沢北栄治のモデルは誰？実際どれくらい強いのかを徹底解明【スラムダンク】

山王工業の2年生エース・沢北栄治は「スラムダンク」に登場する高校No.1プレイヤー。本記事では圧倒的な強さを誇る沢北のプレイスタイルや実際の強さ、モデルとなった選手などを解説。沢北・仙道・流川で誰が1番強いのかも考察します。 新作アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』も12月3日に公開。盛り上がる「スラダン」の最強選手を抑えておきましょう。

高校バスケ界のトップに君臨する山王工業で1年時からエースを務める沢北栄治は、誰もが認める高校No.1プレイヤー。 「やられたらやり返しゃいーんすよ……3倍にしてね」のセリフからも分かる通り、高い実力に裏付けられた圧倒的な自信を覗かせる選手です。 桜木のプレイのいいところを褒める素直さを持つ一方で、やや集中力に欠けるところも。とはいえ一度スイッチが入ると周りを圧倒するプレイで周囲を黙らせます。

沢北栄治の父・沢北哲治は「バスケ狂・テツ沢北」として有名な人物。息子のために借金をしてまでバスケコートのある家を購入しており、栄治が4歳の頃からはじめた1on1が、彼の技術の礎となっています。 哲治は幼い頃から大人相手に勝負をさせたせいで、息子が同世代相手に熱くなれないことを痛感。山王の監督に「チャレンジこそ奴の人生なんです」と、アメリカ遠征のお願いをしていました。父の読み通り、この経験を経て栄治はさらに強くなったのです。

沢北の実力はすべてにおいて超高校生レベルですが、中でも父親と鍛えてきた1on1の技術は圧倒的。山王の堂本監督をして、大学生でも彼に敵う選手がいるかどうか……と言わしめるほどです。パスする必要がないほど、高いオフェンス力を有しています。 彼のプレイにおいては、桜木が「へなちょこシュート」と命名したプロレイアップシュートも印象的。これはアメリカ遠征で自分よりもガタイのいい選手を相手にした末に編み出したシュートであり、彼が壁に直面することで成長するタイプであることがわかります。 ディフェンスでは何度か流川が彼を抜くことに成功していますが、沢北の場合は圧巻の1on1から自力で得点できるオフェンス力が武器でしょう。

作中で沢北と並び超高校生級の天才と称される陵南のオールラウンドプレイヤー仙道彰。中学時代2人は対戦したことがあり、仙道は1人ライバルを挙げるとするなら、唯一勝てなかった沢北だとしています。 仙道は沢北よりもメンタルが安定していて、試合中に見せるパスセンスも別格です。 1on1勝負をすれば沢北が勝つと思われますが、仙道はポイントガードとしてチームを生かす采配ができる選手。試合の中でどちらが怖いかというと、仙道ではないかと思います。

インターハイ予選時点では、沢北と仙道が別格、次いで流川といった描写でしたが、対山王戦で流川の才能がさらに開花。過去の仙道の助言と、目の前の沢北という強敵のおかげで、オフェンスの多彩性がアップ。「愛知の星」諸星大からは、オフェンスに関しては「もはや沢北と同等」と評されていました。 一方で流川はディフェンスとスタミナ、コミュ能力という点で沢北よりやや見劣りします。流川高1時点では、沢北に軍配が上がるでしょう。

沢北栄治のモデルとなった選手はペニー・ハーダウェイだとファンの間では言われています。 ペニーは史上最高のポイントガードと称されたマジック・ジョンソンになぞらえ、マジック・ジョンソン2世と呼ばれた選手。2mを超える高身長ポイントガードとしてNBAで活躍しました。 沢北とペニーは髪型がそっくり。ペニーが活躍したのは1990年代で、ちょうど「スラダン」連載時期とも被っているため、彼が沢北のモデルではないかと言われるようになりました。

沢北は強い敵を前にしたほうが成長できる選手だと考えられるので、アメリカ留学での成長次第ではNBAで通用する選手になるでしょう。 作中で指摘されているメンタルのムラも、強敵ばかりのアメリカでは鍛えられるはず。1on1重視のプレイスタイルも、おそらくアメリカでは通用せず、成長を余儀なくされるでしょう。 身長173cmの田臥勇太選手という前例もあるので、身長の低さを補うバスケセンスで活躍するのではないでしょうか。

既存のアニメ版声優を交代するかどうかによって、沢北栄治の担当声優の予想も変わってきます。 声優交代なしの場合、沢北栄治役は小野大輔と予想。飄々とした演技でもシリアスな演技でも、只者ではない感を器用に出してくれそうという理由です。 同じバスケ作品だと『黒子のバスケ』で緑間真太郎役を担当。『おそ松さん』松野十四松役から『進撃の巨人』エルヴィン・スミス役まで、幅広くこなす彼なら安心して沢北の活躍を楽しめそう。 声優変更で世代交代がある場合、石川界人が似合いそうです。石川は『ハイキュー!!』影山飛雄役など、天才系キャラ特有のプライドの高さを表現するのがうまい人物。そういう点でも沢北に合っているのではないかと思います。

新作映画制作で「スラダン」や山王工業に再び注目が集まっています。なかでも山王の誇るエース・沢北栄治の存在感は別格です。 本記事では本編で描かれた彼の活躍を中心に、彼の強さなどを考察してきました。改めて彼の活躍を追ってみると、No.1高校生プレイヤーの名は伊達でないと実感できます。彼の華麗なプレイがアニメで動く姿を早く観たいものですね。