漫画『怪物事変』最新話まで全話ネタバレあらすじ&感想!個性あふれる怪物たちのバトルがスゴイ
『怪物事変』あらすじを解説!
主人公・夏羽(かばね)の出生の秘密は明らかになるのか?
とある田舎・鹿の子村では家畜の変死事件が多発していました。変死事件の調査のために、東京から隠神(いぬがみ)と名乗る探偵が呼ばれたところから物語は始まります。 そこで隠神は「泥田坊(どろたぼう)」と呼ばれ、村中から虐げられている少年と出会うのでした。「泥田坊」が村人から虐げられる理由は彼が鬼の子であると噂されていたからです。 何故か隠神とともに変死事件について調査をすることになった泥田坊。彼は調査の過程で怪物や自身の正体について知っていくのでした。 自分が人間と屍鬼(クーラー)を両親にもつことを知った泥田坊は両親のことをもっと知りたいと思い、日下夏羽(くさかかばね)として東京で隠神の探偵稼業を手伝うことになります。 両親の手がかりとなるのは夏羽が幼いころから身につけていた強力な力の宿る「命結石」。しかし、命結石を巡って怪物たちとの熾烈な争いが繰り広げられていくことに……。
1巻~4巻ネタバレ感想
夏羽は隠神と共に東京の探偵事務所に行くことに
鹿の子村では家畜が次々と変死するという凄惨な事件が起きていました。奇怪な事件を解決するために東京から呼ばれたのが、隠神という探偵です。隠神は「鬼の子」として迫害される1人の少年と出会います。 隠神は自分が怪物であることに気づいた少年に対し、彼が人間と屍鬼(クーラー)の半妖である事や、首から下げた石には半妖の姿になるのを防ぐ力がある事を説明しました。 その後、隠神は事件の真犯人を倒し、少年を「日下夏羽」として東京の事務所に連れていくことに。隠神は化狸の怪物で、東京では怪物関連の事件を扱う「怪物屋(けものや)」を営んでいました。
命結石を狙う警察権力を着た化狐陣営
新入り・夏羽は同じく半妖の織(しき)や晶(あきら)とともに事件の解決を手伝います。初めてできた同年代の仲間たちとのぎこちないやり取りが微笑ましいです。 2巻では挨拶がてら夏羽が警察組織で権力を持つ化狐の飯生(いなり)の元を訪れますが、彼女の部下・紺によって夏羽は首を斬られて命結石を奪われてしまう事態に。結局、隠神の機転で石は守られましたが、今後も飯生陣営はちょっかいをかけてきそうです。 2巻ラストに登場した事務所の奥に住まう吸血鬼ミハイの策で、夏羽・織・晶の3人は自殺者が続出している電子部品メーカー「バグバイト電子」への潜入調査に出向きます。
織の両親の真相と再会
「バグバイト電子」は実は蚊婆(カノンバ)という怪物の3姉妹に支配されていました。ピンチに陥りながらも敵を倒した夏羽の前に現れたのは、野火丸(のびまる)という飯生の部下の少年です。飯生が嫌いだと語る彼は今後もカギとなりそう。 またこの調査で母の記憶を思い出した織の両親捜索が、3巻後半からスタート。織の育ての親である叔父・蓼丸(たでまる)が、織の母で蜘蛛の怪物である組(くみ)を長年残酷な生体実験に使っていたことが判明します。 蓼丸の悪事は暴かれ、織は真実を知るとともに母・組と異父妹・綾を救い出すことに成功。昏睡状態だった組も目を覚まし、家族の再会が果たされました。
シリアスが続いたから4巻ラストの紺と綾の夏羽をめぐる恋のバトルに癒やされた~
5巻~8巻ネタバレ感想
晶の過去と結石の謎
5・6巻ではドジっ子でSNS大好きな雪男子・晶にスポットがあたります。晶は生き別れになっていた兄・結(ゆい)と再会を果たしますが、結は突然晶を氷の城に閉じ込めたのです。 結は強大な力で助けにきた夏羽らを氷漬けにしました。その力の源は「零結石」。結は自らの命を源として強大な力を得ていたのです。 最後は晶が結の胸から石を抜き取り戦いは終結。一件落着かと思いきや、戦いの後、零結石は突然夏羽の命結石と融合してしまいます。 事件後、千年前に人間と怪物との間で「怪物事変」という戦争が起きたこと、争いを再び起こさぬために作られたのが「結石」だということが判明しました。
狸の爺さんによる修行が開始!
なぜ石が融合してしまったのかを知るため、夏羽は隠神、そして相変わらずついてくる紺とともに四国の屋島を尋ねることになりました。屋島にもまた、「幻結石」という石が存在していたのです。 幻結石を手に入れるため、夏羽は「1日1回の挑戦で石を奪う」という条件で狸の爺さん・太三郎(たさぶろう)と戦うことに。何度挑んでもいとも簡単にやられてしまう夏羽ですが、太三郎の動きをコピーできる伊予姫(いよひめ)との鍛錬を経て、次第に太三郎の攻撃を見極める力を身に着けていきました。 夏羽は、太三郎から幻結石を奪うまであと1歩というところで紺から「引っ掻きの鍛錬」を教わります。その甲斐あってか彼はついに幻結石を手に入れますが、紺に幻結石を取り込んだ命結石を盗まれてしまいました。
石をめぐって狐たちとの激闘が開始
夏羽への恋心もあり、紺は自分の1番を夏羽と決めます。それを見越していた狐陣営に殺されかけますが、九死に一生を得た紺はこれを機に完全に夏羽たちの味方となりました。 ここからは全国各地にある結石を化狐陣営より先に入手するため、探偵陣営は手分けして行動を開始します。流結石のある八ツ首村へ向かったのは夏羽と織。そこで対峙するのは飯生の部下の花楓(かえで)と赤城(あかぎ)です。 村を焼き払う花楓の火炎と、赤城の幻覚に阻まれながらも、なんとか夏羽は流結石を入手。敵の攻撃は強さを増し、夏羽たちは苦戦を強いられますが、村の少年で水神の生まれ変わりである環の攻撃によって無事敵を倒すことができました。
石争奪バトル!わかりやすくていい!アニメ派の人は屋島あたりから読むと続きになっています。
9巻~12巻ネタバレ感想
飯生の次の目的が判明!人肉加工工場を破壊せよ
隠神は浄結石を手に入れますが、晶&結は狐側の梅太郎に騙されて天結石を奪われてしまいます。一行はいったん屋島に集合することに。 一方で飯生陣営も成果を報告しあっていました。新たに登場した陽(ひなた)と炉薔薇(ろばら)ペアは3個をゲット、合計5個を入手済みです。 隠神が語る飯生の次の目的は、自分が支配した人間を食糧として独占すること。そのために人間を主食とする鬼も支配下に置こうと目論んでいたのです。そこで隠神は人肉を含む加工食品を作る「桜牙ハム」に潜入し、工場を破壊する計画を立てます。 飯生も同じ工場に陽&炉薔薇ペアを送り込もうとしていました。
工場での戦いが決着!勝者は?
先に到着した陽と炉薔薇を出迎えたのは社長の桜牙と工場長の女木島(めぎじま)。陽と炉薔薇は彼らに工場を案内させ、栄結石を手に入れます。 彼らが石を手に入れ、帰ろうと立ち上がったところで夏羽たちが工場に到着しました。夏羽たちと戦うことを決意した2人は女木島が大切にしている子どもを人質にとり、女木島を利用しようと目論みます。 11巻では夏羽・隠神vs陽・炉薔薇がメインに。隠神の変化での奇策もあり、戦いは夏羽たちの勝利。栄結石を手に入れます。戦いの中で陽が死に、その恋人だった炉薔薇は意気消沈して情報を探偵陣営に渡しましたが、依然として野火丸の動向は謎だらけです。
時送りの能力を利用して隠神との修行が開始!
夏羽は隠神に稽古をつけてほしいと頼みます。しかし、ゆっくりと修行をしている時間はありません。その時、隠神は何かを思いついた様子で夏羽たちを群馬のうどん屋へ連れて行きます。 店を営む多郎太(たろうた)は、四国狸の四代目統領だったのです。彼はある特殊な能力を持っていました。 多郎太は夏羽たちに時間を早送りする「時送り」という神通力を使います。瓢箪(ひょうたん)の姿に変化した多郎太は、夏羽たちに瓢箪の中に入るように促しました。実はこの瓢箪の中での1年は外の世界では数時間ほどだったのです。こうして隠神と夏羽たちの修行が始まりました。
工場バトルは最後がなかなかグロくて悲しい結末でした…。だがそれがいい。
13巻~16巻ネタバレ感想
屋島で戦火再び!
隠神との修行により自分と向き合う決意をし、より強くなった夏羽たち。その時、3人を見守る隠神のもとに野火丸が現れます。 彼は飯生の命令で屋島を襲撃することになったそうなのですが、任務を阻止して欲しいと隠神に伝えました。その時すでに屋島には赤城と花楓コンビが上陸。昏睡状態から目覚め、かつて慕っていた狐を飯生に食い殺された過去を思い出した紺と交戦中でした。 屋島は人間が住む「表」と、狸たちの住む「裏」の2層構造になっていることが明らかに。裏を守る太三郎が孤軍奮闘する中、現地に到着した隠神・野火丸は紺と合流し、瓢箪から修行が終わった夏羽たちが姿を現します。
いざ京都へ!新チーム「ゲンジ」が登場
激しい戦闘の末、太三郎の自爆覚悟の攻撃により赤城&花楓を倒します。生き残った花楓の処遇は夏羽に一任されることになりました。 夏羽たちは狐が管理する陰結石と陽結石がある京都へ向かうことになります。京都にはどうやら飯生の秘密が隠されているようです。京都で一行を出迎えたのは、ミハイの作るゲームに違法プレーヤーとして乱入していた凄腕ハッカーのツナマヨが操作するロボットでした。 ツナマヨの正体は公安警察の怪物捜査専門特殊チーム「ゲンジ」所属のハッカー・渡辺綱万代(つなまよ)。飯生を捕えたい者同士、両者はチームを組む話になりますが、どちらがリーダーかを賭けて探偵一行対ゲンジの団体戦が始まります。
ゲンジ登場!人間組織との共闘は熱い!1巻からは想像できなかった展開だ…
17巻~20巻ネタバレ感想
京狐の里へ突入!
団体戦の結果、ゲンジ側が主導権を握り京狐の里へ突入します。1人はぐれた紺は先に里にやってきていた野火丸と合流。別行動となった夏羽たちは、京狐の里長の娘・小紅羅(さくら)と椿妃(つばき)と接触します。椿妃は夏羽の力を利用しながら陰結石を入手しました。 一方、小紅羅は石鎮(いしもり)の血を引く紺と子を成すよう母・米(よね)に迫られていました。連れて行かれた寝室で陽結石を発見し、変装中の野火丸が偽物とすり替えるチャンスを狙います。そこに突如やってきたのは、枷が外れて自由となった花楓でした。 18巻では星見の力を持つはるの言葉から、結石はもとは1つの身体だったこと、飯生はかつて里で男狐を産んで川に流したことが明らかになります。
米の怒りが夏羽を襲う
米は京狐である小紅羅と石鎮の血を引く紺を交わらせ、藻さまの子供を産ませようとします。しかし神儀の最中に花楓が乱入したことで、辺りは騒然としました。 混乱のなかで野火丸は陽結石を狙い、紺を助けるため頼電も動き出します。そんななかで、神儀を壊された米の怒りは最高潮に。信者の命を贄に力を増した米はとても強く、その怒りは夏羽と椿妃にも向けられました。 頼電たちと協力しながら、米を討ち破った夏羽。しかし結石を飲み込んだ花楓に手を伸ばした瞬間、対となる陰結石と陽結石が引き寄せあい融合してしまいました。陰結石と陽結石は近づけてはいけない。言い伝え通りなのか、目を覚ました夏羽は見覚えのない場所にいてーー。
京狐の里、怖すぎ。庶民は食料扱いだし不要な子供はどんどん殺すし。あと夏羽くんが簡単にチューされてておばさんは心配です。
『怪物事変』の見どころ
謎が謎を呼ぶサスペンスミステリー
『怪物事変』 |
|
本作の見どころは、謎だらけのサスペンスミステリーです。怪物であり探偵である隠神に拾われた夏羽は、探偵助手を始めます。依頼者の怪物が関係している謎を解きながら、ときには危険も犯す彼。ミステリー要素が満載で、ページをめくる手を止められなくなるでしょう。 また夏羽も持つ、「結石」も本作のポイントです。彼と命結石の関係を探りながら、物語は結石争奪戦へ。結石についても謎と危険だらけなので、ぜひ注意してチェックしてみてください!
【キャラクターまとめ】奇妙で魅力的なキャラたちを紹介!
夏羽 (かばね) | 人間と屍鬼(クーラー)の半妖。自身の出生の秘密を探る。 |
---|---|
織 (しき) | 人間と蜘蛛(アラクネ)の半妖。蜘蛛の能力を駆使して戦う。 |
晶 (あきら) | 雪男子(ユキオノコ)という怪物。双子の兄を探して隠神のもとへ。 |
隠神 (いぬがみ) | 東京で探偵事務所を営む化け狸で、夏羽たちの保護者的存在。 |
ミハイ | 隠神探偵事務所に住む吸血鬼(ヴァンパイア)。不老不死で高い知性を持つ。 |
紺 (こん) | 飯生の部下の妖狐の少女。飯生を慕っている。 |
飯生 (いなり) | 日本の警察組織を裏で支配する妖狐の女。 |
野火丸 (のびまる) | 飯生のもとで働く妖狐の少年。高い実力を持つ。 |
漫画『怪物事変』を今すぐ無料で読む方法の調査結果!
※配信状況は12月29日時点のものです。
※記事中の金額は全て税込表記となっています。
調査の結果、2023年12月時点で漫画『怪物事変』を今すぐ全巻無料で読む方法はありませんでした。電子書籍サービスでは、上記のようにコミックシーモアのほか複数のサイトで配信されています。
コミックシーモアでは、新規会員登録時にどの作品にも使える70%オフクーポンが配布されており、このクーポンを利用することで『怪物事変』もお得に読むことができます。
『怪物事変』をraw・zip・pdfなど違法サイトで読むのは絶対にやめよう!
海賊版サイトで『怪物事変』のzip・rar・pdf・rawなどのファイルが違法アップロードされていたとしても、絶対に利用するのはやめましょう。
海賊版の漫画サイトは利用しただけで犯罪になる可能性があります。軽い気持ちで漫画を閲覧したとしても、最悪のケースだと刑事罰を科されることもあるのです。元々違法アップロードの規制対象は、音楽と映像のみでした。しかし、2021年1月の法改正により漫画、雑誌など全ての著作物に適用されるようになったのです。
さらに海賊版サイトにはデバイスのウイルス感染や、クレジットカード情報が不正に抜き取られるなど、犯罪に巻き込まれるリスクさえはらんでいます。安全に漫画を読むためにも、公式なサービスの利用を心がけましょう。
令和3年1月1日から、インターネット上に違法にアップロードされたものだと知りながら侵害コンテンツのダウンロードを行う行為が幅広く違法となります。刑事罰の対象となる場合もあります。
奇妙な世界で奮闘する怪物たちから目が離せない!
本作ではストーリーが進むにつれて、主人公・夏羽やそれをとりまくキャラクターたちの過去や能力が次々と明らかになってきています。 回を重ねるごとに成長する夏羽たちのバトルシーンのかっこよさもさることながら、クスッと笑えるストーリーや思わずうるっと来てしまうシーンなど盛り沢山な『怪物事変』。 敵なのに何故か憎めないキャラがいたり、主人公以外の多くのキャラにもしっかりとストーリーがある点も非常に魅力的です。