2024年5月10日更新

【ヒロアカ】ワンフォーオールの歴代継承者と個性を一覧で解説!能力や4代目の謎を徹底考察

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「個性」によってヒーローが存在する世界が舞台となっている『僕のヒーローアカデミア』。その中で、無個性だった主人公の緑谷出久が譲渡されたのが「ワンフォーオール」という個性です。 今回はそんな作中の個性で最も重要な「ワンフォーオール」について詳しく解説します。歴代継承者や能力の秘密にも言及するので、最後まで楽しんでいってくださいね! ※この記事は『僕のヒーローアカデミア 』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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「ヒロアカ」ワンフォーオールとは何なのか?

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

ワンフォーオールとは、力をストックして、別の人間にその力を譲渡する個性です。代々、様々な人間の手に渡りヒーロー活動に大きく貢献してきました。そのため、力が悪人の手に渡らないように歴代継承者たちは個性の内容を秘密にすることを約束させられています。 継承者の間で代々受け継がれてきた「超パワー」自体は、「純粋な身体能力の強化」という至ってシンプルなもの。しかし応用が効く上にかなり強力な個性なので、作中でも屈指の威力を誇ります。その本質は「能力を育て上げて次世代に渡す」というものなので、代を追うごとにパワーが増すという特徴も。 物語序盤では、8代目継承者であるオールマイトがその圧倒的な力により、天候を変えるほどの力を見せています。また、蓄積された力が強力なため、肉体的な負担も大きく、受け取るためには強靭な肉体が必要です。 そのため、9代目継承者である主人公のデクは、初めは強大すぎる力を持て余していました。しかし肉体強化や個性の特徴を学び、徐々に制御できるようになります。

譲渡するたびに力が増す?

ワンフォーオールの譲渡方法は、“譲渡させたい人間に遺伝子を摂取させる”こと。それを長年繰り返すたびに、ワンフォーオールは強大な力をストックしてきました。 また、譲渡した後もしばらくの間はワンフォーオールを使用可能です。実際に個性を譲渡したオールマイトが、残された僅かな力を振り絞り最大の宿敵オールフォーワン(AFO)を倒すシーンは、作中屈指の名シーンです。

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ワンフォーオール歴代継承者とその個性を一覧で紹介!

ワンフォーオールは、「力をストックして別の人間に譲渡する」個性です。、ワンフォーオールが継承されていくうちに、歴代継承者たちのもともとの個性が強化された状態でストックされていきました。 その後、A組対B組対抗戦を契機にデクは歴代継承者たちの個性を発現させていきます。ワンフォーオールの歴代継承者の個性や特徴は以下のとおりです。

初代 (死柄木与一) 個性:個性の付与/力のストック
2代目 (駆藤) 個性:変速
3代目 (ブルース) 個性:発勁
4代目 (四ノ森避影) 個性:危機感知
5代目 (ラリアット/ 万縄大悟郎) 個性:黒鞭
6代目 (ガエン/揺蕩井煙) 個性:煙幕
7代目 (志村菜奈) 個性:浮遊
8代目 (オールマイト/八木俊典) 個性:無し

【初代】死柄木与一:個性の付与・力のストック

初代である死柄木与一はオールフォーワンの弟で、物語開始時点で亡くなっています。彼は兄から歪んだ愛情を向けられ続けていましたが、強い正義感で抗っていました。オールフォーワンから幽閉されていたところを、2代目から助け出されるという過去も。 彼の元々の個性は「個性の付与」で、その名の通り個性を他者に与える個性。他に与える個性がなかったため個性を発動していなかったことでオールフォーワンから無個性だと思われ、強引に「力のストック」の個性を与えられています。 その2つの個性が合わさることで、個性をストックして別の人間に譲渡する個性「ワンフォーオール」が誕生しました。

【2代目】駆藤:変速

2代目継承者・駆藤は赤に近いオレンジ色の髪が特徴的な青年で、顔に大きな傷があります。彼はオールフォーワンの最盛期に彼に対抗する組織を立ち上げ、リーダーとして3代目と共に戦っていました。ちなみに、風貌が爆豪に似ていると言われています。 彼の個性「変速」は、触れたものの速度を変えることが可能。オールフォーワンからは「ちんけな個性」と称されていましたが、長く継承されることで凄まじい速さを引き出す強力な個性へと変貌しました。

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【3代目】ブルース:発勁

3代目継承者・ブルースは、水色の髪を一つに束ね額に太いバンダナを装着した青年。2代目継承者・駆藤がリーダーのオールフォーワン対抗勢力の組織の1人として、戦い続けていました。 彼の個性「発勁」は、スクワットなどの一定の動作を繰り返して運動エネルギーを蓄積し、そのエネルギーを少ない動きで一気に放出するというもの。使い方によってはワンフォーオール100%のような、高度な動きをすることが可能です。

【4代目】四ノ森避影:危機感知

4代目継承者・四ノ森避影は、顔に大きなヒビがありボサボサのグレーヘアーが特徴的な男性。オールマイトに次いで長期間ワンフォーオールを保持していましたが、個性の許容量を超え続けた結果40歳という若さにして老衰で亡くなりました。 彼の個性「危機感知」は、個性を保持する人が危機に瀕した際に素早く感知するというもの。こちらに向けられた敵意に反応する個性であるため、悪意のない攻撃には反応しないところが特徴です。

【5代目】ラリアット(万縄大悟郎):黒鞭

5代目継承者・万縄大悟郎は、スキンヘッドにゴーグル、革ジャンといったイカつい見た目が特徴的な男性。語尾に「〜さ」とつける特徴的な話し方をする彼は、詳しい死因こそ明らかになっていないものの壮絶な戦死を遂げたようです。 彼の個性「黒鞭」は、腕から黒い鞭のようなエネルギーを放出し、遠くにあるものを掴み取るというもの。また、黒鞭をロープのように使用し移動することも可能です。デクは過去の継承者の個性の中で、1番最初に「黒鞭」を発現させました。

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【6代目】ガエン(揺蕩井煙):煙幕

6代目継承者・揺蕩井煙は、短い黒髪に口元まで覆われた赤い服が特徴的な青年。冷静ではあるものの基本的にはフランクな性格で、デクと意思疎通ができるようになってからは度々個性の使い方のアドバイスをおこなっています。 彼の個性「煙幕」は、その名の通り広範囲にわたって紫色の煙幕を発生させるというもの。あまり出しすぎると自身の見通しも悪くなることから、度々デクに個性の使い方について忠告しているようです。

【7代目】志村菜奈:浮遊

7代目継承者・志村菜奈は、筋肉質な体にハーフアップにした黒髪が特徴的な女性。聡明な性格かつコミュニケーション能力に長けた彼女はオールマイトの師匠にして、グラントリノの盟友でもあります。そんな彼女はオールマイトが18歳の時に、オールフォーワンに殺害されました。 彼女の個性「浮遊」は、文字通り空中に浮遊できるというもの。この個性だけでは空中を移動することは難しいですが、他の個性と組み合わせることで汎用性がグッとあがります。

【8代目】オールマイト(八木俊典):無個性

僕のヒーローアカデミア オールマイト

8代目継承者であるオールマイトは、圧倒的な力と絶大な人気を誇るかつてのNo.1ヒーロー。「平和の象徴」と称される伝説的なヒーローである彼は、生きてはいるもののかつてオールフォーワンとの決戦で瀕死の重傷を負い、それ以降命を削りながらヒーロー活動をおこなっていました。 彼は元々無個性でしたが、のちに師匠となる志村菜奈からワンフォーオールを譲渡されています。個性の使い方としては、自らの肉体強化とパワー系な必殺技が多いです。

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ワンフォーオール歴代継承者たちの名前には法則がある!

歴代継承者たちの現在判明している名前を見てみると、何代目かに対応した数字が隠されていることがわかります。デクは、わかりずらいですが緑谷出久の読み方から「く」という数字が見えますね。 ここから、まだ名前が判明していない2代目、3代目、6代目についてもそれぞれ数字が入った名前である可能性が高そうです。

ワンフォーオールの起源はオールフォーワン?

最強の個性であるワンフォーオールは、初代の体の中で偶然誕生しました。その人物はなんと最大の敵オールフォーワンの、実の弟です。 「他者の個性を奪い与える」個性を持つオールフォーワンは、いつしか自身の個性に悩む人々を誘惑するように。そうして熱い支持を受けるようになった彼は自分の意にそぐわない者を手を汚さずに始末し、裏社会を支配していくのでした。 オールフォーワンは弟である初代を自分の支配下に置こうとするものの、彼は断固として抵抗。痺れを切らしたオールフォーワンは、彼に無理やり「力をストックする個性」を譲渡します。ワンフォーオールの起源は、オールフォーワンの歪んだ愛情だったのですね。 しかし、無個性だと思われた初代は、ある個性を持っていました。それが“個性を譲渡する個性”。力をストックする個性と、個性を譲渡する個性が彼の中で混ざり合い、ワンフォーオールが誕生したのです。 そして邪悪なAFOを倒すため、ワンフォーオールは力を蓄えながら代々受け継がれてきました。

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ワンフォーオール歴代継承者の個性が発現するまでの伏線

雄英体育祭で初の邂逅

デクが初めて歴代継承者たちの意識に触れたのは、雄英体育祭におけるガチバトルトーナメント1回戦の心操戦。心操の個性によって操られていたデクの脳裏にオールマイトを含む複数名のイメージが出現したことで、一時的に洗脳を解いています。 この時にデクは、ワンフォーオールの中に今もなお歴代継承者の意志が残っていることを推測するのでした。

初代の意志に触れるデク

二度目は、夢の中で初代オールフォーワンの意志に触れたデク。そこで初代は過去のオールフォーワンと自身のやり取りや、オールマイトを含む歴代継承者のイメージをデクに見せるのでした。 上記をデクに見せた初代は、デクがまだまだ力を使いこなせていないことや「強すぎる"個性"が持ち主である人類の制御を離れ、その心身を破壊する」という個性特異点をとっくに過ぎてしまっていることを忠告。 それでも初代はデクに「君は1人じゃない」と声をかけ、新たな力を目覚めさせます。

A組・B組合同訓練で個性が暴走!

デクはA組・B組合同訓練の際に編入試験を受ける心操と再戦を果たしますが、突如ワンフォーオールが暴走。これまでの超パワーとは異なり、突然デクの右腕から黒い紐状の物質がふき出します。 その能力はデクの意思を無視して暴走しますが、オールマイト以外の人間は彼の暴走に気が付きません。いち早く異変に気づいたお茶子に止められた上で、あえて心操に洗脳されたことで意識を失ったデク。 彼は意識を失っている中で、歴代継承者の1人である万縄に叱咤激励されます。どうやらワンフォーオールの力が急成長を遂げたことで、デクの意志に反応した個性が発現したようです。 その後万縄は少しずつその姿を消していきながらも、デクに向かって「頑張れば大概何とかなる。俺達がついてる」と声をかけ、ワンフォーオールの完遂を託すのでした。

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デクがワンフォーオールの真価を発揮できた理由?4代目の謎を解説

オールマイトの継承者ノートで長らく不明だった、4代目継承者(四ノ森避影)の死因が明らかになりました。 それはなんと40歳での老衰。その事実から、歴代継承者たちは元から個性を持つ人間がワンフォーオールを継承した場合、寿命が短くなると推測します。故に無個性の人以外が、ワンフォーオールを継承すべきでないことがわかりました。 ただし現代にほぼ存在しない無個性の人間でありながらワンフォーオールを必要とする人間が現れる可能性は低いです。そのため、事実上デクが最後のワンフォーオール所有者になることが示唆されています。

デクならでは?ワンフォーオールの活用方法

デクが習得した「ワンフォーオール フルカウル」とは?

デクはグラントリノとの修行の末、「ワンフォーオール フルカウル」を習得します。その能力は、数%のワンフォーオールを全身に常時発動させるというものです。 この技を使いこなし、デクはヒーローらしい素早い動きが可能となりました。出力の割合は、肉体の向上に合わせて少しずつ上げていきます。  また、デクは足技を必殺技に昇華し「フルカウル シュートスタイル」を生み出します。デクは今までの戦いで、それ以上腕を使うことのできない状態にまで追い込まれました。それ故に、足を使うシュートスタイルを作り出し、自分だけの必殺技を確立したのです。 物語中盤以降はフルカウルを使用し、ヴィランや災害に立ち向かいます。

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ワンフォーオールをかっちゃんに譲渡!?

オールフォーワン

映画『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ヒーローズ:ライジング』にて、デクと爆轟は強敵ヴィラン「ナイン」と戦います。しかし、ナインの9つの個性に2人は全く歯が立ちません。終盤、デクのワンフォーオールの力を爆轟に譲渡し、2人のワンフォーオールの力でナインを倒すことができました。 戦闘において天才と称されている爆轟。彼は昔からオールマイトの戦闘を画面で見ながら育ち、最近はデクの戦闘を間近で見ていました。そのため譲渡直後にもかかわらずワンフォーオールを使いこなせたのではないでしょうか。 実はこの時ワンフォーオールは爆轟に譲渡されてはおらず、力を一時的に貸したのみ。最終的にワンフォーオールはデクの中に残ったままでした。

ワンフォーオールは継承されて強くなる!デクは歴代個性を使いこなせる?

『僕のヒーローアカデミア』で、AFOを倒すために存在するワンフォーオールが、最も重要な個性であることは言うまでもありません。 現時点でまだ隠されている要素も多いため、今後の展開がとても気になりますね。この記事を読んでヒロアカに興味を持った人はぜひ原作漫画、アニメ共にチェックしてみてください!