2019年9月28日更新

桜庭ななみ出演連続ドラマ一覧!朝ドラ『スカーレット』出演!

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朝ドラ『スカーレット』に出演する桜庭ななみ

桜庭ななみは1992年10月17日生まれ、鹿児島県出身の女優です。血液型はO型。 「鹿児島県にものすごい美少女がいる」という噂を聞き付けた現事務所のスカウトによって、2007年夏に芸能界デビューを果たすと、翌2008年には女優としてもデビューし、同年公開の『同級生』『体育館ベイビー』で映画初出演。2010年に公開された映画『最後の忠臣蔵』ではヒロインに抜擢され、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする、多数の賞を受賞します。 女優として映画やドラマに数多く出演する一方、CMにも多数出演。特に清涼飲料水「なっちゃん」では“6代目なっちゃん”として一躍お茶の間の人気者となり、その名を広く知られるようになります。また2009年にはTBSのネットドラマ『bump.y』に出演した、桜庭も所属する芸能事務所「スウィートパワー」所属の女優6名で結成された音楽ユニット「bump.y」に参加。2014年6月末に卒業するまで、中心メンバーとしてグループを牽引しました。 2019年は朝ドラ『スカーレット』に出演することが決定しています。

1.『東京少女 桜庭ななみ』

『東京少女』は2008年4月から2009年3月にかけて、CS放送のTBSチャンネルで放送されたオムニバス形式のテレビドラマシリーズです。若手女優が1か月交代で、1話完結のドラマに主演するという独自の形式がとられ、タイトルにも『東京少女 ○○○○』と主演女優の名前が冠されます。桜庭が主演した『東京少女 桜庭ななみ』は、2008年6月期に放送されました。物語は、 幼稚園時代からの親友で運動も勉強もできる万能な千夏(松山メアリ)に、その昔初恋を邪魔された恨みを抱く主人公・ななみが、今度は千夏の恋を壊すことで恨みを晴らそうとする、2008年6月7日放送の第1話「恋より大切なこと」、 思いを寄せる同級生・中村(太賀)が自身の親友・マリコ(志保)を好きだと知ってしまったうえ、マリコにメールアドレスを書いた紙を渡すよう中村に頼まれ傷心する主人公・ななみが、気が進まないままマリコになりすまし、中村にメールを送り続ける、2008年6月14日放送の第2話「鏡の国のななみ」、 20日以上も延滞しているDVDを返しに行く途中で突風に巻き込まれ、不思議な世界にたどり着いた時間にルーズな主人公・ななみが、川縁のガード下で段ボールの中に入った自称強面の男・箱おっさん(林和義)と出会い、自身の恋心をとある女性に伝えてほしいと頼まれたことから巻き起こる騒動を描く、2008年6月21日放送の第3話「おウチに帰れない」、 同じ高校に通う、顔はいいが彼女も友達もいない“イケメンの変人”・田辺(福田雄也)が校舎裏で読書をしている場面に遭遇した主人公・ナナミが、彼と仲良くなりたい一心からあの手この手でアプローチを仕掛けていく過程を描く、2008年6月28日放送の第4話「小さな恋」という4話構成となっており、桜庭ななみはそのすべてで主人公・ななみ(またはナナミ)を演じています。

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2.『赤い糸』

『赤い糸』は2008年に、フジテレビ系列で放送されたドラマ作品です。メイ原作の同名人気ケータイ小説が今作の原案となっており、同時期に同じキャスト、スタッフによる劇場版が公開されたことも、大きな話題を呼びました。 主人公・竹宮芽衣(南沢奈央)は、中学2年の春、幼馴染で片思いの相手・篠崎悠哉(矢崎広)が自身の姉・竹宮春菜(岩田さゆり)を好きだと知り、切ない失恋を経験。そんな時、芽衣は静かな優しさを持つ同級生・西野敦史(溝端淳平)と出会います。ふたりは偶然にも誕生日が“1992年2月29日”という全く同じ日であること、しかも幼いころすでに出会っていたことを知って意気投合。やがて運命的なつながりを感じ始めたふたりは、次第に強く惹かれあっていき……。 今作ではそんな芽衣と敦史の出会いと別れ、切ない恋の行方を軸に、ふたりを取り巻く友人たちとの友情や恋の物語が描かれています。さらには薬物依存やイジメ、リストカットなどといった、当時世間を震撼させた様々な問題にまで深く切り込んだ衝撃作となっています。困難に見舞われながらも、必死に運命の“赤い糸”を手繰り寄せようとする芽衣は、果たして幸せをつかむことが出来るでしょうか……? 桜庭ななみは今作で、芽衣のクラスメート・中川沙良を演じました。中学3年の時に芽衣と出会い親友となった沙良ですが、自身の片思いの相手・高橋陸(木村了)が芽衣に恋をしていることを知り、衝撃を受けます。ついには修学旅行先のホテルの屋上から飛び降り自殺を図り、そのショックで記憶を喪失して大阪へと転校してしまう沙良。そんな沙良の存在はそれ以降、芽衣や彼女の仲間たちの心に、暗い影を落として行くことになるのです。

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3.『ふたつのスピカ』

『ふたつのスピカ』は2009年に、NHK総合テレビで放送されたドラマです。柳沼行原作の同名漫画作品が今作の原案となっており、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと、宇宙を目指す若者たちのハードな日々をリアルに描いた作品となっています。 舞台となるのは、近未来の日本。宇宙ロケットの設計技師だった父の影響から、宇宙への強い関心と憧れを胸に成長した主人公・鴨川アスミ(桜庭ななみ)は、中学を卒業後、新設されたばかりの宇宙学校の「宇宙飛行士養成コース」へと進学。教官の佐野(田辺誠一)が言い放った「宇宙へ行きたいのなら、仲間を蹴落とせ」という言葉に衝撃を受けるアスミは、そこで出会った仲間たちと共に、過酷なサバイバルレースへと巻き込まれていくことになるのです……。 今作はアスミをはじめとする5人の若者たちが、宇宙飛行士を目指して奮闘していく中で、励まし合いながら厳しい訓練に耐え、成長していく過程を描く青春群像劇です。 桜庭ななみは前述の通り、主人公・鴨川アスミを演じ、今作の主演を務めました。幼い頃に、宇宙ロケットの設計士だった父が設計に携わっていたロケット「獅子号」の墜落事故に遭遇し、事故に巻き込まれた母が亡くなるという辛い過去を抱えながらも、前向きに宇宙への憧れを持ち続ける女の子、という役どころです。ちなみに今作が、桜庭にとって連続ドラマ初主演作となります。

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4.『恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜』

『恋して悪魔〜ヴァンパイア☆ボーイ〜』は2009年に、フジテレビ系列で放送された作品です。 永遠の命を得るため、獲物を求めて人間界へとやって来た半人前のヴァンパイア・黒宮ルカ(中山優馬)は、転校生として光陽学院高等学校へ転入。そこで悲しい恋の記憶を抱える女性教師・夏川真琴(加藤ローサ)や、個性豊かなクラスメートたちと出会ったルカは、それまで抱いていた人間への嫌悪感が徐々に薄れていきます。いつしか、真琴に対して淡い恋心を抱くようになるルカ。一方の真琴も、10年前に死別した初恋の相手・歩と似た面差しのルカの存在が、気になり始め……。 今作は愛を知らないヴァンパイアと、愛する恋人に先立たれた過去を持つ女性教師が、運命に導かれるように出会い、禁断の恋に落ちていく過程を描くラブストーリーです。 桜庭ななみは今作で、ルカのクラスメートで演劇部に所属する学級委員・高木香織を演じました。真面目でおとなしい優等生ながら、自分の意見をはっきり言えずに胸に抱え込んでしまう性格。ミステリアスなルカに、いつしか心惹かれていくという役どころです。

5.『僕とスターの99日』

『僕とスターの99日』は2011年に、フジテレビ系列で放送された作品です。 主人公は20年間警備会社でアルバイトをする、天体観測だけが趣味の冴えない男・並木航平(西島秀俊)。韓国の大スターであるハン・ユナ(キム・テヒ)の来日に世間が沸き立つなかでも、航平は全くの無関心でしたが、ひょんなことから、そのユナが日本に滞在する99日間、彼女の専属ボディーガードを務めることに。そのまま普通に生活していれば、決して出会うはずのなかった航平とユナ。今作はそんなふたりが織りなす、“期間限定の恋”の行方を描く物語です。 桜庭ななみは今作で、航平の姪・並木桃を演じました。航平の7歳年上の姉・並木雪子(生田智子)の娘で、自由奔放な母に代わり、幼い弟や妹の面倒を見てきたしっかり者。プロのダンサーを目指す高校2年生で、カラオケ店でアルバイトをしながらダンスの練習を続けているという役どころです。

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6.『妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』

『妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』は2012年に、テレビ朝日系列で放送された作品です。奥泉光原作の推理小説「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」が、今作の原案となっています。 前の大学でリストラ寸前だったところを拾われ、たらちね国際女子大学文学部の准教授となった主人公・“クワコー”こと桑潟幸一(佐藤隆太)は、存在感が無かった自分を変えるべく、“スタイリッシュ”になろうと一念発起。ミステリー研究会の顧問となり、大学内で巻き起こる珍事件・難事件に、持ち前の“妄想力”200%で挑んでいきます。今作はそんなクワコーと個性豊かなミステリー研究会の面々の活躍を描く、“脱力系非本格派ミステリー”です。 桜庭ななみは今作に、神野仁美役で出演。たらちね国際女子大学文学部の2年生で、ミステリー研究会に所属しています。あだ名はその名前から、“ジンジン”。クワコーの捜査に協力する今作のヒロイン的な立ち位置ですが、なぜか大学構内に建てられた段ボールハウスで生活をしている、という役どころです。

7.『私と彼とおしゃべりクルマ』

『私と彼とおしゃべりクルマ』は2012年9月22日・29日に、2週連続のスペシャルドラマとして放送された作品です。 小さな出版社で働く主人公・近野遥香(桜庭ななみ)は、仕事も恋も上手くいかず、消極的に過ごす毎日。そんなある日、誕生日を独りぼっちで過ごそうとした遥香は、自身のクルマ(日産「ラシーン」。色はサンドベージュ)が突如喋り出したことに仰天します。 口うるさく喋りまくるクルマの存在を当初は疎ましく思っていた遥香でしたが、衝突を繰り返すうちに少しずつ“何か”が変わり始めるのを感じます。高校時代に憧れていた先輩との再会や、ヘッドハンティングの打診など、遥香の生活に小さな変化が次々と訪れる中、彼女にとってクルマとの日々は、いつしかかけがえのないものになっていきます。しかし遥香とクルマとのお別れの日は、刻一刻と近づいていき……? 今作は将来に漠然とした不安を抱えながらも、愚痴ばかりで前に進むことを恐れていた遥香が、未来から来たという不思議な“クルマ”の導きによって、小さな変化を感じながら成長していく過程を描く物語です。 桜庭ななみは前述の通り、主人公・近野遥香を演じ、今作の主演を務めました。また遥香とクルマの間にいつの間にか現れ、口数少なく去っていく同僚・田所優作をお笑い芸人のバカリズムが演じており、田所がとる謎の行動の意味もまた、この物語のキーポイントとなっています。

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8.『LAST HOPE』

『LAST HOPE』は2013年に、フジテレビ系列で放送された作品です。 舞台となるのは、帝都大学医学部付属病院「高度先端医療センター」。ここに、診療科ごとに分かれていた先端医療を集約することによって、患者の病気を総合的に診断・治療するという画期的なプロジェクトが立ちあげられ、総合医の主人公・波多野卓巳(相葉雅紀)ら、年齢・性別・キャリア・専門などが全く異なる精鋭ともいうべき医師たちが集められました。彼らの使命は、手の施しようがなく、ほかの医師から匙を投げられてしまった患者たちの“最後の砦”になること。 今作はそんな、“患者に生きる夢と希望を与える”ことを目的に働く医師たちの奮闘を軸に、チームメンバーたちの謎めいた過去が複雑に絡み合い、隠されていた秘密が少しずつ暴かれていく過程を描く、究極のメディカルサスペンスドラマです。前述の相葉のほか、多部未華子・田辺誠一・小池栄子・北村有起哉・小日向文世といった個性豊かな俳優たちが脇を固めています。 桜庭ななみは今作で、高度先端医療センターに勤務する外来担当看護師・時田真希を演じました。今まで出会った医師たちとは違い、患者一人一人に丁寧に時間をかけて診察をする卓巳のやり方に、当初は辟易していましたが、やがて卓巳の人柄や診察に対する姿勢に触れ、少しずつ理解を示していくという役どころです。

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9.『リミット』

『リミット』は2013年に、テレビ東京系列で放送された作品です。すえのぶけいこ原作の同名コミックが、今作の原案となっています。 陽乃高校の2年4組に在籍する主人公・今野水希(桜庭ななみ)は、勉強やメイクなど、どんなことでもそつなくこなし、クラスの中心グループに所属する日常に満足していましたが、ある日そんな完璧ともいえる状況が一変する、とある“事故”が起こります。水希たちがクラスの交流キャンプに出掛けるために乗っていたバスが、山中の崖から突然転落してしまったのです。 多くの生徒が命を落とす中、生存したのは水希を含む女子5人だけ。すぐに来るものと思われた救助もなかなか来てくれず、途方に暮れる水希たち。次第に日常の中では辛うじて押し殺してきたそれぞれの感情が露わになり、やがてそれは生き残りをかけたサバイバルゲームへと発展してしまいます。果たして水希たちは、無事に生きて帰ることが出来るのでしょうか……? 桜庭ななみは前述の通り、今作の主人公・今野水希を演じ、主演を務めました。クラスの“絶対的女帝”である姫澤さくら(高田里穂)をリーダーとするクラスの中心グループに属し、自身の感情を殺して周りの空気を読みながら毎日をそつなくこなす日々を送る水希ですが、そのような性格になったのは、中学時代にある辛い経験をしたためでした。しかし突如経験した事故によって極限状態に追い込まれ、今までひた隠しにしてきた様々な感情を次第に爆発させていくことになるのです。

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10.『ミス・パイロット』

『ミス・パイロット』は2013年に、フジテレビ系列で放送された作品です。旅客機のパイロット候補生たちの成長を描く物語で、撮影にはANA(全日本空輸)が全面協力しており、劇中にも実名で登場しています。 東京・蒲田にある居酒屋の娘・手塚晴(堀北真希)は、素直で嘘がつけない性格が災いし、就職活動は失敗の連続。山と積まれた不採用通知を前に途方に暮れる晴は、ふと目に入ったANAの募集要項を見て、今まで全く興味のなかった航空業界の試験を受けてみようと思い立ちます。 会社説明会に出向いた晴は、自身とは違い長年パイロットを夢見てきたエリートや飛行機マニアたちに圧倒されながらも、なんとか試験にギリギリ合格。女性パイロットを目指し、過酷な訓練に取り組むことになります。これは当時あまり描かれることのなかった“女性パイロット”という職業を目指す若い女性たちの姿を描く、恋あり、仕事ありの青春群像劇です。 桜庭ななみは今作に、グランドスタッフ・阿倍野すず役で出演。晴と同期の訓練生・岸井泰治(間宮祥太朗)の学生時代からの恋人で、ANAには彼を追いかける形で入社します。しかし泰治に他に好きな人が出来たのでは……と疑い始めたことから、やがて彼に「好きな人が出来た」と言って自分から別れを告げてしまう、という役どころです。

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11.『サイレント・プア』

『サイレント・プア』は2014年に、NHK総合テレビで放送された作品です。 タイトルの「サイレント・プア」とは「声なき貧困」という意味の言葉で、辛くても自ら声を上げることが出来ない人々が社会の中には沢山いる……ということを象徴しています。今作はそんな状況に立ち向かうべく奮闘する、CSW(コミュニティ・ソーシャルワーカー)の活躍を描く物語です。 舞台となるのは、東京下町の社会福祉協議会。ここにCSWとして勤務する主人公・里見涼(深田恭子)は、今日も、ゴミ屋敷の主・引きこもり・若年性認知症・ホームレスなど、現代の社会的孤立の淵に沈んでしまった人々と出会います。そんな彼らのひとりひとりと丁寧に向き合い、手を差し伸べていく涼。しかし実はそんな涼自身にも、ひとりで抱え続ける悲しく壮絶な記憶がありました。 今作は、「人は何度でも生き直せる」という信念のもとにCSWという仕事を続けてきた涼が、自ら手を差し伸べてきた人や同僚、そして愛する町に支えられながら、自身の辛い過去と向き合い、成長していく過程を描く物語です。 桜庭ななみは今作に、三輪まなか役で出演。社会福祉協議会に勤め始めたばかりの新人で、涼からの指導や影響を受け、CSWとして成長していくという役どころです。

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12.『風の峠〜銀漢の賦〜』

『風の峠〜銀漢の賦〜』は2015年に、NHK総合テレビで放送された作品です。葉室麟原作の時代小説「銀漢の賦」が、今作の原案となっています。 月ヶ瀬藩の郡方見廻り役・日下部源五(中村雅俊)はある日、家老・松浦将監(柴田恭兵)を上意討ちせよとの命を受けます。源五と将監の間には、実は浅からぬ因縁が。 遡ること40年前、まだ元服する前の青年時代に出会った源五と将監は、将監の親の仇討ちなどを共に成し遂げ、同じく仇討ちに参加した日下部家の下働きの青年・十蔵(高橋和也)も交えた3人で、熱い友情を育んだ仲でした。しかしその十蔵が百姓一揆の首謀者となって刑死するという事態が起こり、その処遇をめぐって源五と将監は激しく対立。親友であるはずの十蔵を裏切った将監を許せなかった源五が絶縁を言い渡し、以来ふたりは袂を分かったまま、歳月は流れます。 不器用に亡き友との義に生きてきた男・源五と、大義のために愛する友を切り捨てた男・将監。かつては固い友情で結ばれながらも“義”の置き処を違えたふたりが、老境を迎え、“暗殺者”と“逆臣”として再び相見えることに。果たしてふたりの友情の行方は……? 桜庭ななみは今作で、亡き十蔵の愛娘・蕗を演じました。父・十蔵の死後、七歳で日下部家に引き取られ、以後は源五を父のように慕っているという役どころです。

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13.『コントレール〜罪と恋〜』

『コントレール〜罪と恋〜』は2016年に、NHK総合テレビで放送された作品です。同局で放送され大ヒットを記録したドラマ『セカンドバージン』を手掛けたヒットメーカー・大石静が、今作でも脚本を担当しています。 2008年12月、東京・品川で無差別殺人事件が発生。そこに偶然居合わせた弁護士・長部瞭司(井浦新)は、やはり居合わせた青木敦(丸山智己)と共に犯人を取り押さえようとしますが、犯人と揉み合う中で誤って敦の頸動脈をナイフで切り付け、死なせてしまいます。 事件から6年後、無差別殺人事件によって夫・敦を亡くした妻・青木文(石田ゆり子)は、敦の死後に誕生した1人息子・友樹を育てながら、敦と共に始めた海辺のドライブイン「コントレール」を細々と営む日々。事件を担当した刑事・佐々岡滋(原田泰造)が自身に好意を寄せていることを感じつつも、魅力を感じることは出来ずに独身を貫いていました。 ある日そんな文のもとに、事件のショックから失声症となり、弁護士を辞めてトラックドライバーとなった瞭司が現れます。運命に導かれるように惹かれ合い、結ばれる文と瞭司。お互いの過去を知らないまま逢瀬を重ねていくふたりでしたが、ついに文は瞭司こそが敦を殺めた張本人であること、そして瞭司は文が自身の過失によって死なせてしまった相手の妻であることを知ってしまいます。しかし事実を知ってなお、お互いを求め合ってしまうふたり。今作はそんなふたりの切なく静かな愛の行方を軸に、ふたりを取り巻く人々の愛憎を描く物語です。 桜庭ななみは今作に、篠崎圭子役で出演。文の夫・敦の不倫相手である圭子は、瞭司が敦を切り付ける現場を目撃していた唯一の人物です。敦を殺めたのは無差別殺人犯ではないと警察に訴えたものの聞き入れられず、失意のまま海外へと旅立った圭子は、犯人の死刑執行を知って帰国。敦の知人を名乗って文のもとを訪れた際に瞭司と文の交際を知り、ふたりへの憎悪を募らせていくことになるのです。

14.『西郷どん』

『西郷どん』は2018年に放送された、NHK大河ドラマです。原作・林真理子、脚本・中園ミホというふたりの女性の視点から描かれる斬新な“西郷隆盛”が、主演を務めた鈴木亮平の名演ぶりと共に、大きな反響を呼びました。 薩摩の貧しい下級武士の長男としてこの世に生を受けた主人公・西郷隆盛(鈴木亮平)は、家計を助けるために役人の補佐として働きますが、困っている人を見ると放っておけず、自分の弁当や給金までも他人に差し出してしまう性分。いかに自分が空腹であってもそれを笑い飛ばしてしまうくらいに愚直な西郷は、やがてときの薩摩藩主・島津斉彬(渡辺謙)の目に留まります。「民の幸せこそが国を富ませ強くする」という斉彬の教えに深い感銘を受けた西郷は、愛と勇気で時代を切り開き、やがて愛する仲間たちと共に、新しい日本の礎を築き上げていきます。今作はそんな西郷の激動の半生を、1年に渡り壮大なスケールで描いた物語です。 桜庭ななみは今作で、西郷の長妹・市来琴(西郷琴)を演じました。仕事でなかなか家に帰れない兄に代わり、弟や妹の面倒を見るしっかり者という役どころです。前述の通り、今作は鹿児島(薩摩藩)が主な舞台。鹿児島出身の桜庭にとって、琴役はまさにハマリ役といえるでしょう。

15.『小説王』

『小説王』は2019年に、フジテレビ系列で放送された作品です。早見和真原作の同名人気小説が、今作の原案となっています。 デビュー作「空白のメソッド」が空前の大ヒットを記録するも、その後は鳴かず飛ばずの“一発屋”状態となっている売れない小説家・吉田豊隆(白濱亜嵐)は、ファミレスのアルバイトで生計を立てながら、出版社に新作小説を持ち込んでは邪険に扱われる日々。 一方、出版社に勤める豊隆の同級生・小柳俊太郎(小柳友)は、念願叶って営業部から文芸部へと異動しますが、「小説なんかもう売れない」という出版業界の現実を突きつけられることに。もともと豊隆と一緒に小説を作ることを夢見て出版社への就職を決めた俊太郎は、スランプに陥り行方知れずとなった豊隆を探し出し、共に小説を作ろうと持ち掛けます。果たして豊隆は、再起することが出来るでしょうか……? 今作はそんな豊隆が俊太郎や様々な人々の力を借りながら、出版不況・活字離れが叫ばれる現況を1冊の本の力で変えるべく、出版業界に殴り込みをかけていく過程を描く、痛快エンターテインメント作品です。 桜庭ななみは今作に、ヒロイン・佐倉晴子役で出演。豊隆の小説のファンで、文壇バー「ケリー」で働く文学少女です。豊隆が新作を執筆することを応援するうちに、次第に女性として彼に惹かれていく晴子。いつしかその存在は豊隆を癒し、彼にとっても晴子はかけがえのない存在になっていく、という役どころです。

16.『スカーレット』

『スカーレット』は2019年度下半期に放送される、NHK朝の連続テレビ小説です。 戦後まもなく大阪から滋賀県・信楽へとやって来た主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)は、絵が得意な女の子。両親と2人の妹との暮らしは貧しく、喜美子が働いて家計を助ける日々。15歳になった喜美子は大阪へと働きに出、大都会での暮らしとそこに暮らす個性豊かな人たちとの出会いによって、素敵な女性へと成長します。 3年後、様々な経験を経て信楽へと戻った喜美子は、地元の信楽焼に惚れ込み、当時はまだ男性ばかりだった陶芸家を目指すことを決意。大好きな陶芸を続けながら、やがて愛する男性と結婚し、息子を授かります。今作はそんな喜美子が、苦難を乗り越えながら陶芸家として大成していく過程を、彼女の愛する家族や友人、弟子たちの日常とともに描く、心温まる物語です。 桜庭ななみは今作に、喜美子の上の妹・川原直子役で出演。働き者の喜美子とは対照的に、性格はワガママで自由奔放。家の手伝いが大嫌いで、反抗心から早々に信楽を飛び出してしまいます。しかし一方では喜美子や家族に甘えたい気持ちもあり、川原家に様々な問題を持ち込んでくるトラブルメーカーという役どころです。

少女時代に演じた初々しい役から、近年演じた大人の女性まで、様々な役柄をその演技力で巧みに演じ分けてきた若手演技派女優・桜庭ななみ。『スカーレット』での好演が楽しみですね。今後もそんな桜庭の活躍に、乞うご期待です!