとして芸能活動を開始した竹中直人は、コント演劇を放送する深夜番組でカルト的な人気を得ます。その後、役者としても徐々に活動の場を広げ、脇役ではありましたがテレビドラマにも進出していきました。 ドラマでの活躍も増えた1996年に竹中直人は、NHK大河ドラマの主演という大役を射止めます。大河ドラマ『秀吉』で竹中直人は豊臣秀吉を演じていますが、2015年にも大河ドラマ『軍師官兵衛』で再び秀吉を演じました。
ドラマ『伝説の教師』は松ちゃん発?
わいは松本人志や。
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今日で54や。
これからも頑張るよってにしっかり見といてや。ほんま頼むで。 pic.twitter.com/ubEx0wVXmi
ドラマ『伝説の教師』は、スッタッフクレジットの欄に原案が松本人志となっています。これまでドラマ出演を拒否し続けてきた松本でしたが、この『伝説の教師』は自らが原案を行い主演も務めるという気合の入りよう。 『伝説の教師』は、毎回各話ごとに描かれルテーマが決められており、それに合わせた名言もたくさん飛び出しました。松本は、自分の描きたいこと、伝えたい内容をこれまでとは違ったやり方で表現したいと思ったのかもしれませんね。
『伝説の教師』がきっかけで2人は親友に!
暑中お見舞い申し上げ〜2 pic.twitter.com/5Evn4zmd3l
— 松本人志 (@matsu_bouzu) July 25, 2017
ドラマ『伝説の教師』で主演を務めた松本人志と中居正広。ドラマ終了後に出演したバラエティ番組などで、互いに親友発言をしていますが、きっかけはこのドラマの出演です。 役者を本業にしている人でも、1度共演したからと言って親友と言えるほど親しくなれるとは限りません。多方面で活躍する松本と中居ですが、どうしてこのドラマの初めての共演で互いに親友だと言えるほどの絆を得ることができたのでしょうか。 ドラマ初主演の松本は不慣れなことも多い上に、多数のバラエティ番組のメイン司会を抱えており、多忙を極めていました。そんな松本を気遣い、中居は楽屋を頻繁に訪れ台本の読み合わせや撮影前の打ち合わせにも逐一付き合いました。 中居の真剣さ、真面目さに心打たれた松本は、これまで持っていた「アイドル」に対するイメージを覆されました。 また、芸人が本業である松本は台本に書かれていない、いわゆるアドリブを入れることも多かったとか。思いもよらない、奇想天外なアドリブにも中居は柔軟に対応し、その感の良さにも松本は惚れ込むこととなるのです。
最終回は?
です〜。 pic.twitter.com/6yDfxl8Iw2
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数々の問題行動を咎められ学校側から免職処分をくだされた南波は、姿を消します。そんな彼を見かねた風間は彼の行方を必死で追いますが、なかなか見つかりません。 南波のこれまでの経歴を追ううちに、風間は南波の性格などが現在とは全く異なっていることに気がつきます。一体、南波はいつからどうして変わってしまったのか。 それもそのはず、南波次郎は南波次郎ではなく、実は全く別の人間だったのです。 多額の借金を抱えていた風間の知る南波。彼は借金取りに追われる毎日を送っていました。収入も乏しい彼を見かねた実在の「南波次郎」は、自身の教員免許を託し、彼を教師として働かせ借金を手早く回収することを目論んだのでした。 その事実を知った風間は、これまで自分の知る南波と過ごした日々が忘れられず、もう1度自分を変えてくれた南波次郎に会いたいと、必死で探し回るのです。
『伝説の教師』を観るには?
2018年現在、54歳となってもなお活躍の場を広げ続けている松本人志。最近ではCMにも多数出演し、コミカルな表情を見せています。そんな彼には、若い世代のファンも多いことでしょう。 最近松本人志を松ちゃんを好きになった、また、前から好きだけれどお笑い芸人としての彼しか知らないという人にぜひ観て欲しいのがこの『伝説の教師』です。 しかしながら、2018年現在DVD化されておらず、映像媒体としてはVHSしか販売されていません。じゃあどうすればいいの?という人には、単行本『伝説の教師』がおすすめ。 単行本『伝説の教師』ではストーリーに加えて撮影裏話やエピソードなども楽しめます。