2018年7月28日更新

ガバナーがハーシェルとのその後を語る『ウォーキング・デッド』デヴィッド・モリシー&ローリー・ホールデン単独インタビュー

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
©︎ciatr

海外ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン3,4まで登場していたガバナー役、デヴィッド・モリシーと、アンドレア役のローリー・ホールデンが来日!シリーズの中でも悪役としての存在感が強かったガバナーは、その後の新たな悪役ニーガンをどう思う?さらにハーシェルに関する、感動的なエピソードが発覚!

『ウォーキング・デッド』キャストがハリコンのため来日!【単独インタビュー】

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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2018年7月28日、29日に開催されるハリウッド・コレクターズ・コンベンション、通称「ハリコン」。本イベントに出席するため来日した、あの大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のキャスト、デヴィッド・モリシー(ガバナー役)とローリー・ホールデン(アンドレア役)に単独インタビュー! ガバナーといえば、シーズン3~4に登場した眼帯姿が特徴的だった悪役。アンドレアはリックと共に初期から生き延びていたチームメンバーだったものの、ガバナーと恋に落ち、悲しい末路を辿ってしまいました。そんな2人に、当時の撮影を振り返ると共に現在の『ウォーキング・デッド』について、あの“ルシール”と共に伺います。 ガバナー後の悪役・ニーガンについてどう思うか。ハーシェル殺害の背景にあった、デヴィッド・モリシー自身の心境とは?さらに、アンドレアの死にまつわる衝撃の事実が明らかに!?

Q.『ウォーキング・デッド』もシーズン9まで来ましたが、今改めて演じていた時を振り返ると?

ウォーキング・デッド シーズン9
THE WALKING DEAD&c)2018 AMC Network Entertainment LLC.

ローリー「私はアンドレアのことが本当に好きだったわ。あの頃は複雑な時期だったの、ショーを始めたばかりだったし、まだシリーズがどのように展開していくかわからなかったり……判断もその時々で変わったり、そんなことが撮影の背景にあった。でも、アンドレアになることが本当に楽しかったし、彼女を演じられた3年間の日々は楽しかったわ。」 デヴィッド「沢山素敵な思い出があるね。このドラマはやっぱり撮影が過酷だけど、その分やりがいのある仕事だった。共演者やクルーとの素晴らしい友情も含めて、自分にとってはとても特別な時間だったよ」

Q.主人公リック役、アンドリュー・リンカーンの卒業について

アンドリュー・リンカーン
© Everett/Photoshot

ローリー「アンディにとってとても良いことだと思うわ。彼は素晴らしいリーダーだし、番組に沢山のものを遺してくれた。とても愛されている彼だからこそ、彼の愛する家族と一緒に過ごすためにイギリスに戻る時がきたのよ。次のチャプターに向かうための時がね。そしてショーは続いていくの」 デヴィッド「彼なくして、この番組はここまで成功しなかっただろう。ドラマの雰囲気にいつも集中していたし、彼のプロフェッショナルさ、ユーモアさ、コミット具合は素晴らしかった。彼は素晴らしい役者だから、良い状態でショーを卒業して、また今度違うことをするだろう。僕としてはまた舞台の上に立つ彼を見たいし、今後もさらなる役者としての道を進んでいくだろうね」

Q.シーズン前半の悪役・ガバナー的に、その後の新悪役ニーガンをどう思いますか?

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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デヴィッド「ニーガンね、知ってる!(笑)彼が出てきたエピソードのいくつかを観たよ。ジェフリー・ディーン・モーガンとは友人で、彼は本当に素晴らしい俳優だと思う。番組は原作コミックに基づいているから、ニーガンがいずれ登場することはみんな分かっていたことだろう。 ジェフリーは見事にニーガンを演じきっていると思うし、全てのドラマには、やっぱりその時々に良いヴィランが必要だ。脚本家も彼をよく書いているし、ジェフリーは本当に良い仕事をしていると思う。」

ガバナーとニーガン、どっちが“危ない人”だと思いますか?

デヴィッド「ニーガンだと思うな。ニーガンは、ガバナーとはまた違って楽しんでいるよね。ガバナーはどちらかというと、普通の男がどんどん狂気的になっていってしまった感じがする。ガバナーはニーガンほどお喋りじゃないし、ニーガンは彼よりもっと捻くれていて、お互いがかなり異なったキャラクターだと思う」

ガバナーとニーガン、戦ったらどっちが勝つ?

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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デヴィッド「もちろん、ガバナーだよ。疑う余地もないね!」 ローリー「間違いないわ!」

Q.アンドレアの死はかなり悲しく、衝撃的でした。自身のキャラクターが死ぬことを知った時の心境は?

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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ローリー「ああなることは、まったく知らなかったの!あのエピソードを撮影する前日の真夜中に電話をもらって、はじめて知った。だから、誰よりも私がまず驚いたわ。だから心の準備といっても、自分の演じるキャラクターになりきっていたし、物語を語るうえでアンドレアへの愛が日々深まっていたから……(ため息)……胸から血が流れ出るかのような辛さがあったわ。 本当にうまく説明できないの。特に『ウォーキング・デッド』の最初からいたキャラクターで、やっぱり最初にその役柄をどういうものにしていくか奮闘していたから、受け止めきれなかったわ」

Q.『ウォーキング・デッド』誰の死が一番悲しかった?

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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ローリー「デールね。ハーシェルも同じくらい悲しかったけど、私は彼が死ぬ前に死んでたから……。デールの死は本当に悲しかったわ」 デヴィッド「あれは悲しかったね……。キャラクターの死というものは全て悲しい。だって、僕らの友達がその役を演じているわけだから、どうしても彼らを通して友人の死を目の当たりにするような気持ちになってしまう。だからハーシェルを殺さなければいけなかった時も、本当に辛かったんだ。」

こう言っては何ですが、ハーシェルの死は本当に立ち直れませんでした……。

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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デヴィッド「ああ、本当に酷だったよ。脚本を読んだ時、嘘だろう……と頭を抱えてしまった。何故ならハーシェル役のスコット・ウィルソンは僕の親友だし、素晴らしい人だから、彼を殺さなければいけない立場になったことが本当に悲しかった」 ローリー「私が逆の立場だったら、絶対できなかったわ。だから、できて本当にすごいと思う」 デヴィッド「本当だよ……。しかも、当日はみんながハーシェルの卒業を祝ってサスペンダーをセットで着ていたんだ。それだけでも泣けるだろう? それで、僕が彼を殺して……彼がその少し後に死んで……。そのあと、彼がセットで僕のところに来たんだ。そして一緒にドライブにでたよ。あれは本当に、言葉に形容し難いほどカタルシスを感じるものだったね。夕日に向かって走っていって、美しい思い出だったな。 まあ、コンベンションの良いところは別れを告げた皆にまた再会できることだね。今でもスコットとは連絡をとっているし、良い仲だよ」

Q.もし、ガバナーとアンドレアがまだ生きていたら、彼らはどのチームに入っていたと思う?

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ローリー「いつでも“チーム・リック”よ!」 デヴィッド「ガバナーもリックのチームに入ると思うよ。彼は基本的に気に入られようとするから、ニーガンと同じチームにはなろうと思わないだろうね。彼はリックたちを殺そうとした時、何もかも全てを失った復讐心にかられて戦っていたけど、リックとは共存しようと思えばできたはず。逆に、ガバナーとニーガンは共存することは難しいだろうね」

Q.『ウォーキング・デッド』のようなゾンビアポカリプスが来たらどうする?

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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ローリー「家族に会いにいくわ」 デヴィッド「僕も同じだね。『ウォーキング・デッド』がこれほどの成功を収めたのも、この質問のような疑問を、皆が持って考えることができるからだね。このドラマを観ている人が皆聞いてくるんだ、「君ならどうする?」って。モラル的にこうした方が自分は善い人間だ、と思ったとしても悲劇の中で本当にそうできるかはわからない。だから、自分の行動を考えるきっかけになれる。」

Q.撮影中、一番面白かった思い出は?

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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ローリー「多分一番面白かった出来事は、アンドリュー・リンカーンと私がメイクアップトレーラーでマイケルジャクソンの『スリラー』にノリながらゾンビダンスを踊ったことかしら(笑)誰かが動画に撮っていたはずよ」 デヴィッド「そうだね。メイクアップトレーラーは特別で、とにかく面白い空間だった。僕にとっても楽しかった思い出や、深い思い出もいくつかある。しかしこの番組の何が素晴らしいって、毎日が挑戦であることだ。長いシリーズものを撮っていくと撮影がパターン化しがちだけど、そうではなかった。いつも何かを求められるような現場だったよ」

撮影時は猛暑などで苦労したとも伺っています。

ローリー「そうなの……!でも、逆にそれが良かったりした。サバイバルで生き残った人間の、苦しんでいる雰囲気が猛暑があることによってリアルに生まれるから(笑)湿度もすごく高かったけど、実はそれに助けられたこともあったわ。もはや、そんなに気温も湿度も高くない日は、「楽チンすぎるわ、こんなのじゃだめ、私は苦しみたいの!」ってみんなでジョークを言い合っていたものよ」 デヴィッド「ウォーカー役の人たちは皮を被ったり、コンタクトレンズを入れるなどの特殊メイクをしていたから、特に大変だっただろう。全チームが、彼らが脱水症状にならないように気を配ったり、大変な現場であったことは間違いない。でも、それに文句を言ったことはなかったね」

Q.そういえば、お二人とも初来日だと伺いました!

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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デヴィッド「そうだね!まだ着いたばかりだからまだ何も出来ていないんだけど」 ローリー「実は私は今日が3日目(金曜時点)なの。明治神宮に行ったけど、素晴らしかったわ。初日にもたくさんのことをしたわね。サイクリングツアーも最高だったわ!デヴィッドも、絶対に行くべきよ。ご飯も美味しいし、人も親切だし、絶対またすぐに戻ってきたい!」

Q.ハリコンで2人に会うのを心待ちにしているファンに向かってメッセージをどうぞ!

デヴィッド・モリシー ローリー・ホールデン
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デヴィッド「日本に来られて本当に嬉しい。素敵な国だし、ファンの皆さんに会うのが待ちきれないよ」 ローリー「日本に来ることは人生の夢だったし、死ぬまでにしたいことだったの。父が日本に住んでいたし、彼はここで恋に落ちた事もあったみたい。とにかく素晴らしい国だと言っていたのが、理解できた。だから皆さんがハリコンに来てくれることを楽しみにしている!台風だけど……来てくれたら優しく抱きしめたいと思います。」