『ワールドトリガー』多彩なトリガーをポジション別に一覧で紹介！種類や気になる特徴は？

『ワールドトリガー』に登場する「トリガー」とは、現実には存在しない架空のテクノロジーを指します。ネイバーの文明を支える技術であり、そんなネイバーを迎え撃つ「ボーダー」にとっても必要不可欠な武器であるトリガー。 本記事では用途によっても機能が異なるトリガーを、ポジション別に一覧で紹介していきます！ ※本記事では、2021年8月現在まで連載されている『ワールドトリガー』のネタバレを含みますので、読み進める際はご注意ください。

トリガーとは近界を支える架空のテクノロジーです。 またボーダー内で「トリガー」と言えば、ネイバーに対抗するための武器を指します。トリガーは未知の生体エネルギー「トリオン」を動力源としており、戦闘用の換装体「トリオン体」にはこれでなければダメージを与えられません。 ここでは最初に、現段階で判明している4種のトリガーを解説していきます。

マザートリガーは近界の星を形成する、巨大なトリガーです。クイーントリガーとも呼ばれ、優れたトリオン量を持つ能力者を「神」として生贄にすることで、凄まじいパワーを発揮します。 生贄を捧げなくても起動自体は可能ですが、星を維持できるほどのエネルギーは生まれません。

マザートリガー直属の、その星で最も強力なトリガーがクラウントリガーです。クラウントリガーの役割は星を守ったり星を豊かにしたりと、星ごとに異なりました。そしてクラウントリガーの役割や性質によって、星の在り方そのものの方向性が定まります。 2021年9月現在判明しているクラウントリガーは、「ツチガミ」と「雷神丸」の2つのみです。

作中ではボーダーで使用されている武装化したトリガーを、ブラックトリガーと比較しノーマルトリガーと呼んでいます。トリガー自体は小さいチップ状ですが、「トリガーホルダー」にセットし武器化して使用していました。 ノーマルトリガーは左右で8種類まで装備でき、状況や適性に応じて、様々なトリガーを使い分けながら戦います。

ブラックトリガーはトリオン量の多い能力者が自身の命と引き換えに造る、武装型の特別なトリガーです。その製造方法からもわかるようにノーマルトリガーとは一線を画し、使用すれば強さも桁違いに跳ね上がります。 基本的にボーダーの最高ランクはA級ですが、このブラックトリガーを所持した時点でさらに上のS級隊員となるほどの代物です。

「攻撃手(アタッカー)」は攻撃の主力となる人気の高いポジションです。近接戦闘を得意とし、トリガーもブレード型を使用していました。 ここではそんなアタッカーのトリガーを、3つ紹介します！

旋空弧月は弧月専用のオプショントリガー「旋空」を使用した技です。 通常状態では変化できない弧月の刀身を、トリオンを消費し瞬間的に伸ばします。振るブレードは先端にいくほど威力とスピードが増すのが特徴です。

幻舞も旋空と同じ弧月のオプショントリガーで、トリオンを消費し刀身の形状を変化させられます。使用すれば攻撃を避けた相手への不意打ちや、攻撃をかわしながらの反撃が可能です。 ただし旋空と比べると、使用者は多くありません。

韋駄天は加古隊の黒江双葉(くろえふたば)が使用する試作オプショントリガーで、その詳細は未だ明かされていません。 しかしトリオン体にエフェクトが入ることやその名前から、機動力を向上させるトリガーだと推測されています。

スラスターはレイガストの専用オプショントリガーで、ブレードからトリオンを噴出してレイガストを加速させます。 ブレードモードでもシールドモードでも使え、重装型のレイガストの欠点を補う効果がありました。

モールクローは地面や厚い壁の中に刃を潜ませ、死角から攻撃する技になります。 強力な技ですが、地面からだと急所の少ない足付近のみへの攻撃しかできず、壁からだと動きが止まってしまうのが短所です。

ブランチブレードは体内で刃を枝分かれさせ、様々な場所から攻撃する技です。 足先や手先から出た刃を向けられた敵は、それを受けるしかありません。そして相手が太刀を受けた後に、肘や膝からの刃で相手を突きます。

銃型のトリガーを使用し、自身のトリオンで創造した弾で攻撃をする「銃手(ガンナー)」。 ここでは中距離戦闘を得意とするガンナーのトリガーを紹介していきます！

合成弾はメイントリガーとサブトリガーにセットした弾トリガーを、合成して作るトリガーです。2つのトリガーの特徴をミックスできるため非常に強力ですが、大量のトリオンを消費するうえに作成にも時間がかかるため使用者は多くありません。

最後に紹介する「狙撃手(スナイパー)」は、名前の通り遠距離攻撃を専門とするポジションです。 スナイパーが使用する狙撃銃型トリガーは3種類あり、それぞれ持ち味が「飛距離」「弾速」「パワー」で異なります。

防御用トリガーは敵の攻撃を凌ぐ専用のトリガーです。特にシールドはポジションや階級に関係なく、あらゆる人物が所持している必須トリガーになります。

スイッチボックスは特殊工作兵(トラッパー)専用のトリガーです。マップ上の任意の場所に設置でき、端末を使用することで自由自在なタイミングで起動させられます。 種類も攻撃用や移動用など様々で、作中ではトラッパーである冬島慎次(ふゆしましんじ)が使用していました。

オプショントリガーは、攻撃や防御以外の機能を備えたトリガーを指します。 オプショントリガー自体で戦うことは不可能ですが、メイントリガーにオプショントリガーを付属すれば、より強力な武器になるのです。

「万能手(オールラウンダー)」とは近距離用のアタッカー用トリガーと、中距離用のガンナー用トリガーの両方を扱うポジションです。 規程では近中距離両方のソロポイントが6000ポイント以上となれば、認められるオールラウンダー。作中で登場する人物では天羽月彦(あもうつきひこ)や、木虎藍(きとらあい)などがこのポジションに該当します。

上記したオールラウンダーは近中距離用トリガーでの戦闘に対応したポジションで、基本的にスナイパー用トリガーの訓練はしません。しかし作中には、アタッカー、ガンナー、スナイパーの3つ全てに対応している人物が1人だけ存在します。それが「完璧万能手(パーフェクトオールラウンダー)」の木崎レイジです。 非公式ながらもパーフェクトオールラウンダーの条件は、3種全てで8000ポイント以上を獲得することだと言われています。

「全武装(フルアームズ)」は、木崎のみが使用できる玉狛支部製のトリガーです。メインとサブのみを扱うノーマルトリガーとの1番の違いは、装備の多さ。 フルアームズはパーフェクトオールラウンダーの木崎らしく、両手、両肩、背中に合計6つの装備を備えています。

『ワールドトリガー』に登場する武器「トリガー」は、用途も形状も多くの種類がある多彩な武器です。特にSFアクション好きであれば、トリガーの存在がツボにどハマりした人も多いはず。 2021年10月より、TVアニメの3クール目放送も決定している『ワールドトリガー』。アニメを鑑賞する際は、ストーリーはもちろんトリガーにも注目してみて下さい！