2021年2月12日更新

『7SEEDS』を結末までネタバレあらすじ解説!アニメを見る前におさらいしよう

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『7SEEDS』を結末までネタバレあらすじ解説!感動必至のSF漫画

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『7SEEDS』は、田村由美の漫画を原作としたアニメ作品です。原作漫画は2001年から2017年までの間連載が続けられてきました。2019年6月にはNetflixにより、全2期のwebアニメとして配信が開始。翌年の2020年1月からは、アニメ第1期がTOKYOMXなどで放送されています。 そして、2021年1月にはアニメ第2期が地上波放送スタートとなりました。 本記事では、そんな『7SEEDS』をネタバレを交えて解説していきます。あらすじや登場人物のほか、作中の世界観などについてあらためてみていきましょう。 その他、原作最終巻の内容やその後の結末などにも触れていきます。アニメを見る前に、作品をより一層楽しむため、この記事でおさらいしてみてはいかがでしょうか。 ※この記事は2021年2月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

【キャラ一覧】登場キャラクターを一気に振り返ろう!

ここでは『7SEEDS』に登場するメインキャラクターを一覧にまとめました。死亡情報も書いてあるので是非振り返りに活用してください。

春のチーム末黒野花(すぐろのはな)
雪間ハル(ゆきまハル)
角又万作(つのまたまんさく)
新草ひばり(にいぐさひばり)
鯛網ちさ(たいあみちさ)
野火桃太郎(のびももたろう)
甘茶藤子(あまちゃふじこ)
柳踏青(やなぎとうせい)
夏のAチーム安居(あんご)
あゆ
鷭(ばん)
源五郎(げんごろう)
虹子(にじこ)
卯浪(うなみ):死亡
涼(りょう)
夏のBチーム岩清水ナツ(いわしみずナツ)
青田嵐(あおたあらし)
麻井蝉丸(あさいせみまる)
天道まつり(てんどうまつり)
守宮ちまき(やもりちまき)
草刈螢(くさかりほたる)
早乙女牡丹(さおとめぼたん)
百舌戸要(もずのとかなめ)
秋のチーム猪垣蘭(ししがきらん)
稲架秋ヲ(はざあきヲ)
鹿野くるみ(しかのくるみ)
荻原流星(おぎわらりゅうせい)
梨本茜(なしもとあかね)
八巻朔也(やまきさくや)
刈田葉月(かりたはづき)
十六夜良夜(いざよいりょうや):死亡
冬のチーム新巻鷹弘(あらまきたかひろ)
鮫島吹雪(さめじまふぶき):死亡
神楽坂美鶴(かぐらざかみつる):死亡
枯園睦月(かれぞのむつき):死亡
柴漬アラレ(ふしづけアラレ):解凍失敗
室咲冬至(むろざきとうじ)
綾取風花(あやとりふうか):解凍失敗
熊川冴(くまかわさゆる):死亡

まずは『7SEEDS』の世界観を解説!

タイトルでもある「7seeds」とは、政府が進めているとあるプロジェクトのことです。近い将来、地球は巨大天体の落下によって、人類もろとも滅亡してしまうと予測されていました。これを受けた各国政府は、この災厄後にも人類を残そうと考え始めます。そして、若くて健康な男女の中から、一定の基準を満たした少年少女たちを選びました。 選ばれた者たちは冷凍保存され、災厄が起こっている間をコールドスリープで過ごすことに。やがて、人が住める状態になった段階で、彼らはコンピュータによって解凍されたのです。 7SEEDS計画は国ごとに行われており、日本では7人ずつ5チームに分けられました。

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グループごとにネタバレあらすじを解説!

本作は、この日本の5チームに属する少年少女の姿を描いた作品です。ここからは、5つのグループごとにネタバレあらすじを見ていきましょう。

春のグループ

春のグループは、末黒野花ら8人のメンバーによるグループです。7SEEDS計画の基準を満たした人選であり、いずれも若くて健康で、優れた能力を持っています。ただしメンバーの年齢差が全チーム中で最も大きく、上は18歳から下は12歳まで。そして彼らは計画について何も聞かされていませんでした。 春のグループがコールドスリープから目を覚ました場所は、かつての関東近郊・太平洋上。目覚めてからは身の回りの状況を受け入れられず、困惑しきっていました。ガイドの柳がまとめようとしますが、彼のごう慢な態度にメンバーは反発。しかしその後、彼は自身に寄生する虫からメンバーを逃がすため自らの身体に火を放って死亡しました。 春のチームは柳の死後、彼が言い残した言葉を手掛かりに東へと向かうことに。それから一時、グループは散り散りになりますが後に再度合流します。

夏のAグループ

夏のAグループは、安居たち7人によるグループです。7SEEDS計画の中で最も優秀なグループで、グループのメンバーは用意された優秀な精子と卵子から生まれ、生まれたときから一般社会から隔離されて山奥で育てられました。 彼らはメンバーに選ばれるための過酷な試練を勝ち残ってきた者達です。しかし、愛を知らずに育ってきたためみな他人を信じない人格となっていきました。そんな状態で生き残った7人は九州南部の海に放出される形で目を覚まします。 解凍後の夏のAグループはガイドの卯浪を殺害した後、共同生活を始めることに。しかしトラブルを起こした安居と涼が追放され、残りは春グループ・秋グループの一部と合流します。当初は他のグループを見下していましたがその態度は徐々に軟化していきました。

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夏のBグループ

夏のBグループは石清水ナツたちが属しているグループです。健康で優秀な面はあるものの、“難あり”の者ばかりのグループとなっています。メンバーは皆、反抗的だったり殻にこもっていたりと社会不適合な面を持つ者ばかりです。 このグループのメンバーは他のグループとは異なる理由で選出されています。7SEEDSは人類存続のため、基本的に優秀な若者を選んでいました。一方政府は、純粋培養された人間は生きる力が弱いのではないかとも考えます。そのため、保険として問題児ばかりを集めた夏のBグループが作られたのです。 夏のBグループは長崎県近海に放出され、解凍されます。その後、ナツと嵐が牡丹や百舌に不信感を抱いて離反するも、最終的に元通りとなりました。5グループの中で最も順調に共同生活を送っています。

秋のグループ

秋のグループは猪垣蘭と稲架秋ヲが率いるグループです。春や夏のA・Bグループが目覚めた3年前には既に解凍され、行動を始めていました。 秋のグループも優秀な者たちによるグループで、メンバーの能力もバランスが取れています。しかし彼らが行う共同生活は蘭と秋ヲによる恐怖政治でした。 彼らの恐怖政治が始まったのは、ガイド・十六夜が気弱で優柔不断だったためです。蘭は常に気を張り続け、働きの悪い者にはムチで打つなどの制裁を課していました。 このように恐怖に縛られた秋のグループはくるみの妊娠を機に2つに分裂しました。その後、花との出会いがきっかけでグループは再合流し、夏のAグループの一部と合流します。

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冬のグループ

冬のグループはかつて新巻鷹弘(あらまきたかひろ)が所属していたグループです。他のどのグループよりも早く、15年前には解凍されています。しかしそのスタートはどのグループよりも過酷なものでした。 まず、冬のグループは7名中3名の解凍に失敗しています。そのため新巻たち4人のメンバーとガイドの熊川だけで行動を開始していました。けれども、彼らが目覚めたのは北海道南岸の太平洋。残った人間のうち3名が虎に襲われて死亡し、残り1人も後を追うように凍死しました。 ただ1人生き残った新巻は北海道の野犬を飼い慣らして共に放浪の旅を始めます。それから15年後、かつての東京へとやって来た彼は夏のBグループの一部と遭遇。ここでは接触を拒否されてしまったものの、その後春のグループとの合流にも成功しました。

最終巻のネタバレあらすじ解説

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ここでは最終巻のネタバレあらすじを解説していきます。結末を軽く振り返りたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

全員地上へ!佐渡シェルターからの脱出

各メンバーたちは崩れ始めた佐渡島の地下シェルターから脱出を図ります。花たちは方舟を操縦し、ナツ・蝉丸・朔也とともに地上へ出ることに成功。角又たちはケーブルカーで地上へと脱出し、嵐は小瑠璃によって救出されました。安居や涼たちは茂の遺体を背負って壁を登り、脱出します。 生きる覚悟を決意した一同は、前を向いて再び歩き始めました。そしてこの世界には日本以外にも人が生きていることが判明したのです。

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くるみ出産!新しい命の誕生と命を繋ぐことの尊さ

百舌が決死の覚悟でアリと対峙したことで、くるみは無事に出産を終えます。こうして流星との間に生まれた子は新(あらた)と名付けられました。そして彼らは助けに来た源五郎・茜・刈田と合流し、地上へと戻ります。 残された者たちは皆、新しく生まれた命を全力で守っていこうと考えていました。そんな中、蝉丸が将来の目標が見えてきたナツに対して作家になることを提案します。これから成長していく新のためにも絵本は必要だろうという、彼なりの優しさの表れでした。

ついに再会した花と嵐!その他のカップルは……?

シェルター脱出後、花と嵐はついに面と向かって再会します。2人が目覚めてから、両者の悲願はこうしてようやく果たされました。 最終巻では他の男女の恋愛関係も描かれています。ハッピーエンドが描かれたのは流星・くるみ夫婦や涼・まつり、新巻・あゆのカップルなどです。 ナツと蝉丸の間の進展や、角又とあゆとの新たな関係性などもそれとなく見えています。悲恋となったカップリングはなく、物語はまさに大団円で終わりを迎えたのでした。

【外伝ネタバレあらすじ】少年少女たちのその後とは!?

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ここでは外伝のネタバレあらすじを解説していきます。最終巻までしか読んでいないという方はぜひ外伝まで読んでみてください。

新しく始まった生活と安居の苦悩、そして旅立ち

佐渡の地にて新しい生活を始めたメンバーたちは5つのグループを分け直すことにします。こうして新たに11のチームが生まれ、彼らはチーム体制で生活基盤を築き始めました。頼りなかったメンバーもすっかりたくましくなり、村の発展に貢献しています。 そんな中、安居と涼の2人は少し離れた場所で生活を始めました。安居は依然として、自らの行いと向き合い、苦悩し続ける日々を送っていました。そんな彼を見た涼やナツは彼を動かして花と話をさせようと画策します。 こうして、安居と花は直接顔を合わせることに。彼はこれまでのことを謝りますが、彼女は怖いから近寄らないでほしいと一蹴。メンバー間には、2人を追放しようとする空気が流れ始めました。一方、彼は多くのメンバーが働く姿を見て、自分もあの場にいたかったと後悔します。 安居は自分は何をすべきかを考え、涼と共に旅立つことを決意。外国人を連れ、方舟の解凍方法を見つけ出して必ず戻って来ると言い残して村を去りました。

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シェルターの目印となった仏像の話

話は変わって、地球が滅びる前のこと。有衛キイチは、花の父・貴士から仏像彫刻の依頼を受けます。17年のうちに7体彫るという依頼には、生活の保証と多額の報酬が約束されていました。 あるとき、キイチは貴士から今後地球に起こることや計画のことを聞きます。これを知った彼は貴士に、自分の息子を未来へ送ってほしいと頼みました。 時が経ち、目覚めたキイチの息子は旅の中で父親の仏像を見ています。その息子とは守宮ちまきでした。

【7SEEDSネタバレ】『7SEEDS』は感動必至の壮大ファンタジー

『7SEEDS』の原作は、「別冊少女コミック」誌で連載されていた“少女漫画”です。それにもかかわらず、本作の世界観は壮大で、圧倒的なスケールで描かれています。1度滅びた地球で人類が再び生き始め、新しい世界を生み出していく物語は圧巻の一言。登場キャラの多くが繊細に描かれており、群像劇としても見どころ十分です。 そんな本作は、アニメ第2期が地上波でも放送開始となりました。各グループの動きに注目しながら、この壮大なSFファンタジー大作を楽しんでみてくださいね!