2020年12月26日更新

【ネタバレ】『ソウルフル・ワールド』で人生の大切な答えが見つかる?ジョーの今後を徹底考察!

『ソウルフル・ワールド』
©2020 Disney/Pixar

2020年12月25日にDisney+で配信が開始されたピクサー新作『ソウルフル・ワールド』。魂の世界を描く本作は、いったいどんな作品なのでしょうか?この記事では本作のあらすじやキャストから、込められたメッセージやトリビアまで解説・考察していきます。

目次

『ソウルフル・ワールド』が伝える“生きる意味”を徹底考察【あらすじ・キャラ】

12月25日からディズニープラスにて配信中!

2020年12月25日に、ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』がDisney+(ディズニープラス)にて配信開始されました。本作は、人の魂の起源を描く作品になっています。 もともと2020年6月に全米公開される予定でしたが、コロナ禍の影響で12月25日に世界配信されることに。この記事では、そんな『ソウルフル・ワールド』のあらすじや見どころ、メッセージやトリビアまで盛りだくさんで解説していきましょう! ※この記事には『ソウルフル・ワールド』の結末までのネタバレが含まれます。本編を未鑑賞の方はご注意ください!

映画『ソウルフル・ワールド』のあらすじを解説

中学校教師のジョー・ガードナーは、ニューヨークでいちばん有名なジャズクラブで演奏することを目標に生きていました。ようやく夢が叶いそうになったとき、彼は下水道に落ちてしまい気がつくと「ソウルの世界」へ。 彼がたどり着いた先では、魂が生まれる前にどんな人間になるかを決める「あなたセミナー」が開かれていました。そこでジョーは、人間として生まれたくないという魂(ソウル)22番に出会います。彼は彼女のメンター(指導者)として行動をともにすることに。 自分が地上に戻るため、ジョーはなんとか22番を説得しようとしますが、彼女には全くその気はありません。そんななか地上にあるジョーの体がまだ「保留状態」だと知った2人は、なんとかして地上に戻ろうとします。

迷子のソウルを地上に戻す活動をしている「国境なき神秘主義団」の協力を得て、病院にいる自分の体を見つけたジョー。焦った彼は22番を巻き込んで地上に飛び込み、病室にいたセラピー猫の体に入ってしまいます。そして22番はジョーの体に。 2人は病院を抜け出し、ニューヨークの街角でトランス状態になっている「国境なき神秘主義団」のリーダー、ムーンウィンドのもとに向かいます。彼によれば、ソウルを入れ替える儀式は惑星の並びが一列になる6時半にしかできないとのこと。 ライブの音合わせは7時。ジョーはなんとかその時間に間に合わせるため、魂が体に戻ったらすぐ音合わせに行けるよう準備することにします。 一方の22番は、はじめは地上で肉体を持って動くことを嫌がっていました。しかし<ソウルの世界>ではできない経験をしていくにつれて、彼女は現実の世界を楽しむようになります。 自分の体で無邪気に動き回る22番を見て、ジョーは自分の人生で今まで知らなかったこと、気づかなかったことをを知っていきました。 約束の6時半。ジャズ・クラブの前でムーンウィンドと待ち合わせた2人でしたが、現実の世界で「人生のきらめき」を見つけかけていた22番は<ソウルの世界>に戻ることを嫌がります。 彼女はジョーの体で逃げようとしますが、ソウルの数が足りないことに気づきジョーを追ってきたテリーに捕まり、2人とも<ソウルの世界>に戻されてしまいました。 しかし気がつくと、22番のバッヂは地上への通行証に変わっていました。カウンセラーたちはよろこびますが、ジョーは彼女のせいで人生を失ったと怒り、22番は通行証を彼に投げつけて去っていきます。ジョーはその通行証を使って地上に戻り、無事にライブを成功させました。 ライブの後、サックス奏者のドロシアに今後はどうなるのかと聞いたところ「この繰り返し」と言われ、ジョーはなぜかがっかりしてしまいます。そんな彼にドロシアは「海にいるのに海に行きたい魚」の話をするのでした。 彼はその意味を考えながら家に帰り、ポケットから22番が地上で集めたものを見つけます。それは取るに足らないものばかりでしたが、彼はそこから彼女が自分の体を通して地上の世界をどう感じていたのかを知りました。そこでジョーは目をつぶってピアノを弾き、ソウルと肉体の間の世界へ。 ジョーは22番に会いたいとムーンウィンドに合流しますが、彼女はジョーとのケンカのあと迷子のソウルになってしまっていました。彼女は通行証を返そうとする彼に襲いかかり、<ソウルの世界>で暴れまわります。 22番に飲み込まれたジョーは、そこで自分を含むこれまでのメンターたちから「人生の目的を見つけなければダメだ!」と責められ「自分には生まれる価値がない」と泣いている22番を見つけるのです。 彼は「人生に目的は必要ない」と言いながら彼女が地上で拾った葉っぱを渡し、やさしく寄り添いました。すると22番はもとの姿に戻り、通行証も彼女の手に。 やっと地上に生まれる準備ができた22番をジョーは地上へ送っていきます。天界に行く覚悟をしていた彼でしたが、カウンセラーのジェリーがもう1度地上に戻れるようにしてくれました。 現実の世界に戻ったジョーは、これからは一瞬一瞬を大切に生きようと決めたのでした。

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<ソウルの世界>の物語 個性はどこからやってくるのか?

『ソウルフル・ワールド』の舞台は宇宙空間にあるという<ソウルの世界>。そこでは地上に生まれる前の魂(ソウル)がどんな人間になるか、「人生のきらめき」を探しています。 監督のピート・ドクターいわく、本作は「なぜ私たちはここにいるのか、私はどこからやってきたのか、何のためにここにいるのか」を問いかける作品だとか。ジャズミュージシャンを目指す主人公のジョーは、生まれる前からその魂に音楽が刻まれているようです。 私たちの魂にはいったいどんな「人生のきらめき」が刻まれているのか。観る者の魂を揺さぶる感動作に仕上がっています。

現実世界と<ソウルの世界>のコントラストが美しい

ジョーが暮らす現実の世界は、ピクサー得意のアニメーションらしい魅力をあわせ持ちながらもリアルな質感が再現されています。 それとは対照的に<ソウルの世界>はファンタジックな世界観です。ブルーやピンクのパステルカラーを中心にした屋外、淡いグレーの屋内など、ファンタジーとSFが入り交じるような美しい空間になっています。 これらの映像のコントラストが、『ソウルフル・ワールド』の世界観を魅力的にしているのは間違いないでしょう。

ジャズの楽曲が作品を彩る!

ジョーが生きる現実の世界は、彼の「人生のきらめき」であるジャズに溢れています。 劇中のジャズソングとジョーのピアノ演奏を担当したのは世界的ジャズ・ミュージシャンのジョン・バティステ。プロデューサーのダナ・マーレイは、レコーディング時に彼の長く美しい指の動きに感動したのだとか。 そこで実際に彼が演奏している手元を撮影し、それをもとにアニメーションを制作したそうです。演奏の素晴らしさはもちろん、映像の美しさにはそんな理由があったのですね。 そのほかにも音楽はナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが担当していたり、伝説的ヒップホップバンド、ザ・ルーツのラブクラフトが声優としても参加していたりと、サウンドトラックに対する並々ならぬこだわりが感じられます。

ピクサーの伝統から外れる“やりたいことが見つからない”キャラ

本作のもう1人の主人公は、「人生のきらめき」を見つけられず、何百年も<ソウルの世界>に留まっている22番。彼女は人間として生まれることを嫌がっています。 これまでのピクサー作品の主人公たちは、はっきりとした「夢」や「目的」を持っていました。2020年8月に日本公開された『2分の1の魔法』では、エルフの兄弟が「魔法で亡くなった父を復活させる」ため、冒険にくり出しています。 これまでピクサーが描いてきたのは「目的を達成するまでの物語」ですが、22番は「目的を“見つける”までの物語」の主人公です。本作で彼女が、そして私たちが見つける「生きる目的」とはいったいどんなものなのでしょうか。

【ネタバレ】<ソウルの世界>の冒険を通して伝えたかったこと

『ソウルフル・ワールド』は、「人生で最も大切な問いの答え」を探る作品です。それは「なぜ生きるのか、生きる目的はなにか」という問い。 主人公のジョーはジャズこそが自分の生きる目的だと信じ、音楽で成功するために日々奮闘しています。そんな彼は、夢が叶おうとした矢先に<ソウルの世界>に行ってしまい「まだ死ねない」と、どうにか地上に戻ろうとするのです。 一方で人間として生まれることを嫌がっていたソウル22番は、なんの夢も目的もないまま地上にやってきてしまいました。しかし彼女には地上のなにもかもが珍しく、ピザや音楽、陽射しや落ち葉などが「人生のきらめき」になったのです。 <ソウルの世界>のジェリーたちは、“「生きる目的」は必要ない”と言いました。彼らが生まれる前の魂に与えようとしている「人生のきらめき」は、「生きる目的」とは関係のないものなのです。 夢や目的を持ってそのために努力するのは素晴らしいことですが、それが実現しなかったとしても、人生は無意味ではありません。 歴史に名を残すような偉人にならなくても、日常にほんの些細な「人生のきらめき」を見つけることができれば、生きることは素晴らしいのです。

【考察】現実社会の風刺?夢中になるうちに迷子になってしまう魂

本作には「ソウルと肉体の間の世界」も登場します。ここには、いわゆる“ゾーンに入っている”地上の人々が魂が浮かんでいますが、地面には異形となってあてもなく歩き回る迷子のソウルもいました。 彼らはなにかにのめり込んでいるうちに、恐怖と強迫観念に支配されてしまった人々の魂です。「国境なき神秘主義団」はそんな彼らを救う活動をしていました。 ムーンウィンドによれば、迷子のソウルには“ゾーンに入っている”ソウルが変化したものもあるとのこと。最初は楽しかったことも、やりつづけるうちに「成果を出さなければ」という恐怖と強迫観念に変わっていく場合があるのだとか。 迷子のソウルは恐ろしい見た目をしていますが、その中ではもともとのソウルが怯えて縮こまっていました。現代社会に生きる私たちには、思い当たる節があるのではないでしょうか。

【考察】ドロシア・ウィリアムズが語った言葉の意味とは?

あこがれのジャズ・ミュージシャンと念願のライブを大成功させたジョーでしたが、思ったほどの満足感は得られませんでした。そんな彼にドロシア・ウィリアムズは「海にいながら海を求める魚」の話をします。この話はなにを意味しているのでしょうか。 本作のメッセージと合わせて考えるとわかりやすいかもしれません。いやいやながらも現実の世界に飛び込んだ22番は、生きる意味や目的を見出す前にその楽しさを知りました。長く生きていればなんとも思わないようなことが、彼女には1つひとつ輝いて見えていたのです。 一方でジョーは音楽こそが自分の生きる目的だと信じ、夢を追って生きていました。それが悪いわけではありませんが、遠くにある夢や目的にフォーカスしすぎると、いま自分の身近にあるものが「素晴らしい海」ではなく「ただの水」に見えてしまうのではないでしょうか。 ジョーはこの話と22番が残した「ガラクタ」を見てそのことに気づきました。そしてそれが、彼の決意につながっているのです。彼はこれから、自分の身近にあるものの価値ひとつひとつを大切にしながら生きていくのでしょう。

【ネタバレ】『ソウルフル・ワールド』に隠されたトリビアを一挙紹介!

イースターエッグはどこに隠されていた?

『ルクソーJr』
© Buena Vista/zetaimage

ピクサー作品といえば、定番のイースターエッグがいくつかあります。まずはピザ・プラネットの車と「A113」ですが、この2つは同じシーンに登場します。「万物の殿堂」にごちゃごちゃといろいろなものが置かれている中にありますので、がんばって探してみてください。 おなじみのピクサーボールは、色で探そうとしなければ比較的見つけやすいでしょう。22とジョーが「ソウルと肉体の間の世界」に行く途中のシーンで登場します。

ピクサー次回作「ルカ」に関連するポスター?

地上に戻ってきたジョーが街中を歩いているシーンでは、ピクサーの次回作「ルカ」につながっているかもしれないイースターエッグがあります。 それは旅行代理店の窓に貼られた「Visit PORTO ROSSO(ポルト・ロッソへ行こう)」というポスター。なんとなくイタリアっぽい地名の場所への旅行をすすめるこのポスターには、水彩画のような海辺の街の景色が描かれています。 「ルカ」の舞台はイタリアの海辺の街であることが発表されているので、もしかしたら関係があるのかもしれません。 また「ルカ」の監督であるエンリコ・カサローザは、宮崎駿の大ファンとしても知られています。やはりイタリアの海辺の街が舞台になっている『紅の豚』(1992年)のポルコ・ロッソにちなんで、この地名が付けられている可能性もありますね。

『ハミルトン』「ヒプマイ」のあの人たちがラップを披露

22番の「人生のきらめき」を見つけるためジョーの「自分の殿堂」にやってきた2人は、彼が学生時代に組んでいたラップグループの思い出を見つけます。 このシーンで流れるラップ「Rappin ced(ラッピン・セド)」を書き下ろし、パフォーマンスしたのはポール役のダヴィード・ディグス。彼はラップをメインにした大ヒットブロードウェイミュージカル『ハミルトン』のオリジナルキャストとして知られる人物です。 また日本語吹替版では、同じくポール役の木村昴がこのラップの訳詞とパフォーマンスを担当しています。彼もラッパーとしても活躍しており、アニメ『ヒプノシスマイク』の山田一郎役で大人気。 ほんの短いパフォーマンスですが、こんなところにも本作の音楽に対するこだわりが感じられます。それぞれのファンにとってもうれしい演出なのではないでしょうか。

あんな人物からこんな人物まで!22番に手こずったメンターたち

22番がジョーに出会うまで多くの偉人たちが彼女のメンターになりましたが、だれも22番を地上に生まれる気にはさせられませんでした。 彼女を投げ出したメンターは、エイブラハム・リンカーンやマザー・テレサ、モハメド・アリ、アルキメデス、マリー・アントワネットなど歴史に名を残す偉人ばかり。 ここに名前を挙げた人物以外にも、22番は何人かの偉人メンターについて言及しています。

エンディングのあとのシーンが映画館向けに

当初映画館で公開される予定だった本作には、エンドロール後に短いシーンがあります。それが完全に映画館向けに作られているので、配信で観ると少し違和感があるかもしれません。 少しさみしい気持ちにもなってしまいますが、それも2020年の作品として印象に残るのではないでしょうか。

『ソウルフル・ワールド』の登場キャラクター&声優を紹介

ジョー・ガードナー役/ジェイミー・フォックス(吹き替え:浜野謙太)

「ソウル」ジョー・ガードナー
©Supplied by LMK/zetaimage

主人公のジョー・ガードナーを演じるのは、ジェイミー・フォックスです。 2004年には、伝説的ソウルミュージシャン、レイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)や『ベイビー・ドライバー』(2014年)などへの出演でも知られています。 彼が演じるジョーは、プロのミュージシャンを夢見る中学校教師。夢を追うだけでなく、生徒にも真剣かつ親切に向き合う良き指導者で、仲の良い隣人たちに囲まれて人生を謳歌しています。 日本語吹替版でジョー役を務めるのは、俳優でミュージシャンの浜野謙太。多くのドラマや映画で俳優として活躍しており、アニメーション映画への声の出演は今回が初めてです。

魂(ソウル)22番役/ティナ・フェイ(吹き替え:川栄李奈)

「ソウル」22 ジョー・ガードナー
©Supplied by LMK/zetaimage

(画像左) 生まれたばかりの魂(ソウル)22番を演じるのは、ティナ・フェイ。彼女はアメリカの人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で女性初のヘッドライター(脚本チームのトップ)として知られており、エミー賞など数多くの賞を受賞しています。 2004年には映画『ミーン・ガールズ』で脚本と出演を兼任し、女優としても活躍。英語版『崖の上のポニョ』ではリサを演じました。 22番は人間として生まれるのを嫌がり、何百年もソウルの世界にとどまっています。ソウルの世界に迷い込んだジョーとの出会いによって、彼女は変わっていくのでしょうか。 日本語吹替版で22番を演じるのは、川栄李奈です。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017年)以来、2度目の吹き替え挑戦となります。

カウンセラー・ジェリー/複数名

<ソウルの世界>で、地上に生まれる前のソウルたちに性格を与えるのがカウンセラー、ジェリーの仕事です。 カウンセラーは複数名いますが、その全員の名前がジェリー。実際は宇宙の神秘のような存在ですが、人間の頭でも理解できる形になっています。 英語版で声を担当しているのは、2021年公開の『ザ・スーサイド・スクワッド』への出演でも注目されているアリシー・ブラガ、『アバター』(2009年)のウェス・ステュディなど。日本語吹替版では、北西純子や多田野曜平らが演じています。

テリー/レイチェル・ハウス

<ソウルの世界>の勘定係であるテリー。天界にあるべき魂が1つ足りないことに気づき、ジョーを追いかけます。 声を担当するのは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)でグランドマスターの部下トパーズ・カルロを演じたことでも知られるレイチェル・ハウスです。ディズニーアニメーション映画『モアナと伝説の海』(2016年)ではタラおばあちゃんの声を担当しました。

ムーンウィンド/グラハム・ノートン

ムーンウィンドは「国境なき神秘主義団」のリーダーで、迷子の魂を救出する活動をしています。 ムーンウィンドの声を担当するのは、英BBCの人気トーク番組『グラハム・ノートン・ショー』の司会者グラハム・ノートン。2020年にはNetflixオリジナル映画『ユーロビジョン歌合戦〜ファイア・サーガ物語〜』にも出演しています。

ドロシア・ウィリアムズ/アンジェラ・バセット

ジョーがあこがれるジャズ・ミュージシャン、ドロシア・ウィリアムズ。彼女のバンドにピンチヒッターとして参加することが決まった彼は、周りも見えずに歩いていたところマンホールに落ちてしまいました。 ドロシアを演じるアンジェラ・バセットは、1993年に公開されたティナ・ターナーの伝記映画『TINA ティナ』で、黒人女性として初めてゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した人物です。 マーベル・シネマティック・ユニバースの『ブラックパンサー』(2018年)では、主人公ティ・チャラの母ラモンダを演じました。

カーリー役/クエストラブ

ドロシア・ウィリアムズのバンドのドラマー、カーリーはジョーの元教え子です。ジョーは彼に誘われてバンドのピンチヒッターとして採用されることになります。 カーリーを演じるのはクエストラブ。彼はヒップホップ史上最も偉大なバンドと呼ばれる「ザ・ルーツ」の伝説的なドラマーです。アニメーション映画への声の出演は初めてとなります。

リバ・ガードナー役/フィリシア・ラシャド

「ロッキー」シリーズのスピンオフ、「クリード」シリーズに出演するフィリシア・ラシャドがジョーの母リバを演じます。 リバはテイラーを経営しており、従業員たちもジョーとは仲が良い様子。彼のステージ衣装は彼女が仕立てているようです。

コニー役/コーラ・シャンポミエ

ジョーが教えている中学校の楽団で、トロンボーンを演奏しているコニー。演じるコーラ・シャンポミエは、本作が映画デビューとなります。

ポール役/ダヴィード・ディグス(吹き替え:木村昴)

ジョーの近所に住む、宿敵ポールをダヴィード・ディグスが演じます。 彼はラップをメインにアメリカ建国の歴史を描く、大ヒットブロードウェイミュージカル『ハミルトン』で一躍有名になった俳優。2020年5月から配信されているNetflixオリジナルドラマ『スノーピアサー』にも出演しています。 ポールの吹き替えを担当するのは、声優・ラッパーとして活躍する木村昴。『ドラえもん』のジャイアン役や『ヒプノシスマイク』の山田一郎役で知られています。 洋画の吹き替えでも、タロン・エジャトンの吹き替えを担当するほか、『SING/シング』(2016年)をはじめとするアニメーション映画などにも出演しています。

続編でない作品の連続公開は、近年のピクサーでは異例!

『2分の1の魔法』
© DISNEY / PIXAR/zetaimage

ピクサーは近年、オリジナル作品と続編をほぼ交互に製作・公開してきました。 2009年の『カールじいさんの空飛ぶ家』のあとに『トイ・ストーリー3』(2010年)、『カーズ2』(2011年)、2012年には新作『メリダとおそろしの森』、2013年には『モンスターズ・ユニバーシティ』、その後『インサイド・ヘッド』(2015年)、『アーロと少年』(2015年)とオリジナル作品が2作つづきました。 そして、『ファインディング・ドリー』(2016年)、『カーズ/クロスロード』の後に新作『リメンバー・ミー』(ともに2017年)を挟んで、2018年には『インクレディブル・ファミリー』、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開されています。 このように、近年は続編2作の後にオリジナル作品1作というバランスで公開してきたピクサー。今回は『トイ・ストーリー4』の後、2020年の『2分の1の魔法』、『ソウルフル・ワールド』と2作のオリジナル作品が連続公開となります。 続編は1作目が好評だったために作られるものです。つまりピクサー作品の多くが2作目、3作目とつづいていくのにふさわしい人気があるということ。 しかし2020年の公開作品をみると、今後ピクサーはオリジナル作品中心のラインナップに変わっていのかもしれません。それはそれで楽しみですね。

監督は『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター

ピート・ドクター
©️Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

本作の監督を務めるのは、『モンスターズ・インク』(2002年)や『カールじいさんの空飛ぶぶ家』(2009年)、『インサイド・ヘッド』(2015年)の監督を務めたピーター・ドクターです。 ピクサーのCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)であるドクター。これまで彼が手がけてきた作品は悲しみや悩み、恐れなどのネガティブな感情がストーリーが進むにつれて楽しみや喜びなどのポジティブなものに変わっていくものが多くあります。 「人生でもっとも大切な質問の答え」とはなんなのか?新作『ソウルフル・ワールド』で、ピート・ドクターが出す答えに注目です。

ピクサー新作『ソウルフル・ワールド』はディズニープラスで独占配信!

『ソウルフル・ワールド』は、当初2020年6月に全米公開される予定でしたが、コロナ禍の影響で劇場公開は中止に。12月25日から世界各国のディズニープラスで独占配信されることになりました。 本作が最速で観られるのはディズニープラスだけ。加入から1ヶ月の無料期間でも『ソウルフル・ワールド』を観ることができますので、家族や友人と一緒におうちで楽しんでみてはいかがでしょうか。

冒険の先に待つのは?『ソウルフル・ワールド』で人生の答えを見つけよう

人間に生まれたくない22番と、夢に向かって邁進するジョー。2人は冒険の先に、いったいなにを見つけるのでしょうか。 監督のピート・ドクターが「23年の歳月をかけて完成させた」という本作は、忙しい日常のなかで「人生のきらめき」を見失っている人々に贈る、ピクサー史上もっとも深い感動作となっています。