話題の「ジョジョ立ち」とは一体！？一覧で各キャラのポーズを紹介【元ネタも】

「ジョジョ立ち」とは漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場するキャラクターたちが魅せる独特なポージングの総称です。 表紙や作中での活躍時など、登場するシチュエーションはキャラクターによりさまざまですが、そのいずれも普通に生活を送るうえでは決して取らないような個性的なものばかりとなっています。 また作中の独特な世界観を表現するためにも、ジョジョ立ちは一役買っています。『ジョジョの奇妙な冒険』という作品を語るうえで切っても切り離せない存在、それがジョジョ立ちなのです。 そんなジョジョ立ちについて、元ネタや有名なポーズの紹介をしていきたいと思います。ぜひ自分の好きなジョジョ立ちを見つけてください。

ジョジョ立ちの元ネタとして、その多くが海外のファッション雑誌の写真を参考にして描かれています。インターネット上では雑誌の写真と作中の絵を比べた検証画像が数多く散見されるため、ただの偶然ではないことは一目瞭然です。 作者の荒木飛呂彦はイタリア芸術や昔のハリウッド映画のポスターイラストの非日常感に影響を受けたようで、「人ができないポーズを考えてるのに、みんなが真似しててビックリした」とも語っていました。

こちらのジョナサン・ジョースターのフィギュアは、単行本4巻の表紙のポーズを参考に作られています。右手や足の形は表紙には描かれていないため、ゲームやフィギュアなどの媒体で少しずつ違いも見られるポーズです。 一般的に真似されることが多いのは、右手は拡げたまま伸ばし、両足を大きく広げて腰を落とすようなポーズになります。 ジョジョ立ちのなかでは比較的容易に真似できるポーズであることも人気の理由の1つです。

第3部の主人公、空条承太郎の決めポーズです。シンプルで格好良く、真似もしやすいポーズとなっています。親指と人差し指の2本で相手を指差すその独特の指し方は、まさに承太郎の代名詞。 帽子のつばを持って「やれやれだぜ…」と呟くポーズと双璧をなす存在といえます。 後者のポーズは真似をするうえで独特とまではいえないレベルのポージングですので、承太郎のジョジョ立ちといえば上記画像のような指差しポーズを真似する方が非常に多いです。

ディオ・ブランドーのジョジョ立ちです。第3部にて再登場を果たした彼は、単行本13巻に収録のエピソード『戦慄の侵入者の巻』の表紙にてこのポーズを晒しています。 首筋に見えるジョースター家の痣を含めて、まさに‟背中で語る男”のポーズといったところでしょうか。 ポーズそのものは真似しやすい部類ですが、背を向けなければならないため、真似をする際に写真を撮りたい人には難易度が高そうです。自分で見ることも難しいので、誰かと一緒に居ることが前提のポーズですね。

単行本13巻にて花京院典明が見せたジョジョ立ちです(左上の画像)。 エジプトへ向かう飛行機内で襲ってきた敵スタンド“灰の塔”に「きさまのスピードではおれをとらえることはできん」と挑発を受けた花京院は、このポーズを取って不敵に「そうかな」と返しました。 右手は親指と人差し指、左手は親指、人差し指、小指を伸ばして腕を組むようなイメージです。誰かに挑発されたときにはこのポーズをとって「そうかな」と返してやりましょう。

第5部の主人公、ジョルノ・ジョバァーナが単行本47巻で取ったポーズです。あくまで彼のイメージとして描かれた絵でしたので、作中で彼が実際に取ったわけではありません。 何かとネタにされたり話題に事欠かないポーズですが、その男性ならではの色気も感じるポージングは使いこなせれば非常にセクシーです。 足は開いて、右手で胸元をガッと開き、左手は握りこんで足の前に。ギャングスターにはなれなくても、身近なスターくらいにはなれるかもしれません。

こちらは第4部で暗躍する殺人鬼、吉良吉影が操るスタンド「キラークイーン」が見せたジョジョ立ちです。単行本39巻にて広瀬康一に止めを刺す寸前のキラークイーンがこのポーズを取っていました。 両指の人差し指と小指を立てて、右ひじと左ひじをくっつけるように近づける。右手は天に掲げ、左手は地面を指差します。可能な限り腰を捻って体を後ろに反らすのが格好良さのポイントです。くれぐれも腰を痛めないように注意してください。

紹介したジョジョ立ちの他にも、『ジョジョの奇妙な冒険』には数多くのジョジョ立ちが存在しています。上記は単行本36巻の表紙として描かれた東方仗助のジョジョ立ちです。今回紹介したポーズはいずれも有名で、真似をしやすいものをピックアップしました。 紹介したポーズ以外にも真似をされているジョジョ立ちはたくさん存在しますし、作中にはまだ真似されていないようなマニアックなジョジョ立ちも存在するかもしれません。ぜひ作品を読んで確認してみてください。

SNS上ではジョジョ立ちを披露する芸能人も増えてきています。女性タレントの中川翔子、モデルの内田理央や元アイドルの西野七瀬、芸人のケンドーコバヤシ、中田敦彦がその筆頭です。過去2回、人気バラエティ番組『アメトーーク！』にて、『ジョジョの奇妙な冒険』が特集された際にも数多くの芸人たちがジョジョ立ちを披露しました。 また最近実写化されたドラマ『岸部露伴は動かない』では、露伴を演じた高橋一生の取る“あまりにも自然過ぎるジョジョ立ち”が話題となりました。

本記事では数々のジョジョ立ちについて紹介してきました。『ジョジョの奇妙な冒険』は2022年12月現在のシリーズ累計131巻。非常に息の長い作品です。 まだまだ語りつくせないほどのジョジョ立ちがそこには存在しています。マニアックなポーズを探すもよし、王道のポーズをきめるもよし。ポーズを格好良くきめたあなたはきっと周囲にこう言われます。 「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ　そこにシビれる！　あこがれるゥ!」