カメレオン女優・安藤サクラが出演したおすすめのドラマを紹介
安藤サクラとは、1986年2月18日に俳優・奥田英二と安藤和津(エッセイスト)の次女として生まれました。姉は映画監督の安藤桃子。 また夫は俳優・柄本明と女優・角替和枝の長男である柄本佑。そして夫の弟が俳優・柄本時生という超芸能一家。2017年3月に第一子となる女の子が誕生しました。
1.『風の果て』
2007年にNHKの木曜時代劇枠で放送されたドラマです。これまでゲスト出演という形でテレビドラマに出たことはあったものの、安藤サクラにとって、これが記念すべき連続ドラマ初出演となりました。 この作品で彼女は、同世代の若手俳優・福士誠治や斎藤工らとともに主演の佐藤浩市、石田えり、仲村トオルそれぞれの青春時代を演じています。原作は藤沢周平による長篇時代小説。 主人公の桑山又左衛門(佐藤浩市)は上村家130石の次男。ふと53歳の初夏に自らの老いを感じたことから、若き日の青春時代をふり返ります。 桑山満江は、桑山家180石の長女で主人公・上村隼太の妻となる女性。代々女系だったため上村家の次男である隼太を婿に迎えました。そんな満江の青春時代を安藤サクラが演じています。
2.『野田ともうします。』
2010年、NHKによって製作されたワンセグドラマです。本作は柘植文によるコメディ漫画『野田ともうします。』が原作。主演に江口のりこを迎え、当初は全3回の放映予定でした。 しかし視聴者からの人気投票で1位を獲得したことから、レギュラー番組として放映されることが決定し、シリーズ化!各20回のシーズン3まで放送されました。 このドラマで安藤サクラは東京平成大学の部長役としてレギュラー出演しています。2010年から2013年まで続いた大人気シリーズに加え、2011年12月24日にはクリスマススペシャルも放送されています!
3.『それでも、生きてゆく』
2011年フジテレビ系の「木曜劇場」枠にて瑛太主演で放送されました。近年では珍しく原作ものではない脚本家・坂本裕二によるオリジナルストーリー。 ある事件を背景に悲しみを背負った男女が出会ったことで、物語は動き始めます。1996年から2011年夏を舞台に、それまで止まったままだった家族が悲劇を乗り越え、懸命に生きる様を描いた作品です。 主人公の深見洋貴(瑛太)は、母から妹の世話を頼まれていました。しかしそれを守らなかった結果、妹が殺害されてしまったことを今でも後悔しています。皮肉なことに妹を殺した犯人少年Aはかつての自分の親友でした。 2011年夏、洋貴の前に現れた一人の女性がいました。双葉(満島ひかり)と名乗るその女性の正体は少年Aの妹。 安藤サクラ演じる臼井紗歩は、更生するため「果樹園農家草間ファーム」で働く少年A(風間俊介)の過去を知る女性です。 この作品で義理の父・柄本明と共演しています。
4.『書店員ミチルの身の上話』
2013年NHK総合「よる★ドラ」枠にて放送。戸田恵梨香主演によるサスペンス仕立ての連続ドラマです。 地元長崎で書店員として働き平凡な人生を送っていた主人公の古川ミチル(戸田恵梨香)が、頼まれて買った宝くじの1枚が2億円の当選券だったことを知り、自分のものにしてしまいます。 幼い頃に母と死別し、父の言われるがままに生きてきました。希望していた進学を諦め、縁故採用の書店に就職し、恋人の上林久太郎(柄本佑)とは結婚話まで出る間柄。 しかしそんな平凡な日々を退屈に思い、東京から来る豊増一樹と不倫をしています。安藤サクラ演じる初山春子はミチルの同期で親友。そして彼女の不倫をとても心配しています。 2億円の当選券と複雑に絡み合う人間模様が非常にスリリングな作品。果たしてミチルの運命やいかに! この作品で夫・柄本佑と共演しています。
5.『ゆとりですがなにか』
2016年日本テレビ系の日曜ドラマ枠にて岡田将生主演で放送された宮藤官九郎のオリジナル脚本作品。ゆとり第一世代といわれるアラサー世代の青年たちにスポットを当て、恋愛から社会問題まで彼らが直面したさまざまな葛藤を描いたヒューマンドラマです。 食品会社の営業マンとして働く坂間正和(岡田将生)は、周囲から「ゆとり世代」と揶揄され、後輩にも振り回されるという悩める役回り。 安藤サクラ演じる宮下茜は、正和と同期入社で彼女。入社以来くっついたり離れたりを繰り返していますが、社内では彼との恋愛関係を秘密にしています。
スペシャルドラマの制作で裏付けられた人気
『ゆとりですがなにか』人気に伴い、2017年に制作されたスペシャルドラマ『ゆとりですがなにか純米吟醸純情編』。カリスマ店員と呼ばれ、有能だった茜でしたが、結婚をして幸せになることを夢見ていました。 連続ドラマで正和からプロポーズを受けた茜。その後スペシャルでは妊娠が発覚します!
6.『ママゴト』
2016年にNHKのBSプレミアムにて放送。松田洋子による同名漫画が原作となったヒューマンドラマです。スナック「アムール」を1人で切り盛りする恩地映子(安藤サクラ)は、かつて最愛の我が子を自ら招いた不注意により亡くすという壮絶な過去を持つ女性。 それが大きなトラウマとなり、大の子供嫌いになってしまいました。しかしひょんなことから大滋(小山春朋)という男の子を預かることに。 大滋は映子の親友である滋子(臼田あさ美)の息子で、滋子が住み込みの仕事をするために、預けにきました。そこから2人の"ママゴト"のような生活がスタート。 初めはぎこちなかった映子と大滋。しかし複雑に絡み合う人間模様のなかで、理想の家族像を探し求める姿を描きます。
7.『まんぷく』
2018年10月から2019年3月まで放送された連続テレビ小説です。NHK大阪放送局によって制作され、NHKで毎週月曜日から土曜日まで放送されました。 『まんぷく』は第99作目の朝ドラです。インスタントラーメンの生みの親で、日清食品の創業者でもある安藤百福とその妻・仁子(まさこ)の半生をモデルとし、様々な困難にも負けず、懸命に生き抜いた夫婦とその家族、そしてインスタントラーメンが出来るまでを描いた物語です。 ヒロイン立花福子(安藤サクラ)は、夫で発明家の立花萬平(長谷川博己)を献身的に支える大和撫子タイプ。小学生の頃に父親を亡くし、裕福ではなかったものの母や姉たちの愛情を一心に受けて育ちました。 そのおかげか楽観的でおおらかな性格をしていますが、機転が利くため夫からの信頼も厚く、時には「福子」のアドバイスが「萬平」を助けることも。
ジェットコースターのような人生でも変わらぬ夫婦愛
福子は朝ドラでは珍しい受け身タイプのヒロインです。そして平凡な主婦。そんな彼女の人生をまるでジェットコースターに乗っているかのように波乱万丈なものにしてくれるのが、何を隠そう夫の萬平に他なりません。 そして彼がインスタントラーメンの開発にたどり着くまでには、とてつもなく長い道のりが2人を待っています。気持ちの赴くままに生きる夫を献身的に支え、一番の味方となる福子。 なぜなら福子こそが夫の発明家としての才能を誰よりも信じているから。そんな萬平のモットーは、人々の役に立てる物作りです!
朝ドラ史上初ママさんヒロインの誕生!
2017年6月に長女を出産したばかりの安藤サクラが、同年10月にオファーされた立花福子役をなぜ受けたのか!そこにはNHKが約束した育児サポートと夫、そして芸能一家である両家族からの強い勧めがありました。 当初は育児との両立に悩み、断ることも視野に入れていましたが、過去に数えきれないほど受けたオーディションの日々を思い出し、憧れだった念願の朝ドラヒロインとなったのです。 そして『まんぷく』は、今後安藤サクラを語る上では欠かせない大きな作品となりました。 どんな役にも憑依するかの如くなりきってしまう彼女はまさにカメレオン女優です!