「よう実」綾小路清隆の正体とは?過去や本気の実力を徹底解説!
「よう実」綾小路清隆(あやのこうじきよたか)のプロフィール
学籍番号 | S01T004651 |
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誕生日 | 10月20日 |
身長 | 176cm |
クラス | Dクラス |
学校からの評価 | 学力:C(51) 身体能力:C+(60) 機転思考力:D+(37) 社会貢献性:C+(60) 総合:C(51) |
『ようこそ実力史上主義の教室へ』の舞台は、進学率、就職率ともにほぼ100パーセントを誇る高度育成高等学校。表向きは優秀な超進学校ですが、実際は実力にすべてが左右される非常識的な学校でした。 綾小路はそんな高校の最下層であるDクラスでありながら、作中トップクラスの実力者でした。しかし自分の実力を隠すため、表立って行動することは多くありません。Aクラスを目指す堀北鈴音(ほりきたすずね)に協力する形で、暗躍し凄まじい力を発揮しています。 綾小路は常に無気力でやる気のない性格をしています。自身は「事なかれ主義」を自称しており、クラスメイトの堀北には批判されていました。必要最低限の行動しかしないため、クラスでは目立たない存在で、自身の友達を作る能力の低さを、彼自身も気にしている様子。 また彼は、非常に冷酷で損得でしか物事を考えない性格をしています。他人のことは利用価値のみで評価しており、彼自身が動く際は相手が自分にとって価値があると感じたときのみです……!
【正体・過去】綾小路とホワイトルームの関係とは?
綾小路は「ホワイトルーム」の出身です。ホワイトルームとは人工的に天才を創りだす育成施設で、綾小路の父がトップを務めています。綾小路は「ホワイトルームの最高傑作」と称されるほどの存在で、他の生徒は「綾小路清隆を越える存在になれ」と教育されるほどでした。 彼は生まれたときからホワイトルームで教育を受けていましたが、1年間稼働を停止していた時期があります。最高傑作としての綾小路に心酔していた父は、執事である松雄に息子の待機を命じていました。 しかしその間に綾小路は執事の手を借りながらホワイトルームを脱出し、高度育成高等学校に入学したのです。 彼は自身がホワイトルームを抜け出し学校に入学した理由を、ホワイトルームで学べないことを学び自由を知りたかったからと話しています。
【能力】綾小路清隆はなぜ本気を出さない?
綾小路はDクラスに所属する生徒で、さらにクラス内でも優秀な部類ではない人物です。しかし実際は学力、身体能力ともに常人離れした能力の持ち主で、普段はその優秀さを隠しているだけでした。 ちなみにその高すぎる能力を隠す理由は、「一般的な高校生」として穏やかに過ごしたいから。ホワイトルームでは経験できない普通の高校生活を経験するために、特に秀でたところのない凡人を演じているのです。 全教科の試験で狙って得点を操作できるほど、高い学力を有しています。また単純な学力だけでなく、戦略を考えたりと頭の回転も非常に早いです。知力に関しても、常人が一生をかけて学ぶ知識量をすでに超えていると本人が語っていました。 そして身体能力も常人の比ではなく、龍園率いる武闘派集団を1人で圧倒する強さをみせつけています。その実力は、格闘のプロと正面から戦っても余裕で勝利できるレベルです。 優秀な人物やキレ者が多く登場する本作ですが、綾小路と肩を並べる実力者はほとんどいません。学力と身体能力の総合点で言えば、ホワイトルーム関係者を除き彼と渡り合えるのは高円寺くらいでしょう。しかし高円寺は自分勝手すぎる面があるので、やはり綾小路が作中最強です!
【活躍】綾小路清隆が本気を出したシーンまとめ
- 【1年生】無人島特別試験単独で動き他クラスリーダーを当ててDクラスを1位にする
- 船上試験ミスを演出してAクラスを欺く
- 体育祭リレー生徒会長に本気のリレー勝負を挑み脅威の走りを見せる
- 龍園との肉弾戦龍園ら武闘派生徒4人を1人で叩きのめす
- 選抜種目試験Aクラスの天才・坂柳をチェスで打ち負かす
- 【2年生】学力試験数学で満点を取る
- 無人島特別試験②1年総出で狙われるも切り抜ける
- 満場一致特別試験狙った退学対象者を確実に退学に追い込む
- 文化祭ホワイトルームからの刺客を罠にかけ退学に追い込む
- 修学旅行スキー初心者ながらあっという間にマスターする
【1年生】無人島特別試験
綾小路はCクラスのスパイに掘北がDクラスリーダーだと思われるよう立ち回りました。その裏で掘北が体調不良になるきっかけを自然に作り、堀北とリーダーを交代。 綾小路は自身は目立たずして、Dクラスを圧勝へと導きます。さらにクラスでの掘北の地位の確立、掘北との綾小路に有利な協力関係を取り付けました。
【1年生】選抜種目試験
最終種目のチェスではAクラスのリーダー・坂柳と一騎打ちを繰り広げました。学校側の介入によって1度目は綾小路が負けてしまいましたが、再戦では見事に綾小路が勝利。綾小路がこれまで相手をしたプロ講師よりも強いという坂柳も、結局綾小路には敵わず。 坂柳とのチェス対決で担任以外の教師やAクラスの面々に実力が知られるようになります。
【2年生】満場一致特別試験
最後の設問まで裏切り者として動き続ける櫛田の本性をクラスメイトにバラし、櫛田が退学するようクラスを誘導した綾小路。結局、堀北が煮えきらなかったため、綾小路はその場で路線変更することに。 目的達成のため、綾小路は同じ仲良しグループに属していた佐倉愛里を退学させる方向に切り替えます。冷徹ともいえる判断力を見せました。
【2年生】文化祭
文化祭前にホワイトルームからの刺客の正体に気づいた綾小路は、生徒会長の南雲と龍園に協力を持ちかけ、刺客排除の策を練ります。まんまとこの罠にハマった刺客は、綾小路との直接対決すら叶わずホワイトルームへ連れ戻されることに。 綾小路は現場に赴くことなく、邪魔だった刺客を学園から追い出してみせました。
【恋愛】軽井沢恵との関係は?
クラス女子のカースト最上位者である軽井沢恵と綾小路は、恋人関係にあります。 軽井沢は中学時代、壮絶ないじめにあっていました。いじめがひどいトラウマになっていた彼女は、高校ではいじめられないように対策を立てています。そこで彼女は本当の性格とは違う、傲慢な自分を創ったのです。 そして軽井沢は権力者に寄生する癖が付き、クラスの権力者である平田に寄生していました。軽井沢の過去を知った綾小路は、協力者を生み出すため彼女を自分に寄生させようと考えます。綾小路にいじめから守ってやると打診された軽井沢は、彼の協力者となりました。 その後龍園から助けられたことで、軽井沢は綾小路に好意を抱きます。そして1年生編のラストで、2人はついに恋人同士になりました。2年生になってからは、体の関係を持つほどに2人の仲は進展しているようです。
卒業までに破局するのでは?
しかし綾小路の軽井沢に対する感情が純粋な恋愛感情かは定かではありません。 綾小路は軽井沢に告白する時も「恵は俺にとって1冊の異性という教科書。それを読み終えた時 それは『役目』を終えることになる。」とモノローグで語っています。 軽井沢との恋人関係はあくまでも人生経験のひとつでしかない、と考えると2人は卒業までには別れてしまうのではないかと予想できます。ちょっとひどい話ですね!
【他キャラ】主要キャラとの関係を解説
堀北鈴音
堀北鈴音は綾小路と最初に親交を深めた人物です。能力面では優秀な彼女はAクラスへのステップアップを狙っており、その目的に綾小路を協力させようとします。クラスに馴染めていない同士仲良くなっていたようにみえましたが、綾小路にとっては自分の隠れ蓑でしかありませんでした。 しかしときが経つに連れて、彼の堀北に対する感情や評価も変化しており、今では彼女の成長を見守りたいと考えています。
櫛田桔梗
櫛田桔梗(くしだききょう)は明るく優しい表の性格とは違い、承認欲求の塊で他人を見下している要注意人物です。1人で暴言を吐くことがストレス発散方法でしたが、その場面を綾小路に見られてしまいます。その後は綾小路に本性を明かし、完全に敵となりました。 過去には自分の性格が災いした事件を起こしており、それを知る堀北や綾小路を退学にするため動いています。
佐倉愛里
佐倉愛里(さくらあいり)は綾小路のクラスメイトです。クラスでは目立たないタイプですが、ネットではアイドルとして絶大な人気を誇ります。ストーカーに襲われているところを綾小路に助けられてから、彼に好意を抱くようになります。 その後は綾小路の友達グループにいる1人として活動していました。
坂柳有栖
坂柳有栖(さかやなぎありす)はAクラスの生徒で、クラスのリーダー的存在です。また生徒の中で綾小路がホワイトルーム出身であると知っている、唯一の人物でもあります。 ホワイトルームの考えに否定的な彼女は、綾小路を倒すことを目的としていました。しかし綾小路を天才と認めてからは、彼のサポートをおこなっています。
龍園翔
Cクラスのリーダー的存在である龍園翔(りゅうえんかける)は、1人でクラスを引っ張るキレ者です。Dクラスを裏で操っている人物がいると勘付いた彼は、軽井沢を使って綾小路を誘き出します。 そこで実力を表に出した綾小路に仲間共々ボコボコにされ、弱みを握られてしまいました。その後はある意味でお互いを理解しており、影でやりとりをする関係になります。
堀北学
堀北鈴音の兄である堀北学(ほりきたまなぶ)は、生徒会長を務めている人物です。綾小路とは入学当初から面識があり、その能力の高さを察知していました。 その後は生徒会に勧誘するほど綾小路に興味を示しており、リレーで直接対決をしています。
【名言】綾小路の印象的なセリフ
「最後にオレが勝ってさえいれば それでいい」
3巻収録の特別試験であるサバイバルゲームで、弱った堀北に綾小路は手を貸すことにします。一見仲間想いに思えた綾小路の行動ですが、その後に彼は「すべての人間は道具でしかない過程は関係ない どんな犠牲を払おうと構わないこの世は勝つことが全てだ 最後にオレが勝ってさえいれば それでいい」と口にしました。 それまでも冷酷な一面をみせていた綾小路は、このセリフで読者の中のファンを大量に失いました……!
「悪いな。負けるのは、想像できない。」
長い因縁の末、ついに龍園と綾小路が直接対決をします。龍園は軽井沢を利用し、Dクラスを裏で操る人物を誘きだす作戦にでました。そこに現れたのが綾小路だったのです。そして3人を一瞬で倒した彼は、龍園と戦う前にこのセリフを口にするのでした。 いくらライトノベルとは言え、ここまで自信に満ち溢れたセリフがあったでしょうか。この言葉がまったく言い過ぎではない綾小路が、カッコよすぎます……!
【外見】実はかっこいい?綾小路清隆のルックス
綾小路は中肉中背の平均的な体型をしています。髪型は茶髪のセンター分けで、外ハネが特徴的です。女子からは「人畜無害そう」と評される彼ですが、顔は整っています。1年生のイケメンランキングでは第5位にランクインしており、彼をカッコいいと話す女子生徒も多いです。 覇気の無い瞳が、綾小路の無気力な性格をよく表しています。
アニメ「よう実」の声優は千葉翔也
アニメ「よう実」で綾小路役を演じているのは、シグマ・セブン所属の千葉翔也(ちばしょうや)です。 千葉は俳優としても活動しており、幅広い演技力に定評がある声優です。代表的な役には『86-エイティシックス-』のシンエイ・ノウゼン役や、『ALL OUT!!』の祇園健次(ぎおんけんじ)役などがあります。 「よう実」では綾小路の、無気力な雰囲気が淡々とした口調で上手く表現されていました!
「よう実」綾小路清隆の正体がチートすぎる!実力を拝める日は来るのか
普段はやる気がないながらもズバ抜けた能力を持つ綾小路清隆は、ギャップがカッコいい最強の主人公です。しかし思考には問題が多く、今後の行動次第では退学する可能性もあります。 原作の動向に合わせて、アニメも要チェックです!