2023年7月31日更新

ドラマ「アライブ」毎週のネタバレあらすじ&主演キャストを紹介!腫瘍内科を舞台とした医療ヒューマンドラマ

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『アライブ がん専門医のカルテ』は、腫瘍内科を舞台としたオリジナル医療ドラマ

松下奈緒主演のドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』が、2020年1月木曜日のよる10時からフジテレビ系にて放送されました。完全オリジナル作品となる本作では、14年ぶりの共演となる松下と木村佳乃がバディ結成。 この記事ではあらすじやキャストなどの情報を紹介します。

【ネタバレなし】ドラマ「アライブ」あらすじを紹介

「アライブ」の舞台となるのは腫瘍(しゅよう)内科。主人公の恩田心は、心を救う職業に就きたいという願いから医師を目指し、腫瘍内科医となります。まだ日本国内では数少ない「がんのスペシャリスト」である恩田は、夫と息子と共に平和に暮らしていました。しかし夫が事故に遭い意識不明となってしまうのです。 そんな心の整理のつかない状態の恩田の前に、消火器外科医の梶山薫が現れます。医師としても腕がいいと評判で、腫瘍内科医への理解もある梶山。その太陽のように明るい性格に救われた恩田は、梶山と互いを支え合うバディへとなっていきます。

「アライブ」は今までの医療ドラマとどこが違う?

病院、フリー素材

本作は日本国内で初めて、本格的に「腫瘍内科」へスポットを当てたドラマとなっています。 国民の2人に1人がかかると言われている「がん」。そんな国民病とも呼べるがんに立ち向かう腫瘍内科(メディカル・オンコロジー)の現場が本作で描かれます。腫瘍内科とは、がんを専門に治療するために欧米で1960年ごろに生まれた科です。 患者ごとにあらゆる種類が存在するがんに対して、ベストな治療法を見出していく腫瘍内科医は、患者に寄り添う医師と言われています。2000年ごろから日本でも設置されていますが、その数は欧米と比べると13分の1に留まっているのです。 主人公は「オンダ ココロ」を省略した「オンコロ先生」の愛称で親しまれていますが、同時にメディカル・オンコロジーの道に進むために生まれたと揶揄されることも。 患者との交流や2人の女医が絆を深める姿を繊細かつユーモラスに描くため、メディカル・ヒューマン・ヒストリーとも題されている本作。腫瘍内科という日本ではあまり知られていなかった分野に焦点を当てていることもあり、これまでとは一味違う新たな医療ドラマの誕生の予感です。

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登場人物&キャスト紹介 松下奈緒×木村佳乃がバディに

恩田心(おんだ こころ):松下奈緒

主人久・恩田心を演じるのは、2018年の連続テレビ小説『まんぷく』の出演も記憶に新しい、1985年2月8日生まれの松下奈緒です。 恩田は医学部卒業後、初めは放射線科医の道へ進んだものの、がん患者を画像診断で救ったことがきっかけで腫瘍内科へ転科した経歴があります。順風満帆な生活を送っていた恩田は、夫の事故という現実を受けられないままでいましたが、梶山との出会いが一筋の光となるのです。 腫瘍内科医と直接話す機会があったという松下。患者に安心や信頼を持ってもらうために寄り添うような距離感や関係性を大切にしたいと、演じる上での心構えを公式サイトのコメントで語っています。

梶山薫(かじやま かおる):木村佳乃

木村佳乃
©ciatr

恩田とバディを組む梶山薫役は1976年4月10日生まれの木村佳乃です。2019年のドラマ『後妻業』で主演を務め、近年ではバラエティへも出演するなど、活躍の場を広げています。 「がんを切る女医」の梶山は、冷静でありながら大胆さを併せ持つ女性。しかしそんな彼女は絶対に言えない秘密を抱えているらしく――? 木村は医師という職業に興味があり、ドラマやドキュメンタリーを観るだけでなく、実際に病院を訪れた際にも医師を観察していると言います。そんな彼女の演技のこだわりや、梶山と恩田の関係に注目です。

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【見逃したあなたへ】1話から最終話までのネタバレあらすじ

1話:心の前に突然現れた外科医の薫!その正体とは!?

ガンを扱う専門医である腫瘍内科医。横浜みなと総合病院に勤務する恩田心(松下奈緒)は、日本でも珍しい腫瘍内科医の1人です。 ある日、心は化学療法室からの連絡を受け、部屋の前で倒れていたという男性患者を診察することに。その患者のカルテを見て違和感を感じた心は、担当医である消化器外科部長の美川に生検を勧めますが、勝手に人の患者を診るなと断られてしまいます。 そこで美川に内緒で検査をしようとしますが、すでに誰かによって検査が終わっていました。その人物は、関東医大から転籍して来たばかりの消化器外科医・梶山薫(木村佳乃)でした。心は薫の顔を見て驚きを隠せずにいました。実は心と薫は面識があったのです。

心の夫・匠(中村俊介)は3ヶ月前に事故に遭い、意識不明で入院していました。現実を受け止められない心は自分より不幸な人を見に行こうと、家族会に参加することに。そこでボランティアスタッフをしていたのが薫だったのです。 そんな折、心は原発不明がんで余命宣告を受けた患者・ムライケイコを担当することに。投薬治療を開始しようとする心ですが、ケイコはそれを拒否。実はケイコの恋人は若年性認知症を患っており、彼の記憶があるうちに楽しい思い出を作っておきたいと言うのです。 投薬治療ではなく手術を望むケイコ。話を聞いた薫は、それなら患者の希望を叶えてあげようと手術をすることを提案。薫の執刀で無事に手術は成功しました。 そんな薫には、心に隠していることがありました。実は関東医大に勤務している時に、匠の手術を担当していたのです。薫は匠を救えなかったことを後悔していました。そして心の勤務する病院を調べて心に近づいたのでした。

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第2話:絆を深める心と薫!しかし、薫には心に近づく理由が……

心(松下奈緒)は女性の乳がん患者・佐倉莉子(小川紗良)の診察を担当することに。自分が乳がんということがまだ信じられない莉子は、会社へ報告するべきか悩んでしまいます。 そんな莉子の気持ちを理解した心は、仕事と治療を両立できるようにサポートすると説明。しかし、友人が妊娠していることを知って自暴自棄になった莉子は、すぐに手術をして欲しいと心に懇願します。莉子は友人の幸せを喜べなくなった自分に嫌気がさしたのでした。 莉子を心配した心は、乳がんの手術を受けたことがある薫(木村佳乃)に会わせることに。薫が手術を受けた後も以前と同じように生活していることを知った莉子は、治療に前向きになることができました。

薫は匠(中村俊介)の命を救えなかったことに罪悪感を抱き、心を支えるために同じ病院に転籍してきたのでした。 そんな中、匠の意識が戻ることも諦めたかのような義父・京太郎(北大路欣也)に対しての愚痴を心から聞かされ、返答に困ってしまいます。 さらに心の担当患者である香坂民代(高畑淳子)から、患者会のチラシを配っていたのが自分であることがバレていたことを知ります。本当のことを心に告げるべきか悩む薫。 そこへ匠の容態が急変したとの連絡が。動揺する心を心配した薫は、病院まで送っていくことにしました。

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第3話:匠の容態が急変!さらに薫に近づく謎の男の正体とは?

心(松下奈緒)の担当する肺がん患者・木内陽子(朝加真由美)の容態が悪化し、横浜みなと総合病院に運ばれてきました。容態は安定したものの、抗がん剤治療をこのまま続けるか、緩和医療に切り替えるか医局では意見が真っ二つに。 抗がん剤治療をまだ続けたいと考える心ですが、患者のためにどうすればいいか悩んでしまいます。そんな心を心配して、声をかける薫(木村佳乃)。自分が辛い時にいつも薫が側にいてくれることに感謝し、心は元気を取り戻すことができました。 陽子は心や夫と相談して在宅医療をすることを決断。最初は負担が増えるからと反対していた娘たちですが、母親が自分の死を受け入れていることを知り、後悔のないようにこの時間を大切にしようと考えを改めることができました。

そんな中、入院している匠(中村俊介)の容態が急変して帰らぬ人に。心は事故に遭う直前に苛立ちを匠にぶつけ、傷つけてしまったことを悔やみます。 病室で心が泣いていると、そこへ薫がやって来ます。須藤(田辺誠一)から匠が亡くなったと連絡を受け、駆けつけたのです。取り乱す心を見た薫は、匠を救えなかったことに責任を感じ、「ごめんなさい」と小さな声で呟くのでした。

第4話:匠の死で京太郎がうつ病に?さらに薫に近づく男の正体とは?

匠(中村俊介)を亡くして途方に暮れる心(松下奈緒)ですが、仕事をしていた方が気が紛れるからと3日で仕事復帰。 そんな中、心あてに警察から連絡が。酒に酔った京太郎(北大路欣也)が、横断歩道で大声で泣いていると言うのです。心が確認すると、その場所は匠が事故に遭った現場でした。 京太郎がうつ病かもしれないと感じた心は、自分だけはしっかりしなくてはと胸に誓います。そんな心を心配した薫(木村佳乃)は、自分が出来ることなら何でもすると声をかけます。しかし心は誰にもできることなんてないと涙を流すのでした。 悲しみを乗り越えようと仕事に没頭するあまり、心は患者に寄り添うことを忘れていました。さらにうつ病だと決めつけて、京太郎の悲しみを理解してあげられていなかったことも反省。

その頃、京太郎は飛び降り自殺を図ろうとしていました。そこへ心から連絡が来たことで、京太郎は思い留まることができたのでした。 一方、薫は匠の手術に自分が関わっていたことを心に言えずにいました。打ち明けるべきか悩む薫の元に、再び関河隆一(三浦翔平)が姿を現しました。 ジャーナリストだと名乗る関河は、匠の手術について調べていると言うのです。関河は薫のミスが原因で匠が亡くなったのではないかと薫を問い詰めますが、返答を得ることはできませんでした。そこで関河は、心に直接会って話をしようと病院へ向かうことに。

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第5話:匠の医療ミスを打ち明けた薫!それを聞いた心は……

ジャーナリストの関河隆一(三浦翔平)が心(松下奈緒)の前に現れました。腫瘍内科の取材ということで引き受けた心でしたが、実際は関東医大のことを聞きたいと言うのです。 薫(木村佳乃)がとあるオペで医療過誤を起こしたと続ける関河。不審に思った心は薫に、関河に気をつけるようにと忠告をします。そんな2人の会話を心の担当患者・高坂民代(高畑淳子)が陰で聞いていました。 ある日、粘液型脂肪肉腫の患者・長尾春香(遊井亮子)が心の診察を受けにやって来ました。はっきりとした治療期間が知りたいと言う春香に、心は治療の経過を見ないと明確な期間は分からず、入院が必要になると説明。 すると春香は、仕事があるため入院なんて無理だと言います。実は夫と息子の親権を争っており、仕事を失ったら親権を奪われてしまうと考えていたのです。

「治らないと意味がない」と言う春香の言葉が気になった心は、治療方針について再度検討することに。そして春香の夫にも相談し、春香の治療中だけ夫が親権を持つと言うことで合意することができました。それを聞いた春香は、息子のためにも治療に専念しようと決意できたのです。 そんな中、薫の元を北陸総合病院の医師が訪ねて来ました。実は薫は父親を医療過誤で亡くしており、その担当医師だった宇佐美が亡くなったと言うのです。宇佐美はずっと謝罪することを望んでいたものの、病院から止められていたと聞いた薫は、謝罪する意思ががあるならどんな方法を取ってでもするはずだと主張。 しかし、それは自分自身に言った言葉でもありました。すぐに薫は心の元へ行き、匠(中村俊介)が亡くなったのは自分の医療ミスが原因だと告白します。それを聞いた心は激しく動揺し、自分の前から消えて欲しいと告げるのでした。

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第6話:薫を避けてしまう心!しかし匠の医療過誤の原因は薫ではなかった!?

薫(木村佳乃)から匠(中村俊介)が亡くなった原因が自分の手術ミスだと聞かされ、心(松下奈緒)は薫を避けるようになっていました。居場所を亡くした薫は病院に退職願を提出しますが、消化器外科部長の美川史郎(阿南健治)からは、オペを待っている患者たちのためにも受け取れないと言われてしまうのでした。 そんな中、心は胃癌患者の土方絵麻(清水くるみ)に、今後の治療方針について説明することに。抗がん剤治療を勧める心ですが、父親の徳介(ベンガル)は猛反対。 さらに化学療法はやらないと謳っているフィルピースクリニックへの転院を希望すると言うのです。心がそのクリニックについて調べると、がんが消えるという水を高額で販売していることがわかります。

その後、クリニックの院長らは未承認商品を販売した容疑で逮捕されました。それを見た高坂(高畑淳子)は、患者は治りたいがために何でも良いからすがりたくなるのだと言います。 ちょうどそこへ徳介がやって来ました。落ち込む徳介に、今からでも治療はできると説明する心。それを聞いた徳介は、「よろしくお願いします」と頭を下げるのでした。 ある日、心は関河(三浦翔平)と会うことに。そして関河から、匠が亡くなったのは薫ではなく須藤(田辺誠一)が原因だったことを聞かされます。 申し訳なかったと薫に謝る心ですが、薫は自分が須藤にはめられたことを知って激しく動揺するのでした。

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第7話:須藤の医療過誤を調査委員会に報告した心だったが……

匠((中村俊介)の死が須藤(田辺誠一)の医療過誤だと知った心(松下奈緒)は、調査委員会に報告することにしました。それを聞いた薫(木村佳乃)は複雑な思いを抱きます。数日後、調査委員会からは匠の件は医療過誤とすることは出来ず、須藤個人に責任を追及することは難しいと言われてしまうのでした。 新たに肺への癌の転移が発見された武井正弘(平田満)を心が担当することに。家族の同席のもと検査の結果を伝える予定でしたが、現れたのは武井ひとり。家族は用事があって来られないと言うのです。 入院を勧める心ですが、武井はそれを拒否。実は武井には引きこもりの息子がおり、彼のことが心配で入院もできない状態だったのです。

そんななか武井の容体が急変し、病院に運ばれて来ました。自宅で苦しむ武井を心配して、息子が救急車を呼んだのでした。付き添いに来た息子を必死で説得する心ですが、彼は自分に出来ることは何も無いと言います。 しかし、武井が自分のために集めた求人募集のファイルを見た息子は、武井の思いを初めて知ることに。それ以来、外に出ることができるようになりました。 ある日、須藤が心の自宅を訪ねて来ました。手術で何があったのか、真実を話したいと言うのです。自分の失敗を認めることができず、薫に責任を背負わせてしまったと謝罪する須藤。それでも心は須藤のことが許せないでいました。 しかし、須藤がずっと責任を感じていたことを知った心は、須藤のことを恨み続けるのではなく、前を向いて歩んでいこうと決意できました。

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第8話:薫が病院を辞める!?一方で18歳のガン患者との接し方に悩む奈海は……

高校生の井上和樹(萩原利久)が胚細胞腫瘍の再発で入院することになりました。不安なことがあったら何でも相談して欲しいと言う心(松下奈緒)に、どうせみんな嘘つきだからと返す和樹。和樹は幼い頃から入退院を繰り返しており、今回が2度目の再発でした。 幼い頃は優しくて頑張り屋の和樹でしたが、今はどこか冷めた目で周囲を見ていました。そんな和樹に寄り添いたいと思い、奈海(岡崎紗絵)は「頑張って欲しい」と声をかけますが、本人には反発されてしまうのでした。 奈海や結城涼(清原翔)が15歳から39歳の若い患者と話せる場を作ろうと、心は交流会を開きます。参加した奈海は、患者が悩みを相談する場が少なくて周囲から孤立しがちだと感じていました。そこで奈海と結城は、患者同士が交流できるイベントを企画することに。

そして、そのイベントに和樹もやって来ました。和樹は幼い頃に光野守男(藤井隆)から「君の笑顔は人を幸せにする力がある」と言われたことを思い出し、生きることに前向きになれました。イベントに参加した和樹は、久しぶりに笑顔になることができたのでした。 薫(木村佳乃)が横浜みなと総合病院を辞めるつもりだと知り、心は寂しさを感じていました。そこで自分にとっても腫瘍内科にとっても薫が必要だと彼女を説得し、心の思いを知った薫は、病院に残ることを決意しました。

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第9話:妊娠中に癌が再発!母体をとるか胎児をとるか

妊娠12週目で切迫流産になった患者・入小山内静(山田真歩)が救急搬送されてきました。5年前に大腸ガンのステージ3で腫瘍を切除して化学療法を行なっていた静。エコー検査の結果、多発性肝転移が見つかってしまいました。 妊娠の継続は難しいと判断した心(松下奈緒)は、薫(木村佳乃)と共に静に病状説明をすることに。しかし静も夫の敬(落合モトキ)も中絶はしないと言うのです。 ある日、退院して海外旅行を楽しんでいた民代(高畑淳子)が旅先で倒れて再び入院することに。明らかに病状が悪化していましたが、症状を緩和する以外の治療はしないと抗がん剤を拒否します。民代は癌になって得られたものもあったと涙ながらに話すのでした。

そんな中、静の容態が急変し、緊急手術を行うことになりました。薫の執刀で手術は無事に成功し、抗がん剤治療を進めることに。そして胎児の安全性が確立されているわけではないと聞いた静は、敬に離婚を切り出します。 2人は子供が産めなかったら離婚するという約束をしていました。しかし敬は初めから約束を守るつもりはなかったと言い、離婚を拒否します。どんなことがあっても一緒に居るつもりだと言われた静は、2人で頑張る決意をするのでした。

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第10話:心に異動話が浮上!さらに薫が乳がんを再発し……

人間ドッグですい臓がんを患っていることがわかった佐伯芳雄(相島一之)の弟・隼人(丸山智己)が、突然芳雄を凄腕の医師がいる有馬総合病院に転院させると申し出てきました。 しかし有馬総合病院の理事の結城美紀子(とよた真帆)は転院を断ると言うのです。手術を待っている患者が沢山いるために、すぐに手術はできないと言う美紀子。結局芳雄はそのまま横浜みなと総合病院で手術を受けることに。 そして話を終えた美紀子はその足で結城(清原翔)の元へ向かいます。実は美紀子は結城の母親だったのです。

そして芳雄の手術の日。予想外に癌が広がっていたために、根治術にはなりませんでした。それを聞いて隼人は大きなショックを受けますが、一緒に闘いましょうと言う心の言葉で前向きになることができました。 そんな中、心(松下奈緒)に国立がん医療センターへの異動話が持ち上がりました。心の仕事ぶりを評価した阿久津(木下ほうか)が推薦していたのです。 心がいなくなった時のことを考えて、阿久津は結城や夏樹(岡崎紗絵)が腫瘍内科に留まるよう願っていましたが、2人は他の科を希望していました。実は結城には父親のような患者を第一に考える医師になりたいという目標があったのです。 そして横浜みなと総合病院で外科医を目指ことを決意し、それを聞いた美紀子は結城を応援することに決めました。 ある日、心は薫(木村佳乃)を食事に誘うことに。そこで薫から乳がんが再発したことを聞かされます。「一緒に闘って欲しい」と言われた心は、「もちろん」と答えるのでした。

第11話(最終回):薫のガン再発が発覚!彼女を支えることを決意した心は……

薫(木村佳乃)から癌が再発したことを聞いて大きなショックを受ける心(松下奈緒)。しかし治療をしながら仕事を続けたいという前向きな薫の思いに心を打たれ、彼女を支えることを誓いました。 そんな中、薫はステージⅢの食道がんを患う橘千寿子(三田寛子)のオペを担当することになりますが、抗がん剤治療の効果が思わしくありませんでした。痛みに苦しむ薫の姿を見た心は千寿子のオペを降りるように懇願し、結局他の医師がオペをすることになります。

ある日薫が仕事中に倒れしまい、緊急手術に。手術を終えて眠る薫の姿を見た心は思わず泣いてしまいます。そんな心の姿を見た薫もまた、彼女が去った後にそっと涙を流すのでした。 薫の側に居たいと考えた心は、部長の阿久津(木下ほうか)に勧められていた国立がん医療センターへの移籍を断ると決意。他の医師からその話を聞いた薫は、心に転籍を勧めます。そこで心は彼女を納得させるために、薫の治療が落ち着いたら転籍するから大丈夫だと嘘をつきました。 そして3年が経過し、心は国立がん医療センターの医師に。一度は転籍話が白紙になりましたが、阿久津が掛け合ってくれたおかげで転籍することができたのです。そして薫はガンを克服し、外科医として以前のように手術をこなしていました。

ドラマ「アライブ」は2020年1月フジテレビ系にて放送!

薬物療法を専門とする腫瘍内科はがんを切るだけではなく、患者に遭った方法での克服を目指します。がんと共に生きることを提唱し、患者に寄り添うのが腫瘍内科医です。 そんながんと闘う腫瘍内科を描くドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』は、2020年1月から木曜よる10時にフジテレビ系で放送されました。