「ヒロアカ」全巻あらすじネタバレ解説!アニメは何巻から何巻まで?【全話解説】
2022年10月からアニメ6期が放送されている『僕のヒーローアカデミア』。『週刊少年ジャンプ』で連載中の堀越耕平による熱いヒーロー漫画が原作です。原作コミックスは2022年10月現在、36巻まで発売中。 アニメ6期をより楽しむためにも、いよいよ完結に向けて盛り上がりを迎えている「ヒロアカ」のあらすじを、ポイントを絞って全巻解説します! ※この記事は『僕のヒーローアカデミア』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
タップできる目次
- 『僕のヒーローアカデミア』あらすじ【ネタバレなし】
- 【全巻ネタバレ①】入学・USJ襲撃編 (アニメ1期)
- 【全巻ネタバレ②】雄英体育祭編 (アニメ2期)
- 【全巻ネタバレ③】林間合宿編 (アニメ3期)
- 【全巻ネタバレ④】死穢八斎會編 (アニメ4期)
- 【全巻ネタバレ⑤】異能解放軍編(アニメ5期)
- 【全巻ネタバレ⑥】vs 超常解放戦線編(アニメ6期)
- 【全巻ネタバレ⑦】最終決戦編 前半(アニメ7期)
- 【全巻ネタバレ⑧】最終決戦編 後半(アニメ8期)
- ジャンプの次世代を担う漫画!「ヒロアカ」の何がすごい?
- ヒロアカの魅力は熱い名言にあり?
- ヒロアカ用語をおさらいしよう!【主要キャラの個性一覧も】
- 『僕のヒーローアカデミア』の波は止まらない!アニメ8期放送に備えよう
『僕のヒーローアカデミア』あらすじ【ネタバレなし】

「ヒロアカ」は個性を持つヒーローがヴィランから人々を守る世界が舞台。ヒーローになりたい無個性の少年デクこと緑谷出久(みどりやいずく)は、憧れのヒーロー・オールマイトから彼の個性「ワン・フォー・オール」の後継者に指名されます。 雄英高校ヒーロー科に入学を果たしたデクが、苦難を乗り越えながら最高のヒーローになるまでを描く物語です。
【全巻ネタバレ①】入学・USJ襲撃編 (アニメ1期)
緑谷出久とオールマイトの出会い
無個性ながらもヒーローになるという夢を諦めきれない出久は、ある日ヴィランに襲われたところを憧れのヒーロー・オールマイトに救出されます。自分がヒーローになれる可能性を問う出久でしたが、個性が無ければヒーローにはなれないと、憧れの人に断言されてしまうのでした。 その直後、出久の幼馴染で優れた個性を持つ爆豪勝己(ばくごうかつき)がヴィランに捕まる事件が発生。出久はなりふり構わず彼を救おうと行動し、オールマイトにヒーローとしての資質を見出されます。 出久はオールマイトの個性「ワン・フォー・オール」の後継者に指名され、ついに個性を得ることに。二人三脚で訓練をして、出久は超難関の雄英高校ヒーロー科に合格。ヒーローへの第一歩を踏み出します。
初の戦闘訓練に敵襲が?
出久は個性との付き合い方に苦戦しながらもヒーロー科ならではの授業に日々心躍らせていました。入学からまもなく、A組は「ウソの災害や事故ルーム(USJ)」にて、本番を想定した災害救助訓練の授業を受けます。 そこに死柄木弔(しがらきとむら)率いるヴィラン連合がオールマイト撃破のため急襲。隔絶された施設内で、生徒たちは戦いを余儀なくされます。駆けつけたオールマイトは戦闘中に活動限界を迎え、死柄木に追い詰められますが、出久と到着した教師陣によって窮地を脱するのでした。 リーダーらしき死柄木とワープゲートを出す黒霧は逃走。この戦いによりオールマイトの活動限界がさらに短くなってしまいます。
【全巻ネタバレ②】雄英体育祭編 (アニメ2期)
体育祭でバトル!優勝を手にしたのは……?
プロヒーローのスカウトも来るビッグイベント・雄英体育祭がスタート。ヒーロー科・サポート科・普通科の垣根を越え、生徒たちは様々な種目でポイントを競い合います。ギリギリで残った出久は、上位16名によるトーナメント戦へと進出。 出久は2回戦で轟焦凍(とどろきしょうと)と戦い敗北してしまいますが、出久の言葉が父親への反抗心で頑なになっていた轟の心を動かします。その様子を見たオールマイトは、余計なお世話を焼くのもヒーローの本質だと出久を励ますのでした。 決勝戦では本気を出さなかった轟を相手に、爆豪が勝利。手を抜かれたことに爆豪が怒り狂う中、1位爆豪、2位轟、3位常闇踏陰(とこやみふみかげ)という結果で体育祭は幕を閉じます。
職場体験から期末試験へ
職場体験で出久はオールマイトの恩師であるグラントリノの元へ向かい、修行を積みます。コツを掴んだ出久は、格段に個性の使い方が上達しました。 その裏ではヴィラン連合やヒーロー殺しステインの動きが活発化。彼らによる保須市襲撃事件に遭遇した出久は、飯田天哉(いいだてんや)や轟と共にステインを捕えることに成功します。しかしステインの思想に感化され、世のヴィランたちが活発になり始めるのでした。 一連の事態の黒幕としてオール・フォー・ワンの存在が浮かび上がります。彼は個性を他者から奪い与える個性を持ち、半永久的に生きているとのこと。オールマイトは出久に、いつか彼と戦う可能性を示唆します。 学校では期末試験の時期に。出久は爆豪とペアとなり、無事及第点を取ります。
【全巻ネタバレ③】林間合宿編 (アニメ3期)
林間合宿で動く関係性
ヒーロー仮免合格のための林間合宿が実施されます。万全を期して極秘の場所で合宿を行い敵に備えていたものの、またしても合宿中にヴィラン連合が襲来。彼らの狙いは、ヴィランと近い思想を持つとしてターゲットにされた爆豪でした。 各所で激しい戦闘をしながら、爆豪を守る出久たち。ところが爆豪は小さな球体に変えられ、誘拐されてしまいます。 雄英内の内通者の存在が浮かび上がる中、学校側はプロヒーローによる救出作戦を準備。一方で出久たちは、八百万百(やおよろずもも)が敵につけた発信機を頼りに独断で爆豪救出へ向かいます。 アジトでは仲間になるよう爆豪が説得を受けていました。しかし彼にはオールマイトを超えるヒーローになるという強い信念があり、敵の勧誘は失敗に終わります。
オールマイトとオール・フォー・ワンの戦い
プロヒーローたちにより敵を一網打尽にしたかと思いきや、オール・フォー・ワンが現れ一気に不利に。敵の隙をついた出久たちの連携プレーによって無事爆豪は救出され、ついにオール・フォー・ワンとオールマイトの全力がぶつかり合います。 オールマイトはすべての力を使い切り、オール・フォー・ワンを倒すことに成功。彼の真の姿であるトゥルーフォームも世界中に放送され、“平和の象徴”がこの戦闘で消えたことが世間に知れ渡ります。オールマイトはテレビを通じて、「次は君だ」と出久にメッセージを送るのでした。 メッセージの真意に気付いた出久は、ワン・フォー・オールを受け継いだ者として、次は彼の役割を自分が担うことを改めて決意します。
【全巻ネタバレ④】死穢八斎會編 (アニメ4期)
ナイトアイの事務所でインターン決定
轟と爆豪を除くA組は仮免に合格。合格者はヒーローインターンに臨むことになり、出久は3年生で「ビッグ3」と謳われる通形(とおがた)ミリオの紹介でサー・ナイトアイの事務所に向かいます。 超ストイックながらユーモアを何より大事にするサー・ナイトアイとの面会をなんとか通過し、同事務所でのインターンがスタート。その過程で出久は、オールマイトの後継者候補がミリオだったことを知ります。 事務所では極道・死穢八斎會(しえはっさいかい)をマーク中で、出久は偵察中に偶然にもその若頭オーバーホールと、怯える少女・壊理(えり)と遭遇。オーバーホールは壊理の個性を利用し、人から個性を消す銃弾と血清を生産し、八斎會の復興を目論んでいました。
死穢八斎會のアジトへ突入
ヒーロー事務所が手を組み死穢八斎會のアジトに乗り込むことに。各事務所のヒーローに加え、インターン中の出久やミリオらも作戦に同行します。 出久とミリオは壊理救出のためアジトを進んでいきますが、ミリオは交戦中に個性を消す弾丸を受け個性が消失。サー・ナイトアイもオーバーホールの一撃を受け、瀕死の状態となってしまいます。 多くの犠牲を払いながらも、出久は壊理の奪還に成功。人を巻き戻す個性を持つ壊理の力で個性の反動を相殺しながら、出久の全力でオーバーホールはついに倒れます。 学校では文化祭の準備が進み、サー・ナイトアイを失った悲しみを飲み込みながら出久はクラス出し物を成功させました。学園祭にはミリオに連れられた壊理の姿もあり、初めて彼女は笑顔を見せます。
【全巻ネタバレ⑤】異能解放軍編(アニメ5期)
合同訓練開始!
アニメ4期ラストで次のNo.1ヒーローにエンデヴァー、No.2にホークスが選ばれ、彼らが知性を持つ脳無ハイエンドと交戦する姿が描かれます。 5期はB組との合同戦闘訓練から。ヒーロー科への編入を目指す普通科の心操人使(しんそうひとし)も加わりクラス対抗戦が実施されます。 この訓練中、出久の個性が暴走。彼のワン・フォー・オールという個性の中には、これまで継承してきた2代目から6代目までの6つの別の個性が存在することが判明します。このとき出久は、6つのうちの1つ「黒鞭」という個性を発現しました。 洗脳の個性を持つ心操は出久の個性の暴走を制止。訓練中の活躍が認められ、2年からヒーロー科への編入が許可されます。
平和な日常の裏で死柄木の個性が開花
黒霧が逮捕され動きの鈍化したヴィラン連合は、ヴィランのサポートアイテム製造を行うサポート企業デトネラット社に襲撃されます。同社を率いる四ツ橋力也(よつばしりきや)は「異能解放軍」という組織の指導者で、ヴィラン連合の解体を目論んでいました。 ヴィランの組織同士の全面戦争となりますが、戦闘中に死柄木の個性が開花。死柄木は四ツ橋を倒し、新たに10万人以上を擁する「超常解放戦線」のトップとなります。 一方で雄英高校ではヒーローインタビューの授業やクリスマス会などで平和な時間が流れていました。2学期が終了し冬休みへ。年明けには2度目のヒーローインターンへと向かうことになります。
エンデヴァーのもとで成長していくデクたち
2度目のヒーローインターンですが、行く宛のない出久と爆豪は轟に誘われエンデヴァー事務所でインターンを行うことに。No.1ヒーローの的確な指導のもと3人は成長します。 二重スパイ中のヒーロー・ホークスはヴィランからの信頼を得ていました。彼の情報をもとに、プロヒーローと学生たちは死柄木がいるという京都へと向かうことに。こうして超常解放戦線とヒーローとの全面戦争が始まります。
【全巻ネタバレ⑥】vs 超常解放戦線編(アニメ6期)
ヒーローvs超常解放戦線!激戦の幕が上がる
ホークスから得た情報をもとに、超常解放戦線の撃破に向け動き出したヒーローたち。エンデヴァーやイレイザーヘッドは個性の移植を受けている死柄木の討伐を目指し、雄英の教師・生徒を中心としたチームは敵が集まる本拠地に襲撃をかけます。 その裏では、超常解放戦線に潜入していたホークスが暗躍。荼毘に邪魔をされ大ダメージを負うも、トゥワイスの命を奪うことに成功します。さらに、死柄木を心停止の状態にするなど、ヒーロー側の勝利は目前……かと思われましたが。 なんと、死柄木が意識を取り戻し、崩壊の個性で周囲一帯を破壊!最強の敵が目を覚ましてしまったのです。そこにエンデヴァーやイレイザーヘッド、そしてデクと爆豪が登場。死柄木を倒すため、ヒーロー側の主力たちが激戦を展開し始めるのでした。
窮地の出久を守ったのは……?
イレイザーヘッドの個性「抹消」によって死柄木との戦闘を有利に進めようとするヒーロー側ですが、死柄木は個性を消す銃弾をイレイザーヘッドに撃ち込みます。彼は即座に撃たれた足を切断し、能力を維持。駆けつけた轟によりピンチを脱しますが、切断の痛みもあり気絶してしまいます。 死柄木がすべてを破壊しようとした際、出久が7代目継承者の個性「浮遊」を発動。さらに自身を顧みず次々と必殺技を繰り出します。 優勢に見えたヒーローチームでしたが、死柄木の意識をオール・フォー・ワンが乗っ取り、出久にとどめを刺そうと攻撃。これを身を挺して止めたのは爆豪でした。 また一方では、荼毘(だび)の正体がエンデヴァーの長男・轟燈矢だと判明しました。
ヒーローアカデミアを去ったデク
超常解放戦線との全面戦争が終了した後、一足遅く出久も目を覚まします。心配する母に、ワン・フォー・オールのことを説明するオールマイト。 母がその状況を知り更に心配すると、オールマイトは「雄英で守る手筈は進めている」と話しました。しかしそれを聞いた出久は、「雄英には戻りません」と口にします。 これまで守りたかった人物や身近な人物が、自分の目の前で傷付くのを何度も目の当たりにした彼。死柄木は出久の居場所を捕捉できます。彼は自分のせいで、誰かを傷付けたくなかったのです。 自分の存在が対ヴィラン連合の主軸となった出久。彼はA組のメンバーに置き手紙を残しヒーローアカデミアを去り、エンデヴァー達と共に戦地へと赴くのでした。
デクがさらに豹変…
元公安であり、オール・フォー・ワンにそそのかされ捨てられたレディ・ナガン。彼女との戦いを経てオール・フォー・ワンへの憎しみを増幅させた出久は、遂にエンデヴァー達にも止められない暴走を始めます。 作戦を無視し、手当たり次第ヴィランを倒していく出久。血と泥に塗れたその姿は、とてもヒーローには見えず、助けた市民に怖がられてしまうほどです。 「自分の近くにいると危ない」「オール・フォー・ワンを倒す」という思考に染まってしまった出久は、遂にオールマイトさえも振り切る暴挙に出ました。 出久の無理を心配しながらも、継承者の運命として仕方ないと語る志村達。しかしリーダーは「今の緑谷出久を補完できるものがあるとすればーー」と語ります。 そのとき単独でピンチに陥っていた出久を救ったのは、コスチュームに身を包んだ爆豪でした。
【全巻ネタバレ⑦】最終決戦編 前半(アニメ7期)
ヒーローとヴィランの最終決戦が開幕!
デクが爆豪たちに説得され雄英へ帰還したあと、日本にアメリカのスーパーヒーロー・スターアンドストライプが上陸。死柄木と激戦を繰り広げます。スターアンドストライプは独自のルールを設定できる個性「新秩序(ニューオーダー)」で善戦を見せるも、力及ばず敗北を喫することに。 しかし、彼女の活躍で死柄木に大ダメージを与えることに成功。回復までの猶予期間を使い、日本のヒーローたちがヴィラン殲滅の準備を開始します。 そしてついに、ヒーローVSヴィランの最終決戦がスタート!ヒーローたちはそれぞれの戦場で、命を削る戦いを強いられることになります。
焦凍vs荼毘!さらに死柄木との激戦もスタート
焦凍は冷と熱の個性を同時に発動させる新モードを使い、自身の兄である荼毘と交戦。強烈な荼毘の炎を鎮めるため、「大氷海嘯(だいひょうかいしょう)」で氷漬けにします。この勝利により、ヒーロー側の勢いが上がっていくことに。 エンデヴァーやホークスがオール・フォー・ワンに大ダメージを与え、爆豪は他のヒーローと協力しながら死柄木を抑え込みます。しかし、様々な個性を取り込んだ死柄木が覚醒し、圧倒的戦力を発揮。なんと爆豪が心停止に追い込まれるまさかの事態が発生します。 エッジショットたちが彼の治療を始めますが、生き残れるのか不透明な状況でした。そしてついに、別の場所に飛ばされていたデクが死柄木の前に登場。彼は歴代ワン・フォー・オール継承者の個性を駆使し、怒りの猛攻を仕掛けます。
ヴィラン主力メンバー最後の戦い
デクが死柄木との激戦を繰り広げる一方、別の場所ではトガヒミコがトゥワイスからコピーした個性「二倍」を使用。自身を増殖させ続ける「哀れな死の行進(サッドマンズデスパレード)」を発動させます。敵が無限に増え続ける絶対的窮地、これを打開したのはお茶子でした。 彼女はトガに寄り添いたいという一心で、必死に対話を重ねます。そのなかでトガは人のあたたかさに触れ改心。最後は失血死寸前のお茶子に輸血し、そのまま息を引き取ってしまうのでした。 その一方、無力化したと思われた荼毘が暴走を開始!それを止めようとするエンデヴァーのもとに焦凍をはじめとする轟家が集まり、何とか荼毘を抑え込むことに成功します。
【全巻ネタバレ⑧】最終決戦編 後半(アニメ8期)
オールマイトとオール・フォー・ワンによる因縁の対決
オール・フォー・ワンは巻き戻しの個性で若返りに成功。オールマイトは最新鋭の装備で挑みますが、様々な個性による攻撃で追い詰められていきます。全ての武器が破壊され死が目前に迫った……その時、なんと爆豪が加勢に登場!彼はエッジショットの治療により、蘇生を果たしていたのです。 爆豪は爆破の個性を活かした超スピードの移動術を駆使しながら、オール・フォー・ワンにダメージを与えます。窮地に陥ったオール・フォー・ワンが全ての個性因子を解放するも時すでに遅し。覚醒した爆豪のハウザーインパクトを食らい、そこからの猛ラッシュを受けてノックアウト! 巻き戻しの個性の影響で赤子に戻ってしまい、最終的にこの世から消滅してしまうのでした。
デクvs死柄木!勝利を掴むのはどちらか
デクは死柄木を倒すため、ワン・フォー・オールに宿る歴代継承者たちの個性を譲渡して「内側からダメージを与える」ことを決意。少しずつ個性を渡していき、精神世界への侵入に成功します。 そこにあったのは死柄木が幼少期に住んでいた家。ここは崩壊の個性で家族を殺してしまった、彼のトラウマの原点とも言える場所でした。デクはそこで幼い死柄木に手を差し伸べ、ボロボロになった心を救い出します。 デクの優しさにふれ死柄木が改心する……かと思いきや、なんとその精神世界にオール・フォー・ワンが登場!どうやら死柄木に渡した個性に意識を宿し、深層心理に潜み続けていたようなのです。オール・フォー・ワンはそのまま死柄木の体を奪い、世界の崩壊を目指し動き始めるのでした。
最終決戦がついに決着!デクたちに待つ未来とは
死柄木の体を乗っ取ったオール・フォー・ワン。彼を倒すためにヒーローたちが集結し、最後の戦いがスタートします。デクは仲間たちのサポートを受けながら、オール・フォー・ワンのもとへ猛進!目の前まで辿り着き、最後の力を振り絞ったパンチを繰り出します。 それに呼応するかのように、なんとオール・フォー・ワンの中に宿る死柄木の意識が、体の内側からパンチを放ったのです。デクと死柄木の攻撃が重なり合ったとき、オール・フォー・ワンは完全に消滅。長かった戦いに終止符が打たれたのでした。 最終決戦終結後、デクたちは少しずつ日常を取り戻していきます。それから長い時が経ち、デクは雄英の教師として後進の育成に励みながら、ヒーロー活動にも着手。仲間たちと共に、平和を守るため戦い続けるのでした。 ちなみに、アニメに含まれるかは不明ですが、最終巻には描き下ろしエピローグが収録されています。詳しい内容を知りたい方は、最終回&エピローグ解説記事をご覧ください。
ジャンプの次世代を担う漫画!「ヒロアカ」の何がすごい?
ヒーローと言えばピンチにさっそうと現れ助けてくれる存在です。主人公の出久もヒーローを目指す少年ですが、彼のスタートはゼロどころか無個性というマイナスから始まり、いわゆるヒーロー像とは正反対のところにいます。 そんな彼は自分がヒーローになるためではなく、“ヒーローになって目の前にいる人たちを救う”ために戦うのです。主人公が成長していくという展開は王道の少年漫画らしさがありますが、ヒーローの卵たちが未熟ながらも人を救いたい一心で戦うという点が、本作の大きな魅力となっています。 作中では出久だけでなく生徒やプロヒーローたちの“弱さ”が描かれているのも特徴です。弱さを持つ人々が、それを克服し立ち上がっていく姿が、読者に勇気を与えてくれます。
ヒロアカの魅力は熱い名言にあり?
君はヒーローになれる/オールマイト

憧れのオールマイトに、無個性ではヒーローになれないという現実を突きつけられた出久。しかし目の前で幼馴染が敵に捕われた時、真っ先に助けようと動いたのは無個性の出久でした。そんな出久にオールマイトはこのセリフを伝え、彼に個性を継承することを決めます。 出久にとって始まりのひと言であり、彼の幼い頃からの夢が肯定された胸が熱くなる瞬間です。
どんだけ恐くても「自分は大丈夫だ」っつって笑うんだ 世の中笑ってる奴が一番強いからな / 志村菜奈
オールマイトの師匠で、ワン・フォー・オールの7代目継承者・志村菜奈が11巻で言うセリフです。彼女はオールマイトにこの言葉を伝え、そうしてどんなピンチでも笑顔で颯爽と皆の前に現れる“平和の象徴”オールマイトが生まれたのです。 作中ではよく笑顔が自分を奮い立たせ、周りを励ます手段として描かれています。笑顔の力を実感できる名言です。
ヒーローがマントを羽織るのは!痛くて辛くて苦しんでる女の子を 包んであげる為だ! / 通形ミリオ
17巻で登場するルミリオン、通形ミリオの名言です。壊理を救うためたったひとりでオーバーホールたちに戦いを挑むルミリオンは、銃弾が当たらぬようマントを使っていました。敵はそのことをおちょくり、マントは飾りだと思っていたと小馬鹿にします。 それに対しルミリオンはこのセリフを返しました。彼のヒーローとしての優しさと強さが垣間見えるセリフです。
ヒロアカ用語をおさらいしよう!【主要キャラの個性一覧も】
ヒーロー
個性を悪用した犯罪者に立ち向かい、人々を救うために活動する職業がヒーローです。実績を積んだヒーローは個人事務所を開設し、相性の良いサイドキックやヒーローを雇います。 人気の高い職業で、偉大なヒーローになるにはヒーロー科を擁する難関ヒーロー育成校を出ることが必須と言われるほど。ヒーロー志望者はまずヒーロー資格試験にて難関を突破し、仮免の取得が必要です。
ヴィラン
個性を悪用する犯罪者を総称してヴィランと呼びます。単独で行動する者もいれば、ヴィランが率いる犯罪組織に身を置いて悪事を働く者も。 作中ではヴィラン連合や、さらに拡大した組織・超常解放戦線が登場したほか、ヤクザの死穢八斎會もヴィラン予備軍という扱いで登場しました。思想の違いによって協力することもあれば、敵対し合うこともあります。
個性
先天性の超常的な力を個性と言います。人類が個性を発現するようになったばかりの頃は、異能と呼ばれ差別対象となっていましたが、物語開始時には人口の8割が何かしらの個性を持つ世界に。 出久たちは第5世代と呼ばれ、ほとんどの子供が4歳までに両親の個性に関連する個性を発現させます。 以下は主要キャラクターの持つ個性一覧です。
| 緑谷出久 (みどりやいずく) | 身体能力を増強させる「ワン・フォー・オール」 |
|---|---|
| オールマイト | 個性を譲渡できる「ワン・フォー・オール」をデクに譲渡 |
| 爆豪勝己 (ばくごうかつき) | 掌から可燃性の汗を出し爆発させる「爆破」 |
| 麗日お茶子 (うららかおちゃこ) | 指先で触れたものを無重力状態にする「無重力(ゼログラビティ)」 |
| 轟焦凍 (とどろきしょうと) | 凍らせる個性と燃やす個性が同居する「半冷半燃」 |
| 飯田天哉 (いいだてんや) | ふくらはぎがエンジンのようになり加速する「エンジン」 |
| 蛙吹梅雨 (あすいつゆ) | 蛙っぽいことならなんでも出来る「蛙」 |
| 死柄木弔 (しがらきとむら) | 手で触れたものを壊し人も塵にする「破壊」 |
| 荼毘 (だび) | 掌から青い炎を放つ「蒼炎」 |
| オール・フォー・ワン | 個性の強奪や付与、複数個性の利用が出来る「オール・フォー・ワン」 |
『僕のヒーローアカデミア』の波は止まらない!アニメ8期放送に備えよう
原作ではヒーローVSヴィランの全面戦争に突入し、これまでにない熱いバトルが繰り広げられている『僕のヒーローアカデミア』。最新刊ではデクの豹変など、予想だにしなかった衝撃的な展開が描かれていました。 「ヒロアカ」のとどまるところを知らないスピードに振り落とされないよう、しっかり復習してから存分にアニメ8期を楽しみましょう!















































