2020年1月27日更新

朝ドラ『エール』(2020)あらすじ・キャスト一覧 モデルの天才作曲家・古関裕而(こせき ゆうじ)とは?

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窪田正孝(金木研役/東京喰種)
©️ciatr

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2020年朝ドラ前期『エール』は窪田正孝主演で天才作曲家の半生を描く

2020年前期に放送される朝ドラが『エール』に決定しました。 「栄冠は君に輝く」、「六甲おろし」や1964年の「オリンピックマーチ」などを世に送り出してきた天才作曲家・古関裕而(こがゆうじ)と、歌手を目指す妻をモデルとした夫婦の物語を描きます。 主演を務めるのは、実写映画『東京喰種 トーキョーグール』の金木研役などで知られる窪田正孝。窪田演じる主人公の妻役には、二階堂ふみが抜擢されたことが発表されました。 朝ドラと言えば、主に若手女優の登竜門と言われ、“ヒロイン”に注目が集まりますが、今回は異例の男性主演です。男性が主演を務めるのは2014年後期の朝ドラ『マッサン』の玉山鉄二以来となります。

朝ドラ『エール』のあらすじ

福島に住む銀行員の青年・古山裕一こやま ゆういち)と、豊橋に住む女学生・関内音(せきうち おと)。ふたりは文通で愛を育み、電撃結婚します。音楽によって強く結ばれたふたりは、戦前・戦中・戦後を生き抜き、数々の名曲を生み出していくことに。 少し気弱な夫とたくましい妻が織りなす珍騒動に、仲間たちがつぎつぎと加わります。笑いと涙で苦難を乗り切り、そのなかで名曲の数々がうまれていきました。それは、昭和という激動の時代を生きる人々への“エール”となって、響きわたります。

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窪田正孝×二階堂ふみが夫婦役で共演

窪田正孝/古山裕一(こやま ゆういち)

本作の主演を務めるのは、『花子とアン』(2014年)や『ラジエーションハウス』(2019年)、映画「東京喰種」シリーズなどで知られる窪田正孝です。 窪田演じる古山祐一は、福島で代々つづく老舗呉服屋の長男です。気弱でいじめられっ子だった彼はあるとき音楽と出会い、その才能を発揮。独学で作曲を学びはじめます。跡取り息子として商学を学び、伯父が経営する銀行に勤めていましたが、音楽の道を諦められずにいました。 そんな祐一は、あるとき歌手を目指す女学生と知り合い、文通をすることに。やがて彼は、彼女と音楽の道を歩むことを決意します。

二階堂ふみ/関内音(せきうち おと)

古山祐一の妻、関内音を演じるのは、人気女優の二階堂ふみ。映画『ヒミズ』(2012年)や『翔んで埼玉』(2019年)などへの出演で知られています。 二階堂が演じる関内音は、豊橋市内で馬具の販売店を営む一家に生まれました。三姉妹の次女である音は、将来は歌手として舞台に立つことを夢見ています。ある日、福島に住む古山祐一という青年が英国の作曲コンクールで入賞したことを知った彼女は、彼に手紙を送り文通をはじめます。 ふたりは結婚し、音も本格的に歌を学ぶため音楽大学に入学。夫の才能を信じて叱咤激励しながら、自らも歌手を目指して邁進します。

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古山家のキャスト/キャラクター

唐沢寿明/古山三郎(こやま さぶろう)

祐一の父、古山三郎を演じるのは唐沢寿明。 三郎は、老舗呉服屋「喜多一(きたいち)」の4代目店主です。三男で店を継ぐことはないだろうと思っていましたが、長男、次男が相次いで亡くなり、店を継ぐことになりました。子供たちには、自分の好きな道を歩んでほしいと願っています。

菊池桃子/古山まさ(こやま まさ)

菊池桃子が演じるのは祐一の母、古山まさ。織物で栄えた川俣の出身です。祐一を養子にしたい兄の茂兵衛と、彼の夢を応援したい夫の三郎の間で板挟みになってしまいます。

佐久本宝/古山浩二(こやま こうじ)

本作には、2016年の『怒り』で映画初出演を果たし、第40回日本アカデミー賞新人賞を受賞した佐久本宝(さくもと たから)も出演します。彼は、その後も映画『凪待ち』(2019年)やドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(2019年)に出演するなど、着実にキャリアを積んでいます。 佐久本が演じる祐一の弟・浩二は、東京に出ていく兄への反発と、強い責任感のため、経営が傾く「喜多一」を立て直そうと地元・福島に残って奮闘します。

風間杜夫/権藤茂兵衛(ごんどう もへえ)

菊池桃子演じるまさの兄で、祐一の伯父である権藤茂兵衛を演じるのは、ベテラン俳優・風間杜夫。川俣で銀行を経営する大実業家ですが、子供に恵まれず、古山家の兄弟のどちらかを養子にしたいと考えています。

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関内家のキャスト/キャラクター

光石研/関内安隆(せきうち やすたか)

映画「アウトレイジ」シリーズやドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズで知られる光石研が演じるのは、音の父・関内安隆です。 主に軍に納品する馬具を製造販売する会社を経営している彼は、優しい良き父親。音楽好きで、娘たちにはさまざまな楽器を習わせていました。

薬師丸ひろ子/関内光子(せきうち みつこ)

薬師丸ひろ子が演じるのは、音の母である関内光子。新しい時代に、女性も自立すべきと考え、3人の娘たちにはそれぞれ好きな道を歩ませたいと考えています。

松井玲奈/関内吟(せきうち ぎん)

アイドルグループSKE48および乃木坂46の元メンバー、松井玲奈は音の姉・関内吟を演じます。吟はおしゃれ好きで、素敵な男性と出会って結婚したいと願っています。

森七菜/関内梅(せきうち うめ)

新海誠監督によるアニメーション映画『天気の子』(2019年)で、ヒロイン・天野陽菜役を演じ知名度を上げた森七菜が演じるのは、音の妹である関内梅。 文学好きで将来の夢は小説家。懸賞小説に応募したりしています。

そのほか音楽関係者のキャスト/キャラクター

山崎育三郎/佐藤久志(さとう ひさし)

主にミュージカル俳優として活躍している山崎育三郎が演じるのは、祐一の幼なじみの佐藤久志。県議会議員の親を持ち、裕福な育ちの久志は、のちに東京の音楽大学を卒業し、歌手として祐一の曲を歌い人気を博します。 佐藤久志は、実在した歌手・伊藤久男をモデルにしています。

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中村蒼/村野鉄男(むらの てつお)

テレビドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス2011〜』(2011年)などへの出演で知られる中村蒼が演じるのは、祐一の幼なじみの村野鉄男です。 魚屋「魚治(うおはる)」の長男で、父の仕事を手伝って魚を売り歩いていました。子供の頃はガキ大将でしたが、詩を愛し、のちに作詞家となって、祐一や久志とともに「福島三羽ガラス」と呼ばれ、人気を博します。

森山直太朗/藤堂清晴(とうどう きよはる)

歌手の森山直太朗が演じるのは、祐一の小学校のときの担任・藤堂清晴です。 音楽教育に熱心で、祐一の作曲の才能をいち早く見出した人物。祐一が大人になってからも、良き相談相手になります。

古川雄大/御手洗潔(みたらい きよし)

「テニスの王子様」(2008年〜2009年、2013年)や「エリザベート」(2012年、2015年、2016年)など、数多くのミュージカルへの出演で知られる古川雄大が演じるのは、音の歌の先生である御手洗潔です。 御手洗は、音楽を学ぶためドイツに留学した経験があります。

モデルとなった天才作曲家・古関裕而とは

朝ドラ『エール』で窪田正孝が演じるのは、天才作曲家・古関裕而をモデルにした古山裕一。古関は生涯で約5000曲を生み出した作曲家で、地元福島市の名誉市民でもあります。 1909年に生まれ、1989年にその生涯をとじた古関は、文化に貢献した人物に送られる紫綬褒章を受章し、その人生を称えられました。 彼は多くの軍歌、歌謡曲、応援歌を残し、現在でも歌い継がれている全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」、1964年に東京で開催されたオリンピックの「オリンピック・マーチ」など多くの名曲を世に残した人物です。

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朝ドラ『エール』は2020年3月30日放送開始!

第102作目の朝ドラ『エール』は、2020年3月30日から放送が開始されます。ともに人気俳優である窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロイン役ということで、多くの注目を集める本作。 激動の昭和を音楽とともに生き抜いた夫婦の物語は、見逃せない展開になりそうですね!