2018年6月12日更新

ジェームズ・ガンってどんな人?「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」監督はB級映画出身!

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監督・脚本・俳優・プロデュースなどマルチな才能を発揮している『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の監督ジェームズ・ガン。実はB級映画が大好き!?その素顔に迫ります。

なんでもこなすマルチな才能を持つガン監督の素顔とは?

2014年の大ヒット作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一躍注目を集めたジェームズ・ガン監督。脚本や製作も自身で手がけ、作品にも自ら出演しています。実は小説も書いていたり、サントラも手がけたり! そんな多方面で才能を遺憾なく発揮しているガン監督の気になる経歴や、おすすめ映画やその他の手がけた作品などを詳しく紹介していきます。

兄弟みんなエンタメ界で活躍中!トロマでキャリアをスタート

ジェームズ・ガンは、1966年8月5日にアメリカ・ミズーリ州セントルイスで生まれました。俳優のショーン・ガン、俳優・作家のマット・ガン、プロデューサーのパトリック・ガン、脚本家のブライアン・ガンは兄弟で、なんと全員がエンタメ業界で働いているという芸能家族! ミズーリ州で育ち、兄弟ともにセントルイス大学高等学校に入学。セントルイス大学では心理学を学び、その後コロンビア大学大学院へ進んでライティング・フィクションの修士号も取得しています。 映画界でのキャリアは、B級映画を専門とする製作会社「トロマ・エンターテインメント」から。初めて脚本を手がけ自身も出演した『トロメオ&ジュリエット』を1996年に製作しています。 2002年にはテレビアニメの実写映画『スクービー・ドゥー』の脚本を手がけ、2004年にロメロ監督のゾンビ映画『ゾンビ』のリメイク作『ドーン・オブ・ザ・デッド』(ザック・スナイダー監督)の脚本を担当しました。

初監督作!SFホラーコメディ『スリザー』(2006)

正式な初監督作品となったのは2006年の『スリザー』。監督の他、脚本を手がけています。クレジットはありませんが、ハンク役として出演もしています。トロマ出身のガン監督ならではのB級ホラー感が満載! アメリカ南西部の田舎町の森に、ある晩突然謎の地球外生命体が出現!その生命体はまるでナメクジのようで、偶然それを発見した町の住人グラントは寄生されてしまいます。 グラント役には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のヨンドゥ役で有名なマイケル・ルーカー、グラントの妻スターラを「スパイダーマン」や「ハンガー・ゲーム」シリーズのエリザベス・バンクスが演じています。

ブラックなヒーローもの『スーパー!』(2010)

2010年の『スーパー!』でも監督・脚本を務めています。主演は『JUNO/ジュノ』のレイン・ウィルソンとエレン・ペイジ。『スリザー』のマイケル・ルーカーも出演している他、リヴ・タイラーやケヴィン・ベーコンもキャスティングされています。 フランクはうだつの上がらないコック。そんなフランクに幻滅した妻サラは、麻薬売人のジョックと浮気してしまいます。ショックを受けたフランクは子供番組のヒーローに感化され、ヒーロー「クリムゾンボルト」と名乗って麻薬売人たちをレンチで叩きのめすことに生きがいを見出します。 ガン監督の大好きなトロマ作品『悪魔の毒々モンスター』の影響が感じられる本作。実はトロマ時代にこのシリーズの『悪魔の毒々モンスター 新世紀絶叫バトル』にも出演しています。また『スーパー!』にもこっそり出演しているようです。

「ガーディアンズ」シリーズで一躍メジャーに!

トロマを離れてからハリウッド・メジャーでの仕事も増え、ついに2014年にマーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を手がけることになります。2017年にはシリーズ第2弾『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の監督・脚本を再び務めました。 「ガーディアンズ」シリーズは「マーベル・シネマティック・ユニバース」のクロスオーバー作品の一つ。ガン監督は2018年の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の製作総指揮も務めています。 ガーディアンズたちのキャストは変わらず、主人公のピーター・クイルをクリス・プラット、ガモーラをゾーイ・ザルダナ、ドラックスをデイヴ・バウティスタが演じています。ロケットの声をブラッドリー・クーパー、グルートとベビー・グルートの声をヴィン・ディーゼルが担当しました。

ウェブシリーズ『ジェームズ・ガンのPGポルノ』 を製作

2008年製作のウェブシリーズ『ジェームズ・ガンのPGポルノ』では、兄弟のブライアンとショーンと組んで監督・脚本・製作総指揮を担当し、出演もしています。 誰でも楽しめるセックスレス・ポルノをテーマとしたシリーズで、ジェームズ・ガンの公式サイトでも動画付きで詳しく紹介されています。2〜5分ほどのショートムービーで8エピソード製作され、当初はSpike.comで公開されていました。

ゲーム『ロリポップチェーンソー』の脚本を手がける

『ロリポップチェーンソー』は2009年に発売されたプレイステーション3/Xbox 360用のゲームソフトで、グラスホッパー・マニファクチュアが開発、角川ゲームスが販売しました。ワーナー・ブラザースとグローバルパートナーシップを結んで全世界で100万本以上を売り上げています。 ジェームズ・ガンはこの脚本を担当。ホラーアクションにさらにブラック・コメディの要素も入っているという、かなりお得意のジャンル!18歳未満でも楽しめる通常盤と18歳以上向けのプレミアム・エディションの2バージョンが販売されています。 ストーリーはアメリカ西海岸のサン・ロメロハイスクールを舞台にしたゾンビハントもの。主人公ジュリエットはチアリーダーで、代々ゾンビハンターの家系という設定です。

ロイド・カウフマンと共著したトロマ映画製作の秘密

2010年にはトロマ・エンターテインメントを創設したロイド・カウフマンとともに、『All I Need to Know about Filmmaking I Learned from the Toxic Avenger』を出版しています。 これはトロマ・スタジオの驚愕の映画製作手法を語ったもので、アメリカ映画協会(MPAA)とのレーティング闘争や、いかにB級映画を安く作るかといった内容が書かれています。 タイトルにある「the Toxic Avenger」とはトロマを代表する伝説的B級映画シリーズ『悪魔の毒々モンスター』のこと。つまりこの作品から映画製作に必要なものすべてを学んだという意味!

実体験が元?小説『The Toy Collector』を執筆

コロンビア大学大学院でフィクションのライティングを学んだジェームズ・ガンですが、トロマに入る前に実は小説執筆に着手しています。タイトルは『The Toy Collector』。1999年に完成し、出版されたのは2000年、5年の歳月をかけて書き上げました。 主人公ジェームズ・ガンは病院で働きながら薬を盗んでは、彼のおもちゃコレクションを維持するためにその薬を売っている人物。フィクションながら名前も著者と同名、登場するおもちゃもジェームズ・ガンが幼少期に遊んでいたものと思われます。 ジェームズ・ガンは一度セントルイス大学をドロップアウトしてバンド活動をしていたらしく、その間に病院の補助職員として働いていたとのこと。この時の経験が処女作『The Toy Collector』の元になっているようです。

「ガーディアンズ」シリーズの第3弾製作が発表!

ジェームズ・ガン監督の次回作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の第3弾であることが自身のTwitterでアナウンスされました。2020年全米公開が予定されており、3作目も監督・脚本を務めるようです。 また、「アベンジャーズ」シリーズの第4弾も2019年5月3日に全米公開される予定。まだまだガン監督&ガーディアンズの活躍は続くようですね!