2019年7月16日更新

坂井真紀おすすめドラマ16選!『私の運命』主演!

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坂井真紀

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ベテラン美人女優坂井真紀のおすすめドラマを紹介!

坂井真紀は1970年5月17日生まれ、東京都出身の女優です。血液型はB型。 1992年に女優としてデビューし、数々のテレビドラマに出演。1993年にはCDシングル「太陽が教えてくれる」を発売し、その後は歌手としても活躍します。1996年からは映画にも出演するようになり、また2001年からフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『ココリコミラクルタイプ』に、番組開始からレギュラー出演。活躍の場を広げていきます。 主な出演映画には『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』(声優として)『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』『スープ・オペラ』などがあります。 私生活では2009年に、写真家の鈴木心との結婚を発表。公私ともに充実し、今後の活躍がますます期待される、日本を代表する女優のひとりです。

1.『ずっとあなたが好きだった』

『ずっとあなたが好きだった』は1992年に、TBS系列で放送された作品です。『踊る大捜査線シリーズ』『TEAM』などを手掛けた脚本家・君塚良一が今作の脚本を担当しています。 3高(高学歴・高収入・高身長)のエリート銀行員と幸せな結婚をした主人公・西田美和。しかし夫・桂田冬彦には過保護でプライドが高く厳格な性格の母親がおり、冬彦自身もまた“超”が付くほどのマザコンでした。この結婚が過ちだったことを痛感した美和は、結婚したのと時を同じくして再会した初恋の相手・大岩洋介と再び恋に落ち、冬彦との別れを決意するのですが……。 主人公・西田美和を演じたのは、賀来千香子。また美和の初恋の相手で彼女と再び恋に落ちる大岩洋介を布施博、冬彦の母で美和に対し冷たく当たる姑・桂田悦子を野際陽子がそれぞれ演じているほか、美和の夫・桂田冬彦を佐野史郎が怪演。“マザコンでオタクでセックス拒否症”という変態キャラが話題となり、お茶の間に“冬彦さんブーム”を巻き起こしました。主演の2人はもちろん、佐野にとっても今作はブレイクのきっかけとなった作品です。 坂井真紀はこの作品に、浅井なつみ役で出演。美和たちが通っていた高校の後輩で、恋人との子供を妊娠し思い悩むという役どころを演じました。

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2.『ダブル・キッチン』

『ダブル・キッチン』は1993年に、TBS系列で放送された作品です。 保険会社勤務のサラリーマン・花岡忍の結婚によってひとつ屋根の下で二世帯同居をすることになった、結婚後も仕事を続ける現代的な忍の妻・都と、古風な忍の母・真知子が繰り広げる嫁姑バトルの行方を軸に、それぞれの家族や、家に出入りする人々を巻き込んで展開する、笑えて泣ける物語です。 ヒロイン・花岡都を演じたのは、山口智子。また都の夫・忍(演:高嶋政伸)の母で都の姑・真知子役で、前述の『ずっとあなたが好きだった』でヒロインの姑役を演じて話題となった野際陽子が出演しており、同作で演じた過保護で厳格な姑とは違う、明るくおせっかいな新しい姑像を演じたことでも知られています。 坂井真紀はこの作品に、忍の妹で大学生の花岡るみ役で出演。就活に失敗して引きこもったり、トカゲを飼育していたり、翌年放送のスペシャル版では突然国際結婚と妊娠・出産を宣言するなど、何かとお騒がせなキャラクターを好演しています。

3.『私の運命』

『私の運命』は1994年10月から翌1995年3月にかけて、TBS系列で放送された作品です。 結婚式を3ヶ月後に控え、幸せの絶頂にいた主人公・佐藤千秋とその婚約者・鈴木次郎。しかしある日突然、次郎が癌で“余命半年”の宣告を受けてしまいます。これは限りある命を宣告された次郎と、そんな次郎を献身的に支えひたむきに愛し続ける千秋、息子の余命宣告に動揺し新興宗教にすがってしまう母・真理子らの葛藤を軸に、彼らを取り巻く人々の人間関係や、遺児を出産するのか否か、当時の日本における癌治療や告知に関する問題点に鋭く切り込んだ話題作です。 坂井真紀は主人公・佐藤千秋を演じ、主演を務めました。次郎への献身的な愛や、次郎の遺児・昇への愛情表現が話題となり、その演技力が高く評価されています。 また突然の癌宣告に戸惑う千秋の婚約者・鈴木次郎を東幹久が演じているほか、次郎の母・真理子を野際陽子が演じており、前述の『ダブル・キッチン』では坂井と野際は実の母娘役でしたが、今作では嫁と姑という異なる関係を演じています。

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4.『ひと夏のプロポーズ』

『ひと夏のプロポーズ』は1996年に、TBS系列で放送された作品です。 誰もが羨む“3高”の男性との結婚を控え、幸せの絶頂にいた主人公・奥田恵の前に突然現れた一人の女性。彼女はなんと、恵の恋人の子供を宿していました。それまでの幸せな気持ちから一転、奈落の底へと突き落とされてしまった恵は失意の中、会社に辞表を提出。 再就職しようにもなかなか上手くはいかず、途方に暮れる恵を突然の夕立が襲います。雨宿りをする恵の横に現れたのは、コンピューター会社に勤める川島隆。これは偶然の出会いを果たした恵と隆の間に芽生える恋の行方を軸に、彼らを取り巻く7人の未婚男女が繰り広げる、ひと夏の恋模様を描く物語です。 坂井真紀はこの作品で主人公・奥田恵を演じました。アドバルーンコーディネーター見習いを務める、失恋経験が人一倍多い26歳のOLという役どころです。また脇を固める共演陣にも、保阪尚希・高岡早紀・稲森いずみ・仲村トオルら豪華な顔触れが揃っています。

5.『世紀末の詩』

『世紀末の詩』は1998年に、日本テレビ系列で放送された作品です。『高校教師』『人間・失格』などを手掛けたヒットメーカー・野島伸司が、初めて手掛けた日本テレビ系列のドラマとしても知られています。 自身の結婚式で相手に駆け落ちされ途方に暮れる主人公・野亜亘と、学長選挙に僅か1票差で敗れやはり途方に暮れる大学教授・百瀬夏夫は、向かい同士のビルの屋上から飛び降り自殺をしようとしたことがきっかけで出会います。そしてそんなふたりの姿を、子猫のように見つめ、無邪気に笑う少女・ミア。こうして出会った3人は、河南町の廃屋で共同生活を始めることに。 今作は婚約者に捨てられた野亜と、学長選挙に敗れた百瀬が、様々な視点から“愛とは何か”を問いかけていく、一風変わった1話完結形式のラブストーリーです。 主人公・野亜亘を演じたのは、竹野内豊。また飛び降り自殺しようとしたことがきっかけで野亜と出会う、“教授”こと百瀬夏夫を山崎努が演じています。 坂井真紀はこの作品に、野亜たちと同居する謎の少女・ミア役で出演。片言の日本語で話し、食欲旺盛で、過去は一切不明という異色のキャラクターを好演しました。

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6.『ビッグウイング』

『ビッグウイング』は2001年に、TBS系列で放送された作品です。原作:矢島正雄、作画:引野真二による同名人気コミックが原案となっており、矢島は脚本としても参加しています。 舞台となるのは日本の空の玄関口、東京国際空港旅客ターミナルビル。通称「ビッグウイング」と呼ばれるこの場所で、案内カウンター「ツアーデスク」に勤める、心優しいけれどちょっぴりお節介な主人公・吉川久美子が、空港来訪者や搭乗客、そこで働く人々との関わりの中で奮闘し、成長していく過程を描くドラマです。1~2話完結形式となっており、登場するゲストたちが抱える問題に久美子が“お節介”を焼くという形で物語は進行していきます。 主人公・吉川久美子を演じたのは、内田有紀。そして坂井真紀はこの作品で、恋愛下手な久美子の上司・江頭冴子を演じました。また今作でも坂井は野際陽子と共演しており、上司と部下という、また新しい関係を演じています。

7.『初体験』

『初体験』は2002年に、フジテレビ系列で放送された作品です。 27歳にして未だ“処女”であることを気に病む小動物臨床獣医師・高梨真智はある日、小学校時代の同級生で自身の初恋の相手・“フサちゃん”こと広田拓海と再会します。今作は真智と拓海の間に芽生えた恋愛模様と、ふたりと彼らを取り巻く人々が経験する様々な“初体験”、家族や友人たちの日常をコミカルに描く物語です。 主人公・高梨真智を演じたのは、水野美紀。また真智の初恋の相手・広田拓海を藤木直人が演じているほか、真智の2人の親友役として、篠原涼子と坂井真紀が出演しています。坂井真紀はこのうち、真智の小学校時代からの親友・椎名琴美を演じました。水野・篠原・坂井という同世代の女優たちが織りなす、友情の物語もまた、今作の見どころのひとつと言えます。

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8.『エジソンの母』

『エジソンの母』は2008年に、TBS系列で放送された作品です。 世紀の発明王・エジソンには、その過剰なまでの好奇心から、教師たちに「なぜ?」「どうして?」と質問を連発し続け、入学後僅か3か月で問題児として学校を追い出されたという逸話があるそうです。結果周囲の人々から嘲笑されたエジソンでしたが、母・ナンシーだけはそんな彼を見放さず、温かく見守り続けたのだとか……。 今作はそんな“現代版エジソン”と呼ばれるほどの才能を秘めたひとりの小学1年生・花房賢人をめぐり、彼の周りで次々と巻き起こる騒動の行方や、彼を学校から追放しようとする教師や父兄たちと、ナンシーのごとく彼の可能性を信じて優しく見守る母・花房あおいとの闘いの日々を、彼の担任となってしまった女性教師・鮎川規子の視点で描く物語です。 “現代版エジソン”こと賢人の振舞いに戸惑う担任教師・鮎川規子を演じたのは、伊東美咲。そして坂井真紀は、賢人の才能を信じて優しく見守る彼の“現代版ナンシー”の母・花房あおいを演じました。

9.『ごめんね青春!』

『ごめんね青春!』は2014年に、TBS系列で放送された作品です。『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』『あまちゃん』などを手掛けたヒットメーカー・“クドカン”こと宮藤官九郎が脚本を担当しました。 近隣に位置する仏教系の男子高校・東高と、カトリック系女子高校・三女。とある事情から犬猿の仲となってしまった両校が、経営難などを理由に合併することになり、それによって巻き起こる騒動を描く物語。東高OBで同校教師の主人公・原平助と、三女の教師で今作のヒロイン・蜂矢りさを中心にストーリーが展開されていきます。 主人公・原平助を演じたのは、錦戸亮。両校が仲違いするきっかけを作った自身の過去の過ちに怯えながらも生徒たちのために奮闘するという役どころを演じました。また当初は反目し合っていた平助に運命を感じ、次第に惹かれていくヒロイン・蜂矢りさを満島ひかりが演じています。 坂井真紀はこの作品に、淡島舞役で出演。東高校の保健の先生で、勤続20年のベテラン、かつてはマドンナと呼ばれ絶大な人気を誇るも、現在はどちらかというとからかいの対象となっている(が、自身は今でもマドンナのつもり)という役どころを演じました。

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10.『怪奇恋愛作戦』

『怪奇恋愛作戦』は2015年に、テレビ東京系列で放送された作品です。ドラマ『時効警察』などを手掛けた鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが、監督と脚本の両方で参加しています。 カフェを開きたいと夢見るも詐欺に遭ってしまったカフェ店員・消崎夏美、男子生徒からの嘘の告白やデートの誘いに翻弄される定時制高校の音楽教師・揺木秋子、勤務が不定期であることから上司に解雇を言い渡されてしまった建築会社勤務のOL・華本冬の3人の“彼氏なし”アラフォー女子が、吸血鬼や妖怪、人造人間などの怪奇現象に巻き込まれ、友情の力でそれらを乗り越えながら成長していく過程を描く物語です。 主人公・消崎夏美を演じたのは、麻生久美子。また華本冬を、前述のケラリーノ・サンドロヴィッチの妻である女優・緒川たまきが演じています。 坂井真紀はこの作品で、主要キャストのひとりである、揺木秋子を演じました。

11.『破裂』

『破裂』は2015年に、NHK総合テレビで放送された作品です。久坂部羊原作の同名小説が、今作の原案となっています。 「医者は三人殺して一人前」という持論の元、研究を実用化するためなら手段を選ばない冷徹なエリート心臓外科医・香村鷹一郎は、老化した心臓を若返らせることのできる“夢の治療法”を確立し、医学史に名を残そうという野望を抱いていました。しかし完璧と思われたその療法には、心機能が劇的に回復した後に、心臓が破裂し突然死を引き起こすという、とんでもない副作用が潜んでいました。 一方この副作用によって、老人たちが“寝付かず、苦しまずに死ねる”ことにいち早く目を付け、“超高齢化社会の究極の解決”を目指していたのが、官僚・佐久間和尚。佐久間は自身の理想である“ピンピンコロリ”の理論を実践するために、“夢の治療法”を乗っ取ろうと、香村に巧みな話術で近づきます。 その療法の被験者第1号となるのは、心不全のため引退状態にあった名俳優・倉木蓮太郎。実は香村は倉木が愛人に産ませた隠し子で、母と幼い自分を捨てた倉木を恨みながら生きてきました。40年ぶりに再会したふたりは激しく対立しますが、もう一度映画を撮りたいという倉木の執念に根負けした香村は治験を承諾。しかし後になって、恐ろしい副作用が明らかに……果たして香村は倉木を救い、佐久間の陰謀から自身の研究を取り戻すことが出来るでしょうか……? 主人公・香村鷹一郎を演じたのは、椎名桔平。また自身の野望のために香村の研究を利用しようとたくらむ官僚・佐久間和尚を滝藤賢一、かつて香村を捨てた実の父親で、映画への情熱から治験を頼み込む俳優・倉木蓮太郎を仲代達矢がそれぞれ演じました。 坂井真紀はこの作品に、松野公子役で出演。香村のかつての恋人で、職業は弁護士。先ごろ亡くなった香村の担当患者の遺族からの依頼で、香村の医療ミスを訴えるという物語のキーパーソンのひとりを好演しています。

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12.『植木等とのぼせもん』

『植木等とのぼせもん』は、2017年にNHK総合テレビで放送された作品です。俳優・小松政夫原作の自伝的長編小説シリーズ「のぼせもんやけん」が、今作の原案となっています。ちなみにタイトルの“のぼせもん”とは、小松政夫が生まれ育った博多の方言で、“夢中になる人、お調子者”という意味です。 舞台となるのは、1962年。『スーダラ節』で有名な稀代の大スター・植木等と、彼の付き人を務めながら一人前のタレントを目指して恋に仕事に邁進する“のぼせもん”の松崎雅臣(後の小松政夫)が、最強の“師弟コンビ”となって、共に芸能界の荒波を乗り越えていく過程を描く、笑えて泣ける物語です。 主演の2人・植木等と松崎雅臣を演じたのは、山本耕史と志尊淳。ふたりの息の合った演技は小松政夫と、生前の植木等の関係を巧みに再現しています。 また、ハナ肇・谷啓・園まり・伊東ゆかり・奥村チヨなど、時代を彩った大スターたちが実名で登場することも、魅力のひとつです。 坂井真紀はこの作品で、スナックのママ・ツル子役で出演。彼女が経営しているスナックは松崎が足しげく通う憩いの場所で、ツル子は松崎をはじめとする、そこに集う若者たちにとっての良き相談相手であるという設定です。

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13.『監獄のお姫さま』

『監獄のお姫さま』は2017年に、TBS系列で放送された作品です。前述の『ごめんね青春!』同様、宮藤官九郎が脚本を担当しています。 物語は、5人の女たちがとある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(演:伊勢谷友介)を誘拐する場面から始まります。当初は5人がどんな関係で、一体何が目的でこんなことをしたのか、すべてが謎に包まれていましたが、次第に板橋の恐るべき過去が丸裸に。彼は実は、愛人を殺した殺人犯でした。 この誘拐は、その殺人の真相を暴き、犯人として逮捕され未だ刑務所に収監されている前社長の娘・“姫”こと江戸川しのぶ(演:夏帆)の冤罪を晴らすために、同じ刑務所で過ごした5人の女たちによって計画されたもの。しかし復讐は彼女たちが計画した通りに進まず、ハプニングだらけ。果たして彼女たちはそれぞれの得意分野を駆使し、目的を達成することが出来るでしょうか……? 復讐を企てたのは、浮気した夫を刺し、傷害罪で服役していた“ババカヨ”こと馬場カヨ(演:小泉今日子) 明晰な頭脳と抜群の行動力を持つ、「自立と再生の女子刑務所」の刑務官・“先生”こと若井ふたば(演:満島ひかり) 夫の罪を被って自ら出頭した、元指定暴力団組長夫人・“姐御”こと足立明美(演:森下愛子) 資産隠し・脱税・インサイダー取引で実刑判決を受けた、カリスマ経済アナリスト・“財テク”こと勝田千夏(演:菅野美穂) そして坂井真紀が演じた、“女優”こと大門洋子の5人です。「アタシ、女優よ~。」が口癖の洋子は、ある若手俳優にハマりすぎて無謀な追っかけを続けた結果、金が足りなくなり詐欺や横領に手を染め服役していた……という過去を持つ女性です。

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14.『夫のちんぽが入らない』

夫のちんぽが入らない
夫のちんぽが入らない

『夫のちんぽが入らない』は、2019年にフジテレビによって制作され、フジテレビオンデマンド及びNetflixで配信されているドラマです。主婦・こだまが夫との性生活の悩みを綴った同名のエッセイ作品が、今作の原案となっています。 大学時代に恋に落ち結婚を果たしたものの、“入らない”という、誰にも言えない“性の悩み”を抱えた、渡辺久美子・研一の夫婦が、苦しみながらもお互いの関係を見つめ直し、傷つけ合いながらも再び結び合っていく過程を描く物語。前述のとおり、原作者・こだま自身の経験がもとになったフィクションストーリーとなっています。 主人公・渡辺久美子を演じたのは、石橋菜津美。今作では久美子と研一の性の問題が描かれる一方で、小学校教師として働く久美子の奮闘ぶりが併せて描かれています。また久美子と大学時代に出会い結婚した夫・研一を中村蒼が演じました。 坂井真紀はこの作品に、演出を務めたタナダユキとのつながりによって、友情出演をしています。

15.『詐欺の子』

『詐欺の子』は、NHK総合テレビのドキュメンタリー番組『NHKスペシャル』の中で、2019年3月23日に放送された作品です。同年5月にはNHKBSプレミアムで、特別編が放送されています。 舞台となるのは、2019年の東海地方。一人暮らしの小山田光代のもとに、娘をかたる女から詐欺の電話がかかり、以前にも騙された経験のある光代は、騙されたふりをして警察のオトリ捜査に協力。現れた14歳の「受け子」、三浦和人の逮捕に貢献します。 和人を光代の元に送り込んだのは、「かけ子」の嘉川大輔と、「見張り」の遠山元宏。親友同士の2人は、詐欺は「老人の『死に金』を社会に還元する義挙」であるという持論の元、和人をはじめとする未成年の「受け子」を被害者の元へ送り込み、荒稼ぎを繰り返していました。 やがて和人の取調べが進み、遠山も逮捕されてしまいます。様子を窺うために裁判所へと傍聴に出向いた大輔は、そこで光代の証言を聞くうちに、金銭だけでなく、家族間の絆や生命まで奪われて行く被害者の実態を知り、衝撃を受けるのですが……。 主人公・嘉川大輔を演じたのは、中村蒼。詐欺で荒稼ぎをする一方、稼いだ金を足の不自由な母に仕送りするなど、優しい面も覗かせる役どころを演じました。 坂井真紀はこの作品に、嘉川春美役で出演。大輔の母で、離婚した夫のDVによって足が不自由となり、大輔の仕送りによって生活しているという役どころです。

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16.『僕が笑うと』

『僕が笑うと』はカンテレの開局60周年特別ドラマとして制作され、2019年3月26日にフジテレビ系列で放送されたスペシャルドラマです。 舞台となるのは、昭和12年の大阪。大阪理科大学で植物を研究している助教授・鈴木重三郎と妻・誠子は、子宝には恵まれなかったものの、仲良く暮らす夫婦。しかし“母親になりたい”という思いを密かに抱き続けていた誠子は、ある日孤児院を訪れたことをきっかけに、重三郎に孤児を引き取りたいと提案します。 父親として子供を育てていくことに自信が持てない重三郎は当初難色を示したものの、誠子の熱意に押される形で承諾。やがて夫妻の元に、浩太という少年が養子としてやってきます。すぐに浩太と打ち解けた誠子に対し、なかなかぎこちなさが抜けない重三郎でしたが、不器用ながらも徐々に褒めることや叱ることを学び、父親らしく接することが出来るようになります。 浩太の存在は、それまで研究一筋だった重三郎の世界を一変させることに。子供を愛することの生きがいを覚えた重三郎と誠子は、浩太に兄弟を作ってあげたいと、新たに4人の養子を迎え入れ、仲の良い大家族となります。6年が経過し、昭和18年。太平洋戦争が日本という国に暗い影を落とす中、変わらず笑顔の絶えない鈴木家。しかし戦争の影は確実に、鈴木家の未来にも影響を与えようとしていたのです……。 今作は、重三郎と誠子が作り上げた“血の繋がりを越えた大家族”の物語を、平成最後の年に、とある老婦人が“自身の両親と兄弟の話”として、病床から自身の孫たちに語り聞かせるという設定で進行していきます。 主人公・鈴木重三郎を演じたのは、井ノ原快彦。また彼の妻・誠子を上戸彩が演じているほか、現代のパートで自身の思い出を孫に語り聞かせる老婦人を、吉行和子が演じています。 坂井真紀はこの作品に、矢野光子役で出演。鈴木家の娘たちが四つ葉のクローバーを探していたところに、ちょっぴりいわくありげに現れる謎の女性という役どころを演じました。彼女が鈴木家とどのような関係にあるのかという点に、要注目です。

長い芸歴の中で、年齢も性格も異なるたくさんの女性を演じてきた名女優・坂井真紀。そのどれもが印象深く、愛おしい存在でした。自身の人生経験を活かし、これからも活躍してくれることでしょう。とても楽しみですね。